神奈川県川崎市の男性U様より、家全体を整えたいとのご相談をいただきました。ご親族の立ち合い時間が限られていたため、短時間で判断しやすい進め方をご提案し、事前の打ち合わせで「残す・手放す」の基準を共有いたしました。写真、アルバム、重要書類、鍵類は最後にまとめて確認する段取りといたしました。
当日はスタッフ3名で伺い、家具、小型家電、衣類、書籍、日用品、園芸用品まで幅広い品目を対象に、基準に沿って選別を進めました。思い出の強い品は一時保留とし、形見分けの候補は別管理にいたしました。屋内外の保管品についても同じ基準で対応し、必要なものがすぐ取り出せるよう関連する付属品や説明書をまとめて整理いたしました。
処理方針は事前説明どおりで、再使用可能なものはリユースへ、紙や金属は資源として分別いたしました。家電リサイクル法の対象品は規定に沿って手配し、処分量の抑制と費用の見通しの明確化に努めました。作業後は、お預かり品と保管品の一覧を作成してお渡しし、今後の手続きで必要となる書類の位置も確認いたしました。
結果として、選別から運搬まで2時間で完了いたしました。残す品が明確になり、U様が次の手続きへ進める目途が立ったとのことで、安堵のご様子を拝見いたしました。
遺品整理は判断の連続でご負担が大きくなりがちです。最初に基準を決め、迷う品だけを確認する進め方が有効です。同様のご事情がございましたら、ご相談ください。品目の傾向に合わせて最適な人数と工程をご提案し、必要なものを残したうえで効率よく整理いたします。
before
after