本記事では衣類乾燥機の処分方法について解説します。
洗濯機はリサイクルが義務付けられている品目です。
処分の際は一般の家電製品とは異なる点なども多く、手間や費用もかかりがちです。
処分方法調べたもののよくわからなかったというかたも多いため、安心して処分できるよう、分かりやすく解説します。
衣類乾燥機は粗大ゴミに出せない品目
衣類乾燥機は自治体の粗大ゴミに出せない品目です。
誤った手段で処分しようとすると、回収してもらえなかったり不法投棄などで罰則を受けてしまったりする可能性もあります。
まずは国が定めている衣類乾燥機処分のルールから、確認していきましょう。
処分時は「家電リサイクル法」のルールに沿う必要がある
衣類乾燥機は家電リサイクル法の対象家電です。
家電リサイクル法は、正しくは「特定家庭用機器再商品化法」というれっきとした法律です。
家電リサイクル法には、家電製品に使われている有用な素材や材料をリサイクルし、廃棄物を減らすとともに資源の有効活用を行う目的があります。
処分時は決められたリサイクル場所への運搬と引き渡し証明、適切にリサイクルを行ったことなどを「家電リサイクル券」で管理することが義務付けられています。
処分時はリサイクル料金が必須
衣類乾燥機など家電リサイクル法で定められている商品を処分する際は、決められた「リサイクル料」を支払う必要があります。
各家電製品の種類やメーカー、大きさなどで料金が決められており、「一般財団法人家電製品協会」のホームページなどで公開されています。
衣類乾燥機のリサイクル料金は、2,530円~3,300円程度。
衣類乾燥機の場合、大きさや機能別のリサイクル料金設定はされておらず、あくまでも製造メーカーによって金額が異なります。
業者に運んでもらう場合は収集運搬料も必要
衣類乾燥機のリサイクルを行う施設まで車で運んでもらう場合には、リサイクル料とは別に「収集運搬料」なども支払う必要があります。
収集運搬料は収集運搬業者によって自由に設定できるのが特徴。
リサイクル料金は変わらないため、費用を抑えて処分したい場合は、この収集運搬料をなるべく抑えることがポイントです。
衣類乾燥機の処分方法8つと処分費用相場
衣類乾燥機の正しい処分方法を8つ紹介します。
それぞれ特徴と合わせて、処分費用の相場も紹介しますので参考にして下さい。
処分方法 | 費用目安 | 特徴 |
---|---|---|
不用品回収業者 | 3,000円~15,000円+リサイクル料 | ほかの不用品も同時に回収可 運び出し作業も任せられる |
買い替え時引取り | 無料~3,000円+リサイクル料 | 同等品の購入時、配送設置時引取 |
家電量販店 | 無料~5,000円+リサイクル料 | 収集運搬料と出張費がかかることがある |
自治体指定業者に依頼 | 3,000円~5,000円+リサイクル料 | 収集運搬料が気軽に確認できない |
指定引取場所へ持込 | リサイクル料のみ | 郵便局での支払いが必要 |
リサイクルショップで買取 | – | 年式が浅いものなど条件がある |
フリマ・オークションに出品 | – | 梱包発送や落札者とのやり取りが必要 |
ジモティなどで譲渡 | – | 無料でほしい人に譲れる |
不用品回収業者による引き取り
- 費用目安:3,000円~15,000円+リサイクル料
不用品回収業者に衣類乾燥機の回収とリサイクル施設への運び込みを依頼することができます。
費用は収集運搬費+リサイクル料で合計6,000円~18,000円程度となるのが相場。
自宅まで引き取りに来てもらえるほか、回収日時の指定が細かくできるなど利便性の高さが魅力です。
衣類乾燥機以外のリサイクル家電や小型家電、家具や雑貨などの回収処分も同時に依頼できます。
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買い替え時に引取ってもらう
家電店などで新しい衣類乾燥機を購入した場合は、配送設置作業の際に古い衣類乾燥機を引き取ってもらうことができます。
購入時引取りの場合、安価な収集運搬料で引き取ってもらえてオトクです。
ただし「配送時に引取り」「配送先と同じ住所」「同等品の購入時」など、引取りの条件が伴うことが多いため、確認が必要です。
家電量販店 | 収集運搬料金 |
---|---|
ヤマダ電機 | 2,500円 |
ケーズデンキ | 2,200円 |
ビックカメラ | 2,200円 |
100満ボルト | 2,200円 |
ヨドバシカメラ | 550円~2,750円 |
ノジマ | 4,180円(リサイクル料込み) |
※リサイクル料は2,530円~3,300円です。
※エレベーターがない場合、階段下げ料金などが別途発生する場合があります。(1階につき1,100円程度が目安)
家電量販店に引取り依頼する
同等品の購入がなくとも、申し込みを行えば衣類乾燥機をリサイクル回収してくれる家電店もあります。
以下は大手家電量販店に、衣類乾燥機のリサイクル回収を依頼した場合の収集運搬料やサービス料の一覧です。
