この記事では、粗大ゴミ回収シールについて解説します。
粗大ゴミ回収シールは、粗大ゴミを自治体に回収してもらう際に必要なシールです。処分手数料を支払った証明にもなります。
購入できる場所や支払い方法など粗大ゴミ回収シールのすべてがわかりますので、ぜひ参考にしてください。
粗大ゴミ回収シールの料金や種類
粗大ゴミ回収シールは、自治体によって料金や種類が異なります。
200円、300円、400円、700円、1,000円など、金額が異なるシールが用意されていることが多いです。
ゴミの種類や大きさによって処分料金が決められているため、処分料金にシールの金額を合わせて購入してください。
東京都23区では、A券(200円)、B券(300円)の2種類があり、処分したい粗大ゴミの品目の金額に合わせて、粗大ゴミ回収シールを購入します。
粗大ゴミ回収シールの金額や料金設定については以下から確認しておきましょう。
■確認窓口
- 自治体のホームページ
- ゴミ収集のパンフレット
- 自治体の清掃事務所
- 粗大ゴミ受付センター
エアコン・テレビ・冷蔵庫及び冷凍庫・洗濯機及び衣類乾燥機といった家電リサイクル法の対象家電は粗大ゴミで処分できません。
以下のような品目は粗大ゴミの処分方法とは違う方法で処分することになるため、注意してください。
- 家電リサイクル法の対象品目
- 蛍光管
- 危険・処理が困難なもの
- 事業系ゴミ
- 建築・増改築に伴う建築廃材やコンクリートなど
粗大ゴミ回収シールを購入できる場所・支払い方法
こちらでは、粗大ゴミ回収シールを購入できる場所と支払い方法について解説します。キャッシュレス決済が利用できるかどうかも解説していきます。
粗大ゴミ回収シールを購入できる場所
粗大ゴミ回収シールは、自治体によって取り扱い場所が異なりますが、以下の場所で販売されていることが多いです。
- コンビニ
- スーパーマーケット
- 郵便局
- ホームセンター
- 環境課などの自治体窓口
粗大ゴミ回収シールは住んでいる地域の取り扱い店舗で購入してください。
取り扱い店舗はセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンなどです。
ただし、コンビニに限らずすべての店舗で取り扱いがあるとは限りません。必ず、お近くの店舗で取り扱っているか確認するようにしてください。
詳しい販売店や購入方法については、お住まいの自治体のホームページから確認できます。
住まいとは別の地域の店舗で購入した粗大ゴミ回収シールは使えないので注意しましょう。
粗大ゴミ回収シールの支払い方法
粗大ゴミ回収シールは、現金で支払うのが一般的です。ただし、申し込み方法や店舗によってはキャッシュレス決済に対応しているケースもあります。
例えば、コンビニでは、独自のキャッシュレス決済に対応しています。また、一部の自治体ではインターネットからの申し込みであれば、クレジットカードやQRコード決済を選択できるところがあります。
■キャッシュレス決済対応の例
- セブンイレブン:nanaco
- ファミリーマート:ファミペイ(FamiPay)
- 自治体:クレジットカード・PayPay・au Pay
自治体によってキャッシュレス決済の対応は異なります。自治体ホームページにて取り扱い決済方法が案内されていることがあるので、確認するようにしてください。
粗大ゴミ回収シールの使い方
粗大ゴミ回収シールを使用するには、粗大ゴミを出す前に手続きが必要です。こちらでは粗大ゴミ回収シールの一般的な使い方を紹介します。
電話やネットなどから申し込みを行う
電話やネットでの申し込みをする自治体が多くあります。
■電話から申し込む場合
電話から申し込むのであれば、自治体の清掃事務所や粗大ゴミ受付センターに電話し、氏名、住所、連絡先、ゴミの種類や数量などを伝えます。窓口の案内に従って手続きを進めてください。
電話をかける際には、間違い電話に注意。電話番号を確認の上、かけ間違いのないようにしましょう。
申し込みの所要時間は5分程度です。収集日、受付番号、処分手数料等を伝えられるので、メモなどを用意した上で電話するようにしてください。
■インターネットから申し込む場合
インターネットから申し込むのであれば、自治体のホームページの申し込みフォームに必要事項を入力して申し込みます。自治体によっては、公式LINEから手続きできるケースもあります。
インターネットからの申し込みは24時間365日対応しているところが多く、手軽かつ簡単なのが特徴です。
