この記事では、ピアノの処分方法についてまとめています。
電子ピアノからグランドピアノまで、重量・サイズもさまざまですが、ピアノはさまざまな方法で処分が可能です。
記事を読むことで、無料処分の可否や買取時の条件、主な処分方法などが幅広く分かります。
費用が高くなるケースや処分時の注意点もあわせて解説するので、ピアノの処分方法にお悩みの方、買取にも出せるのか費用が心配な方は参考にしてください。
ピアノは無料で処分できる?

楽器の中でも比較的大型で処分に困りがちなピアノはさまざまな処分方法があり、中には無料で処分ができるケースもあります。
ここでは、ピアノを無料で処分できる方法についてまとめました。
買取・譲渡なら無料処分可能
ピアノは買取または譲渡の場合、無料で処分が可能です。
ゴミとして処分する場合、ピアノの多くは粗大ゴミに分類されるため、自治体での処分でも原則費用が発生します。
買取・譲渡の場合はコストをかけずに処分できるので、費用を抑えたい方にはおすすめの方法です。
買取対象になりやすい条件
買取の場合、無料で処分できるだけでなくある程度の収入も期待はできますが、その分いくつかの条件はあります。
買取対象になりやすい条件として、以下のようなものが挙げられます。
- 製造から30年以内
- 有名メーカーのピアノ
- アップライト・グランドピアノ
- 海外需要があるモデル
- 搬出しやすい設置場所にある
このように、製造年やメーカー、種類や設置場所までさまざまな買取条件が定められたケースが多いです。
条件の詳細は業者・方法によっても異なるため、買取希望の場合は事前に調べておきましょう。
買取が難しい場合の処分方法はいくつかあります。ピアノの種類別に処分費用を確認較してみましょう。
ピアノを買取処分してもらえる業者
ピアノを買取処分できる業者は、ピアノを取り扱う楽器メーカーなどが多いです。
ここでは、実際に買取処分してもらえる業者の例と、それぞれの買取サービスについて紹介します。
タケモトピアノ
タケモトピアノでは、不要になった中古のピアノ買取サービスを電話もしくはインターネットで受付中です。
査定の申し込みを行い、買取に見合う製品と判断された場合は引き取ってもらえます。
ブランドや機種名・ペダル本数など、必要な情報を過不足なく伝えたうえで、正確に査定を実施してもらいましょう。
買取対象のピアノはアップライト・グランドピアノの2種類で、電子ピアノなどは対象外なので注意してください。
ヤマハピアノサービス
ヤマハピアノサービスでは、ヤマハ製ピアノのみを対象に、アップライトピアノ・グランドピアノの査定買取サービスを提供中です。
ピアノの品番・製造番号を確認のうえ、電話または専用フォームから申し込むことで、査定・集荷・買取を進めてもらえます。
当日は立ち会いのみが必要で、自身が運ぶ必要がないので便利です。ヤマハ製ピアノでも、電子ピアノは対象外なので注意しましょう。
ジャパンピアノサービス
ジャパンピアノサービスでは、アップライトピアノ・グランドピアノを中心に、国内外メーカー製品の買取サービスを提供しています。
買取金額は当日の現金払い、致命的なダメージがなければ査定額の減額もなく、安心して買取査定に出せるのが特徴です。
メーカー・機種名、製造番号とペダル本数を伝えることで、電話であれば最短5分、インターネットでは24時間以内に査定結果を出してもらえます。
ピアノ専門の運送業者が当日丁寧に搬出してくれるため、大型ピアノ、狭い搬出経路でも安心です。
富士楽器
富士楽器では、不要な電子ピアノの買取サービスに対応しています。
査定に必要な情報を電話で伝えることで、引き取り日時の相談→現地での査定・支払いまでスムーズに手続きを進めてもらえます。
電子ピアノは対象外のサービスも多いので、条件によって買取も可能なこちらのサービス利用を検討しましょう。
ピアノパワーセンター
ピアノパワーセンターは、引き取り時の費用が原則無料、その場での現金支払いが可能なピアノ買取サービスを提供しています。
ピアノ専門で数十年の買取・販売実績に基づいたスピード査定を実施、買取市場の最新情報を調査のうえ、その時点でもっとも高い金額を提案してもらえます。
