雛人形の処分方法6選!供養する方法や注意点も詳しく解説

この記事では、雛人形を処分する方法についてまとめています。

古くから家族の幸福や健康を願うものとして家庭に飾られる雛人形ですが、子供が成長するにつれて飾る機会が減って処分を検討する方もいるでしょう。

今回は代表的な処分方法と、清めてから処分したい場合の供養のやり方について詳しく紹介します。

注意点も解説するため、これから雛人形を処分予定の方は参考にしてください。

雛人形の処分方法6選

雛人形の処分方法6選

立春を目安に家庭に飾られることが多い雛人形ですが、子供が大きくなると家庭で飾る機会は徐々に減ってきます。

そうした状況で問題になるのが、飾らない雛人形の取り扱いです。

自宅でそのまま保管しておくのももちろんよいですが、子供の成長につれて新しい物が家に増えていく中で、雛人形を置いておくスペースがもったいなく感じる場合もあるでしょう。

その場合は、適切な処分方法をもって雛人形を手放すことをおすすめします。

代表的な雛人形の処分方法を以下に挙げるため、いずれかの手段で処分を検討してください。

不用品回収業者に引き取ってもらう

雛人形は、不用品回収業者に依頼すれば処分してもらえます

雛人形の処分を考えている場合は、ひな壇やガラスケースなどの付属品も一緒に処分したいケースが多いです。

不用品回収業者はこうした不用品をまとめて回収してくれるため、一度に処分する量が多くなっても心配いりません。

雛人形まわりの処分と同時に他の掃除も済ませたい場合は、業者が提供するトラック積み放題などの定額プランを利用することで不用品をまとめて処分可能です。

もちろん雛人形単品でも回収に対応した業者も多く、ピンポイントで処分したい場合も依頼するとよいでしょう。

依頼すれば即日引き取りに来てくれる業者もあるため、急いで処分してもらいたい場合にもおすすめの方法になります。

不用品回収業者は数多くあるため、回収プランを低価格で提供している優良業者を探すことが重要です。

また、料金の安さはもちろん口コミの評判も高い業者を選んで、後悔がない取引にしましょう。

自治体のゴミ回収に出す

雛人形は自治体のゴミ回収にそのまま出すことも可能です。

紙や木の素材で作られた雛人形は燃えるゴミとして出せる自治体が多いですが、中には燃えないゴミとして扱う地域もあるため事前の確認は必要になります。

また、雛人形が入っているケースや箱は大型のものもありますが、1辺の長さが30cm以上になるものは粗大ゴミとして扱われることが多いです

粗大ゴミとして出す場合は自治体指定の収集場所へ持ち込むか、自治体のゴミ処理センターへ連絡しての回収依頼が必要です。

回収しにきてもらう場合は別途費用がかかるため、料金についても事前に確認しておきましょう。

ゴミ回収に出す際は各自治体のルールに従って、それぞれ分別の上適切な処分が求められます。

寄付を募っている団体へ送る

これまで大切に飾ってきた雛人形だからゴミとしては処分しづらいと考えている場合は、寄付を募っている団体へ送るのも一つの方法です。

途上国支援のための活動を行なっているNPO法人が雛人形の寄付を募っていたり、幼稚園や保育園の展示用に必要とされているケースがあります。

また、雛人形を使ったイベントを開催するために各自治体が集めている場合もあり、実は雛人形はさまざまな場所で寄付できるようになっています。

そのまま処分することが気持ち的にも憚られるならば、寄付という選択肢を取るのもおすすめです。

NPO法人や幼稚園・保育園のWebサイト、各自治体の情報について調べて寄付できそうであれば送るようにしましょう。

リサイクルショップに持ち込む

保存状態のよい不用品はリサイクルショップが引き取ってくれることが多いですが、雛人形もこれに該当します。

無料引き取りだけでなく、高額な雛人形であれば買い取ってもらえる場合もあるため、少しでも現金化を期待するのであればおすすめの方法です。

店舗によっては雛人形の引き取りに対応していない所もあるため、事前に確認してから持ち込むようにしましょう。

骨董品店・古美術店で売却する

購入時にかなり高額だった雛人形は、保存状態がよければ高額で売却できる可能性もあります。

その際は、骨董品店や古美術店といったお店に持ち込んで雛人形を査定してもらいましょう

工芸品として高い価値のある雛人形だと認められた場合には、そのまま高額で買い取ってもらえます。

少しでも現金化を期待するのであれば、所有する雛人形についてよく調べて然るべきお店に持って行ってみてください。

供養してお見送りする

雛人形を捨てる場合はそのままゴミとして処分せず、供養してお見送りするのもよいとされています。

雛人形に限らず、愛着がある物を手放す場合は神社やお寺での供養サービスを利用する方も多いです。

子供の身代わりに厄を引き受けるという役目も雛人形は持っているため、役目を終えたら供養して処分してあげるのが適切と考える人もいます。

捨てることに抵抗があるならば「人形供養」がおすすめ

捨てることに抵抗があるならば「人形供養」がおすすめ

雛人形は子供の成長を追いながら毎年飾り続けてきたものです。

