日本の食文化を象徴するアイテムのひとつである漬物石の処分方法を解説します。
漬物石といってもさまざまな種類の素材からできているため、素材ごとにおすすめの処分方法も紹介していきます。
処分時の注意点も紹介しており、漬物石を確実に処分できるようになりますので、ぜひ参考にしてください。
漬物石の処分方法6選!
漬物石の処分方法を6つ紹介します。漬物石は重量物のため、自治体の処分など無料の処分方法を採れない方もいます。
自身の状況に合わせて処分方法を選んでください。
不用品回収業者に依頼する
重い漬物石を運ぶのは大変ですが、不用品回収業者に任せれば、体力的な負担を抑えられます。時間や労力をかけずに、処分できるので、体力に自信がない方には、特におすすめです。
また、漬物石のサイズや材質を問わず、様々な種類の漬物石や業務用の漬物石でも対応可能。漬物石以外にも漬物容器などの不用品も一緒に処分できます。
自宅のエリアに対応しているか、回収費用がどのようになっているか確認してください。依頼する際には複数の業者から見積もりを取って比較することをおすすめします。
見積もりにあまり差がないようであれば、他の利用者の口コミや評判を参考にすると良いでしょう。
口コミや評判がいい業者を選べば失敗することが少ないです。
漬物石ほか不用品処分におすすめの口コミや評判のいい不用品回収業者についてはこちら!
自治体のゴミ回収に出す
漬物石を自治体のゴミ回収に出せるところもあります。漬物石は、燃やせないゴミまたは、粗大ゴミに分類されることが多いです。
燃やせないゴミであれば無料、粗大ゴミでも500円前後と比較的安価に処分できるのがメリットです。
粗大ゴミであれば、事前申し込みの上、粗大ゴミ処理シール(券)を購入して回収日に自治体の指定場所に出せばOK。
ただし、漬物石の回収に対応していないケースがあります。必ずお住まいの自治体のホームページやゴミ収集カレンダーを確認するか、直接問い合わせてください。
ゴミ処理場に持ち込む
ゴミ処理場では、自治体のゴミ回収で処分できないようなゴミでも、処分可能です。持ち込みに際して、手数料がかかる場合がありますが、数百円程度と安価に処分できるのがメリットです。
また、ゴミ処理場の受付時間や持ち込み可能な日が決められていることがあるため、以下の内容を確認しておくことをおすすめします。
- 漬物石の処分の可否
- 事前手続きの有無
- 持ち込み可能な時間帯
- 処分費用
- その他必要事項
持ち込みには運転手と手続きをする人の2人でいくことが条件になっていることもあります。手続きをする方も運転免許証など、身分証明書を持参するようにしてください。
また、すべてのゴミ処理場で、漬物石の持ち込みに対応しているわけではありません。ホームページやゴミ処理場へ電話で問い合わせて、確認しておきましょう。
産業廃棄物処理業者に依頼する
産業廃棄物処理業者は、専門的な知識と設備を持っているため、確実に漬物石を処分してくれます。主に業務用として使っていた漬物石が対象です。
産業廃棄物処理業者へ依頼する際には、行政からの許可を得ているのかどうかは確認しておきましょう。
安いからといって依頼すると、不法投棄などを行なっている悪徳業者を選んでしまう可能性もあるため注意しましょう。
自治体に問い合わせれば、案内してくれることもありますが、他の方法に比べて、処分費用がかかるという点がデメリットです。
費用を抑えて処分したいという方は、不用品回収業者でも同じように処分に対応できます。
重しなど別用途に再利用する
漬物石は、重みと丈夫さを活かして、様々な用途に再利用できます。処分する前に、以下の再利用を検討してみましょう。
- 重し
- 庭石
- DIY素材
キャンプやアウトドアで、テントやタープを押さえつける重しとして利用できます。
そのほか、庭のアクセントとして、石を並べたり、花壇の縁取りに利用したり、漬物石を砕いて、DIY素材として利用もできます。
ただし漬物石を砕く際には、怪我をする可能性があります。安全に配慮するか、粉砕できる業者に依頼するようにしましょう。
ネットで売却する
「漬物石をネットで売却できるの?」と思われるかもしれません。しかし、DIYブームの中で、意外な需要を見込める可能性があります。
かなり古いものであれば、古道具やアンティークとして価値があることも。買い手がつけば、梱包して発送するだけです。
もちろん漬物石は一般的な商品ではありません。売れるまでに時間がかかるか、そもそも売れない可能性もあります。
また、送料もそれなりにかかるため、販売価格はタダ同然に設定しないと売れない可能性もあります。
◾︎ネットで売却する方法
- メルカリ、ラクマなどのフリマアプリ
- ヤフオク!
