タンスを捨てたいのに重くて運べない場合、「運び出してもらえる方法」を選ぶのが正解です。
この記事では、運べないタンスに対応した処分方法を費用や手順も含めて詳しく解説します。
状況に合った方法を選べば、大型タンスでも手間なくスムーズに処分できるようになります。ぜひ参考にしてください。
タンスを捨てたいのに運べないときの主な対処法

運べないタンスは「搬出してもらう方法」を選ぶのが基本です。
自力で玄関や収集場所まで運び出せない場合、粗大ゴミ回収などの一般的な処分方法では対応できません。
まずは、室内からの搬出に対応している以下の3つの方法を検討してください。
- 引っ越し業者の不用品回収サービス
- 不用品回収業者
- 自治体の運び出しサービス(条件つき)
タンスの処分方法別の費用を比較
運べないタンスは「搬出してもらえるか」と「費用」で選ぶのが基本です。
以下の表で各処分方法を大まかに比較できます。
| 処分方法 | 費用相場 | 搬出対応 | 条件・特徴 |
|---|---|---|---|
| 自治体の粗大ゴミ回収 | 約1,000〜3,000円 | ✕ | 指定場所まで運ぶ必要あり/予約制が多い |
| 処理施設に持ち込む | 数百円〜1,000円程度 | ✕ | 自分で搬入が必要/受付時間・品目制限あり |
| 解体して一般ゴミに出す | 数百円〜(ゴミ袋代) | ✕ | 解体の手間・時間が大きい/自治体によっては不可 |
| 家具店の引き取り | 約3,000〜5,000円 | 〇 | 買い替えが条件(同数・同容量など) |
| 引っ越し業者の回収 | 数千円〜1万円程度 | 〇 | 引っ越し時のみ利用可/オプション対応 |
| 不用品回収業者 | 約5,000〜15,000円 | 〇 | 搬出・解体すべて対応/即日対応可 |
| 売却(リサイクル・買取) | 0円〜(買取ならプラス) | 〇 | 状態・ブランドにより価格変動 |
| 譲渡(ジモティーなど) | 0円 | △ | 搬出してくれる人を見つける必要あり |
自治体の粗大ゴミ回収に出す
費用を抑えてタンスを処分するなら、自治体の粗大ゴミ回収が基本の選択肢です。
費用は1点あたり1,000〜3,000円程度と安く済みますが、収集場所まで自分で運び出すことが前提になります。
室内から動かせない場合は利用できないため、搬出の見通しが立つ場合のみ活用してください。
申し込みから処分までの手順は以下のとおりです。
- 自治体の窓口またはWebで粗大ゴミ回収を申し込む
- コンビニなどで粗大ゴミ処理券を購入してタンスに貼る
- 収集日に指定場所までタンスを運び出す
メリット・デメリットは以下のとおりです。
- メリット:費用が安い/手続きが簡単
- デメリット:収集場所まで自力搬出が必要/収集日が限られる
自治体の処理施設に持ち込む
自治体の処理施設に直接持ち込む方法は、粗大ゴミ回収より費用を安く抑えられます。
費用は数百円〜1,000円程度ですが、車への積み込みと施設への搬入はすべて自分で行う必要があります。
受付時間や持ち込み可能な品目に制限があるため、事前に施設のルールを確認してください。
申し込みから処分までの手順は以下のとおりです。
- お住まいの自治体の処理施設を調べる
- 受付時間・持ち込み可能品目を確認する
- 車にタンスを積み込んで施設へ持ち込む
- 受付で費用を支払う
メリット・デメリットは以下のとおりです。
- メリット:粗大ゴミ回収より費用が安い/収集日を待たずに処分できる
- デメリット:車への積み込みと搬入が必要/受付時間・品目制限あり
解体して一般ゴミに出す
タンスを自分で解体して、燃えるゴミや不燃ゴミとして出す方法です。
費用はゴミ袋代のみで済みますが、解体にはかなりの労力と時間がかかります。
木製タンスは板材を指定サイズ以下(多くは30〜50cm以下)に切断する必要があり、電動のこぎりなどの道具も必要です。
また、自治体によっては解体後も粗大ゴミ扱いになるケースがあるため、事前に自治体へ確認してください。
解体から処分までの手順は以下のとおりです。
- 引き出し・扉を外して中身を空にする
- 本体を電動のこぎりで自治体指定のサイズに切断する
- 素材ごとに分別してゴミに出す
メリット・デメリットは以下のとおりです。
- メリット:費用がほぼかからない/自分のペースで進められる
- デメリット:解体の手間・時間・道具が必要/自治体によっては粗大ゴミ扱いになる場合がある
家具店に引き取ってもらう
ニトリなどの家具店では、新しい家具を購入する際に古い家具を引き取るサービスを実施しています。
費用は3,000〜5,000円程度で、室内からの搬出にも対応してもらえます。
