エアコンの処分方法と費用、不用品回収業者に依頼するのがおすすめな理由などについて詳しく解説します。
エアコンは、いざ処分するとなると取り外しが必要で、慎重に処分作業を進めなければなりません。
処分のタイミングについても触れているので、急なトラブルで慌てないようにしましょう。
自宅エアコンのぴったりな処分方法を見つけて、すっきり片付けてみてください。
エアコンの処分費用「リサイクル料金」
エアコンの処分にいくらかかるのかを解説していきます。
エアコンの処分費用は、リサイクル料金+運搬費で、ここでは合計費用を比較してみました。
処分方法 | 合計処分費用 |
---|---|
不用品回収業者へ依頼して処分 | 5,000円〜10,000円(単品) ※パックプランは割安 |
家電量販店の回収で処分 | 2,640円~14,900円 |
指定引取場所に持ち込む | 990円~9,900円 |
自治体連携サービスでの処分 | 4,147円~13,057円 |
リサイクル料金とは
エアコンは特定家庭用機器再商品化法(リサイクル法)の対象品目です。
特定家庭用機器再商品化法(リサイクル法)では、エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機の4品目が特定家庭用機器として指定されています。
エアコンメーカー、家電販売店、利用する消費者に義務付けられており、処分する際にはリサイクル料金がかかります。
エアコンメーカー | リサイクル料金 |
---|---|
三洋電機、富士通ゼネラル、三菱重工業、ダイキン工業 | 990円 |
ヤマダHD | 1,265円 |
ソニー、アイリスオーヤマ、エスケイジャパン、山善、東邦ガス | 2,000円 |
ヤンマーエネルギーシステム | 9,900円 |
エアコンは処分前に取り外しも必要
エアコンの処分で忘れてはいけないのが「取り外し」です。
あらかじめ取り外しをした上で処分を申し込む必要があります。
エアコンの取り外し費用
専門業者に取り外しを依頼する場合の費用は、6,000円〜10,000円ほどです。
家庭用エアコンなら家電量販店でも取り外しには対応していることもありますが、5,000円ほどの費用がかかります。
エアコン取り外しには、特別な資格は必要ありませんが、エアコン本体、室外機とそれぞれの取り外し作業が必要です。
処分する際には取り外しも含めた金額で、適切な方法を選びましょう。
家庭用エアコンの取り外し
家庭用エアコンの場合、自分での取り外しも可能です。
取り外しにかかる時間は1時間ほど、かかる費用は2,000円ほどですので、処分費用を安く抑えることができます。
しかし、時間も労力もかかりますし、家庭用と言えどエアコンも電化製品ですので、素人が取り外しをするとケガをする可能性もあります。
不安な方や時間がとれない方は専門業者に依頼するのがおすすめです。
事業用エアコンの取り外し
事業用エアコンは家庭用エアコンとは異なり、自分で取り外しをすることはかなり困難な作業です。
事業用エアコンの場合、やっかいなのが「フロンガス」の取り扱いです。
環境省が施行している「フロン回収・破壊法」という規制があり、取り外しの前にフロンガスを回収、適切に破棄することが法律で定められています。
必要な工具も揃える必要もあります。
工具を購入する費用も必要となるとそれだけで費用がかさみます。
エアコンの取り外しは、何度も行うことはないはずなので、やはり専門業者に依頼する方が良いと言えます。
エアコンの処分方法
エアコンは、エネルギー効率が良く節電になるものや掃除のしやすいものが次々に販売されているため、中古品としての需要が低い傾向にあります。
そのため、エアコンを中古品としてリサイクルショップに売却したり、ネットで譲渡するような方法での処分は困難です。
エアコンは、リサイクル家電の対象品目であり、エアコンメーカー、家電販売店、利用する消費者に義務付けられています。
エアコンの主な処分方法としては、以下の4つが挙げられます。
不用品回収業者へ依頼して処分
エアコンをはじめ、リサイクル家電なら不用品回収業者に依頼して処分する方法もあります。
他の方法に比べ、運び出しも料金に含まれているため、運び出しに不安がある方でも処分がより簡単になるでしょう。
