だるまの処分方法をご紹介します。
縁起物として保管するだるまですが、願いが叶ったり、長期間経ったものは処分する必要があります。とはいえ、ゴミとしてそのまま捨てるには気が引ける…と考える方も。
この記事では、だるま捨てる際の注意点や自分で供養する方法なども解説します。
だるまの処分方法8選
だるまの供養方法8選をご紹介します。
不要になっただるまは、供養を終えてから処分することがほとんどです。ですが、セルフ供養の方法が分からない時には専門家に任せるのもおすすめ。様々な処分方法がありますので、ぜひ参考にしてください。
寺社に供養と処分を依頼する
一番安心できる処分方法は、なんといっても専門家である神社やお寺に供養と処分を依頼することです。
多くの神社やお寺では、人形供養の際にだるまも一緒に供養してくれることが多く、そのまま適切に処分してくれます。供養の費用は寺社により異なりますが、はっきり金額を記載するところは少なく、感謝の気持ちを示す「御布施・謝礼」として受け取る場合が多いようです。
ただすべての寺社が供養と処分を受け付けているわけではないので、持ち込む前にきちんと確認しておくことをおすすめします。
どんど焼きに出す
年明けに神社やお寺で行われる「どんど焼き」でだるまの処分が可能です。
一般的にどんど焼きの行事では、御札やお守り、お正月用品を焼きますが、その時にだるまも一緒に焼いてもらえます。近所の寺社でどんど焼きを開催しているなら、一緒に焼いてもらえるか確認してみてください。
だるま市で新しいだるまに買い替える
だるまを購入することが多い「だるま市」で、古いだるまを供養・処分してもらうこともできます。要に、新しくだるまを購入するのと同時に古いだるまを引き取ってもらうのです。
だるまのご利益の期間は約1年間と言われていますので、一般的には願いが叶っても叶っていなくても1年程度たてば新しいだるまに買い替えます。この機会を利用して古いだるまを回収してもらえれば効率的で、一石二鳥でしょう。
人形供養祭に出して供養・処分する
人形供養祭と呼ばれる行事(時に人形感謝祭とも言われる)でだるまを処分してもらう方法もあります。
これは葬儀社が主催したり、神社や寺院で行われる行事で、あらゆる種類の人形を供養してくれます。大切にしていた人形や招き猫、ひな人形、こけし、こいのぼりなどを供養でき、もちろんだるまも対応可能。
この行事は主催者によって日時が異なっており、多くは秋ごろ開催する神社が多いようですが、中には毎月・不定期で告知が行われ、人形類やだるまを回収しているところもあります。そののち集まった人形に焼香を行ってから供養し、処分という流れです。
専門家の供養と処分ですので、安心してお任せできるのが大きなメリットでしょう。
郵送の供養サービスを利用する
神社やお寺にだるまを持ち込むのが難しい場合は、郵送の供養サービスを行っている業者に依頼することも可能です。このような業者は幾つかあり、なかなか自分では処分できないものを代わりにお焚き上げして供養してくれるサービスを提供しています。
プランが幾つか用意されていますが、人形供養パックというものがあり、ひな人形やだるまなどをダンボールに入れて送るだけでとても簡単です。費用の中には、キットの送料・祈祷料金(供養)・神社までの送料・お焚き上げ証明書発行手数料などが含まれているので、追加料金もなく安心。
インターネットで申し込んでカード払いができますので、より気軽に手間なくだるまの処分をしたい方におすすめです。
フリマやオークションで売却する
まだまだ綺麗な状態のだるまであれば、フリマやオークションで売却することもできます。
通常だるまを購入するのは「だるま市」や「だるま屋」ですが、意外に価格が高いため躊躇する方も。リサイクル品なら安く手に入るので購入したいという方や、なかなか「だるま市」に行けないのでネットで購入したいという方もいらっしゃるようです。
既にフリマやオークションで取引されているだるまの価格を参考にして、出品すると売れやすいでしょう。
自治体のゴミ回収に出す
だるまを自治体のゴミ回収に出す方法もあります。これが一番楽で無料で処分できる方法です。
もしだるまが木と紙でできている張り子のだるまなら「燃やせるゴミ」で処分可能ですし、金属や陶器で作られている場合は「燃やせないゴミ」として出してください。また自治体が決めている粗大ゴミサイズの大きなだるまなら、「粗大ゴミ」の扱いになりますので、粗大ゴミの収集センターに申し込みをする必要があります。
ただ、だるまは処分する際に供養したほうがいいので、ゴミ処分の前に必ずセルフで供養してから出すようにしてください。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼する方法で、だるまの他に不用品や粗大ゴミも一緒に処分することを検討してみましょう。
不用品回収業者なら、処分に困っただるまやその他の不用品も一緒にまとめて回収してくれるのでとても助かります。希望すれば即日対応も可能で、家まで取りに来てくれるのも嬉しいポイント。
ただ不用品回収業者は実にたくさんありますので、悪徳業者に引っかからないように十分に見極めることが大切です。口コミや評判を事前にチェックして、良心的な費用で回収してくれる業者を選びましょう。
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だるまの処分方法別のメリットとデメリット