ただし、新しい家具の購入が条件で、引き取り可能な点数やサイズに制限があるケースがほとんどです。
利用から処分までの手順は以下のとおりです。
- 引き取り対象かどうか(サイズ・種類)を購入前に確認する
- 新しい家具を購入する
- 配送・搬出の日程を調整する
- 配送当日に古いタンスを引き取ってもらう
メリット・デメリットは以下のとおりです。
- メリット:新しい家具の配送と同時に処分できる/室内搬出に対応
- デメリット:買い替えが前提/引き取り点数・サイズに条件あり
ニトリのタンス引き取りサービスについての詳細は以下の記事で確認できます。
引っ越し業者の不用品回収を利用する
引っ越しと同時にタンスを処分したい場合は、引っ越し業者の不用品回収オプションが使えます。
費用は数千円〜1万円程度で、室内からの搬出にも対応しています。
ただし、引っ越し作業とセットでの利用が前提のため、タンスだけを単独で回収してもらうことは基本的にできません。
利用から処分までの手順は以下のとおりです。
- 引っ越し業者に不用品回収オプションの有無を確認する
- 処分するタンスのサイズ・状況を伝えて見積もりを取る
- 引っ越し当日に合わせて搬出・回収してもらう
ただし、引っ越し業者の不用品回収サービスは、一部の業者しか対応していません。
また、回収対象となるのはリサイクル家電だけとしている業者も多いため、事前に対応しているのか確認しましょう。
メリット・デメリットは以下のとおりです。
- メリット:引っ越しと同時に処分できる/室内搬出に対応
- デメリット:引っ越し時のみ利用可/業者によっては対応していない場合がある
引越しのサカイの不用品回収サービスについて以下の記事で詳細を確認してみましょう。
不用品回収業者に依頼する
自力での搬出が難しい場合に最も確実な方法が、不用品回収業者への依頼です。
室内からの搬出・運搬・処分まで一括で対応してくれるため、2階や3階のタンス、階段が狭い住宅でも対応可能。
費用は5,000〜15,000円程度で、即日対応してもらえる業者も多くあります。
依頼から処分までの手順は以下のとおりです。
- 業者に問い合わせ・見積もりを依頼する
- タンスのサイズ・設置階数・状況を正確に伝える
- 費用・日程を確認して依頼を確定する
- 当日、業者に搬出・回収してもらう
メリット・デメリットは以下のとおりです。
- メリット:室内搬出から処分まで一括対応/即日対応可/他の不用品もまとめて処分できる
- デメリット:自治体回収より費用が高い/悪質業者に注意が必要
以下の記事では信頼できるおすすめ業者を確認できます。
売却する・譲渡する
状態が良いタンスであれば、出張買取業者やリサイクルショップへの売却も選択肢のひとつです。
出張買取に対応している業者なら、自宅まで査定に来てその場で搬出してくれます。
ジモティーなどの地域掲示板で無料譲渡する方法もあり、引き取り手が自分で搬出してくれれば処分費用はゼロになります。
売却・譲渡の手順は以下のとおりです。
- 出張買取業者に問い合わせて査定を依頼する
- 買取不可の場合はジモティーで無料譲渡を試みる
- 引き取り手が見つからない場合は不用品回収業者に切り替える
メリット・デメリットは以下のとおりです。
- メリット:費用がかからない/買取なら収入になる場合がある
- デメリット:引き取り手が見つからないと時間がかかる/状態が悪いと対象外になる
タンスはどの方法がおすすめ?状況別の選び方
運べないタンスの処分は以下で判断できます。
- 搬出できない → 不用品回収業者
- 費用を抑えたい → 自治体
- 売れる可能性がある → 出張買取
- 買い替え予定 → 家具店の引き取り
- 引っ越しと同時処分 → 引っ越し業者・不用品回収業者
運び出せない(2階・大型・一人暮らしなど)
2階以上にある・大型で重い・一人暮らしで手伝いがいないなど、自力での搬出が難しい場合は不用品回収業者への依頼が最適です。
室内からの搬出から処分まで一括で対応してもらえるため、搬出の手間が一切かかりません。
階段が狭い・エレベーターがない集合住宅でも、吊り下ろし作業などに対応している業者であれば安全に搬出できます。
処分を急いでいる場合も、即日対応の業者に相談すれば最短当日での回収が可能です。
またクレーンで吊り下ろし作業に対応している業者もあるため、部屋から出せない婚礼タンスなどを処分する際にもおすすめです。
費用をできるだけ抑えたい
費用を最小限に抑えたい場合は、自治体の粗大ゴミ回収または処理施設への持ち込みが最も安く済みます。
粗大ゴミ回収は1,000〜3,000円程度、施設への持ち込みは数百円〜1,000円程度が目安です。