申し込みから回収までの時間が、他の方法よりも短いことも特徴です。
時間が取りにくい方でも利用しやすい点も魅力です。
また不用品回収業者は、パックプランを設定していることが多いです。
エアコンの他、テレビや洗濯機、冷蔵庫などをまとめて処分するなら、不用品回収業者のパックプランを使うのがもっとも効率よく、割安です。
定額プランに分別や運び出しも含めたサービスを行う不用品回収業者を選べば、楽に処分できるでしょう。
また、不用品回収業者なら家庭用エアコンはもちろん、事業用エアコンにも対応しています。
不用品回収業者の中で「法人対応」や「事業ゴミ対応」の業者を選ぶようにしてください。
家電量販店の回収で処分
エアコンの買い替えの際なら、家電量販店で回収し処分してもらうことができます。
処分費用は、エアコンの回収料金+取り外し料金が必要です。
ただし、家電量販店で処分できるのは家庭用エアコンのみです。
事業用エアコンは、回収対象とはなりませんのでご注意ください。
●ヨドバシカメラ
ヨドバシカメラでは、エアコン・洗濯機・衣類乾燥機・冷蔵庫・テレビのリサイクル法対象商品を購入の場合に限り、以下の料金で引き取り処分を行っています。
ヨドバシカメラでのエアコン回収のみのサービスは行っていませんのでご注意ください。
費用内訳 | 金額 |
---|---|
リサイクル回収料金 | 990円 |
運搬費 | 550円 |
取り外し料金 | 10,780円〜 |
●ビックカメラ
ビックカメラでは、リサイクル家電購入時に加え、回収処分のみのサービスも行っています。
回収処分のみの場合には、取り外しサービスは行っていませんので、取り外しは別途行う必要があります。
それぞれの処分費用は以下の通りです。
購入時の引き取り費用
費用内訳 | 金額 |
---|---|
リサイクル回収料金 | 990円~9,900円 ※メーカーによる |
運搬費 | 1,650円 |
取り外し料金 | 4,400円~ |
回収処分のみの費用
費用内訳 | 金額 |
---|---|
リサイクル回収料金 | 990円~9,900円 ※メーカーによる |
運搬費 | 5,000円 |
取り外し料金 | 取り外し不可 |
●ヤマダ電機
ヤマダ電機では、エアコン・洗濯機・衣類乾燥機・冷蔵庫・テレビのリサイクル法対象商品を購入の場合に限り、以下の料金で引き取り処分を行っています。
エアコンの回収のみも受け付けていますが、2,750円の訪問回収費がかかります。
費用内訳 | 金額 |
---|---|
リサイクル回収料金 | 990円~9,900円 ※メーカーによる |
運搬費 | 1,650円 |
取り外し料金 | 2,000円〜 |
指定引取場所に持ち込む
全国の指定引取場所にエアコンを持ち込むことで処分できます。
料金郵便局振込方式で、リサイクル料金を先払いしてから指定場所に持ち込みます。
指定引取場所への持ち込みについては、家庭用エアコンのみです。
事業用エアコンについては対象外ですので別の方法での処分を検討してください。
指定場所への持ち込みまでの流れは以下の通りです。
- 郵便局で家電リサイクル券をもらう
- 必要事項を記入する
- 振込手数料を添えて料金を振り込む
- 指定引取場所へリサイクル券と家電を一緒に持ち込む
自治体の指定引取所は、それぞれの自治体の窓口に相談するか、以下の「リサイクル券センター」で確認してください。
リサイクル券センター(https://www.e-map.ne.jp/p/rkcsymap/)
自治体連携サービスでの処分
エアコンはリサイクル家電に分類され、自治体の粗大ゴミ回収での処分はできません。
しかし、自治体と連携しているサービスで回収処分ができることがあります。
東京23区や横浜市などは、それぞれの団体が仲介し、リサイクル家電の回収を行っています。
自治体連携サービスにおいても、家庭用エアコンのみが対象です。
事業用エアコンは産業廃棄物であるため対象外です。
〇家電リサイクル受付センター(東京23区)
東京23区では、エアコンをはじめとするリサイクル家電を「家電リサイクル受付センター」に申し込み、回収、処分することができます。
- 品目とメーカー名を確認する
- 家電リサイクル受付センターへWEBで申し込む
- 収集日当日に対象家電を運び出す
