本記事では着物の処分方法について紹介しています。
一般的な捨て方のほかにも、後悔しない着物の手放し方や有効活用法などもお伝えしています。
処分に迷う着物があるときの手放し方として、ぜひ参考にしてください。
着物の処分方法・捨て方
カビやニオイ、汚れが強い着物などは惜しくても処分することとなるのが一般的です。
処分することに迷いがない場合は、むずかしく考えずに捨ててしまうのが一番手軽です。
まずは着物の処分方法や捨て方から紹介します。
不用品回収業者に回収依頼をする
不用品回収業者では、着物の回収処分が可能です。
振袖や訪問着、留袖や喪服着物、浴衣や襦袢や帯など、着物関連の小物なども一度にまとめて処分できます。
ご自宅まで回収に来てもらえるため、大量の着物をまとめて処分したいときにも適しています。
汚れやシミなどが目立つ状態でも関係なく回収可能。
申込さえすれば、最短即日にも回収に来てくれます。
細かな分別など一切せずに任せられるので、とにかく処分を優先したいという場合にもおすすめです。
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自治体の可燃ゴミに出す
可燃性素材で作られている着物は、自治体の可燃ゴミとして排出が可能な品目です。
地域によって収集日は異なりますが、週に2回ほど設けられている「燃えるゴミ」や「可燃ゴミ」などで排出できます。
ただし一度に排出できる枚数には限りがあるため注意が必要です。
自治体によっては「1回につき指定袋○枚まで」など、出せるゴミ袋の数が決められていることも。
大量の着物を処分する際は、複数回に分けて処分するか、ほかの方法で捨てることを検討しましょう。
着物を有効活用!後悔しない捨て方や手放し方
SDGsなどサステナブルな社会や取り組みが重視される昨今。
なんとなく無下に着物を捨ててしまうのは、なんだか環境にも良くないのでは?と考える人もいるでしょう。
また着物はもともと高価なものも多く、ゴミとして捨ててしまうのはもったいないと感じる人もいるはずです。
ここでは、着物を有効活用する方法や損をせずに手放す方法など、後悔しない処分方法を紹介していきます。
古布回収に出す
町内会を回る集団資源回収やリサイクルプラザなどでは、古布の回収を行っていることもあります。
自治体の規定に沿う素材の着物であれば、こうした古布回収に出すことも可能です。
回収された古布は、せんい問屋などで選別されたのち、ウエスなど工業用ぞうきんとして加工して活用されます。
古布回収の利用は無料ですので、負担なく処分できる有効活用法だといえるでしょう。
ただし油汚れがついている着物など、ウエスとしても再利用がむずかしい状態の着物などは回収の対象外となります。
また地域によって回収できる素材(たとえば綿50%以上など)が決まっているため、素材などを確認して分別する手間なども考慮する必要はあるでしょう。
和服・着物・宝飾品を扱う店や質屋に持ち込む
和服や着物を専門に扱うショップや質屋に、買取査定をしてもらう方法もあります。
こうした高価な品を扱う店舗では、着物を適切に査定・鑑定してもらえるのが特徴。
損をせず着物を処分したいというかたにおすすめの方法です。
品質の良い着物などの場合には、思わぬ査定額が付く場合もあるでしょう。
ただし需要のない着物やあまりにも古いものの場合、買取や預かりの対象外となってしまうこともあります。
買取対象外となった着物は、別の方法で処分しましょう。
アンティーク着物を扱う古着店に買い取ってもらう
若い世代の中には、着物をカジュアルに取り入れる着こなし方をされているかたもいます。
こうした人の多くが着物を買い求めるのが、アンティーク着物などを扱う古着屋です。
近代的な着物よりも古いデザインの着物やビンテージ品に需要があるため、質屋や着物専門買取で買い取ってもらえなかった着物なども査定がつく場合もあります。
着物買取を専門とするリサイクルショップよりも全体的に安値での買取となることも多いですが、引き取ってもらえるアイテムが増える可能性がある点がポイントです。
ただしこちらも買取ができない着物が出てくる場合がありますので、その点理解しておく必要があるでしょう。
フリマアプリやネットオークションに出品する
質の良い着物などは、それなりの金額で買い手が見つかる場合があります。
また一般的には需要がないように見える着物でも、リメイク着物やハンドメイド用のハギレ生地として活用したいという人もいます。
何らかの形で落札される可能性もありますので、ダメもとで出品してみるのがおすすめです。
品質の良い高価な着物は単品で出品し、あまり値が付かなさそうなものはまとめて出品すると出品の手間も省けます。
施設やNGO・NPO団体に着物を寄付する
着物の寄付を受け付けている団体や施設などに、不要になった着物を寄付する方法もあります。
たとえば着物を受け入れているのは以下のような団体や施設です。
- NPO・NGO団体:衣類や生活雑貨の寄付を受け入れている支援団体など
- 大学基金:一部大学ではプロジェクトや支援活動の一環として着物の寄付を募っている
ただし、なかには着物の寄付と共に「一定額の費用負担」を呼びかける企業団体などもあるため注意が必要です。
募金やワクチン代が含まれているなど説明している場合もありますが、利用の際は詳しく確認し、納得したうえで利用することをおすすめします。
いらない着物を高く買い取ってもらうコツは?