ただし、粗大ゴミの数量や品目によってはインターネットから申し込みができないことも。数量が規定個数以上になるようであれば、電話による手続きを案内している自治体もあります。
コンビニなどでシールを購入する
粗大ゴミ回収の手続き時に通知された処分手数料分の粗大ゴミ回収シールを購入します。インターネットから申し込んだ方は、シールの購入が不要な自治体もありますので、案内に従ってください。
コンビニをはじめとした地域の店舗など、以下のような様々な場所で入手できます。
■粗大ゴミ回収シールの販売場所
- コンビニ
- スーパーマーケット
- 郵便局
- ホームセンター
- 環境課などの自治体窓口
粗大ゴミ回収シールを取り扱っている店舗にて、「(市区町村)の粗大ゴミ回収シールを〇〇円分欲しい」と言えば、購入できます。
粗大ゴミ回収シールに記入して貼り付ける
粗大ゴミ回収シールを購入したら、必要事項を記入し、ゴミに貼り付けましょう。
■記入事項の例
- 氏名(申し込み時に決めた名称)
- 受付番号
- 通知された収集日
- ゴミの品目など
必要事項の記入はボールペンや油性ペンなど、水に濡れても消えないペンを使用してください。
また、貼り付け位置は、指定がない限りは収集員がすぐにわかるような見えやすい位置に貼り付けるようにします。
雨や風などで剥がれないよう、テープなどで補強するとより安心です。
記入事項が消えていたり、シールがなくなっていたりすると収集してもらえない可能性があります。
指定された日時と場所に出す
粗大ゴミ回収シールを貼り付けたら、あとは指定された日時と場所に出すだけです。前日の夜に出せるかどうかは自治体によって異なります。
粗大ゴミ回収シールの貼り忘れがないか、指定された日時と場所は間違っていないか最終確認をした上で出してください。
必ず、お住まいの自治体のホームページや申し込み時の案内などから、詳細なゴミ出しの手順を確認しましょう。
粗大ゴミ回収シールに関する注意点
こちらでは、粗大ゴミ回収シールに関する注意点を解説します。
解説する注意点を押さえていないと回収してもらえないこともあるため、注意しましょう。
粗大ゴミの種類や大きさによって必要なシールが異なる
種類や大きさによって処理費用が異なるため、必要なシール枚数も変わります。粗大ゴミの処分費用は一律ではありません。
申し込む前に金額を知りたい方は、お住まいの自治体のホームページに記載されています。品目ごとの処分手数料やシールの必要な組み合わせ枚数も案内されています。
わからない方や、不安な方は、自治体の粗大ゴミ受付センターなどの窓口に問い合わせましょう。
ただし、金額がわかったからといって、先に購入するのは避けてください。粗大ゴミ回収の申し込み手続きを行い、そこで通知された金額を確認してから購入するようにしてください。
一度購入すると返品はできない
粗大ゴミ回収シールは、特定の自治体でしか使用できない特殊な商品です。
一般的な商品とは違い、返品・交換の対象外とされていることが多いです。一度購入すると、原則返品できません。
シールを間違えて多く買ってしまった場合は、次回の粗大ゴミの処分時に利用するか、ご近所の方に譲るなどの方法を検討しましょう。
粗大ゴミ回収シールには有効期限がないため、次回に使う時まで保管できます。
指定内容を記入しておかないと回収されない可能性あり
粗大ゴミの回収は、ゴミの収集員がシールに記載された情報を見て、回収作業を行います。指定された内容を記入せずにシールを貼った場合は、回収してもらえない可能性があります。
記入する際にはボールペンや油性ペンなど、水に濡れても消えないペンを使用しましょう。消えるペンを使用して、記入内容が消えてしまっては、意図せず回収できなくなることがあります。
粗大ゴミ回収シールに指定された内容を漏れなく確実に記入しておくのは、回収トラブルを避けるためにも重要なポイントです。
異なる自治体の粗大ゴミ回収シールは使えない
粗大ゴミ回収シールは、それぞれの自治体が独自に発行しています。各自治体で粗大ゴミの処分手数料が異なり、全国一律のシールでは対応できないためです。
お住まいの地域外で購入してしまうと、買い損になってしまいます。「出先で忘れないうちに買っておこう」といったケースには注意してください。
粗大ゴミ回収シールは、必ずお住まいの自治体内の購入場所で購入しましょう。
粗大ゴミ回収シールが不要な「不用品なんでも回収団」なら簡単!
