この記事では、エアコン処分時にかかる費用をまとめています。リサイクル家電のエアコンは自治体の一般ゴミや粗大ゴミとしては処分できず、どこかへ持ち込むか回収を依頼しなければなりません。
その際はリサイクル料金をはじめ方法ごとに費用がかかるため、それぞれの相場を把握して最適な方法を選べるように準備しておきましょう。費用を安く抑えるコツも紹介するので、少しでも安くエアコンを処分したい方は参考にしてください。
エアコン処分の方法別費用相場
エアコン処分における、方法別の費用相場を紹介します。リサイクル家電として適切に処分しなければならないエアコンですが、ほとんどの処分方法で費用がかかります。
自身の状況や予算にも応じてどの方法を取るのがお得で手軽なのか、慎重に考えて選択してください。
家電量販店
家電量販店で処分する場合、店舗によっても費用相場は大きく変わります。参考までに、大手家電量販店のヤマダ電機、ケーズデンキの費用相場は以下の通りです。
ヤマダ電機
|
処分費用 |
費用相場 |
|---|---|
|
リサイクル料金 |
990円～9,900円(税込) |
|
収集運搬費 |
2,500円(税込) |
ケーズデンキ
|
処分費用 |
費用相場 |
|---|---|
|
リサイクル料金 |
990円(税込)～ |
|
収集運搬費 |
3,300円(税込)～ ケーズデンキ以外で購入したエアコンの引き取りは+3,300円(税込) |
|
取り外し工事費 |
6,600円(税込)～ 特殊取り外し工事は+3.300円(税込)～ |
購入元やメーカーに応じて費用相場も変わるため、処分対象のエアコンはどこに依頼するのがベストであるかは家電量販店のホームページやお問い合わせより確認してみましょう。
リサイクルショップ
リサイクルショップの場合、基本的にはエアコンは無料もしくは買取の形で引き取ってくれます。運搬にかかるコストを除けば費用がかからないケースが多いです。
ただし、リサイクル料金については請求する店舗もあり、エアコンを持ち込むためには自身での取り外しが必須となるため注意してください。
自治体の指定引取場所
エアコンのようなリサイクル家電は、各自治体の指定引取場所に持ち込むことでも処分してもらえます。持ち込みの際は、事前に地域の郵便局でリサイクル券を購入の上必要事項を記入して、事前の支払いが必要です。
リサイクル券はエアコンの場合、990円(税込)がかかります。自治体によっては自宅まで回収に来てくれるケースもありますが、その場合は収集運搬料金が別途発生するため注意しましょう。
不用品回収業者
不用品回収業者であれば、エアコンも手軽に処分可能です。業者によっては取り外し工事から進めてくれるため、自身が労力をかけず処分したい場合におすすめの方法です。
エアコンは単品で処分してもらうことも可能ですが、基本的には業者が提供するパックプランを利用すれば費用も安くお得に依頼できます。業者によって費用の詳細は異なりますが、東京近郊で活動する業者のパックプラン費用相場は以下の通りです。
|
利用トラックの目安 |
料金相場 |
|---|---|
|
軽トラック |
28,000円～40,000円 |
|
1.5tトラック |
45,000円～60,000円 |
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2tトラック |
60,000円～80,000円 |
|
4tトラック |
80,000円～お見積り |
労力をかけずに処分できるのはもちろん、他の不用品がある場合もパックプランの料金内でまとめて依頼可能なのが大きなメリットです。不用品回収業者に依頼する場合は、相場に見合う料金で適切に運営されている優良業者を探しましょう。
おすすめの業者については、以下の記事でもまとめています。
エアコン処分にかかる費用の内訳
エアコン処分にかかる費用の内訳を紹介します。処分方法によって発生する費用も異なるため、内訳を理解してどの程度の予算が必要なのかをあらかじめ明確にしておきましょう。
リサイクル料金
リサイクル家電の処分時は、リサイクル料金を支払うことが家電リサイクル法によって定められています。エアコンのリサイクル料金は990円(税込)のケースがほとんどですが、エアコンのメーカーや型番によっても詳細は異なります。
たとえばヤマダ電機の場合、リサイクル料金はエアコンに種類に応じて以下のように変わります。
|
メーカー |
リサイクル料金の相場 |
|---|---|
|
【A・Bグループ】 パナソニック・東芝ライフスタイル・ダイキン工業・シャープ・富士通ゼネラル・船井電機 .etc |
990円(税込) |
|
【指定法人】 エスケイジャパン・ハイセンスジャパン・山善・ノジマ・アイリスオーヤマ .etc |
2,000円(税込) |
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【ヤマダデンキ製品】 ヤマダHD |
