本記事では畳や茣蓙の処分方法や処分費用の目安、おすすめの処分方法について紹介しています。
畳と茣蓙は、見た目が同じようなものですが、処分する際のルールや処分方法は大きく異なるため注意が必要です。
それぞれわかりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
畳や茣蓙は解体すれば可燃ゴミとして処分可能
畳や茣蓙は、いぐさの茎などを編み込んで作られています。
茣蓙の中には畳サイズのものもあれば、絨毯のように面積やサイズの大きなものなども。
また最近では、ナイロン素材で作られた「ナイロン畳」や「ビニール茣蓙」なども存在します。
どちらも使用している素材は、いぐさやナイロンなどの「可燃物」です。
そのため、畳や茣蓙などは自治体のルールに沿う形状にすることができれば、「可燃物」や「燃えるゴミ(燃やせるゴミ)」として、ゴミの日に出すこともできます。
ただし集積やゴミステーションに畳や茣蓙を排出する場合には、自治体に合わせて以下の様な形状で排出することが条件となります。
以下は、可燃ゴミ処分時のルールの一例です。
- 自治体指定の可燃物専用ゴミ袋に入れて処分
- 中身が見える透明の袋などに入れて処分
- 指定サイズ(30cm未満など)にカットし、袋に入れて出す
- 指定サイズの蓋つき容器(プラスチックのバケツ等)に入れて出す
※お住まいの地域によって可燃ゴミ排出時のルールが異なります。ご注意ください。
例えば茣蓙などは指定サイズの袋や専用ゴミ袋に入るサイズになるようハサミで裁断すれば、比較的簡単に条件を満たすことができます。
1畳敷サイズの茣蓙であれば、カットせず小さく折り畳んで処分することも可能です。
畳の場合も基本的な考え方は一緒です。
素材に分けて畳を解体し、指定ゴミ袋など自治体のルールに沿うサイズにまとめることで、可燃ゴミ(燃えるゴミ)に出せます。
自治体の可燃ゴミの多くは、無料または一袋あたり数十円程度で処分できるので、安価に処分をしたいなら方法としてはアリでしょう。
ただし素人が畳の解体を行うのは、決して容易なことではありません。
広い作業スペースが必要ですし、作業の負担やゴミクズの処分など手間もかかっていまいます。
茣蓙の処分は可燃ゴミで十分ですが、畳を処分する場合は他の方法も検討した方がよいかもしれません。
畳の処分方法と処分費用の目安
畳を細かく解体して可燃ゴミとして出すことは可能ですが、何枚も畳がある場合などは現実的な方法とはいえません。
そこで解体などの作業をせずに、畳を処分する方法を処分費用と併せて紹介していきましょう。
主な処分方法と処分費用の目安は以下の通りです。
処分方法 | 費用目安/1枚 |
---|---|
自治体の粗大ゴミ収集 | 800円〜2,500円 |
自治体の持ち込み処分 | 200円〜1,500円 |
畳屋 | 2,000円〜2,500円 |
ジモティなどで譲渡 | 無料 |
不用品回収業者 | 2,000円〜5,000円 |
それぞれの処分方法の特徴について解説していきましょう。
自治体の粗大ゴミ収集
・費用目安:800円〜2,500円
もっとも手軽で利用しやすい方法が、自治体の粗大ゴミ収集に出す方法です。
玄関先など屋外へ畳を運び出しておく必要がありますが、1枚2,000円前後で自宅前まで回収に来てもらえることが多いため非常に便利。
また1度に処分できる点数に上限が設けられていることが多いため、依頼時には確認が必要です。
ただし自治体によっては畳を粗大ゴミとして回収していないところもあるため、回収依頼の際は注意が必要です。
自治体によっては畳は処理困難物として分類され、回収不可としている場合も少なくありません。
また業者がリフォームのために剥がした畳などは、事業系廃棄物に分類されるため自治体とわず回収不可となります。
自治体の持ち込み処分
・費用目安:200円〜1,500円
自治体によってはゴミ処理施設などへ直接粗大ゴミの持ち込みができる場合もあります。
処分費用は粗大ゴミ収集の半額程度となることが多く、施設によっては10kgあたり200円程度からというところもあるため安く処分が可能です。
ただしこちらも自治体によっては「畳は処理できないため持ち込み不可」となることがあるため、持ち込む前に確認が必要となります。
また処分を依頼する場合は、トラックなどに自分で乗せて持ち込む必要があるため、運搬手段の確保も必要になるでしょう。
畳屋(リフォーム業者)に処分を依頼する
・費用目安:2,000円〜2,500円
