本記事では、発泡スチロールの処分方法を詳しく解説します。
発泡スチロールは自治体ごとに捨て方が異なるケースが多く、捨て方に悩む方も多いはずです。特に、サイズの大きいものは処分方法に困るシーンも多々あります。
そこで今回は、発泡スチロールを捨てる際の分別方法と共に、おすすめの処分方法をまとめました。発泡スチロールを小さくする方法や注意点も紹介しています。
ぜひ、参考にしてみてください。
発泡スチロールを捨てる際のゴミ分別方法
発泡スチロールは適切に排出すれば、自治体でゴミとして出せる品目です。ただし、自治体によって「何ゴミに出すのか」は、基準が異なる場合もあるため注意が必要です。
自治体で発泡スチロールをゴミとして出す際の、分類や分別、処分方法について解説します。
自治体 | 分別 | 注意点など |
---|---|---|
東京23区 | 発泡トレイ・発泡スチロール 資源ゴミなど |
汚れているものは原則、可燃ゴミ サイズの大きいものは割る |
八王子市 | 容器包装プラスチック | プラマークのあるものが対象 汚れているものは原則、可燃ゴミ |
横浜市 | プラスチック資源 | 50cmより小さくする 50cm以上は粗大ゴミ |
川崎市 | プラスチック製容器包装 | 緩衝材などに限る 製品として購入したものは可燃ゴミ 50cm以上は粗大ゴミ |
さいたま市 | 食品包装プラスチック ※令和6年10月~ |
プラマークがあるものが対象 水洗いで汚れを落とす |
川口市 | プラスチック製容器包装 | プラマークがあるものが対象 マークのないものは一般ゴミ |
千葉市 | 可燃ゴミ | 店頭回収協力店への持ち込みを推奨 |
船橋市 | 可燃ゴミ | おおむね長さ50cm以内のもの |
「燃えるゴミ」(可燃ゴミ・家庭ゴミ)として捨てる
多くはありませんが、食品トレイなどは「燃えるゴミ」や「可燃ゴミ」として分類している自治体があります。
また、通常はプラスチックゴミ(容器包装プラ)として回収している場合でも、洗っても汚れが落ちない場合には「燃えるゴミ」として処分するルールとなっている自治体もあります。
回収した発泡スチロールは、一般ゴミと一緒に燃やして処理されます。
「プラスチックゴミ」として捨てる
発泡スチロールの処分方法として最も多いのが、プラスチックゴミ(容器包装プラスチック)として排出する方法です。
自治体によって「容器包装プラスチック」や「食品包装プラスチック」など呼び方が異なる場合があります。
ただしプラスチックゴミとして分別するルールとなっている自治体の場合でも、汚れが落ちない場合には「燃えるゴミ」として出すルールとなっている場合もあるため注意が必要です。
プラスチックごみとして回収されたものは、リサイクルを前提として回収、処分されます。
「資源ゴミ」として捨てる
「容器包装プラスチック」や「食品包装プラスチック」と同じ分類でも、自治体によっては「資源ゴミ」という呼び方で資源ゴミ収集の日に回収となるケースもあります。
名称は異なりますが、他の自治体の「リサイクル回収」や「容器包装プラスチック」と同様、リサイクル目的で収集する物です。
こちらも包装プラスチックと同じく、リサイクル処分となります。
発泡スチロールの処分方法
発泡スチロールを捨てる方法は、自治体でのゴミ回収に出す以外に5つの方法があります。無料で捨てられる方法もあるので、自分にあった方法で処分を進めてみてください。
不用品回収業者に依頼する
発泡スチロールの処分は、不用品回収業者に依頼できます。不用品回収業者を使うメリットは、以下の4つです。
- 発泡スチロールだけでなく他の不用品も一緒に処分できる
- スケジュールにあわせて依頼ができる
- 細かく発泡スチロールを切ったりする手間がない
- ネットで簡単に申し込みができる
不用品回収業者へ依頼するデメリットは、処分する物によっては料金がかかってしまう点です。
「電話一本で発泡スチロールを処分したい。面倒な仕分けなどしたくない。」と思う方におすすめの方法です。見積りもサイトからすぐにできるので、お気軽に相談してみてください。
口コミでの評判も良いおすすめ不用品回収業者はこちら!
