この記事では、大量のペンキや塗料の簡単処分方法を紹介します。
DIYなどで塗装に使った後のペンキや塗料を、どのように捨てたらいいのかわからないことも多いでしょう。
ここではさらに、缶の捨て方や中身の廃棄方法も解説していくので、ぜひ参考にしてください。
大量のペンキや塗料の処分方法
最初は、大量のペンキや塗料の処分方法を紹介します。
やはり、最も手間をかけずに処分するなら、回収業者か塗料専門の業者に依頼するのがベストです。
処分方法のメリット・デメリットを添えて解説していきます。
不用品回収業者に回収を依頼する
ペンキや塗料を回収するなら、不用品回収業者でも処分することができます。
余ったペンキを廃棄することや使ったハケを洗浄する手間が一切ないのが魅力です。
さらに、不用品回収業者では「定額パック」などと呼ばれるサービスを提供している場合があります。
定額パックは「一定の料金で不用品をトラックに満載できる」サービスのことです。
ペンキ・塗料にかかわらず、DIYで使われた各種道具などもまとめて処分することができます。
塗装で使ったペンキ・塗料、DIYで使った道具などをまとめて一括で処分するなら不用品回収業者が最適です。
メリット
- メールや電話1本で簡単に依頼できる
- 処理せずにそのまま処分できる
- 他の不用品をまとめて処分できる
- 自宅まで回収しに来てくれる
- 家屋からの運び出しを任せられる
- 日時指定・即日処分も可能
デメリット
- 単品の回収だと割高になる
- 諸経費・オプション料金などがかかる
- 馴染みがないので利用しづらい
- 業者探しが大変
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塗料専門の業者に回収を依頼する
ペンキや塗料専門で扱っており、家庭からの回収もできる塗装専門の業者があります。
容量の少ない塗料缶から一斗缶、ドラム缶まで対応できる業者、乾燥して固まった塗料を回収してくれる業者などがあります。
塗料専門の業者により異なりますが、自宅まで回収に来てくれる場合と持ち込む場合とがあります。
塗料だけの回収になるため、不用品回収業者に比べ汎用性には欠けますが、安心して処分することができるのが強みです。
処分する際は公式サイトの閲覧などで回収の条件や回収方法、料金などを事前に確認しておくのが良いでしょう。
メリット
- 専門業者のため信頼できる
- 自宅まで回収に来てくれる業者が多い
デメリット
- 住む地域によっては業者が近くにない
- 業者によっては固めておくなどの条件がある
- 家庭の塗料は引き取れない場合がある
- 空の缶や容器は回収できない
ペンキの処分費用目安
つづいて、ペンキの処分費用目安について紹介します。
依頼する業者や内容量、状態などで費用は変動します。
処分する際は、見積りをとって実際にかかる費用を確認して利用するのがベストです。
処分方法 | 費用 ※一斗缶目安 | 備考 |
---|---|---|
不用品回収業者 | 1,000円~5,000円 | 諸経費などがかかる |
塗料専門業者 | 2,000円~4,000円 | 引取不可・条件あり |
自治体で処分する場合のペンキ中身の捨て方
つぎは、自治体で処分する場合のペンキ中身の捨て方について解説します。
自治体では、液状のペンキは処分することはできません。
ですが、自治体の定めるルールに沿ってペンキを処理すれば、家庭ゴミで処分することが可能になります。
しかし、住んでいる地域の自治体によって処理方法や処分できるかどうかは異なります。
自治体のゴミに出す場合は、事前にペンキの処分の仕方を確認しておきましょう。
大量に残っている場合
ペンキが大量に残っている場合は、新聞紙や布で吸わせるのは困難です。
ペンキを固形化させることで、燃えるゴミで出すことができる自治体もあります。
塗料固化剤を使って燃えるゴミに出す
ホームセンターなどで手に入る「塗料固化剤」を利用することで、ペンキを固形化することができます。
ペンキや塗料は油性・水性とあり、どちらにも対応している固化剤、それぞれ専用の固化剤があります。
使用したペンキ塗料に合わせて購入、説明書通り適切に使用してください。
固化剤の種類によっては、固形化したときに膨張するので、内容量が多い場合は別の大きな容器に移すなどをして作業しましょう。
固まったら、新聞紙などにくるんでゴミ袋に入れて処分してください。
自然乾燥させる
自然乾燥させることで固形化させることができます。
缶のままだと乾燥が進みづらいので、容器を移してからベランダや庭などの日が当たりやすい場所に置いて乾燥させるのが良いでしょう。
しかし、この方法は時間がかかりすぎるのですぐ処分したい場合には向いていません。
急ぎ処分する場合は、別の方法を検討しましょう。
少量~中量の場合
ペンキが少量~中量程度なら以下の方法で処理してみましょう。
新聞紙などに塗り広げる
新聞紙やキッチンペーパーなどに塗り広げて乾燥させれば、自治体の燃えるゴミとして処分できる場合があります。
新聞紙などに塗ったペンキが乾燥したことを確認して、塗布面を内側に丸めて指定のゴミ袋に入れて出してください。
パリパリに固まっている場合があるので、粉末や破片をまき散らさないように注意しましょう。
新聞紙や布に吸わせる
新聞紙のほか、捨てても問題ないタオルや衣類にペンキを吸わせて処分するという方法もあります。
吸わせたあとに乾燥させ、しっかり乾いたのを確認してからそのままゴミ袋に入れてゴミに出しましょう。
スプレータイプ
スプレータイプのペンキは以下のような処分方法が適切です。
中身を出し切る
上記の方法と似ていますが、新聞紙や布に向かって完全になくなるまで吹きかけ続けることで中身を出し切ることができます。
塗料のため空気中に散布することができないので、ダンボールに紙や布を敷き詰めて作業しましょう。
飛沫も抑えられるのでおすすめです。
穴あけはしない!