買い替えに伴う引取りよりも、割高となるケースが多いです。
いずれの家電量販店も下記収集運搬料金に2,530円~3,300円のリサイクル回収料金が加算となります。
家電量販店 | 収集運搬料金 |
---|---|
ヤマダ電機 | 2,500円+2,750円=5,250円 収集運搬料+訪問回収費 |
ケーズデンキ | 2,200円+3,300円 収集運搬料+出張費 |
ビックカメラ | 7,200円 |
100満ボルト | 2,750円~3,300円 |
ノジマ | 5,830円(リサイクル料込み)+3,850円~(配送料金) |
オンラインや電話での受付には対応しておらず、直接最寄りの店舗まで行って受付が必要な場合もあります。
なお、衣類乾燥機が載せられる車両がある場合は、家電店へ直接持ち込める家電店などもあります。
直接持ち込むことにより、収集運搬料をかけずリサイクル回収料のみで処分できることが多いです。
ただし100満ボルトは持ち込みでも手数料がかかるため確認が必要です。
自治体指定業者に依頼
自治体のホームページに、リサイクル家電の収集運搬を行ってくれる事業者に回収してもらう方法もあります。
ただし収集運搬料などは公表されていないほか、ホームページなども持たない小規模事業者なども多いため、費用については直接電話などで確認する必要があります。
電話での問い合わせが苦手な方や、複数の業者を比較検討したいというかたは少し利用しにくさを感じてしまうかもしれません。
指定引取場所へ持ち込む
衣類乾燥機を指定引取場所まで直接持ち込む方法もあります。
指定引取場所は、全国に数多くあるため、持ち込み可能な車両がある場合は便利に活用できます。
この場合、収集運搬料はかからず、リサイクル回収料金のみで処分が可能です。
ただしリサイクル料はして引取場所で支払うのではなく、事前に郵便局で払い込んでおく必要があります。
指定引取場所は、以下の「一般財団法人家電製品協会 家電リサイクル券センター」のサイトで地域別に検索できます。
指定取引場所検索:https://www.e-map.ne.jp/p/rkcsymap/
リサイクルショップで買取
まだまだ稼働できる衣類乾燥機なら、リサイクルショップで買い取ってもらうことも検討できます。
買取査定時は少しでも高額査定となるよう、フィルタや乾燥機内の清掃をしてから査定に出すのがおすすめです。
リサイクルショップまで持ち込むのがむずかしい場合には、出張買取査定などを活用する方法もあります。
ただし衣類乾燥機の買取は、販売から数年以内など、年式に条件を伴う場合もあります。
あまりにも古くなった乾燥機の場合、査定額が付かないこともあるため注意が必要です。
フリマ・オークションに出品
メルカリやヤフオクなどに衣類乾燥機を出品する方法もあります。
利用可能でかつきれいな状態であれば、落札される可能性も高まります。
メルカリなどでは、大型家電などの発送時に「梱包」と「集荷」を行ってくれる「梱包・発送たのメル便」の利用が可能です。
衣類乾燥機を梱包できる資材などがなくても発送する手段はありますので、安心して出品できます。
ただし現在も多くの衣類乾燥機が出品されており、必ずしも売れるとは限らないなどの問題があります。
すぐに処分したいという場合には、不向きとなる手段です。
ジモティなどで譲渡
衣類乾燥機を欲しいと思っているご近所さんに、無償でお譲りするのも手です。
知人でほしいという人がいない場合には、ジモティなどの地域マッチングサービスを活用するとよいでしょう。
直接引取りに来てもらう形で募集をかければ、梱包や配送の手間もありません。
ただし直接取りに来てもらう場合は、氏名や住所などが相手に伝わってしまいますので、個人情報の取り扱いには注意しましょう。
衣類乾燥機の処分時の注意点
衣類乾燥機を処分する際の注意点を紹介します。
ガス式タイプは取り外し時注意が必要
衣類乾燥機には、コンセントを刺すだけで使える電気式と、ガス栓や排気用パイプ(ダクト)の取付が必要なガス式があります。
ガス式の衣類乾燥機を処分する際には、ガス栓やダクトの取り外し作業を行う必要があります。
自力で作業をしても問題はないのですが、ガス漏れの危険もあるので専門業者に取り外しを依頼する方が安全です。
回収処分を依頼する場合は、ガス式衣類乾燥機の取り外し作業も可能か、収集運搬を行う業者に相談してみるとよいでしょう。
コイン式衣類乾燥機などは処分方法が異なる
コインランドリーなどで使用されているような料金ボックス付きの衣類乾燥機は、リサイクル家電収集の対象外です。
このようなタイプの衣類乾燥機は、事業系廃棄物の収集運搬や処分が可能な業者に回収依頼をする必要があります。
不用品回収業者などではこうしたコイン式衣類乾燥機の回収処分が可能なところが多数あります。
処分が必要な際は、一度相談してみるとよいでしょう。
衣類乾燥機の処分は「不用品なんでも回収団」におまかせ
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