本記事では、オイルヒーターの処分方法を詳しく解説します。
オイルヒーターは中に油が入っており、処分方法に困る方も多いはずです。今回は定番製品とも言える「デロンギ」の処分方法はもちろん、それぞれの処分方法のメリット・デメリットもまとめました。
また、処分する際に必要な費用やオイルヒーター処分時のオイル処理方法も紹介しています。各種処分方法を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
オイルヒーターの処分方法
オイルヒーターの処分方法を詳しく解説します。一般的な「売る」処分方法の他にも、「捨てる」「リサイクル」という方法もあります。
オイルヒーターの状態も考えて、適切な処分方法を考慮してください。
不用品回収業者に依頼する
使えなくなったオイルヒーターを急いで処分したい場合は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめ。
電話一本ですぐに対応してくれますし、場合によってはその日に回収可能です。
またオイルヒーターは大型の暖房器具ですので、家まで回収に来てくれるのはありがたいポイント。ただオイルヒーター単品だけの回収となると、回収費用が高くなります。
そのため、家にある他の不用品をまとめて捨てたい方におすすめの処分方法です。
〇メリット
不用品回収業者に依頼するメリットは、以下の通りです。
- 自宅まで回収に来てくれる
- 即日処分が可能
- 他の不用品もまとめて処分できる
最短即日の回収が可能なだけでなく、他に不用品がある場合でも自宅まで回収に来てくれます。一気に不用品を処分したい方や自分で運搬できない方には、特におすすめです。
〇デメリット
デメリットは、以下の2つです。
- 単品だけの処分は高くつく
- 業者を自分で探す必要がある
一気に不用品を処分する場合は、パックプランを利用すれば安く済みますが、オイルヒーターのみだと割高に感じてしまうかもしれません。
また、依頼先の業者は自分で探す必要があり、手間に感じる方もいます。
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自治体の粗大ゴミとして出す
比較的大型の暖房器具であるオイルヒーターは、自治体の粗大ゴミで処分するのが一般的です。
自治体の回収なので低価格で処分可能ですし、家の近くまで回収に来てくれるのも大きなポイント。
ただ、回収に1~2週間程度待たなければならないことが多く、すぐに捨てたい方には向いていません。自治体の粗大ゴミとして捨てる際の手順は、以下の通りです。
■粗大ゴミとして捨てる際の手順
- 自治体の粗大ゴミ収集センターに申し込み(電話でもインターネット経由でも可)
- オイルヒーターのサイズで金額が決定
- 回収日時と場所を教えてもらう
- 金額分の粗大ゴミ回収券をコンビニなどで購入
- 券に必要事項を書いてオイルヒーターに貼っておく
- 指定された日時に決まった場所に置く
回収の手順自体は複雑ではありませんので、初めてでも簡単に処分できます。
〇メリット
自治体で処分するメリットは、以下の2つです。
- 低価格で処分可能
- 自宅近くまで回収に来てくれる
オイルヒーターの場合、500円~2,000円ほどと安価な費用で処分可能です。また、基本的には自宅近くまで回収に来てもらえます。
〇デメリット
デメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 日時と場所を指定される
- 自分で運ばなければならない
- 即日処分ができない
指定された日時に自宅前などに出さなければいけないので、原則として即日での処分は不可です。
運搬や分別、事前の申し込みなどは全て自分で行わなければならないため、手軽にオイルヒーターを処分したい方にはおすすめできません。
ゴミ処理場に直接持ち込む
オイルヒーターを自分で持ち運びができるのなら、自治体のゴミ処理場に直接持ち込む方法も可能です。
重量やサイズで料金が決まりますが、大抵は1000円掛からないほどの安い価格で処分できます。
ただ重いオイルヒーターを自分で運搬する必要があり、ゴミ処理施設が遠方なら行き帰りも容易ではありません。事前予約が必要、受付時間の変動もありますので、事前によく確認しましょう。
〇メリット
ゴミ処理場に直接持ち込むメリットは、以下の通りです。
- 低価格で処分できる
- 自分が処分したい時にできる
無料、または10kgあたり数百円などと安価な費用で処分できるのが大きなメリットです。また、自分の好きなタイミングで捨てられます。
〇デメリット
デメリットとしては、以下のようなものがあります。
- 自身で運ぶ必要あり
- 処理場が遠方なら車が必要
- 事前の予約が必要な場合も
自分で処理場まで運ぶ必要があり、基本的に車のない方は処分できません。また、自治体によっては事前の予約が必要な場合もあります。
デロンギなどメーカー回収システムに依頼する
オイルヒーター製造メーカーでは、使えなくなったオイルヒーターの引き取り処分をしています。全てのメーカーではありませんが、有名な大手メーカーはほとんど対応可能です。
メーカーの回収対応システムでは、基本的に郵送で回収を実施してくれるので、楽に処分できるのもメリット。