ごく一部の地域では穴開けを推奨している自治体もありますが、火災やケガの原因にもなるので禁止されている場合が多いです。
またスプレータイプの塗料は、穴を開けると中身が勢いよく出てくるので衣類に付着することや周辺の汚染に繋がります。
掃除などの多大な手間が発生するので、いずれにしてもスプレータイプの塗料は穴を開けないのが正解です。
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ペンキの缶・容器の捨て方
ここでは、ペンキの缶や容器の捨て方を紹介します。
ペンキや塗料の容器は、小型の缶・一斗缶・ドラム缶など様々です。
また、瓶もあれば塗料に解けない性質のプラスチック容器もあるでしょう。
多くは、自治体のゴミで処分することができますが、しっかりと分別して捨てなくてはなりません。
自治体で処分する
自治体で容器を処分する場合は、大きさや素材で処分方法は異なります。
住んでいる自治体ごとに異なる場合があるので、処分する前に確認しておきましょう。
また、中身は必ず入っていないことを確認してください。
素材別の容器の処分は以下の通りです。
燃えるゴミ
- プラスチック製の容器※自治体によっては資源ゴミ
燃えないゴミ※中型かつ粗大ゴミに当てはまらない大きさ
- アルミ缶容器
- スチール容器
缶・瓶 ※小型の容器
- アルミ缶
- スチール
- 瓶
粗大ゴミ※自治体で異なる
- 一辺が30cm以上のもの
- 3~10kg以上の重量物
不用品回収業者に回収してもらう
費用はかかってしまいますが、不用品回収業者なら素材や大きさを問わず処分することができます。
空の容器がたくさんあっても一回でまとめて処分でき、中身がある・ないにかかわらず回収できるのが魅力です。
ペンキ・塗料を処分するときの注意点
最後は、ペンキや塗料を処分するときの注意点について解説します。
ペンキや塗料は引火性で適切に処理しても、火災などの危険が付きまといます。
処分する場合は細心の注意を払って適切かつ安全に処分しましょう。
業者で使われたペンキ塗料は産業廃棄物
業者や法人で使われたペンキ塗料は産業廃棄物なので、適切な処理をしても自治体では処分できません。
自宅などの塗りなおしで業者が利用したペンキなどが残っていることがあれば、利用した業者に連絡して回収しに来てもらいましょう。
自分で処分しないように気を付けてください。
ペンキを流し・浴室などから下水道に流すのはNG
ペンキ塗料は油性・水性とありますが特に油性のペンキは下水に流してはいけません。
排水管の中で凝固して詰まる原因にもなり、成分によっては排水管の破損に繋がります。
有害な成分を多く含むため、環境汚染も考慮しなければなりません。
水性のペンキは薄めることで流すことはできますが、いずれにしても下水に流すのは避けましょう。
自治体に出す時はルールに従う
自治体のゴミにペンキや容器などを出すときは、必ずルールに従って捨てましょう。
雑な捨て方をすれば臭いやペンキの付着など、多くの人に迷惑がかかります。
さらに、回収できない状態で放置されれば不法投棄とみなされ、処罰の対象になることも。
また、場合によっては火災、爆発事故も起こりえるのでルールを守ってしっかりと処分しましょう。
中身の処理は換気のよい場所で作業する
中身の処理をするときは、換気のよい場所で作業しましょう。
ペンキや塗料は臭気が強いものが多く、シンナーのような臭いがします。
換気せずに吸い込み続けると、中毒などの人体に悪影響を及ぼす可能性があります。
屋内であれば、すべての窓を全開にして作業に当たりましょう。
火の近くでは作業しない
ペンキや塗料の多くは可燃性のため、火の近くでは作業しないようにしましょう。
ガスコンロはもちろん、ストーブやヒーターの近くでは絶対に作業しないようにしてください。
引火して火災や充満したガスによる爆発事故の恐れがあります。
換気も含め、できる限り屋外で処理するようにしましょう。
ペンキの処分は「不用品なんでも回収団」にお任せ!
ペンキの処分は「不用品なんでも回収団」にお任せしましょう!
不用品なんでも回収団なら、中身の残ったペンキ・塗料を回収できます。
また、空になった缶などの容器のほか、塗装で使った道具類も一緒に処分可能です。
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