古くなったマットレスや身体に合わないマットレスなどを、どのように処分すれば良いのかわからない方も多いでしょう。
また、処分にかかるコストも気になるところです。
マットレスの処分にはさまざま方法があります。これから、マットレスの処分方法を7つご紹介します。目的に合わせて、マットレスの処分方法を検討してみてください。
後半では、マットレスをトラブルなく処分するコツもご紹介しているので、検討される方は最後までご覧ください!
マットレスの種類と捨て時の見分け方
まずは、マットレスの種類と、捨て時の見分け方をお伝えします。
マットレスは主に以下の2つに分類することができます。
- スプリングタイプ
- ウレタン・樹脂素材のタイプ
順番に詳しくみていきましょう。
スプリングタイプ
スプリングタイプのマットレスの特徴は、その名の通りスプリング(ばね)で作られているものを指します。
スプリングタイプの中でも、複数のばねが連結している「ボンネルコイルタイプ」とばねが一つひとつ袋に包み込まれて並んでいる「ポケットコイルタイプ」の2つに分かれています。
捨て時サイン
スプリングタイプの買い替え時は、およそ10年とされています。
反発力が衰えて中央部分が凹んでしまっていたり、マットレスの上に乗るとギシギシ軋んだりする場合には捨て時のサインです。
そのまま放置すると、ばねが飛び出てしまったり、睡眠の質が落ちてしまったりするので買い替え時をしっかり見極めましょう。
ウレタン・樹脂素材のタイプ
ばねを使わずに、ウレタン・樹脂素材で作られているマットレスもあります。
このタイプのマットレスは通気性が悪いので、日頃から風通しの良い場所で保管したり、カビ対策をしたりと、日々のケアが必要です。
また、低反発タイプと高反発タイプに分かれており、低反発タイプの方が身体にかかる圧力を分散します。
捨て時サイン
ウレタン・樹脂素材タイプは、スプリングタイプと比べて寿命が短く、おおよそ3〜6年が買い替え時の目安とされています。
劣化すると反発力がなくなり、肩こりや腰痛を引き起こす原因になります。以前と比べて反発力が落ちていると感じる場合や、身体にこりを感じた場合には買い替え時のサインです。
ウレタン・樹脂素材タイプは、通気性の良い場所で保管し、湿気がたまらないようにすることが長く使い続けるためのコツです。
マットレスの処分方法7選
続いて、マットレスの処分方法を以下7つご紹介します。
- 解体して家庭ゴミとして出す
- 自治体で粗大ゴミとして出す
- オークションサイトで販売する
- 引っ越し業者に引き取ってもらう
- 新規購入時に家具店で引き取り
- リサイクルショップで買い取り依頼
- 不用品回収業者に回収してもらう
順番にみていきましょう。
解体して家庭ゴミとして出す
スプリングタイプの場合は難しいですが、ウレタン・樹脂素材のマットレスであれば、自身で解体して家庭ゴミに出すことが可能です。
自治体によって異なりますが、一般的に30cm以上であれば粗大ゴミになります。各自治体のサイトを確認して、規定サイズ以下にして捨てましょう。
粗大ゴミのサイズであっても、大量にゴミが出る場合は回収対象外になってしまう可能性もあります。
また、パーツごとに可燃ゴミ・不燃ゴミなどに分類する必要もあるので、あわせて確認しましょう。
【メリット】
- コストをかけずに処分できる
- 業者などに頼む手間がなくなる
【デメリット】
- 自分で解体するので、怪我の可能性がある
- 解体するまでに時間と労力を要する
【方法詳細】
- 自治体のホームページで粗大ゴミのサイズ規定を確認
- 工具を用いてマットレスを解体する
- 解体したものを可燃ゴミ・不燃ゴミに分類
- ゴミの日に運び出し、処分する
【処分費用】
可燃ゴミもしくは、不燃ゴミとして回収される場合には、処分費用はかかりません。
ただし、解体する道具がない場合には、自分で買い揃える必要があります。ノコギリ、裁ちバサミなどのマットレスを分解するための工具費用は、2,000円前後かかります。
自治体で粗大ゴミとして出す
粗大ゴミとして、マットレスを自治体に回収してもらうこともできます。詳しい料金や回収品目に関しては、自治体によって異なるのでホームページで確認しましょう。
ばねの入っているスプリングマットレスの場合は、適正な処理が困難である「適正処理困難物」に指定されています。自治体によっては、スプリングマットレスの回収を実施していないので、事前に確認しましょう。
