プリンターを処分する方法は1つではありません。さまざまな方法があります。プリンターの処分にかかるコストや時間、労力はそれぞれの処分方法で異なります。
今回はプリンターの処分方法を6つ紹介しますので、自分に合った処分方法を選択しましょう。
処分方法以外にも、プリンターを処分する前の注意点や業者選びのポイントなども解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
プリンターを処分する際の注意点
プリンターを処分する際には以下のような注意点があります。
- 個人データは削除する
- インクやドラムはリサイクルする
- 事業用プリンターは産業廃棄物扱い
順番にみてみましょう。
個人データは削除する
プリンターにメモリがある場合には、個人データが残っている可能性があります。個人情報を悪用される危険性があるので、初期化しておくようにしましょう。
また、USBメモリやSDカードがささっている場合には、さしっぱなしにして処分しないように注意してください。
インクやドラムはリサイクルする
インクやドラムはリサイクルすることが可能です。インクが余っている場合には、買い替え時に挿入すれば再び使うことができます。
インクやドラムを今後自身で使用する予定がない場合には、メーカーや家電量販店の回収ボックスでリサイクルしましょう。
事業用のプリンターは産業廃棄物扱い
自宅用プリンターとは違い、会社などの事業用のプリンターは産業破棄物扱いになります。
事業用プリンターを処理する場合には、主に2つの方法があります。1つはメーカーに問い合わせ、回収を依頼することです。
2つ目は「産業廃棄物収集運搬許可証」の認定を保有している回収業者に依頼することです。
自宅用プリンターとは別扱いになるので、注意しましょう。
プリンターの6つの処分方法
プリンターの処分は以下6つの方法があります。
- 小型家電リサイクルに出す
- 粗大ゴミとして処分する
- フリマやネットオークションで売却する
- リサイクルショップで売却する
- 家電量販店で下取りしてもらう
- 不用品回収業者に依頼する
それぞれの特徴を理解した上で処分方法を選択しましょう。
小型家電リサイクルに出す
自治体によって異なりますが、プリンターはリサイクル処分することが可能です。
プリンターは、小型家電リサイクル法の対象品目となっています。プリンターは、有用な金属の再利用が推奨されているのです。
【メリット】
- リサイクルすることができる
- 低いコストで処分可能
【デメリット】
- 自分で運び出さなければならない
- サイズなどの指定がある場合がある
- リサイクル券を購入しなくてはいけない
【方法】
方法としては以下の3つがあります。
- ボックス回収:家電量販店や公共施設・スーパーに置かれている回収ボックスに投入
- ピックアップ回収:不燃ゴミとして処分・選別してリサイクル
- ステーション回収:ゴミ収集所で資源ゴミと一緒に回収
(参考:環境省)
【料金相場】
費用相場はおおよそ1,000円です。
回収費用に関しては、自治体によって費用が異なるので確認しておきましょう。
粗大ゴミとして処分する
プリンターは、粗大ゴミとして処分することも可能です。自治体によっては粗大ゴミではなく、不燃ゴミ扱いになる場合もあるので、事前に自治体ホームページで確認しましょう。
自治体によって異なりますが、多くの場合は30cm以内なら、可燃ゴミもしくは不燃ゴミとして処分可能です。
30cm以下でも大量にゴミが出る場合は、回収対象外になってしまうので気をつけましょう。
【メリット】
- 低いコストで処分可能
- 業者などと連絡をとる必要がない
【デメリット】
- プリンターの運び出しは自分で行う必要がある
- 日時指定があるため、処分に時間がかかる
- 回収の依頼や粗大ゴミシールの購入が必要
【方法】
- 自治体のホームページでプリンター処分における規定事項を確認
- 粗大ゴミとして処分する場合には、ホームページや電話で回収を依頼
- 依頼時に指定されたコンビニや郵便局などで粗大ゴミシールを購入する