ただし、どちらも自分でタンスを運ぶことが前提になります。
搬出できる見通しが立つ場合のみ、自治体のサービスを活用してください。
まだ使える・価値がありそう
状態が良く、以下の条件に当てはまるタンスは買取対象になる可能性があります。
処分前に出張買取業者へ問い合わせてみてください。
- 桐タンスや無垢材など素材の品質が高い
- カリモクなどのブランド家具である
- 購入から年数が浅い(目安:5〜10年以内)
- 大きな傷・割れ・ぐらつきがない
- 引き出しの開閉がスムーズで不具合がない
- カビ・強い臭い・虫食いなどの劣化がない
- デザインが比較的新しく需要がある
複数の条件に当てはまるほど査定額がつきやすくなります。
買い替え予定がある
新しいタンスへの買い替えを検討している場合は、購入する家具店の引き取りサービスを活用するのが効率的です。
新しい家具の配送と同時に古いタンスを引き取ってもらえるため、処分の手間が省けます。
引き取り可能なサイズや点数に条件がある場合が多いため、購入前に引き取りサービスの内容を必ず確認してください。
条件に合わない場合は、不用品回収業者との併用も検討してください。
ヤマダ電機での冷蔵庫引き取りサービスの詳細について、以下の記事で確認できます。
引っ越しと同時に処分したい
引っ越しのタイミングでタンスを処分するなら、引っ越し業者の不用品回収オプションか不用品回収業者への依頼が効率的です。
引っ越し業者に依頼する場合は、見積もり時に不用品の回収も合わせて相談すると話がスムーズに進みます。
引っ越し業者が対応していない場合や費用が高い場合は、不用品回収業者に別途依頼するほうが安く済むケースもあります。
引っ越し前に複数の選択肢を比較して、費用と手間のバランスで決めてください。
以下の記事では、引っ越し業者に不用品回収をセットで依頼するときの詳細を詳しく確認できます。
タンスを自分で運び出す方法
持ち上げないと動かせない場合は、自力での搬出は難しいと判断してください。
床を滑らせながら移動できる状態であれば、以下の手順で搬出できます。
- 中身と引き出しをすべて外す
- 分解・解体して細かくする
- 滑らせて移動させる
- 台車を使ってパーツを運ぶ
1.中身と引き出しをすべて外す
まず、タンスの中に入っている荷物をすべて取り出し、引き出しを1段ずつ外します。
引き出しを外すだけで本体の重量が大幅に軽くなり、移動がしやすくなります。
扉がある場合は蝶番のネジを外して取り外しておくと、搬出時に壁や柱への接触を防げます。
この段階で本体だけの重量を確認し、1人で動かせるか判断してください。
2.分解・解体して細かくする
本体が重くて動かせない場合は、その場で解体して細かく分けます。
木製タンスはドライバーやハンマーで釘を外し、電動のこぎりで板材を切断してください。
解体することで1人でも運べるサイズになり、粗大ゴミに出す手間も省けます。
ただし、自治体によっては解体後も粗大ゴミ扱いになるケースがあるため、事前に確認してください。
3.滑らせて移動させる
解体せずに本体ごと移動させたい場合は、床を滑らせる方法が有効です。
タンスの下に毛布やダンボールを折りたたんで差し込み、床との摩擦を減らしながらゆっくり押して移動させます。
フローリングは傷がつきやすいため、必ず養生してから作業してください。
カーペットの上では滑りにくいため、この方法は主にフローリングや廊下での移動に適しています。
4.台車を使ってパーツを運ぶ
解体したパーツや引き出しをまとめて運ぶ際は、台車を使うと効率よく搬出できます。
台車はホームセンターで1,000〜3,000円程度で購入できるほか、レンタルに対応しているホームセンターもあります。
階段がある場合は台車では対応できないため、1人ずつ手で運ぶか、2人以上で作業してください。
無理な搬出は怪我や建物への損傷につながるため、難しいと感じたら業者への依頼に切り替えてください。
不用品回収業者の選び方
不用品回収業者はサービスの質や料金に差があるため、業者選びは慎重に行う必要があります。
以下のポイントを確認して、安心して任せられる業者を選んでください。
行政からの許可を持った業者を選ぶ
不用品回収業者を選ぶ際は、「一般廃棄物収集運搬業許可」または「古物商許可」を取得している業者かどうかを確認してください。
無許可業者に依頼すると、不法投棄されるリスクや、後から高額請求されるトラブルにつながるケースがあります。
許可の有無は業者のWebサイトや問い合わせ時に確認できます。
「無料回収」を大々的に謳っている業者は、後から高額な費用を請求してくるケースがあるため注意が必要です。
運び出し手段や実績を持った業者を選ぶ