- 現金で処分費用を支払う
ただし、家電リサイクル受付センターでは「回収のみ」の対応です。
そのため、エアコンを処分する際には、あらかじめ取り外しておく必要があります。
〇横浜家電リサイクル推進協議会(横浜市)
横浜市在住の方向けに「横浜家電リサイクル推進協議会」ではリサイクル家電の回収、処分を行っています。
- 品目とメーカー名を確認する
- 横浜家電リサイクル推進協議会へWEB、電話で申し込む
- 収集日当日に対象家電を運び出す
- 現金で処分費用を支払う
横浜市の場合、東京23区と同様、収集当日に家電を運び出す必要があります。
運び出すのが困難な方は、有料で運び出しにも対応しています。
不用品回収業者がエアコン処分におすすめの理由
エアコンの処分は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
その理由を6つご紹介します。
パックプランなら割安で処分できる
不用品回収業者の多くが、大量かつ大きな不用品を処分したいときにぴったりなパックプランを提供しています。
パックプランには運搬費や出張費なども含まれているので、追加料金が発生しません。
さらに、家電や家具など種類問わず様々な物を回収することが可能です。
余分な料金が発生しないので、割安でエアコンを処分できます。
サイズが大きくなりがちなエアコンも、不用品回収業者のパックプランならお得に手放せるのです。
運び出しもおまかせできる
エアコンは、いざ持ち上げようとすると割と重さのある家電です。
持ち上げようとして腰を傷めたり、運び出しているときに指をつめたり壁を傷つけてしまう恐れがあります。
一方、不用品回収業者なら経験豊富なスタッフが運び出しから担当してくれるので安心です。
怪我したり家を傷つけることなく、迅速・丁寧に搬出してくれるため、頼りになります。
エアコンを移動させられない、どうやって外に運び出そうかと困っているときにも相談できます。
希望の日時に回収に来てもらえる
希望の日時でエアコンを回収に来てくれるのも、不用品回収業者のおすすめポイントです。
エアコンの処分は、故障したときや買い替えのときなどタイミングがそれぞれ異なります。
家電量販店にいきなり持ち込むのも難しく、自治体連携サービスを利用する場合もすぐに対応してもらえないでしょう。
不用品回収業者の多くが一人ひとりの都合に合わせて希望の日時に来てくれるので、エアコンの処分についても心配ありません。
最短即日でエアコン回収に来てくれるところもあるため、すぐに処分したいときにも依頼できます。
年式の新しいものは買取できることも
不用品回収業者のなかには、年式の新しいエアコンを買い取ってくれるところがあります。
買取を実施している業者を見つけたら、具体的にどのようなものを買い取っているのか実績を調べてみましょう。
実際に買い取ったエアコンの特徴を押さえ、自宅エアコンの年式をチェックしたら、買い取ってもらえる可能性があります。
夏本番を迎える前はエアコンの準備を始める人が多いので、少しでも高く買い取ってもらいたいときは処分のタイミングも意識してみると良いです。
取り外し工事から対応できる業者もある
エアコンを取り外すのは、慣れていない人だと危険を伴う作業になります。
取り外す工程があるのに加え、無事に取り外せた後移動させるのが大変です。
不用品回収業者のなかには、エアコンの取り外し工事から引き受けてくれるところがあります。
取り外す作業からお願いしたい場合は、不用品回収業者のサービス内容を確認した上で、直接尋ねてみるのも良いでしょう。
怪我などの危険を恐れることなく、安全にエアコンを処分したいときは、取り外しから任せられる業者を探してみてください。
事業用エアコンの処分にも対応している
不用品回収業者は、事業に伴って生じた不用品についても積極的に回収しています。
そのため、オフィスや事務所などで使用していた事業用エアコンの処分についても相談できます。
事業用エアコンとなると、1機だけでなく複数ある場合があるでしょう。
お得なパックプランを提供している不用品回収業者に依頼すると、エアコン何点かもまとめて回収してくれます。
事業用エアコンの処分方法でお困りの際も、不用品回収業者に尋ねてみてください。
エアコンの室外機だけ捨てることは可能?