【メリット】
- 業者などと連絡を取る必要がない
- 低コストで処分することができる
【デメリット】
- 運び出しは自分で行う必要がある
- 引取日時は指定されているため、回収までに時間がかかる
【方法詳細】
- 自治体のホームページで粗大ゴミの回収品目・内容を確認
- 自治体に粗大ゴミの収集を依頼する
- 依頼時に指定されたコンビニや郵便局などで粗大ゴミシールを購入する
- 決められた回収日時に、回収場所へ処分したいマットレスを運び出す
【処分費用】
粗大ゴミとしてマットレスを回収する場合には、自治体によって料金が変わります。目安としては、1,000円〜2,000円程度かかります。
オークションサイトで販売する
処分するまでに時間はかかりますが、オークションサイトでマットレスを販売して処分することもひとつの手です。
最近では、自分が使わなくなったものをメルカリや、ヤフーオークションなどのオークションサイトで売ることも増えてきています。
ただ、マットレスが劣化してしまい、処分する場合には、購入者が見つからない可能性があります。
購入したばかりのマットレスが身体に合わない場合など、比較的に状態が新しいものやブランドであれば売れやすくなります。
取扱説明書や付属品などが手元にあれば、さらに高額で買い取ってもらえる可能性があります。
【メリット】
- 臨時収入になる可能性がある
- 再利用してもらえるため、環境に良い
- 処分費用がかからない(配送料などは除く)
【デメリット】
- 撮影や出品に手間がかかる
- 買い手が見つかるまでに時間がかかる
- 買い手が見つからない可能性もある
【方法詳細】
- 出品するオークションサイトを決める
- 傷ついている箇所やマットレスの全体像がわかるように写真を撮る
- 詳細な情報や写真を添付して出品する
- 発送手続きを行い、発送する
【処分費用】
梱包代や発送料などの発送手続きの際にかかる料金は、基本的に自己負担になります。運び出しも基本的に自分で行う必要があるので、注意しましょう。
マットレスを高く売ることができれば、臨時収入になります。
引っ越し業者に引き取ってもらう
引っ越し業者にマットレスを引き取ってもらうことも可能です。
引っ越し業者によっては、買取受付を行っている場合もあるので、臨時収入になる可能性があります。しかし、基本的には処分費用がかかります。
また、引っ越し業者は回収後に引き取り業者にマットレスを受け渡す流れになるので、料金は他の処分方法と比べて高くなる可能性があります。
引っ越しでマットレス以外にも処分したいものがあり、業者などを探す手間を省きたい方にはおすすめの処分方法です。
【メリット】
- 処分したいものを一括で処分してもらえる
- 運び出しなども請け負ってくれる
- 買取受付をしている場合には臨時収入になる
【デメリット】
- 処分コストは他の処分方法と比べて高い
- 買取できない場合は、有料で処分してもらうことになる
【方法詳細】
- 引っ越し業者に処分・買取の依頼を出す
- 業者が現地に赴き、査定してもらう
- 料金支払い・受け取りを行う
- マットレスの搬出
【処分費用】
マットレスを買取できた場合は、引っ越し代金の足しになります。
買取できない場合は有料回収となり、処分費用の相場は3,000円〜5,000円です。
新規購入時に家具店で引き取り
マットレス新規購入時に、家具店で古くなったマットレスを引き取ってもらうこともできます。
購入店舗で処分する際には、引き取り料金がかかります。店舗によってかかる費用が異なるので、事前にチェックしておきましょう。
【メリット】
- 持ち運び困難な場合、運搬してもらえる
- 業者を探す手間が省ける
【デメリット】
- 条件によっては回収してもらえない
- 運搬を依頼する場合には別途で料金がかかる
【方法詳細】
- 購入店舗でのマットレスの引き取り条件を確認
- 購入店舗にマットレスの引き取りを依頼する
- 店舗スタッフの指示に従い、必要事項を記入
- 処分料金を支払う
- マットレスの運び出し・回収
【処分費用・引き取り条件】
店舗名 | 引き取り条件 | 料金(税込) |
---|---|---|
ニトリ |
|
4,400円 |
無印良品 |
|
3,000円 |
IKEA |
