この記事では、放置自転車の処分方法から注意点、処分費用は誰が負担するのかなどについて解説します。所有者がわからないまま放置されている自転車は、その処分方法に悩んでしまうでしょう。
放置自転車を処分する場合、段階を踏んで正しく行なう必要があります。また、所有権が誰にあるのかも理解して手続きを進めていくことが大事です。
本記事を参考に、放置自転車を無事に処分できるようにしてください。
放置自転車を処分する流れ
放置自転車を処分する際は、次の流れに沿って進める必要があります。
- 写真を撮って記録に残す
- 持ち主への通知をする
- 警察に確認の連絡する
- 不用品回収業者などに依頼し回収してもらう
手順を理解して、一つずつ確実に行なうようにしましょう。
1.写真を撮って記録に残す
放置自転車を処分するにあたって、はじめに自転車の写真を撮って記録に残してください。
いつ放置されたかを示す証拠になるので、日付が記録できる形で撮影するのがポイントです。スマートフォンでも日付が残るので、利用可能です。
放置自転車の写真を撮るときは、防犯登録番号もきちんと記録しておきましょう。自転車の全体像と防犯登録番号がわかる写真を撮影し、保存しておきます。
2.持ち主への通知をする
放置自転車の撮影ができたら、次に持ち主へ通知を行ないます。
駐輪場や掲示板などを利用して、引取りがなければ撤去しますという貼り紙をしておきましょう。
放置されていると思っていた自転車が実はマンションの住人のものだったというケースもあるので、張り紙をして通知を行なうようにしてください。通知をせずに勝手に撤去するのはNGです。
持ち主への通知をする場合は、いつ撤去をするのかという予定日を詳しく記載しましょう。合わせて、通知を行なったことを記録するため、張り紙を写真に撮っておくようにしてください。
3.警察に確認の連絡する
持ち主への通知を行なったけれどいつまで経っても所有者が現れないというときは、警察に連絡をしましょう。このとき、防犯登録番号を伝える必要があるので、手元に用意しておいてください。
防犯登録番号から自転車の所有者が特定できると、所有者と連絡をとれます。また、盗難届が出ている自転車については、警察に引き取ってもらえます。
所有者がわからない、盗難届も出ていない放置自転車については、警察から撤去を指示されることが多いです。
4.不用品回収業者などに依頼し回収してもらう
放置自転車の所有者が現れない、警察に相談したら撤去するようにいわれたという場合は、撤去に移ります。
自転車自体自治体でも回収していますが、私有地にある放置自転車については撤去してもらえません。
そのため、放置自転車を処分する際は不用品回収業者などに相談して回収してもらいましょう。業者に依頼すると、自転車を回収しに来てくれます。
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放置自転車の処分でしてはいけないこと
放置自転車は、置かれている場所などから少しでも早く片付けたいと考えるものです。しかし、放置自転車を処分するにあたって、してはいけないこともあります。
主に、以下に挙げる2つの点については注意してください。
- 通知なしで勝手に撤去処分・処分する
- マンションやアパートのドアに張り紙をする
してはいけないことを理解し、放置自転車を正しく処分しましょう。
通知なしで勝手に撤去処分・処分する
誰のものかわからないままずっと放置されている自転車だからといって、見つけた人が通知なしで勝手に撤去処分するのはいけません。
たとえば、マンション敷地内に自転車が放置されているからといって他人のものを無断で処分するのは違法です。場合によっては、後になって自転車の所有者から損害賠償を請求される可能性もあります。
無断で置いてあって困る、早く処分したいと感じる気持ちはわかりますが、通知なしで勝手に自転車を処分するのは避けてください。
マンションやアパートのドアに張り紙をする
放置自転車の所有者に向けて通知を行なう際、掲示板や自転車本体などに張り紙をする方法があると説明しました。この通知の方法や書き方によっては違法となる場合があるので、注意が必要です。
たとえば、マンションやアパートのドアに張り紙を貼り付けることはしてはいけません。通知する場合は、その方法に細心の注意を払って行ないましょう。
放置自転車の所有権
放置自転車は、勝手に処分しても良いのか、どのように撤去すれば良いのか悩みます。そこで、そもそも放置された自転車は誰の物なのかという所有権について理解しておきましょう。
放置自転車の状況によって、所有権は以下のように変わります。
- 所有者が捨てたなら「無主物」
- 一時的に置いただけなら「所有者」
- 盗難自転車なら「所有者」
それぞれ詳しくみていきます。
所有者が捨てたなら「無主物」
自転車の所有者が捨てて放置したのなら、無主物にあたります。無主物となった放置自転車は、最初に所有の意思をもって占有した人の物になるのです。
つまり、放置自転車を見つけて拾った人に所有権がわたるということです。
一時的に置いただけなら「所有者」
自転車を一時的に置いていただけなら、その所有権は自転車の所有者にあります。
そのような状態を放置自転車だと判断し無断で撤去してしまったら、所有者から所有権を侵害されたとして損害賠償を請求されることがあるので気を付けましょう。
盗難自転車なら「所有者」
盗難自転車の場合、その所有権は自転車の所有者になります。
盗まれた後放置されたら、所有権は盗まれた被害者に残ったままになっています。そのような自転車を勝手に処分したら、占有離脱物横領罪となる可能性があるので注意しなければなりません。
放置自転車処分の費用は撤去する人が負担
放置自転車は、持ち主がいつまで経っても現れず、敷地内に残ったままで困っている場合は処分の手続きを進めることになります。このとき、どの処分方法を選んでも、いくらか費用が発生してきます。
放置自転車処分にかかる費用については、撤去する人が負担することになるので理解しておきましょう。たとえば、マンションのオーナーが放置自転車の撤去処分を行なった際、その費用は自転車の持ち主ではなくオーナーが支払うことになります。
所有者がわからない状態では、請求できないためです。
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放置自転車の処分は「不用品なんでも回収団」におまかせ!
放置自転車の処分方法から注意点、誰が費用を負担するのかなどについて説明しました。
はじめに所有者が誰かを調べ、それでも不明な場合は放置自転車を処分できます。
このとき、どのような経緯で放置されている自転車なのかも確認した上で、処分方法を考えなければなりません。
放置自転車を自身で撤去処分して良いとわかったら、困ったときにすぐ駆け付けてくれる不用品回収業者がおすすめです。
「不用品なんでも回収団」も、放置自転車の回収に対応しています。
不用品回収のプロチームが在籍しているので、処分にお困りの不用品があればいつでもご相談ください。
以下の無料お見積りからお待ちしています。
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放置自転車はどのように処分すれば良いですか?
放置自転車を処分する際は、以下の流れで進めてください。
1.写真を撮って記録に残す
2.持ち主への通知をする
3.警察に確認の連絡する
4.不用品回収業者などに依頼し回収してもらう
いつまでも放置されていて誰の物かわからないからといって、勝手に自転車を処分してしまうのはNGです。きちんと手順を踏んで、処分を進めるようにしてください。 -
放置自転車を処分する際の注意点や費用面について教えてください。
放置自転車を処分するとき、以下に挙げることはしないように気を付けてください。
・通知なしで勝手に撤去処分・処分する
・ マンションやアパートのドアに張り紙をする
このような行為は違法になり、場合によっては損害賠償を請求される可能性があります。
また、放置自転車を処分できることが決まった際、その費用は処分を引き受ける人が負担することになります。所有者がわからないので、費用の請求はできません。