リサイクルボックスに入れる
リサイクルボックスで発泡スチロールを捨てられるケースがあります。リサイクルボックスはスーパーの入口や公民館に設置されており、無料で利用できる場所がほとんどです。
住んでいる場所の地域にリサイクルボックスがなかったり、わざわざリサイクルボックスまで発泡スチロールを持っていかなければいけなかったりするのがデメリットです。
「いつも行ってるスーパーにリサイクルボックスがある」といった好条件の方は、積極的に活用しましょう。
ゴミ処理場に持っていく
ゴミ処理場でも発泡スチロールを処分可能です。ゴミ処理場を使うメリットは、さまざまな発泡スチロールを受け取ってくれる点です。
自治体のゴミ収集やリサイクルボックスでは、汚れていたりニオイがついてたりする発泡スチロールは回収しない方針の場所もあります。
一方で、ゴミ処理場であれば、すべてとは言わないまでもほとんどの発泡スチロールを受け入れてくれるはずです。
デメリットとしては、ゴミ処理場はリサイクルボックスほど設置場所が少ない点が挙げられます。
家電量販店に持っていく
家電量販店で発泡スチロールを回収してくれる可能性があります。
とはいえ、家電量販店で回収してもらえるのはその家電量販店で購入した家電に付属した発泡スチロールのみです。
店側からすると顧客でもない方の発泡スチロールを受け取る必要はないので、当然の判断でしょう。もし家電に付属された発泡スチロールを処分したい方は、家電量販店に持っていきましょう。
少し手間ですが、家電量販店のサイトや電話で発泡スチロールを回収可能かどうか確認するのがおすすめです。
メルカリで売る
最後に、メルカリで発泡スチロールを売る方法が挙げられます。メルカリで売れば、本来は処分するはずだった発泡スチロールをお金に変えられます。
実際にメルカリで「発泡スチロール」と検索すると、売れている商品がいくつもありました。
売れ残りのリスクや配送の手間もあるので、普段からメルカリで出品している人におすすめの方法です。
発泡スチロールを小さくする方法
自治体のゴミ回収を利用する場合、発泡スチロールの出し方に指定があり、ほとんどの場合で発泡スチロールを小さくする必要があります。
そこで、発泡スチロールを小さくするために以下2つの方法をご紹介します。
- 発泡スチロールカッターを利用する
- 袋に入れてから小さく砕く
「発泡スチロールを小さくするのが面倒くさい…」このように思う方は、前述した方法の不用品回収業者への依頼をしましょう。
発泡スチロールカッターを利用する
発泡スチロールカッターとは、名前のとおり発泡スチロールを切断する際に用いる工具です。発泡スチロールカッターには、以下2種類のタイプがあります。
- 電流を流すことで発泡スチロールを溶かす発熱タイプ
- のこぎりのように細かい刃で発泡スチロールを切るカッタータイプ
ひんぱんに発泡スチロールを裁断する方は、家に1つ置いておくと便利です。
袋に入れてから小さく砕く
発泡スチロールは柔らかいものもあるため、人力でも小さくすることは可能です。ゴミが散乱するリスクがあるので、袋に入れてから砕くのが良いでしょう。
しかし発泡スチロールの形状や種類によっては、自分の力だけで砕けないものがあるでしょう。砕けたとしても労力がかかり、小さくすることがストレスとなる場合もあります。
そういった場合は無理をせず、前述した専用カッター等を購入して対処しましょう。
発泡スチロールを捨てる際の注意点
発泡スチロールを捨てる際の注意点を解説します。注意点を知らずに発泡スチロールを捨ててしまうと、思わぬトラブルに繋がる可能性があります。
注意事項を知っているだけで簡単に回避できるので、簡単に注意点をチェックしておきましょう。
自治体のゴミ出しルールを守る
あなたが住んでいる地域によって自治体のゴミ出しルールは変わります。
たとえば、「一辺の長さが30㎝を超える場合は粗大ゴミ」「透明な袋を用意して、第二、第四火曜日にだけゴミ出しをする」といったルールです。
自治体のルールを確認して、発泡スチロールを処分してください。
リサイクルの回収に出すなら汚れを落としておく
一般的には汚れがついている発泡スチロールは、キレイにしてから回収に出すのがルールとなっています。汚れがある発泡スチロールは回収してもらえない可能性が高いです。
とくに、食品トレイには注意しましょう。
- ラップ類がついていないか?