ここまでに紹介したエアコンの処分方法は、エアコンの室内機、室外機をセットで処分することを前提にしています。
エアコンの室外機のみを処分するケースについて説明します。
結論としては、エアコンの室外機だけの処分も可能です。
しかし注意したいのは、室外機だけであっても「エアコン」とみなされ、リサイクル家電として処分する必要がある点です。
そのため、家電量販店や指定引取所、自治体連携のサービスでの処分の場合、費用もエアコンの処分と同額かかります。
不用品回収業者に関しては、それぞれの業者によって処分費用も異なります。
室外機だけの処分なら不用品回収業者に相談してみるのがおすすめです。
故障かも…エアコンを処分するタイミング
エアコンの寿命は、一般的に10年程度とされています。
また、故障したときは、交換部品がないことから修理よりあっさり処分した方が良いです。
以下のような異変を感じる場合は、早めにエアコンの処分について考えてみましょう。
利きが悪くなってきたとき
設定温度を低めにしてもあまり涼しくならない、利きが悪くなってきていると感じたらエアコンを処分するタイミングです。
利きが悪くなったら、エアコンがきちんと作動していない証拠です。
その状態で使い続けると電気代ばかりかかることになるので、処分して新しいものに買い替えるのを検討してみましょう。
電気代がかかるだけでなく、暑い夏や寒い冬に快適に過ごせなくなります。
異音がするようになったとき
エアコンを稼働させると異音がする、明らかに音が大きい、室外機からも音が発生しているなどの場合は、買い替えるタイミングでしょう。
一度掃除をしてみてから稼働させて、それでも同じ状態が続くようなら処分するのがおすすめです。
大きな音や異音がするなかエアコンを使い続けていると、集合住宅にお住まいの際は隣の住人などに迷惑がかかる場合があります。
今までなかった異音がする、掃除しても変化が見られないときは速やかにエアコンを処分しましょう。
焦げた臭いなど異臭がするとき
エアコンから焦げた臭いなどの異臭が発生しているときも、処分について考えると良いでしょう。
エアコンから出てくる風が臭いと感じる場合、熱交換器にトラブルが起きている可能性があります。
10年程度浸かっているとすでに熱交換器が寿命を迎えていることもあるので、新品に買い替えるのがおすすめです。
異臭がすると体調不良が起きる場合があるので、そのまま使い続けないようにしてください。
また、換気しなければならずエアコンが利かない事態にもなり得るので早めに処分しましょう。
室内機の水漏れが起きたとき
室内機から水が漏れてくるような事態が起きた場合も、エアコンを処分するタイミングといえます。
ドレンホース部分に落ち葉などが詰まり水漏れが起きることがあるので、一度ホースを掃除してみましょう。
ドレンホースが詰まっていないけれど水漏れが起きている、水漏れが止まらないときはエアコンを処分するようにしてください。
そのまま使い続けていると、漏れ出た水から漏電して火災が発生する危険があります。
エアコンの処分に困ったら「なんでも回収団」へお任せ!
エアコンの処分に困ったら「不用品なんでも回収団」がおすすめです。
不用品なんでも回収団は、エアコンのほか、テレビ、冷蔵庫、洗濯機などのリサイクル家電もまとめて回収できます。
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事業ゴミにも対応していますので事業用エアコンも回収可能です。
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エアコンなどのリサイクル家電の処分をお考えの方は、ぜひ「不用品なんでも回収団」にご相談ください。
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不要なエアコンの処分方法を教えてください。
不要なエアコンは、以下に挙げる方法で処分できます。
・不用品回収業者に依頼する
・家電量販店で回収してもらう
・指定引き取り場所に持ち込む
・自治体連携サービスを利用する
エアコンの状態、年式、買い替えの予定の有無などから、どの処分方法が適しているか考えてみてください。 -
なぜエアコンを処分するとき不用品回収業者がおすすめなのですか?
エアコン処分を不用品回収業者に依頼すると、こんなおすすめポイントがあります。
・パックプランで安く回収してもらえる
・運び出しを任せられる
・希望の日時に来てもらえる
・比較的新しいエアコンは買い取ってもらえる場合がある
・エアコンの取り外し工事から依頼できる場合がある
・事業用エアコンの処分も受け付けている -
エアコンを処分するタイミングについて教えてください。
エアコンは、こんなトラブルや異変が起きたら処分を検討しましょう。
・利きが悪くなってきた
・異音がする
・焦げた臭いや異臭がする
・室内機から水漏れが起きている