買取に出すのなら少しでも高額で売りたい、そう考える方にはおすすめの業者です。
ピアノの種類別の費用目安
ピアノをそのまま処分する場合、種類に応じて費用目安も異なります。
主なピアノの種類別の処分費用目安は、以下表の通りです。
| ピアノの種類 | 処分費用の目安 |
|---|---|
| 電子ピアノ | 1,000円〜10,000円程度 |
| アップライトピアノ | 10,000円〜30,000円程度 |
| グランドピアノ | 30,000円〜100,000円程度 |
ピアノのサイズ・重量に応じて、処分費用も高額になりやすいものと考えておきましょう。
業者に依頼する場合、上記費用に加えて作業場所などに応じて追加料金も発生します。
ピアノの処分費用が高くなるケース
前述した費用目安よりもピアノの処分費用が高くなるのは、以下のようなケースです。
- 2階以上に設置している場合
- 狭い通路での分解搬出が必要な場合
- クレーンでの吊り下ろしが必要な場合
事前の見積もりで提示される場合もありますが、搬出場所の状況を業者側が把握できていなければ、作業時に追加費用として請求されることもあるので要注意です。
それぞれのケースについて紹介します。
2階以上に設置している場合
ピアノはサイズ・重量がある品目のため、2階以上に設置されている場合は、1階から搬出する場合よりも作業の難易度が上がります。
階段での搬出が必要になると、作業員の人数を増やしたり、家屋を傷つけないよう慎重に運び出す必要があるからです。
作業の難易度が高い分だけ追加料金が発生しやすいので注意してください。
また、戸建て住宅の2階以上だけでなく、エレベーターなしの集合住宅でも費用は上がりやすいです。
依頼時には階数や建物の状況を正確に伝えておき、正しく見積もりをとってもらいましょう。
狭い通路での分解搬出が必要な場合
玄関や廊下、階段などの通路が狭く、分解搬出が必要な場合も処分費用は高くなりやすいです。
ピアノは大型で幅もあるため、建物の構造によってはそのまま通常の搬出ルートを通れないことがあります。
作業員が部品を外したり、向きを調整したりしながら慎重に搬出する必要があり、通常よりも時間と手間がかかります。
見積もり時には通路の幅や玄関の広さ、階段の形状なども事前に伝えておき、急な追加費用の発生を防ぐようにしましょう。
クレーンでの吊り下ろしが必要な場合
階段や玄関から搬出できない場合、回収業者はクレーンなどの特殊な機器を使って窓・ベランダから吊り下ろす場合があります。
このような吊り下ろし作業では、追加の機器準備・利用の追加費用が発生するので注意しておきましょう。
建物前の道路状況や周辺のスペースによっては、クレーンを設置しづらく回収自体が不可能なケースもありえます。
作業が難しそうな場所は、現地確認等で正式な見積もりをとってもらうことが重要です。
費用・回収の有無を正確に把握するためにも、搬出が難しそうな場合は必ず相談時に状況を詳しく伝えておきましょう。
ピアノ回収・処分の方法別の費用
ピアノの回収・処分の主な方法と、それぞれの費用相場をまとめました。
| 処分方法 | 費用相場 |
|---|---|
| 買取業者に売却 | 無料〜数万円 |
| 譲渡 | 無料〜数万円 |
| 引き取りサービス | 無料〜5,000円 |
| 不用品回収業者 | 10,000円〜50,000円 |
| 自治体の粗大ゴミ | 数千円〜20,000円 |
このように、ピアノは買取業者への売却から自治体の粗大ゴミまで、自分で処分する方法・業者に依頼する方法があります。
費用相場や各方法の特徴を押さえたうえで、最適なものを選択してください。方法ごとの特徴を、以下で解説します。
ピアノ買取業者に売却する
ピアノ買取業者に売却する場合、条件を満たすピアノであれば買取対象となり、無料で処分が可能です。
ピアノはある程度古いものでも需要があり、メーカー・型番や状態によっては買取対象になりやすいです。
とくにヤマハ・カワイなど知名度の高いメーカー品は査定されやすく、そのまま買取として進められることもあります。
