この記事では、スプリングマットレスの回収・処分方法を解説します。
スプリングマットレスは、自治体のゴミ回収で処分できないところもあるため注意が必要です。
そういった自治体にお住まいの方に向けて、自治体での処分以外の方法も解説します。
また、スプリングマットレスの寿命や処分するタイミングも解説するため、適切にスプリングマットレスを処分できます。
スプリングマットレスを処分するかどうか迷っている方も、ぜひ参考にしてください。
スプリングマットレスは自治体での処分も可能
最初に、スプリングマットレスを自治体で処分する際のルールや注意点などを紹介します。
自治体で捨てることができれば、比較的安く処分できるので、住んでいるエリアのゴミ回収ルールをチェックしてみましょう。
そのまま処分する場合は粗大ゴミ
スプリングマットレスは大きさがあるため、そのまま処分するのであれば粗大ゴミとして扱われます。
大きさの基準は自治体によっても異なりますが、一辺の長さが30cmを超えるもの(エリアによっては50cm以上を超えるもの)であればほとんどの地域で粗大ゴミ扱いになります。
粗大ゴミの場合は、主に下記の2通りでの処分が可能です。
- 各自治体のゴミ処理センターに直接持ち込んで処分を依頼する
- 地域のコンビニや郵便局で回収券を購入して粗大ゴミに貼り付け、指定の収集場へ運ぶ
ゴミ処理センターへの持ち込みは事前に予約しなければ受け付けてもらえない場所も多いため、必ず問い合わせた上で実施してください。
ただし、スプリング入りのマットレスは自治体で処分できない「適正処理困難物」に指定されているケースも多く、そのままでは粗大ゴミとして処分できない可能性も高いです。
その場合は分解してスプリング部分を取り外さなければ処分できないため、手間はかかりますが作業が必要です。
ゴミ回収で出す場合は分解が必要
手っ取り早く処分するには、自治体の定期的なゴミ回収に出す方法を選びましょう。
ただし、そのままの大きさでは袋にも入らず処分ができないため、自身の手で細かく分解しなければなりません。
マットレス生地やクッションなどの可燃部はカッター等で容易に分解できますが、内部のスプリングも処分する場合はボルトカッターなどの専用工具で切断する作業が必要です。
ボルトカッターはホームセンターで2,000円~3,000円程度で売られているため、分解する場合は購入しましょう。
分解後は生地やクッションを燃えるゴミ、スプリングを燃えないゴミとして分別の上ゴミ袋に入れて処分します。
関東近郊のスプリングマットレスの回収可否
関東近郊での自治体のスプリングマットレスの回収状況について、以下の表にまとめましたので参考にしてください。
自治体 | 回収可否・分別 | 備考 |
---|---|---|
豊島区 | 〇(粗大ゴミ) | ・解体しても粗大ゴミ |
世田谷区 | ○(粗大ゴミ) | ・ベッドマット(スプリングあり)を選択 |
足立区 | ○(粗大ゴミ) | ・収集は有料 ・指定場所への持ち込みは無料 ・いずれも申し込みが必要 |
町田市 | ○(粗大ゴミ) | ・収集も持ち込みも有料 |
横浜市 | ○(粗大ゴミ) | ・ベッドマットレス(スプリング付き)を選択 |
川崎市 | ○(粗大ゴミ) | ・解体しても粗大ゴミ |
スプリングマットレスは粗大ゴミとして処分できるところが多いです。ただし、粗大ゴミの申し込みの際に、品目が見つけにくいところもありますので、注意が必要です。
布団も一緒に処分したい場合には、折りたたんだサイズが粗大ゴミのサイズになるかどうかで種別が変わります。
自治体以外でのスプリングマットレス処分方法
自治体のゴミ回収や粗大ゴミに出す以外にも、スプリングマットレスの処分方法はいくつかあります。
主な処分方法を紹介するため、いずれかの方法で処分を検討してください。
不用品回収業者に依頼する
スプリングマットレスは不用品回収業者による回収にも対応しています。
大きくて分解も面倒なスプリングマットレスも、依頼すればそのままの形で処分してもらえるため便利です。
依頼には費用がかかるため単品でも安く回収してくれる、もしくは積み放題プランで他のゴミとまとめて処分できるような業者を利用するとよいでしょう。
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引越し業者に依頼する
引越し業者の中には、荷物運び出しの際に不用品を引き取ってくれるサービスを提供する所もあります。
スプリングマットレスが不要であれば、このタイミングで処分してもらうのもよいでしょう。ただし、スプリングマットレスが引き取り対象の品目かどうかは業者によっても異なります。
無料で引き取ってくれるケースも少ないため、サービスの詳細については事前に調べておくことが大切です。
新しいマットレス購入時に引き取ってもらう
新しいマットレスを購入する際、その店舗が古いマットレスを引き取ってくれる場合もあります。
古いものと交換する目的で新しいのを購入する場合、このタイミングで引き取ってもらえるサービスはおすすめです。
このサービスも無料とは限らず、運搬にかかる出張費や人件費で中には高額な請求をされることもあるため注意が必要です。
買い替えの際の引き取りサービスの詳細については、必ず事前に店舗へ確認をとりましょう。
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リサイクルショップに持ち込む
状態のよいスプリングマットレスであれば、リサイクルショップに持ち込んで引き取ってもらうのもよいでしょう。
無料で引き取ってもらえるだけでなく、ブランド品であれば高額買取の可能性もあります。
ただし、リサイクルショップへの持ち込みはスプリングマットレスをそのままの状態で運搬しなければならないため手間やコストがかかります。
店舗によっては出張買取サービスも提供していますが、この場合は依頼料もかかり売れても大した金額にならない場合があるため注意しておきましょう。
フリマアプリに出品する
状態がよいので捨てるのがもったいないと感じるならば、フリマアプリに出品するのも選択肢のひとつです。