いずれ処分しなければならないと分かっていても、そのまま捨てることに抵抗がある方が多いでしょう。

その場合は「人形供養」で感謝の気持ちを込めて手放すようにしましょう。

人形供養は雛人形をはじめ、あらゆる人形に対しておすすめされている供養の方法です。

人形供養は主に以下の方法で可能なため、自身に最適なやり方で進めてください。

神社やお寺に依頼する

神社やお寺では、人形を持ち込んだり郵送するとお焚き上げという形で人形供養を実施してくれる所があります。

人形供養については通年で募集している所もあれば、年に一度開催される供養祭の場で雛人形を受け付けている所もあるため寺社ごとに詳細を調べてみてください。

また、お焚き上げの際は寺社ごとに費用がかかります。

供養料、お布施など寺社ごとに費用の形式は異なりますが、雛人形1体で5,000円〜30,000円程度が相場です。

ガラスケースなどに入っている雛人形の場合は、中身の人形しか受け付けてもらえないことがほとんどのため、持ち込む前には費用や付属品の扱いについて要確認です。

日本人形協会に依頼する

日本人形の製造業者で組織されている一般社団法人「日本人形協会」は、雛人形も含めた人形供養の代行サービスを実施しています。

供養してほしい人形を通年募集しており、集まった人形は毎年10月頃に開催される人形感謝祭にて供養されます。

こちらも寺社による供養と同様に人形以外の付属品は受け付けていないため、これらの処分方法は別途検討が必要です。

受け取り条件に合う人形であれば、郵送にて一箱5,000+送料で引き取ってもらえます。

自宅で供養する

感謝の気持ちを込めてお別れをすることが人形供養であるため、決められた手順を踏めば自宅での供養も可能です。

自宅で雛人形を供養する手順は以下の通りです。

  1. 雛人形の汚れをきれいに拭き取り、見た目を整える
  2. 清潔な和紙や布に雛人形を置いて、塩を撒いて清める
  3. 敷いている和紙や布でそのまま雛人形を包む

供養を終えて包んだ雛人形は、不用品回収業者に依頼するか自治体のゴミ回収で処分しましょう。

自宅での供養はどこかに持ち込む労力や別途費用がかかることもありませんが、その分感謝の気持ちは忘れずにお見送りしましょう

雛人形の処分・供養時の注意点

雛人形の処分・供養時の注意点

雛人形を処分・供養する際はいくつか注意すべき点もあります。

以下の項目を理解した上で、安全かつ安心できる処分・供養にしましょう。

自宅でのお焚き上げはNG

お焚き上げを寺社で行わずに、自宅の庭で実施しようとする方がいますがこれはNGです。

生活ゴミを自宅で燃やすことは野焼きとして扱われますが、野焼きは火災発生や周辺住民へ迷惑になるという観点から現在は法律で認められていません

雛人形も生活ゴミとして扱われるため、自宅でのお焚き上げは原則禁止です。

自宅で供養する場合は、前述した塩を使う方法で清めるまでに留めておいてください。

お焚き上げを行なって雛人形を供養したい場合は、必ず寺社に問い合わせて持ち込むようにしましょう。

付属品の供養は受け付けてもらえないケースも

雛人形の供養や寄付を行う場合、ガラスケースやひな壇などの付属品は受け付けてもらえないケースがあるため注意です。

供養や寄付の対象となるのはあくまで雛人形のみで、その他付属品は各自で処分が必要になることが多いです。

残った付属品は分別して自治体のゴミ回収に出すか、サイズが大きいガラスケースなどは不用品回収業者に依頼して処分してもらいましょう。

誰かに譲ることはおすすめしない

雛人形の処分方法として誰かに譲ることもありですが、なるべくこの方法はおすすめされていません。

本来雛人形は子供の成長を見守るために飾られるものですが、子供の厄を代わりに抱えてくれるという役割も担っています。

そのため、厄を抱えた雛人形を誰かに譲るのは望ましくないとされています。

この説には明確な正解がないため、実際は譲って利用してもらったりリサイクルショップ等で安い雛人形を購入する人も多いです。

習わしとして広まっているだけで強制力はないため、各自の判断で雛人形の処分は行いましょう。

雛人形の処分に困ったら「不用品なんでも回収団」にご相談ください

雛人形の処分に困ったら「不用品なんでも回収団」にご相談ください

雛人形の処分方法に困った場合は「不用品なんでも回収団」が伺います。

あらゆる不用品の回収に対応しており、単品プランから定額の積み放題プランまで、お客様の要望に合わせた柔軟なサービスを提供可能です。

面倒な運び出しは一切不要、分別が必要な雛人形の処分もガラスケースなどの付属品ごとまとめて引き取ります。

対応エリアには即日出張・見積もりの上迅速に回収作業に入るため、急な掃除で出来たゴミも対応します。

思い入れのある大切な品は丁寧に引き取り、適切な方法で処分するためご安心ください。

手間や労力をかけずに不用品を処分したい方は、お気軽にご連絡をお待ちしております。

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不用品なんでも回収団