また、専門の買取業者はピアノの搬出や再販ルートのノウハウがあり、一般的な回収業者よりもスムーズに対応してもらいやすいのも特徴です。
状態がよいピアノであれば、はじめに検討する方法としておすすめです。
ジモティーなどで譲渡する
近隣で引き取り手を探す場合は、地域密着型の情報サイト「ジモティー」などのサービスで譲渡するのもおすすめです。
まだ利用できる状態であれば、子どもの練習用に欲しいなどと考える人が地域で見つかる場合もあります。
業者による買取が難しいピアノでも、個人間なら譲渡できるケースがあるため、処分せずに再利用につなげやすい方法です。
一方で個人間取引になるため、運搬方法や引き渡し日時、搬出時のトラブル防止などを考慮する必要はあります。
費用は抑えられる反面、連絡のやり取りや配送準備などの手間がかかる点は理解しておきましょう。
引き取りサービスを利用する
楽器店やピアノ販売店の中には、買取でなく引き取りだけを提供するサービスがあります。
また引越し業者など、作業時に不要な大型家具・家電を引き取ってもらえるサービスもあり、これを利用すると自身で搬出する必要もなく回収してもらえます。
ただし、すべてのサービスがピアノの引き取りに対応しているわけではなく、対象製品や条件が限られることがあります。
新品への買い替え前提で利用しやすい方法ですが、処分のみでは使いにくい場合もあるので注意してください。
ヤマハのピアノ引き取りサービスについて、以下の記事で確認してみましょう。
不用品回収業者に回収してもらう
なるべく早いスケジュールで、かつピアノを含む大量の不用品を片付けたいときに便利なのが、不用品回収業者への依頼です。
引越しや大掃除など、大型家具や家電も一緒に処分したいタイミングでとくに使いやすく、自宅まで来てもらい、そのまま搬出してもらえるのが便利です。
運び出す必要がないので、サイズ・重量のあるピアノを自分たちで動かせない家庭でも利用しやすい方法といえます。
業者によって料金やサービス内容は異なるため、事前の見積もりや引き取り有無をよく確認することが大切です。
ピアノの処分も依頼におすすめの信頼できる不用品回収業者をお探しの方は、以下の記事も参考にしてください。
自治体の粗大ゴミに出す
自治体の粗大ゴミとして出す方法は、タイミングに合わせて柔軟に準備を進められるのが特徴です。
自治体による処分のため、手続き方法や料金体系が比較的分かりやすく、条件に合う場合は安心して利用しやすい方法です。
地域によっては戸別回収だけでなく、直接搬入に対応している場合もあるので、持ち込める環境であればよりスケジュールの調整もしやすくなります。
ただし、ピアノはサイズ・重量の関係で処分困難品目とみなされやすく、自治体によっては粗大ゴミとして受付不可なケースも多いです。
事前に自治体の受付可否を確認して、可能であれば選択肢として検討しましょう。
ピアノ処分で後悔しないための注意点
ピアノ処分は依頼先の種類、買取などの選択肢が豊富ですが、中には処分を後悔するケースも出てきます。
とくに以下の点は後悔しやすいポイントのため、注意してください。
- 先に買取査定を受けておく
- 搬出費用の有無を確認する
- 思い出や今後の利用も考える
それぞれについて、詳しく紹介します。
先に買取査定を受けておく
ピアノを処分する場合、いきなり廃棄を前提に進めるのではなく、まず買取査定を受けておくのがおすすめです。
ピアノは古いものでもメーカーやブランド、状態によっては値段が付くことが十分にあります。
査定を依頼すれば売却できる可能性があるにもかかわらず、処分費用を払って手放してしまうのは後悔しやすいポイントです。
後悔しないためにも、査定で買取可否を確認してから他の処分方法を検討すると安心です。
搬出費用の有無を確認する
ピアノ本体の回収費用だけでなく、搬出作業にかかる費用も事前に確認しておきましょう。
ピアノは簡単に搬出できない大型品目のため、設置場所が何階にあるのか、吊り下ろし作業が必要かなどによって料金も変動しやすいです。
見積もり時には安く見えても、実際に現場で搬出作業を進める際に、あとから追加の搬出費・作業費が加算されるケースもありえます。
追加費用の発生を防ぐには、見積り時の金額にどこまで含まれているのかを細かく確認することが重要です。