いくら不要になったとはいえ、大切にしてきた着物をただ同然で捨ててしまうのはなんだかもったいないと思うかたも多いはずです。
もしもまだまだ着られそうな着物であれば、少しでも高く買い取ってもらえたらうれしいのではないでしょうか。
着物を高く買い取ってもらうコツや知っておくべきポイントを紹介します。
清潔な状態で査定してもらう
保存状態のよい着物は、より適切な価格で買取査定をしてもらえます。
査定を依頼する際は、ある程度ほこりを払ったり簡単なカビ取りをしたりしてきれいな状態にしておくことがポイント。
あまりやりすぎると着物を傷めてしまうこともあるので、軽くお手入れした状態で査定をしてもらうとよいでしょう。
着物査定のおおよその相場を知っておく
着物の種類や文様、作家によって買取価格は大きく異なります。
これといった相場はないのですが、ある程度種類によって買取価格の上限やおおよその相場はあります。
査定の際は着物の種類と、市場買取価格などをある程度リサーチしておくと損をしにくくなります。
しかし有名どころの着物ではなくても、ビンテージ品として高値で買い取ってもらえることもあるため、さまざまな角度から買取価格を調べておくことが大切です。
相場価格よりも極端に安い価格を提示された場合は、「どうしてこの価格なんですか?」と聞けるくらいの知識を持っておくと安心でしょう。
着物をどこで売るか見極める
どのようなお店や場所で着物を売るかによっても、買取査定額が大きく左右されます。
作家着物など名の知れた一品などは、着物を専門とする買取業者や質店がおすすめ。
相場がわかるのであれば、希望する価格でメルカリやオークションへ出品するのもアリでしょう。
アンティーク着物などは、需要があつまるリサイクル着物の古着屋さんなどに査定依頼をすると、思わぬ査定額が付くこともあります。
複数の買取店を比較する
着物の査定額に納得がいかない場合は、複数の着物店に査定をしてもらうのがおすすめです。
着物の査定額の相場は絶対ではないため、目利きの鑑定士がいる店舗などにあたり、より適切な査定額を提示してもらえることもあるはずです。
着物の種類によって査定をしてもらう店舗を分けるなどの工夫もおすすめです。
着物処分で注意!高価買取をうたう「押し買い」
近年、自宅の固定電話番号宛に、着物の高価買取を申し出る営業電話がかかってくるケースが増えています。
着物専門の査定士が自宅を訪問し、いらなくなった着物を査定・高額で買い取るというものです。
実はこうした買取業者と消費者の間で、トラブルとなる事例が年々増えてきています。
たとえば以下のような事例が、消費生活センターへ多く寄せられています。
- 着物だけのはずが売るつもりのなかった貴金属まで強引に買い取られてしまった
- 突然訪問され断ってもしつこく居座られた
- 高値が付くはずの着物をあれこれと理由をつけ二束三文で買い取られてしまった
- 着物を買い取りに来たはずが着物には目もくれず貴金属ばかり買い取ろうとする
- 勝手に部屋へ上がりあちこち物色するような様子を見せて不快だった
適正に査定を行い買い取ってもらえるのであれば、何ら問題はありません。
しかし一部の買取業者の中には、貴金属や宝飾品、ブランド物などを目当てに安く買い取ろうとするようなあまり良くない対応をする業者も紛れているのです。
なかには声を荒げるような業者や、今売らなければ損をするような口ぶりで強引に買い取ろうとする業者もいます。
こうした押し買いに関するトラブルの事例も多数あります。
訪問買取を利用する際は慎重に、複数名で対応するなどの対策をしておくことをおすすめします。
着物の処分は「不用品なんでも回収団」にご相談ください!
「不用品なんでも回収団」は、大切にされていた着物や振袖、浴衣や和装喪服などの回収処分を行っております。
ご自宅までお伺いが可能ですので、たくさんの着物の処分にも最適です。
着物以外の和装小物や生活雑貨、処分にお困りの家具家電なども一緒に回収いたします。
ご不用品処分でお困りのことがあれば、何でもご相談に応じます。
ご相談や事前お見積りは完全無料!お気軽にご依頼ください。