だるまの処分方法別にメリットとデメリットをご紹介します。
だるまの処分方法は幾つか選択肢がありますが、それぞれの方法にメリットとデメリットがあります。比較検討して自身に合った処分方法を選んでください。
処分方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
寺社に供養と処分を依頼する | 寺社が扱ってくれるので安心 | 持ち込む必要がある |
どんど焼きに出す | 専門家の供養なので安心 | 対応可能な神社を探す必要あり |
だるま市で新しく買い替える | 効率よく交換できる | 引取だけは対応不可の場合あり |
人形供養祭に出して供養・処分する | 専門業者が供養してくれるので安心 | 主催者によって費用が異なる |
郵送の供養サービスを利用する | 専門業者が供養してくれるので安心 楽に申し込み・処分が可能 |
それなりの費用が掛かる |
フリマやオークションで売却する | 無料で処分できる お金に換えることができる |
出品作業が面倒 必ず売れるとは限らない |
自治体のゴミ収集に出す | 無料で処分できる 好きなタイミングで処分できる |
大きい場合は粗大ゴミ料が必要 |
不用品回収業者に依頼する | 即日回収が可能 家まで回収に来てくれる その他の不用品も一緒に回収できる |
だるまだけの回収は高くつく 業者を探さなければならない |
だるまの処分方法別の費用相場
だるまの処分方法別の費用相場をご紹介します。
だるまの処分は、選ぶ方法によって手間や費用が異なります。予算などもありますので、それぞれを比較して自分に合った処分方法をチョイスしてください。
処分方法 | 費用相場 | 備考 |
---|---|---|
寺社に供養と処分を依頼する | 1,000円~3,000円程度 | 寺社によって異なる |
どんど焼きに出す | 無料 | 寺社によって費用が掛かる場合もあり |
だるま市で新しく買い替える | 無料 | ー |
人形供養祭に出して供養・処分する | 1,000円~5,000円程度 | 主催者によって異なる |
郵送の供養サービスを利用する | 3,000円~10,000円程度 | 業者によって異なる |
フリマやオークションで売却する | 無料 | 送料などが掛かる場合あり |
自治体のゴミ収集に出す | 無料 | 大きなサイズは粗大ゴミ料が掛かる |
不用品回収業者に依頼する | 3,000円~ | 業者や依頼プランで異なる |
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だるまを処分する際の注意点
だるまを処分する際の注意点についてご紹介します。
願掛けの際に重要な役割を果たしてくれる「だるま」ですが、処分する際には幾つかの注意点を理解しておく必要があります。処分する前にチェックしておいてください。
だるまのご利益には期限がある
先ほども少し触れていますが、だるまのご利益は一般的に1年間とされています。長く持っていればよいというものではありません。願いが叶ったかどうかは別にして、1年を目安に供養と処分を考えてください。
中にはだるまのご利益の期限を知らず、願いが叶うまで長年だるまを保管していた…という方もいらっしゃいます。期限が来たらだるまを供養して感謝を示し、また新しいだるまに願掛けできます。
地域や宗派によって処分のタイミングが異なる
だるまの処分のタイミング・方法は、地域や宗派によって異なる場合があるので要注意です。
一般的には、願いが叶っただるまを供養して処分したら、今度は同じサイズか一回り大きなサイズのだるまを購入して願掛けをします。ただ地域や宗派によっては、願いが叶っただるまは縁起がいいということで処分せず、そのまま新しいだるまと共に飾る風習がある場合も。
住んでいる地域や家の宗派のルールを確認してから、供養・処分に踏み切ったほうがよいでしょう。
だるまを自分で供養する方法
だるまを自分で供養する方法についてご紹介します。
だるまは一般的に寺社で供養してもらってから処分します。ただどうしても寺社に赴くことができなかった場合は、セルフでだるまを供養してからゴミなどで処分することも可能です。
とはいえ、供養と言っても難しいものではないので気軽に誰でもトライできます。以下の手順で行ってください。
- だるまの汚れを綺麗に拭きとる
- 白い紙(和紙が望ましい)や布でだるまを包む
- 上から塩を振りかける(塩とだるまを一緒に包む場合もあり)
- 他のゴミと分けて個別の袋に入れゴミ収集に出す
供養する時にはだるまに感謝の気持ちを表しながら作業しましょう。供養のルールや方法は地域などの風習も影響しますので、周りに合わせながら柔軟に対応することをおすすめします。
だるまの処分は「不用品なんでも回収団」へ!
だるまの処分方法8選についてご紹介してきました。
願掛けをして思いを込めた「だるま」を手放す時には、きちんと供養を終えた上で処分する必要があります。処分方法には幾つか選択肢がありますので、自身の生活スタイルに合った方法を選んでください。
もしだるまの他にも引き取ってもらいたい不用品があるなら、不用品回収業者に依頼する方法もおすすめです。「不用品なんでも回収団」なら、希望すれば即日回収も可能で、家まで回収に来てくれるのでとても楽に不用品を処分できます。
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