2階以上にあるタンスや大型家具の処分には、搬出の経験と技術を持つ業者を選ぶことが重要です。
特に、階段が狭い・エレベーターがないといった状況では、吊り下ろし作業に対応している業者だと安心です。
問い合わせ時に「2階からの搬出経験があるか」「吊り下ろし作業は可能か」を確認しておくと、当日のトラブルを防げます。
Webサイトの施工事例や対応実績を参考にして選んでください。
口コミを比較して選ぶ
Googleマップのレビューやサイト上の口コミは、業者の対応品質を確認するうえで有効な判断材料になります。
評価件数が少ない業者よりも、件数が多く評価が安定している業者のほうが信頼性が高い傾向があります。
悪い口コミがある場合は、内容とその返答も確認してください。
クレームへの対応が丁寧かどうかも、業者の誠実さを判断する材料になります。
料金相場と比較して選ぶ
タンス1点の不用品回収費用は、5,000〜15,000円程度が相場です。
相場より極端に安い業者は、後から追加料金を請求してくるケースがあるため注意が必要です。
見積もりを取った際に、搬出費・処分費・出張費がすべて含まれているかを確認してください。
「追加料金なし」を明示している業者を選ぶと、安心して依頼できます。
不用品回収業者の料金相場を以下記事で詳しく解説しています。ぜひチェックしてみましょう。
相見積もりで複数社を比較して選ぶ
不用品回収業者は、必ず2〜3社に見積もりを依頼して比較してください。
1社だけで決めると、相場より高い費用で契約してしまうリスクがあります。
見積もりは無料で対応している業者がほとんどのため、費用をかけずに比較できます。
金額だけでなく、対応の丁寧さや説明のわかりやすさも含めて総合的に判断してください。
運べないタンスを安全に処分する方法のまとめ
タンスが重くて運べない場合は、搬出まで対応してもらえる方法を選ぶのが基本です。
処分方法は状況によって以下のように選ぶのがおすすめです。
- 自力搬出が難しい → 不用品回収業者に依頼する
- 費用を抑えたい → 自治体の粗大ゴミ回収または施設への持ち込み(自力搬出が前提)
- 状態が良い → 出張買取業者に査定を依頼する
- 買い替え予定 → 家具店の引き取りサービスを活用する
- 引っ越しと同時 → 引っ越し業者または不用品回収業者に相談する
自力で搬出を試みる場合は、引き出しと中身をすべて外して本体を軽くしてから作業してください。
持ち上げないと動かせない状態であれば、無理をせず業者への依頼に切り替えるのが安全です。
「すぐに処分したい」「2階から運び出せない」「他の不用品もまとめて片付けたい」という場合は、不用品なんでも回収団への相談も選択肢のひとつです。
室内からの搬出・即日対応・複数アイテムのまとめ回収にも対応しているため、状況に応じて柔軟に対処してもらえます。
-
タンスが大きすぎて部屋から出せない場合はどうすればいいですか?
通常の搬出ができない場合は、吊り下ろしなどに対応している業者へ依頼する方法があります。
窓やベランダから搬出できるケースもあるため、搬出実績のある業者に相談するとスムーズです。 -
タンス1点だけでも不用品回収業者に依頼できますか?
多くの業者では1点からでも回収に対応しています。
ただし最低料金が設定されている場合があるため、費用は事前に確認しておくと安心です。 -
自治体で処分できるかどうかはどこで判断すればいいですか?
収集場所まで自分で運び出せるかどうかが判断基準になります。
運び出しが難しい場合は利用できないため、別の方法を検討する必要があります。 -
出張買取と不用品回収はどちらを先に検討するべきですか?
状態が良いタンスであれば、先に出張買取を検討する方法があります。
買取不可だった場合に不用品回収へ切り替えると、無駄な手間を減らせます。 -
引っ越しと同時に処分する場合の注意点はありますか?
引っ越し業者が不用品回収に対応しているか事前に確認することが重要です。
対応していない場合や費用が高い場合は、別の業者に依頼する選択肢もあります。 -
解体して処分する場合に注意することはありますか?
解体しても粗大ゴミとして出さなければならない自治体もあります。自治体ごとにサイズ制限や分別ルールが異なるため、事前確認が必要です。
また、作業中のケガや騒音にも配慮して進める必要があります。
-
不用品回収業者を利用する際に追加料金が発生するケースはありますか?
階段作業や吊り下ろしなど、特殊な搬出が必要な場合に追加費用がかかることがあります。
見積もり時に作業内容を伝え、料金に含まれているか確認しておくと安心です。



