- 決められた回収日時に、指定場所へプリンターを運び出す
【料金相場】
粗大ゴミとして回収される場合には、200円〜1,000円程度です。可燃ゴミ・不燃ゴミとして回収される場合には、基本的に費用はかかりません。
自治体によって費用が異なるので、確認しておきましょう。
フリマアプリやネットオークションで売却する
プリンターの状態が良い場合には、フリマアプリやオークションで売却すると良いでしょう。
最近では、自分が使わなくなったものをメルカリやヤフーオークションなどのオークションサイトで売ることも増えてきています。
処分費用をかけずにプリンターを処分できる点では、メリットといえますが、処分するまでに時間がかかるので、お急ぎの方は別の処分方法を選びましょう。
【メリット】
- リユースできる
- 臨時収入が入る可能性がある
【デメリット】
- 処分するまでに時間がかかる
- 梱包や配送などを自分で行わなければならない
- 必ず売れるとは限らず、買い手が見つからない可能性がある
【方法】
- 出品するオークションサイトに登録する
- プリンターの全体像や傷がわかる写真を撮る
- 写真と詳細説明を載せて出品する
- 購入者が見つかったら、梱包・発送を行う
【料金相場】
梱包や発送料は、基本的に自己負担になります。売却料金は、自己負担費用を計算した上で考えましょう。
プリンターが高く売れた場合には、臨時収入になります。
リサイクルショップで売却する
リサイクルショップでプリンターを査定してもらい、売却してもらうのも手です。
リサイクルショップでは、買い取ったものを中古としてそのまま売る場合と、部品などから査定する場合があります。
そのため、多少破損しているプリンターでも、買い取りしているリサイクルショップもあります。
【メリット】
- 臨時収入が入る可能性がある
- リサイクルになる
- 出張買取の場合は、担当者が運び出してくれる
【デメリット】
- 買い取りしてもらえない場合もある
- 出張買取がない場合には自分で運び出さなければならない
【方法】
- 買い取り条件を電話やサイト上で確認する
- 電話やホームページで申し込みを行う
- 担当者が査定に赴くか、またはショップに自分で運び込む
- 査定と代金の支払い
【料金相場】
プリンターが買い取り可能となった際には、臨時収入になります。
しかし、出張買取の場合には運搬費用がかかる可能性があります。
家電量販店で下取りしてもらう
プリンターの買い替えを考えている方は、家電量販店で下取りしてもらう方法もあります。
家電量販店によっては、回収費用を払えば、新たなプリンターを購入しなくても回収してもらえる場合があります。
家電量販店ごとに条件や料金が異なるので、事前に確認しておきましょう。
【メリット】
- 費用をかけずに処分可能
- 処分の手間がかからない
【デメリット】
- 下取り条件があるため、回収してもらえない場合がある
- 運び出しは基本的に自分で行わなければならない
【料金相場・条件】
●ヤマダ電機の処分費用・条件
ヤマダ電機では、1,100円(税込)で回収を行なっています。
店頭持込と訪問回収の2つの方法があり、訪問回収の場合には別途で料金がかかります。
(参照:ヤマダ電気)
●ケーズデンキの処分費用・条件
ケーズデンキではプリンターの下取りを行なっています。
プリンターは1,100円(税込)払えば回収してもらえます。運搬料金は別途で1,650円(税込)かかります。
一部地域に限られるので、取扱店舗を調べてみましょう。
(参照:ケーズデンキ)
●ヨドバシカメラの処分費用・条件
ヨドバシカメラでは、1,100円(税込)でプリンターを回収してもらえます。出張費用は2,200円(税込)別途でかかってしまうので、費用を抑えたい方は店舗に持ち込みましょう。
プリンターの回収対象は、150cm以下で20kg以下です。事前に計測しておくと安心です。
また、ヨドバシカメラでは、買取サービスも実施しています。査定は無料なので、処分が急ぎでない方は買取サービスを利用してみると良いでしょう。
