ゴミ屋敷の実家で暮らす親の問題点!説得方法や片付け方・解決策とは

本記事ではゴミ屋敷で暮らす親の問題点や、ゴミ屋敷化してしまう理由などについて解説しています。

子どもたちが家を離れ親だけが暮らしている実家が、何かのきっかけでゴミ屋敷と化してしまうことは決して珍しいことではありません。

どのようにして親を説得すべきか、またどのようにして片付けるかなど、実家のゴミ屋敷問題にお悩みのかたはぜひ参考にしてください。

ゴミ屋敷で暮らす親や実家の問題点

ゴミ屋敷で暮らす親の問題点

親だけが暮らしている実家がゴミ屋敷と化してしまうケースは、決して珍しいことではありません。

ですがこの問題には多くの危険が伴うため、できれば後回しをせずにできるだけ早い段階で解決や何らかの対策を必要とします。

まずは親がゴミ屋敷で暮らしている場合の問題点について解説します。

不衛生なため健康リスクが高まる

掃除が行き届かずゴミ屋敷と化した部屋では、ホコリが溜まり害虫やネズミなども多く発生しがちです。

食べ物なども適切な処分ができなければ、腐食やカビなどの原因にもなります。

このような不衛生な環境で暮らし続けると、ぜんそくや皮膚疾患をはじめ、さまざまな健康被害のリスクが高まる傾向に。

臭いなどを気にして窓を開けるのを嫌がる親も多くなるため、換気状態も悪くなります。

両親がそこで暮らしているような場合には、換気不足によって夫婦同時に感染症にかかってしまうこともあるのです。

転倒などによるケガのリスクが高まる

ゴミ屋敷と化した家では、床に多くの物が散乱し、室内の移動なども困難となります。

散らばったものに躓く、物を踏んで足を滑らすなど、転倒しやすい環境になってしまうのです。

置き場を失った物が積み上げられた状態にあれば、何らかのきっかけでゴミの山が崩れて下敷きになってしまうことも。

地震が発生した際も、通路がふさがれ足場が悪いために逃げ遅れてしまう危険などもあります。

火災のリスクが高くなる

家がゴミ屋敷になってしまっても、これまでと変わらず自炊をして暮らす方は少なくありません。

わずかなスペースで火器を使い調理しているかたも多く、引火の危険性が高い環境となります。

片付いた部屋ならぼやで済むような火災も、ゴミが多く散らばった部屋では、あっという間に火が燃え広がる大惨事となってしまうのです。

ご近所トラブルにつながる

ゴミ屋敷ではたびたび、ご近所さんや賃貸の管理会社とのトラブルも発生しています。

トラブルの原因としては、以下のような項目がよくあげられます。

  • 臭いや害虫による影響を受ける
  • 玄関まわりにもゴミが並び景観を損なう
  • 火災のリスク(火災延伸の心配)