ただ処分に掛かる費用はメーカーによって異なり、条件が備わっていることもあります。処分費用や送料、梱包の方法など事前に確認してから利用しましょう。
例として、有名なメーカー「De'Longhi(デロンギ)」の回収システムの詳細をご紹介します。
■De'Longhi(デロンギ)再資源化システム
- 製品を送る際の送料のみ顧客負担
- 着払いで発送した場合は受け取り不可
- 対象製品はデロンギ製品のみ
- 梱包に関しては製品が入っていた箱を利用
- 箱がない場合は箱(1800円:代引き手数料込み)を手配することも可能
詳しい条件はメーカーの公式サイトに載っていますので、確認してください。
〇メリット
メーカーに回収を依頼するメリットは、以下の通りです。
- 郵送などで楽に処分可能
- 比較的低価格で処分できる
郵送などで指定の場所に送るだけで処分でき、手間がかからないのがメリットです。また、メーカーの回収システムは比較的安価な費用で利用できます。
〇デメリット
デメリットは、以下の通りです。
- メーカーが同じなどの条件がある
- 梱包は自分でする必要あり
- 事前の問い合わせ必須
同メーカーのものしか受け付けていなかったり、梱包を自分でしなければならなかったりと、条件が複数ある点がデメリットです。
また、必ず事前の問い合わせをしてから利用しましょう。
家電量販店に引き取りを依頼する
オイルヒーターを購入した家電量販店で引き取りを依頼する方法もあります。ただし、家電量販店での商品の購入が条件として課される場合もありますので、ご注意を。
無料ではないため特におすすめの方法ではありませんが、買い替えの予定があるなら好都合の方法です。例として、大手家電量販店のサービスを紹介します。
家電量販店の名称 | 回収の条件 |
---|---|
ヤマダ電機 | 小型家電の郵送回収:550円~2,200円 段ボール一箱で郵送:2,200円 |
ケーズデンキ | 持ち込み:4,400円 (引き取りの場合は+運搬料) |
ヨドバシカメラ | 店舗持ち込み:1,100円~4,400円 |
ビックカメラ | 無料下取り(5,000円以上お買い上げ時のみ) 段ボール一箱で郵送:1,958円 |
Joshin | 段ボール一箱で郵送:2,090円(会員価格) |
多くの家電量販店では、段ボール一箱にまとめて複数入れ、回収するサービスを行っています。ただし、段ボールのサイズなどに指定があるので、利用の際は注意しましょう。
また、自宅に引き取りに来てもらう際は別途で運搬料がかかるケースがほとんどです。
〇メリット
家電量販店に依頼するメリットは、以下の通りです。
- 希望する日に処分できる
- 比較的低価格で処分可能
比較的低価格で処分でき、希望した日時に引き取りに来てもらえます。
〇デメリット
デメリットとしては、以下のようなものがあります。
- 自分で持ち込む必要あり
店舗での引き取りを利用する場合は、自分で持ち込まなければなりません。郵送で処分する場合でも、自身での梱包が必要です。
ヤマダ電機やケーズデンキの家電回収サービスについて詳細を確認したい方はこちら!
売る・譲る
まだまだ綺麗な状態のオイルヒーターなら、リサイクルショップやフリマアプリで売るのもおすすめです。
特に暖房器具必須となる冬前には、リサイクルショップやフリマでは季節性商品が多く出回ります。時期を選んで効果的に売り出せば、すぐに買い手がつくことでしょう。
人気が高い「De'Longhi」や「IRIS OYAMA」などのメーカーは、見た目もよく機能性も高いため売れやすい商品です。
また、売れるほど綺麗ではないオイルヒーターでも、まだまだ使えるなら譲ることも可能。暖房器具を探している知り合いや希望する人に譲るのも、簡単に処分できる方法の一つです。
〇メリット
売る・譲るメリットは、以下の通りです。
- 無料で処分できる
- 希望金額で売れる
- 必要な人に役立ててもらえる
費用をかけずに処分できるだけでなく、希望の金額で売れるのが大きなメリットです。また、リユースによって捨てずに別の方に役立ててもらえます。
〇デメリット
デメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
- 必ず売れるとは限らない
- 売れるまで保管する必要あり
- 譲渡先を自分で探す必要がある
必ず売れるとは限らないほか、売れるまでは処分できないため、今すぐ捨てたい方には向きません。また、譲渡先も自分で見つける必要があります。
オイルヒーターの処分方法別の費用相場
オイルヒーターの処分方法別に、費用の相場を解説します。選ぶ方法によって費用は異なりますので、事前に相場を知ることでお得に処分できる方法を把握できます。
オイルヒーターの処分方法に迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
処分方法 | 費用の相場 | 備考 |
---|---|---|
不用品回収業者に依頼 | 有料/3000円程度 | 他にも不用品があると安くなる |
自治体の粗大ゴミとして出す | 有料/500円~1000円程度 | ー |
ゴミ処理場に直接持ち込む | 有料/500円程度 | ー |
メーカーの回収システムに依頼 | 送料のみ負担の場合が多い | メーカーにより異なる |
家電量販店に引き取り依頼 | 有料/1000~2000円程度 | お店によって価格・条件が異なる |