リフォームに伴い不要になった畳は、産業廃棄物として扱われます。
産業廃棄物は自治体の粗大ゴミとして排出はできないため、基本的にはリフォームを行なったリフォーム業者や畳屋が回収処分を行うこととなります。
当然畳の処分も任せることができますが、多くの場合回収処分は無料ではなく2,000円程度の手数料が発生することが多いのです。(リフォーム費に含まれているのが一般的)
ただし回収処分を依頼できるのは、あくまでもはり替えなどのリフォームを依頼した場合に限られるケースがほとんどです。
以前は1枚2,000円ほどで回収処分を受けていた畳屋もありましたが、近年はこうした対応をやめている畳屋がほとんどのため注意が必要です。
ジモティなどで譲渡
・費用目安:無料
まだ使える状態の畳であれば、ジモティなどのサービスを活用して畳を譲渡する方法もあります。
DIYをする方や店舗などで利用したいなど、安価で畳が手に入るなら欲しいという人もいるかもしれません。
ただし近年は畳を使う住宅が少ないこともあり、需要は決して高くはありません。
すぐに処分したくてもなかなかひきとり手が見つからないことも多いので、その点を理解する必要があります。
出品する際は、自宅まで引き取りに来てくれることを条件とすると、配送の手間や負担も減らせるでしょう。
不用品回収業者に回収処分を依頼する
・費用目安:2,000円〜5,000円
地域に対応している不用品回収業者に、回収処分を依頼する方法もあります。
不用品回収業者なら運び出しなども全て任せることができるので、重たい畳を自身で運び出すなどの負担を軽減できます。
他の処分方法と比較すると1枚あたりの処分費用は高めですが、自治体のように回収できる枚数に制限がないので、大量の畳も一度にまとめて処分が可能です。
畳の処分なら不用品回収業者がおすすめ
大きくて重く持ち運びが大変な畳は、不用品回収業者に回収処分を依頼するのがベストです。
不用品回収業者がおすすめの理由は、以下の通りです。
- 大量の畳を一度にまとめて処分できる
- 重たい畳を屋内から運び出してもらえる
- 汚れや損傷のある畳でも問題なく処分が可能
- 畳以外の不用品もまとめて処分できる
- 回収日時の指定が可能
このように、畳の処分を不用品回収業者に依頼することで、さまざまなメリットがあります。
1枚5kgほどの重さの畳を1人で屋外へと移動させるのは、とてつもなく大変なことです。
不用品回収業者はその負担をスタッフですべてカバーしてくれます。
また自治体では回収できる点数に制限がありますが、不用品回収業者ではその制限がないので、まとめて処分できて便利です。
不用品回収業者を利用すれば、畳を処分する際の問題を全てカバーしてもらえるのが大きなメリットだと言えるでしょう。
不用品回収業者に依頼すると処分費用が高くなってしまう?
費用が高くつくのがデメリットだと思われる方も多いかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。
畳1枚あたり2,000円〜5,000円の処分費用というのは、確かに安いものではありません。
しかし不用品回収業者の中には、トラック積み放題など、処分したい物の容積に応じ定額制プランを用意している業者もいます。
このような定額プランを利用した場合、単品回収プランで回収してもらうよりもはるかに安い金額で畳をまとめて処分できる場合があるのです。
特に畳は重ねてトラックに積み込むことができるため、省スペースで大量に回収してもらうことができます。
軽トラックを利用した一番安いプランでも、かなりの枚数の畳を処分できます。
枚数次第では自治体に回収してもらうよりも安価に処分できる場合もあるのです。
1枚や2枚くらいの畳の処分の場合には、割高となってしまう場合もあるかもしれません。
しかし一部屋分の畳をまとめて処分した場合や、DIYリフォームで畳以外のガラや不用品なども発生しそうな場合には、定額プランを利用することでかなりお得に畳や不用品を処分できます。
無料の見積もり相談などを活用すれば、事前にどれくらいの費用がかかるのかを知ることもできますので、費用面で不安な場合には一度相談してみるとよいでしょう。
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不用品なんでも回収団なら、大量の畳やかさばる茣蓙も一度にまとめて回収処分することが可能です。
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