1,265円(税込) |
|
【ヤンマーエネルギー】 ヤンマーエネルギー |
9,900円(税込) |
処分予定のエアコンの種類や処分方法に応じて、リサイクル料金がどれだけかかるかは事前に把握しておきましょう。
収集運搬費
処分するエアコンを店舗や業者スタッフに家から搬出してもらう場合にかかるのが、この収集運搬費です。収集運搬費は処分方法によって費用は異なり、家電量販店の場合は自社で新たにエアコンを購入すると無料など条件を付けているケースもあります。
自身で処分場所まで運搬できれば費用を抑えられるため、運び出せる車や人員が確保できるのであれば検討してみましょう。
取り外し工事費
設置されているエアコンの取り外し工事でかかる費用です。こちらも依頼先の店舗や業者によって詳細は異なりますが、エアコンの設置状況によっても費用が変わる点は覚えておきましょう。
ヤマダ電機の場合、エアコンの取り外し工事について費用相場を以下のようにまとめています。
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取り外し工事内容 |
取り外し費用相場 |
|---|---|
|
室内機と室外機が同一階で、平地・ベランダ・平地架台上段に設置されている |
6,000円～ |
|
室内機と室外機が異なる階で、平地・ベランダ・平地架台上段に設置されている |
7,000円～ |
|
上記2つ以外の設定での取り外し |
9,000円～ |
このように、室外機と室内機が異なる階に設置されている場合など、工事の難易度が変わるものについては費用を高く設定しています。取り外し工事を依頼する時は、室内機と室外機がどのような状況にあるか事前に確認しておきましょう。
エアコンの処分方法についてまとめた記事は、こちらも参考にしてください。
エアコン処分の費用を安く抑えるコツ
エアコンの処分にかかる費用を少しでも安く抑えるコツを紹介します。エアコンは回収依頼や自身での持ち込みなど、処分するのに費用や労力がどうしてもかかってしまう品目です。
費用面の負担を少しでも減らして、後悔のない処分にしましょう。以下のコツを意識して、エアコンの処分を進めてみてください。
状態がよければ売却も検討する
エアコンの状態がよいのであれば、売却という形で手放すのも費用を抑える方法です。リサイクルショップでも買取ってもらえますが、フリマアプリやオークションに出品するのも効果的です。
引越しや夏・冬のシーズンはエアコンの需要も高まるため、中古であっても状態がよければ購入を考える人は数多くいます。サービスに支払う手数料や配送コストを考慮してもプラスになる見込みがあれば、検討してみましょう。
自身で取り外して持ち込む
エアコンの取り外し工事を業者に依頼すると、別途取り外し工事費が発生するため、自身であらかじめ取り外しておくことで費用を少し抑えられます。ただし、自身でエアコンを取り外す場合はある程度の知識と道具が必要です。
無理に作業を進めてしまうとエアコンの故障や怪我の原因にもなるため注意してください。また、家庭用のエアコンは自身で取り外し工事が可能ですが、業務用エアコンの取り外しはできません。
専門の業者に依頼して、適切かつ安全に取り外してもらいましょう。
業務用エアコンの処分方法について確認したい方はこちら！
新しいエアコン購入時に処分する
家電量販店の場合、その店舗で新しいエアコンを購入すると、現在自宅に設置されている古いエアコンを安くで回収してくれるケースもあります。細かな条件は各店舗によっても異なりますが、家電量販店での処分を考えている場合には事前に問い合わせてみましょう。
他の不用品も処分予定なら不用品回収業者に依頼する
引越しや大掃除のタイミングなど、他の不用品も処分予定であれば不用品回収業者に依頼することで費用を安く抑えられます。不用品回収業者はパックプランを提供する所も多く、一定金額を支払うことでトラックに積める限りの不用品をまとめて引き取ってもらえるのです。
エアコンを単品で処分する方法と比べて、他の不用品もあわせて定額で引き取ってもらえるのはお得なため、積極的に活用してみましょう。
相見積もりをとる
エアコンを引き取ってくれる店舗や業者に見積もりを依頼する場合、可能であれば相見積もりをとりましょう。同様の条件で複数に依頼を出して見積もりを作成してもらうことを相見積もりと呼びますが、これによって費用やサービスの詳細を細かく比較できます。
サービスを提供する店舗や業者には、実際に見積もりを依頼しなければどの程度費用がかかるかは正確に分かりません。相見積もりは不明瞭な費用を明確にさせるとともに、費用が安い方法を慎重に選択できるおすすめの方法です。
見積もりは無料で実施してくれる店舗・業者も多いため、自分が損をしないためにも相見積もりをとりましょう。
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