|
無料 |
VENUS BED |
|
6,600円〜11,000円 |
大塚家具 |
|
2,000円 |
リサイクルショップで買い取り依頼
マットレスの状態がキレイな場合は、リサイクルショップで売却する処分方法もあります。
自分で持ち運びできない場合は、出張買取で担当者に運んでもらえるため、手間をかけずに処分できます。
買取条件に関してはお店によって異なるので、事前に確認しておきましょう。
【メリット】
- リサイクルになる
- 臨時収入になる可能性がある
- 出張買取の場合には、マットレスの運び出しを請け負ってくれる
【デメリット】
- 条件によっては買取してもらえない
- 出張買取ではない場合には、自身で運び出しを行わなければならない
【方法詳細】
- ホームページや電話で買取条件を確認する
- 買取条件に当てはまった場合、電話やホームページで申し込み
- 担当者が査定に赴く
- マットレスが運び出され、代金が支払われる
【費用】
買取可能となった際には、臨時収入になります。
しかし、マットレスの多くは運搬費用がかかるので、注意しましょう。
不用品回収業者に回収してもらう
マットレスを早く処分してしまいたい場合やマットレス以外に処分したいものがたくさんある場合には不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
処分費用はかかりますが、運び出しも行ってもらえ、時間や労力をかけずに手早く処分することができます。
【メリット】
- 回収までのスピードが早い(申し込み当日の回収も可能)
- 運び出しや梱包などは全て業者が請け負ってくれる
- マットレス以外の品目もまとめて処分可能
【デメリット】
- 費用が割高
- 中には違法業者も存在する
【方法詳細】
- ホームページなどを参考に不用品回収業者を選択
- 電話やホームページで予約する
- マットレスの処分費用の見積もり
- 業者の方に回収してもらい、代金を支払う
【処分費用】
不用品回収業者での料金相場は、2,000円~6,000円ほどになります。
依頼する業者によって料金体系は異なるので、あくまで目安として捉えてください。
マットレスをトラブルなく処分するコツ
最後にマットレスをトラブルなく処分するコツを以下3つご紹介します。
- 搬出方法を確かめておく
- 見積もりは3社以上で取る
- オプションの内容・料金を確認
順番にみていきましょう。
搬出方法を確かめておく
マットレスはサイズが大きいので、搬出方法を確認しておく必要があります。
そのまま搬出できる場合もあれば、部屋の階数や間取りによっては分解が必要な場合もあります。
吊り上げ・吊り下げ作業といった業者の搬出方法によっても料金が変わるので、事前にチェックしておきましょう。
見積もりは3社以上で取る
1社の見積もりだけでは料金が適切か判断できないため、見積もりは3社以上で取りましょう。
また、マットレス以外にも処分したい不用品がある場合には、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
業者に依頼する場合には、単品回収・トラック積み放題などがあるため、さまざまなケースで見積もりを取り、料金を比較しましょう。
なお、見積もりだけで料金を取られる場合もあるので、注意してください。
オプションの内容・料金を確認
マットレスの置かれている場所が2階以上で階段料金が必要な場合や、スタッフ料金の追加など、オプション費用がかかるケースもあります。
そのようなオプションシステムを知らずに、想像よりも高額になってしまう場合があります。
どのような場合に追加料金がかかってしまうのか、ホームページなどで事前にチェックしておきましょう。
ホームページを見てもよくわからない際には、電話などで詳細を問い合わせておくと安心です。
労力をかけずに手早くマットレスを処分するなら
今回は、マットレスの処分方法や処分費用をご紹介しました。
マットレスの処分方法はさまざまあります。各処分方法のメリット・デメリット、費用などを参考に、自分に合った処分方法を選択してください。
また、マットレスを処分する際の業者選びに迷っている方は、『不用品なんでも回収団』がおすすめです。
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