かかる総額を把握したうえで依頼先を決定できると、処分後の後悔も少なくなるでしょう。
思い出や今後の利用も考える
ピアノは長年使い続けられる楽器のため、その分思い出が詰まっている場合もあるでしょう。
そのため、処分前には気持ち的な面も含めて、本当に今手放してよいものかを一度整理することが大切です。
子どもの頃に使っていた、または家族が大切にしていたピアノなどは、処分後になって強く後悔を感じるケースも多々あります。
また現在は弾いていなくても、今後ふたたび使う可能性や、子ども・友人などに譲れる可能性が残っているかもしれません。
処分を急いで決めてしまうと、後から他の選択肢もあったことが思い浮かんで後悔してしまいます。
費用や手間だけで判断せず、譲渡・保管といった選択肢も含めて検討して、自分たちが納得できる形で手放してください。
ピアノの処分まとめ

ピアノの主な処分方法について紹介しました。
ピアノはただゴミとして処分するだけでなく、状態・条件を満たせば業者の買取も期待ができます。
買取可能な業者のサービス利用条件、処分までの速さや利便性など、さまざまな面を考慮して最適な処分方法を見つけましょう。
重量・サイズの問題で自宅からの搬出もお願いしたい、ピアノ以外の不用品もまとめて処分したい場合などは、不用品回収業者への依頼もおすすめです。
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古いピアノでも処分前に査定へ出したほうがよいですか?
はい、年式が古いピアノでも、メーカーや型番、保存状態によっては値段が付く可能性があります。
知名度の高いメーカー品は、想定外に買取対象となることもあります。
処分費用を払ったあとで買取可能だったと分かると後悔につながりやすいため、先に査定だけでも受けておくと安心です。
値段が付かなかった場合でも、そのまま引き取りや回収の相談へ切り替えやすくなります。 -
マンションの上階にあるピアノでも回収してもらえますか?
上階に設置されたピアノでも、対応可能な業者であれば回収してもらえる場合が多いです。
ただし、エレベーターの有無や階段の幅、玄関・廊下の広さによって作業方法が変わることがあります。
状況によっては人員追加やクレーン作業が必要となり、通常より費用が高くなるケースも少なくありません。
見積もり時には設置階数だけでなく、搬出経路の写真も共有しておくと話がスムーズです。 -
ピアノの回収前にやっておいたほうがよい準備はありますか?
まずはメーカー名、型番、製造番号、ペダル本数などを確認し、見積もり時に伝えられるようにしておくのがおすすめです。
あわせて、ピアノ周辺の荷物をどかし、搬出経路を確保しておくと当日の作業が進めやすくなります。
床や壁の保護が必要になりそうな箇所があれば、事前に業者へ相談しておくとトラブル防止につながります。
戸建てや集合住宅の構造によっては追加確認が必要になるため、自己判断で進めず事前相談を徹底したいところです。 -
ピアノ以外の家具や家電もまとめて処分したい場合はどうすればよいですか?
引っ越しや遺品整理、大掃除などで他の不用品も一緒に片付けたいなら、不用品回収業者への依頼が便利です。
ピアノ専門の買取業者はピアノ単体には強い一方で、家具・家電の同時回収には対応していないことがあります。
そのため、処分したい物が複数ある場合は、まとめて回収できる業者を選んだほうが手間も減らせます。
トータル費用を抑えられることもあるので、単品回収とパック料金の両方を比較しておくとよいでしょう。 -
費用をできるだけ抑えてピアノを手放すコツはありますか?
もっとも大切なのは、最初から廃棄前提で決めず、買取・譲渡・引き取り対応の有無を広く確認することです。
無料処分を目指すなら、買取査定に加えて、地域で譲渡先を探せるサービスも候補に入れておくと選択肢が広がります。
また、搬出条件を正確に伝えておけば、当日の追加料金発生を防ぎやすくなります。
複数業者の見積もりを比較し、総額と作業内容の両面から判断するのが失敗しにくい進め方です。
