- リサイクルショップのオンラインストア
漬物石を処分する際の注意点
漬物石を処分する際の注意点を3つ紹介します。
誤った処分方法を選択すると最悪の場合、法律違反になることもありますので注意してください。
ホームセンターでの処分は不可
漬物石はホームセンターでの処分ができません。
ホームセンターでは、購入品1点につき1点無料で回収するといったサービスを行なっているところもあります。しかし、漬物石は対象外です。
ホームセンターでは、漬物石を処理できる設備や体制がないため、引き取りを拒否されます。
漬物石の処分方法は、安く処分するなら、自治体のゴミ収集に出すか、ゴミ処理場に持ち込むのが良いでしょう。
漬物石の処分ができない自治体にお住まいの方や、他にも不用品がある方は、不用品回収業者に依頼することをおすすめします。
持ち運びや運搬の際にはケガに注意する
今まで使っていたから慣れていると思っていても持ち運びや運搬では、勝手が違います。
漬物石の処分は、重く硬いものなので、素手で持つと手を滑らせる恐れがあります。滑り止めつきの軍手を着用しましょう。
また、1人で運ぶのは危険です。2人で運ぶようにしてください。
重いものを持ち上げる際は、腰を曲げずに膝を曲げて持ち上げましょう。腰を傷める原因となります。
上記の点に注意し、ケガのないよう作業を進めましょう。
山や川へ捨てると不法投棄になる
不法投棄は法律により禁止されています。そのため、天然の石だからといって山や川へ投棄できません。
廃棄物の処理及び清掃に関する法律第16条では「何人も、みだりに廃棄物を捨ててはならない。」と規定されています。
個人の不法投棄は5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金またはその両方が科せられます。一方、法人の不法投棄は3億円以下の罰金が規定されており、罰則はかなり厳しいです。
漬物石は、適切な方法で処分することが大切です。安易に山や川に捨ててしまうと、法律違反となるだけでなく、環境にも悪影響なので不法投棄を行わないようにしましょう。
漬物石の種類ごとのおすすめ処分方法
漬物石の素材には4種類あります。こちらでは素材ごとに異なるおすすめ処分方法を紹介します。
不用品回収業者ならどんな素材のものでも処分可能です。迷った時には不用品回収業者へ依頼すれば間違いありません。
人工石(コンクリート)
おすすめの処分方法:自治体のゴミ回収・不用品回収業者
人工石の漬物石は、コンクリートをプラスチックで覆われるような形でできています。一番多いタイプで、ネットやホームセンターから手軽に購入できます。
安く購入できるメリットがある反面、プラスチック部分はキズが付きやすく、ほかの素材のものよりも劣化しやすいというのはデメリットです。
人工石製の漬物石は自治体のゴミ回収なら「燃やせないゴミ」として処分できます。ただし、大きさや重さによっては、粗大ゴミとなるケースもあります。
自治体のルールを確認して処分してください。自身で処分するのが難しい場合は、不用品回収業者に依頼することも検討しましょう。
陶器
おすすめの処分方法:売却・不用品回収業者
陶器製の漬物石はインテリアとしても利用できます。和風な見た目で上品な色合いのものが多く、普段から目に入る場所に置いてあっても部屋の雰囲気を邪魔しにくい点が魅力です。
実用面では、劣化しにくく、割れない限り何十年でも使えます。
状態がいい漬物石はネットに出せば売れる可能性のあるものです。ただし、運搬中に破損しないよう、新聞紙や緩衝材などで包み、破損防止対策を行いましょう。
陶器製の漬物石が物置から出てきたという方もいらっしゃるでしょう。他にもまとめて処分したいものがあるのであれば、不用品回収業者に依頼するのが一番安全で手軽です。
鉄器
おすすめ処分方法:売却・不用品回収業者
陶器同様に鉄器の漬物石もデザイン性が高いものが多いです。インテリアとしての需要もあります。
実用性の面で言えば、鉄器の漬物石はぬか漬け作りに向いています。漬物石から出る鉄分が漬物に入り、より美味しくなります。
インテリアや機能性の面からも売れやすいです。
鉄器製の漬物石は自治体のゴミ回収で処分するのは難しいです。売却するのが面倒な方、他に不用品があり、まとめて処分したい方は、不用品回収業者に依頼することをおすすめします。
天然石
おすすめの処分方法:不用品回収業者・再利用
漬物石としてイメージされるのが、天然石製のものです。河原や山にある石を拾ってきて綺麗に洗浄したものを漬物石として使用できます。
処分する際には、天然石だからといって河原や山に捨てることはやめましょう。
庭があれば、庭の石として再利用することも可能です。庭がない方や、不用品が他にもあり、まとめて処分したい方は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
漬物石の処分は「不用品なんでも回収団」へ!
漬物石には、さまざまな素材のものがあり、おすすめの処分方法が異なります。素材がなにでできているか確認しておすすめの処分方法で処分するようにしてください。
漬物石の処分には、注意点もあります。ホームセンターでは処分できませんし、山や川に捨てるのは不法投棄になります。
漬物石を処分するのであれば、怪我にも注意してください。重さのあるものなので、処分が面倒な方、漬物石以外にも漬物容器など他にも不用品がある方は、不用品回収業者がおすすめです。
漬物石やその他不用品の処分は、ぜひ「不用品なんでも回収団」にご相談ください。