- 汚れは洗い落とせているか?
- スーパーによってはトレイの色で仕分けが必要
庭や畑など自宅で燃やさない
発泡スチロールは燃やすと有毒なガスを発生するほか、不完全燃焼により一酸化炭素が発生する危険性もあります。
火の粉が近隣へと移り、火災を引き起こすリスクもあるため、屋外であっても燃やして処分するのはNGです。
なお庭先や畑など特定の処理基準を満たさない環境下での廃棄物の焼却は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」によって禁じられています。
違反した場合には、5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金が科せられることもあります。昔は野焼きなどでゴミを燃やして処分する過程もありましたが、今はNGとなっていることを理解しましょう。
薬品や油で溶かさない
特定の有機溶剤のような薬品や油を使うと、発泡スチロールを溶かすことが可能です。
しかしこうした薬品や油の中には、引火性が高いものも多く含まれており、危険度が高いため使用すべきではありません。
また十分に換気がされていない環境で使用すると、気分が悪くなったり意識を失ってしまったりするリスクもあります。
そもそも大きなサイズの発泡スチロールを薬品で溶かすには、大量の薬品を必要とする場合もあるため現実的ではないでしょう。
発泡スチロールの処分なら「不用品なんでも回収団」におまかせ!
今回は、発泡スチロールの捨て方を紹介しました。
発泡スチロールは自治体ごとに処分方法が異なるだけでなく、サイズの大きいものは割る必要があり、手間がかかります。
分別や分割が面倒な場合は、不用品回収業者への依頼がおすすめです。業者に依頼すれば分別や運び出しの必要が一切なく、手軽に処分できます。
発泡スチロールの処分なら「不用品なんでも回収団」にぜひご相談ください。見積もりは完全無料で、サイズを問わず発泡スチロールや不用品を回収します。
-
大きな発泡スチロールも回収していただけますか?
はい、もちろんお任せいただけます。
大きさ、形状問わず回収できますので、気軽にお問合せください。
-
急な用事ができてしまい、家にある発泡スチロールをすぐに捨てたいです。
依頼からどれくらいの期間で回収ができますか?
当日でも対応は可能ですか?まずは、無料見積りからご相談ください。
最短でうかがえる日程をお伝えさせて頂きます。 -
休みの日や深夜に回収して欲しい...回収や見積もりの時間帯は柔軟に選べますか?
はい、可能です。
「不用品なんでも回収団」では早朝や深夜の見積もり、回収に対応いたします。また、年中無休で営業していますので、気軽にお申しつけください。 -
発泡スチロール以外にも捨てたいものがたくさんあるのですが、一緒に回収してもらえませんか?
さまざまな不用品を処分したい場合、自治体のゴミ出しを利用すると分別などに手間と時間がかかります。そのようなときは、ぜひ「不用品なんでも回収団」にご相談ください。
幅広い品目の回収・処分を扱っているため、発泡スチロール以外の不用品も一気に回収します。また、お得なパックプランを用意しているため、リーズナブルな費用での処分が可能です。 -
汚れた発泡スチロールはどうすれば良いですか?
多くの自治体では、汚れた発泡スチロールを洗って資源ゴミなどに出すように記載されています。汚れの落ちないもの、劣化が激しいものについては、燃えるゴミとして捨てる自治体がほとんどです。
このような分別が難しかったり、洗うのが面倒だったりする場合は、「不用品なんでも回収団」にご相談ください。汚れの有無やサイズを問わず、一括で回収いたします。