ホームセンターに依頼 | 有料/1000~2000円程度 | お店によって価格・条件が異なる |
売る・譲る | 無料 | 送料を差し引いた金額の考慮が必要 |
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オイルヒーターの処分に関する注意点
オイルヒーターの処分時には、幾つかの注意点があります。よく理解せずに処分してしまうと、回収不可になったり、事故の元になることも。
迅速で適切な処分に欠かせないポイントですので、ぜひ覚えておきましょう。
処分方法は自治体のルールに沿って決める
自治体の回収でオイルヒーターを処分したいなら、自治体が定める分別ルールを理解しておきましょう。
粗大ゴミとしてオイルヒーターを捨てられる地域もありますが、自治体によっては扱いがない場合も。
また回収は可能でも、「オイルを抜いていないものは回収不可」などのルールが存在する場合もあります。確実に回収してもらうためにも、事前に自治体のルールを確認しておきましょう。
オイル漏れのチェックをする
もし中のオイルが漏れている状態なら、そのまま処分することはできません。危険が低いとはいえ、オイルが他のゴミについてしまい、事故の元になる可能性も否めません。
処分する前にオイルが漏れていないか、きちんとチェックしてください。
オイルを抜いてから処分する
多くの自治体では、オイルヒーター処分時には「中身のオイルを抜いてから捨てる」ように定めています。
種類によっては簡単にオイルを抜けるものもあれば、抜き取り不可のものもあります。自分でオイルを抜き取れないタイプのオイルヒーターなら、自治体の粗大ゴミには出せない可能性も。
オイルが抜けるか抜けないかで処分できる方法も変わることを覚えておきましょう。
ホームセンターでの回収サービスでは処分できない
オイルヒーターは、原則としてホームセンターでは回収してもらえません。カインズ・コーナン・ビバホーム・島忠など、主要なホームセンターでは回収を行っていませんでした。
また、ニトリにもオイルヒーターの取り扱いはありますが、回収はしていません。オイルヒーターを処分したい場合は、家電量販店や不用品回収業者に依頼しましょう。
オイルヒーター処分時のオイル処理方法
オイルヒーターを処分する際には、中のオイルを抜く必要があります。自治体によっては、中のオイルを抜いた状態でなければ回収してくれないこともあるからです。
ではオイルを抜く手順について詳しく解説していきましょう。
オイルの適切な抜き方
中身のオイルは危険ではありませんが、思いがけない事故を避けるためにも安全に注意しながら作業しましょう。
■オイルの抜き方
- オイルヒーターのコンセントを抜く
- そのままの状態で1日ほど放置し放電させる
- パネル側面下部にあるビスを外して操作パネルを取る
- 内部の配線と電装部品を外す
- 蓋にドリルで穴をあけて中のオイルを出す
- オイルが他の場所についていないか確認し、綺麗に拭きとる
抜いたオイルの捨て方
本体から抜いたオイルは、紙や布に染み込ませて燃えるゴミで捨てることが可能です。ただしこれはオイルが少量の場合のみですので、量があるなら他の選択肢が無難です。
オイルが染み込んだ紙や布は、そのままではなくビニール袋などで何重かに包み、自治体の分別ルールに従い処分してください。
廃油の処分方法を詳しく知りたい方はこちら!
オイルヒーターの処分なら「不用品なんでも回収団」へ!
今回は、オイルヒーターの処分方法を紹介しました。
オイルヒーターは中にオイルが入っていることから、捨て方に迷う方も少なくありません。分別や捨て方に迷った際は、ぜひ「不用品なんでも回収団」にご相談をください。
不用品なんでも回収団では、オイルヒーターをはじめとした幅広い不用品の回収を受け付けています。最短即日で駆けつけられるため、今すぐ処分したい方も安心です。
単品回収だけでなく、お得なパックプランも用意しているので、オイルヒーター以外に処分したいものがある方も気軽にお問い合わせください。
-
オイルヒーターの処分方法が良く分かりません。
オイルヒーターは自治体の回収や家電量販店が行うサービスにより、処分することができます。しかし、自治体や店舗ごとにルールが異なるため、よくわからない方も多いはずです。
そんなときは、不用品回収業者へ依頼しましょう。不用品なんでも回収団では、分別などを行なっていない粗大ゴミや不用品も一気に回収します。面倒な作業は全てスタッフが代行するので、立ち会って頂くだけで処分完了です。 -
オイルヒーターを処分する際はオイルを抜く必要があるのですか?
自治体によっては、オイルを抜いてから処分するように指示される場合があります。オイルの抜き方がわからない場合は、オイルヒーターの取扱説明書を確認するか、メーカーに問い合わせてください。
不用品なんでも回収団にお任せいただければ、オイルを抜いていない状態でも安全に回収します。回収したオイルヒーターは法律に則り、正しい方法で処分させていただきます。 -
オイルヒーターが大きくて運べません。
そんなときは、不用品回収業者に依頼すれば宅内までオイルヒーターを引き取りに来てくれます。不用品なんでも回収団では、分別・梱包・運搬・積み込み・処分まで、一括してプロのスタッフが行うので安心です。
一人暮らしの女性、年配の方からの依頼も受け付けており、手軽に不用品を処分できます。