粗大ゴミ回収シールはお住まいの自治体で発行されているシールなので、お住まいの自治体内の店舗などで購入したものでないと使用できません。
手続きは電話やネットから行えます。ネットからの申し込みやコンビニ独自の決済方法であればキャッシュレスで支払いできるところもあります。
大量の粗大ゴミを処分するのであれば、不用品回収業者を利用するという手もありますので、ぜひ検討してみてください。
「不用品なんでも回収団」なら、粗大ゴミだけでなく、断捨離や引越しで出た大量の不用品もまとめて回収可能です。粗大ゴミ回収シールが不要で、依頼したその日から数日で処分できます。
粗大ゴミやその他不用品の処分は、ぜひ「不用品なんでも回収団」にご相談ください。
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粗大ゴミのシールの書き方は?フルネームやイニシャルでもいいですか?
粗大ゴミのシールの書き方は、自治体によって多少異なりますが、一般的には以下の項目を記入すればOKです。
・氏名:申し込み時に決めた名称
・受付番号:粗大ゴミの収集を申し込んだ際に発行される番号
・日付:通知された収集日
・品目:収集を依頼する粗大ゴミの種類
氏名の代わりにイニシャルで記入しても問題ありません。 ただし、必ず事前にご自身の自治体にご確認ください。
フルネームの記入に抵抗を感じる人もいるため、イニシャルなど、申し込み時に決めた名称で記入するケースが多いです。
申し込み時に個人情報は伝えているため、受付番号があれば誰が出したのかを特定できます。
こういったことから、フルネームでなくても問題ありません。 -
粗大ゴミ回収シールに名前を書きたくないです。対処法はありますか?
粗大ゴミ回収シールの氏名欄に本名を書きたくないという方は多くいらっしゃいます。個人情報保護の観点から、そう考える方も多いでしょう。
粗大ゴミ回収シールの氏名欄の書き方について、対処法を3つ紹介します。
①イニシャルで記入する
多くの自治体では、氏名の代わりにイニシャルで記入しても問題ありません。粗大ゴミ回収の申し込み時に決められるのが一般的です。
申し込み時にこれなら書けるという名称を決めるようにしてください。
②受付番号のみを記入する
受付番号のみの記入で対応してくれる場合があります。事前にお住まいの自治体へご確認ください。
粗大ゴミ回収の申し込み時に、受付番号が発行されます。収集の際に必ず必要となる情報です。
無記入のまま粗大ゴミを出してしまうと回収してくれないといったトラブルになるので、受付番号は必ず記入しましょう。 -
買う粗大ゴミ回収シールを間違えた時はどうすればいいですか?
粗大ゴミ回収シールには有効期限がないため、次回の粗大ゴミの回収時に再利用できることが多いです。
自治体へ問い合わせても、次回の粗大ゴミの処分時に再利用するように案内されることが一般的です。
ただし、他の自治体へ引越しする予定があれば、お住まいの自治体のゴミ処理センターなどに相談するようにしてください。
誤って購入したシールの種類や枚数、現在の状況などを詳しく説明しましょう。
引越しや今後使う予定が無いのであれば、知人に譲るという手もあります。