ただし、業務用プリンターは対象外なので注意してください。
(参照:ヨドバシカメラ)
●エディオンの処分費用・条件
エディオンでは550円(税込)で回収してもらえます。ただし、縦+横+高さの合計が120cm以下、重さが10kg以下が対象となります。また、「取り外し工事不要で使用できるもの」「搬出に2名の作業員が必要なもの」も条件になるので、事前に確認しておきましょう。
(参照:エディオン)
●ビックカメラの処分費用・条件
ビックカメラでは、合計5,500円(税込)以上のプリンター購入で1点無料下取りしてもらえます。
ただし、ネットショップで購入した場合には対象外になるので、注意しましょう。
(参照:ビックカメラ)
不用品回収業者に依頼する
すぐにプリンターを処分したい場合や、プリンター以外に処分したいものが多い場合には、不用品回収業者に依頼するのが良いでしょう。
他の処分方法と比べて費用はかかりますが、依頼すればすぐに駆けつけてくれるので、処分を急いでいる方にもおすすめです。
不用品回収業者の中には、買取サービスを行っている業者もあるので、チェックしてみてください。
【メリット】
- すぐに回収してもらえる
- 業者によっては、買取してもらえる可能性がある
- 運び出しや梱包などは全て業者が請け負ってくれる
【デメリット】
- 処分費用が高い
- 中には違法業者も存在する
【方法】
- 依頼する不用品回収業者を選ぶ
- 電話やホームページで予約する
- プリンター処分の見積もり
- 業者の方に回収してもらい、代金を支払う
【料金相場】
500円~3,000円程度
依頼する不用品回収業者によって料金体系は異なるので、あくまでも目安として捉えてください。
優良な不用品回収業者の選び方
不用品回収業者の中には、不法投棄や高額請求をする悪質な業者もいるので、注意が必要です。
しっかり調べて見極めれば、優良な業者に任せることができます。
優良な不用品回収業者を選ぶポイントは、次の3つです。
- 無料回収の業者は選ばない
- ホームページで会社情報を確認
- 料金体系がわかりやすいか確認する
順番にみてみましょう。
無料回収の業者は選ばない
「無料回収」というような言葉がある業者は避けましょう。悪徳業者の可能性が高いです。
無料で回収している場合には、適切な処分をせずに、不法投棄などの違法な行為を行なっている可能性があります。
適切な場所で処理しなければならないため、プリンターの処分には基本的に費用がかかります。「無料」というフレーズに注意しましょう。
ホームページで会社情報を確認
ホームページで会社情報を確認すると安心材料になります。会社名はもちろんのこと、保有資格を確認しておくのも重要です。
不用品回収業を行なうためには、「一般廃棄物処理業」「古物商許可」などの許可を公安委員会や市町村から受けていなければなりません。許可を得ていないと、悪徳な業者である場合が多いです。
優良な不用品回収業者であれば、許可を得て行なっています。
資格を有している場合、ホームページに「一般廃棄物収集運搬業 第●●●●号」のように記載されています。認可番号が記載されてあるかも確認しておきましょう。
料金体系がわかりやすいか確認する
料金がわかりやすく明示されていることも、プリンターの回収業者選びにおいて重要です。
悪質な業者である場合、料金体系がわかりづらいケースが多いです。想像以上にオプション費用がかかり、結果的に回収費用が高額になってしまう場合があります。
料金表示がわかりにくいと感じた場合には、避けるようにしましょう。
手早く安心してプリンター処分を任せるには
今回は、プリンターの処分方法や、不用品回収業者を選ぶ際の注意点に関して解説しました。
それぞれメリット・デメリット、処分費用が異なるので、自分の希望に合った方法でプリンターを処分しましょう。
自分で運び出しが難しい場合やなるべく早めに処分したい場合には、業者に頼むのが良いでしょう。中でも『不用品なんでも回収団』がおすすめです。
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