スプリングマットレスは一人暮らしや転勤を機に手に入れたい方も多く、中古品であっても一定の需要はあります。
リサイクルショップよりも高額買取が見込める場合もあるため、一度出品してみるのもよいでしょう。
出品する際は相場を確認の上適切に価格を設定して、ユーザーの値引き交渉なども上手に対応しなければなりません。
サイズが大きい分、取引成立後の発送にも手間がかかることは理解しておいてください。
スプリングマットレスの処分費用
スプリングマットレスの処分費用の目安を以下の表にまとめましたので、参考にしてください。
処分方法 | 処分費用 |
---|---|
自治体の粗大ゴミ回収 | 1,000円〜1,500円 |
不用品回収業者に依頼する | 単品:3,200円〜 不用品回収:9,800円〜 |
引越し業者に依頼する | 3,000円〜 |
新しいマットレス購入時に引き取ってもらう | 4,000円程度 |
リサイクルショップに持ち込む | 無料 |
フリマアプリに出品する | 無料 |
処分費用が安く済むのは、自治体の粗大ゴミでの回収です。他にも不用品があるようなら、不用品回収業者がコスパが良いです。
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スプリングマットレスの処分の際の注意点
こちらでは、スプリングマットレスを処分する際の注意点を解説します。
自治体によっては粗大ゴミで出せない場合がある
自治体によっては、スプリングマットレスを粗大ゴミとして回収してくれない場合があります。スプリングマットレスは、その構造上、分別が難しく、収集や処理に手間がかかります。
そのため、自治体によっては、スプリングマットレスの回収を有料化したり、回収自体を中止しているところも。
自治体で処分できない場合には、以下の方法が一般的です。
- 不用品回収業者に依頼する
- リサイクルショップに売却する
まだ使える状態のマットレスであれば、リサイクルショップで買い取ってもらえる場合があります。
解体しても粗大ゴミ扱いとする自治体もある
スプリングマットレスには、金属部品もあるため、粗大ゴミとして処分する必要がある自治体も。
粗大ゴミとして処分しないのは、スプリングは、金属製で鋭利な部分があるからです。他のゴミに混ざると収集作業員がケガをする可能性があります。
解体すれば、燃やせるゴミとして処分できる自治体もあります。
解体には、かなりの労力がかかるため、解体しても粗大ゴミ扱いにならないか、事前に自治体の案内を確認するようにしてください。
売却処分は中古だと難しい
マットレスは、人が直接肌に触れる寝具であるため、衛生面から売れにくい商品です。
また、長く使用したマットレスは、へたりなど、耐久性が低下していることが多く、中古品としての価値が低いと判断されがちです。
そのため、売却処分をするなら、ほとんど使っていない新古品や、ブランド製のスプリングマットレスに限られます。
スプリングマットレスの寿命・処分時期
スプリングマットレスの寿命や処分時期を考える上では、以下の3点を基準にしてください。
- 寝心地が悪くなった
- 異音がする
- ダニや汚れが目立つ
腰が痛む、寝返りが打ちにくいと感じたら、寿命です。
マットレスの中央部と縁の近くで硬さが明らかに違うケースも、寿命が近づいています。
また、寝返りを打つときにギシギシと音がするようであれば、スプリングが劣化していることも。
マットレスは、汗や皮脂を吸収するため、ダニが発生しやすいです。こまめな掃除をしていない場合は、ダニが発生している可能性が高いです。
スプリングマットレスの回収は「不用品なんでも回収団」まで
スプリングマットレスの回収には「不用品なんでも回収団」が伺います。
24時間早朝深夜問わず不用品回収に対応しており、スプリングマットレスのような大きい品目も回収可能です。
単品でのご依頼はもちろん、あらゆる不用品をまとめて処分できる積み放題パックも用意しており、お客様の予算に合った適切なプランを提案します。
大きな品目の処分にかかる手間は一切不要、スタッフが現場に駆け付けたら迅速に回収作業にあたるためご安心ください。
不用品に関するご相談も広く受付中のため、気になることがあればご連絡をお待ちしています。
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スプリングマットレスはどうやって捨てますか?
自治体の粗大ごみとして出すのが、一番一般的な方法です。自治体によって、回収方法や費用が異なりますので、事前にお住まいの自治体のルールを確認してください。
自治体で処分できない場合には、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。自宅まで来て回収してくれますし、他の不用品もまとめて処分できます。 -
マットレスをバラバラにして捨ててもいいですか?
多くの自治体では、粗大ゴミとしてまとめて出すように定められており、バラバラにして捨てることは禁止されている場合があります。
まずは、お住まいの自治体のホームページやゴミ収集カレンダーで、スプリングマットレスの回収について確認してください。
スプリングマットレスをバラバラにする作業は、スプリングが飛び散ったり、手を切るなどの危険です。バラバラに解体するための道具を揃えるにも3,000円程度かかりますので、コスパもあまりよくありません。 -
ニトリでマットレスを処分するにはいくらかかりますか?
ニトリでスプリングマットレスを処分するなら費用は4,400円です。店舗でもオンラインショップで購入しても回収してくれます。
ただし、ニトリで家具を購入した場合に限り、回収のみは不可です。
また、配送商品と「 同容量 」もしくは「 同数量 」の物に限定されているため、寝具の買い替え時のみ利用できるサービスです。
ちなみに、IKEAならソファは3万円以上、マットレスは1万5千円以上のものを購入した場合、引取り手数料は無料です。
買い替えの予定がない場合には、不用品回収業者の利用をおすすめします。