ゴミ屋敷に住んでいる人はご近所づきあいを避ける傾向にもあるため、コミュニケーション不足からトラブルにつながることもあります。

場合によっては不法投棄や建物の衛生基準の違反などの法的な問題や、賃貸の規約違反などによるトラブルへと発展する場合もあるのです。

心理的にも悪影響がある

親がゴミ屋敷で生活をしているという場合には、健康やケガの問題だけでなく、心の問題にも目を向けてあげる必要があります。

ゴミ屋敷で暮らしている人の中には、ストレスや精神的な負担などにより心のバランスを崩してしまっている人もいます。

抑うつ状態や精神疾患による不調を抱える人も多く、これといった楽しみもない状況で暮らしているというケースも少なくないのです。

親が実家をゴミ屋敷化してしまう理由や要因

親が実家をゴミ屋敷化してしまう理由や要因

それまできれいだった実家が、ある時をきっかけにゴミ屋敷化してしまったというのは、比較的良く耳にする話です。

実家をきれいな状態に戻すためには、なぜそうなってしまったのかを理解する必要があります。

親だけが暮らす実家がゴミ屋敷になってしまう理由や要因についても考えてみましょう。

寂しさや精神的なショックがきっかけ

配偶者との死別や離縁などがきっかけで、精神的に不安定となり、片付けられなくなってしまうケースは非常に多いです。

また一人になってしまった寂しさや不安から、物を処分することを恐れ、余分に手元に置くようになってしまう人もいます。

ため込み症と呼ばれる症状から、他人にはゴミにしか見えない物も必要だと感じて捨てられなくなってしまうケースもあります。

生活環境やリズムの変化に伴うもの

家族や夫婦で暮らしていた時は、快適に暮らせるよう努めていたものの、一人になったとたんに覇気を失ってしまったというケースもあります。

また子どもたちが巣立ち実家へも来る機会が少なくなるにつれ、だんだんと部屋の片付けもおろそかになってしまうことも。

人の出入りが少なくなると、片付けや清掃に気が向かなくなってしまう親も少なくないのです。

身体が思うように動かない・片付けがしんどい

親御さんがご高齢の場合には、身体的な能力の衰えなどが理由で片付けが思うようにできないこともあります。

単純に身体がしんどい場合や、疲れてしまって片付け作業が進まないことなどが理由となる場合もあるでしょう。

以前は問題なくできていた収納なども、適切な判断ができなくなることで物を収めきれなくなってしまうこともあるのです。

自治体ごとの細かな分別に対応できないなどの理由からゴミ出しができず、どんどんため込んでしまうケースも少なくありません。

片付けたくても片付けられないことは、親御さんにとっても大きなストレスとなってしまうでしょう。

実家を片付けるための重要なプロセス

実家を片付けるための重要なプロセス

実家を片付けてゴミ屋敷から脱するためには、問題の根本的な解決がとても重要になります。

親自身が片付けたい、きれいな家で暮らしたいと願わなければ、なかなかゴミ屋敷からは脱することができないのです。

ここでは実家を片付けるために必要となるプロセスについてお話します。

親の説得や納得が必要不可欠

ゴミ屋敷と化した実家を片付けるためには、親の理解や納得が必要です。

実家で暮らしているのはあくまでも親です。

ゴミ屋敷になってしまう根本原因を無視し、親の理解や承諾がないまま勝手に片づけたとしても、時がたてば再びゴミ屋敷と化してしまいます。

まずはなぜこのような状態になってしまったのか、親自身どのような気持ちでいるのか聞き取るところからはじめましょう。

ゴミ屋敷になってしまったことを責めるのではなく、とにかく冷静に話を聞くことに徹することが大切です。

親自身が片付けに前向きでない場合がある

親自身に片付けられない理由があり、それを自覚しているのであればできる限りのサポートをしてあげればOKです。

しかし親が片付けに対して前向きな気持ちを持っておらず、ゴミ屋敷を改善させる気持がない場合もあるでしょう。

このようなケースでは、じっくりと話し合いを行い、親を説得した上で片付けを進めることが重要となります。

場合によってはゴミ屋敷となっている自覚がなく、実家にあるものすべてが必要な物・大切なものだと認識している場合もあるのです。

このような場合、その気持ちや考えを否定してしまうことで、親の気持がかたくなになってしまうことがあります。

時間はかかってしまうかもしれませんが、できれば親の気持ちを汲みとり、理解を示す姿勢で話し合いをすすめましょう。

親を説得する方法は?

物に対する執着や、処分に対する不安な気持ちが強い場合には、より丁寧な話し合いが必要です。

とはいえすべて聞き入れてしまえば、片付けは一向に進みません。

まずは共感や理解を示し、親の考えをしっかりと聞き出しましょう。

そのうえで、安全面や健康上における問題や片付けの重要性について話をします。

片付ける際は協力をすることや専門家の支援などを取り入れるなどの提案も行い、一人で解決する必要はないことを伝え、安心させてあげることも大切です。

納得させようと無理に説得を行うのではなく、健やかで快適な暮らしを再び手に入れるために何ができるのかを一緒に考えていくのがポイントとなります。

「物を捨てる」「片付ける」ことはとても重要ですが、そこにフォーカスしすぎず、ポジティブに話が進められるよう意識しましょう。

ゴミ屋敷化した実家を片付ける方法

ゴミ屋敷化した実家を片付ける方法

ほんの少しでも親が片付けに対して前向きな気持ちを持てるようになったら、いよいよ片付け開始です。

あくまでも親の気持ちを尊重し、親のペースに合わせていくことが大切です。

親と一緒に少しづつ手を付けていく

一緒に片付けを進める意思があるのであれば、親と一緒に片付けていくのがベストです。

本来は生活エリアから片付けを進めていきたいところですが、焦りは禁物。

時間も手間もかかってしまうかもしれませんが、ある程度必要・不要を確認しながら片付けを進めることが重要です。

本人の意思を尊重せずに処分してしまうと、物に対する執着が強まるほか、気持ちを聞き入れてもらえない寂しさや絶望のような気持が強まってしまうこともあります。

捨てたくない理由や気持ちなどを聞いてあげることで、執着を弱めてくれることもあります。

上手にやり取りを重ねながら、一歩ずつ片づけを進めるのがよいでしょう。

業者に依頼して短期間で一気に片付ける

体の不調などが理由で片付けられずにいた場合、話し合い次第では一気に片づけが進められる場合もあります。

このような場合は、ゴミ屋敷片付け業者などに依頼をし、時間をかけずに短期間で片付けてしまうことが重要です。

もちろん、親の気持や必要な物などをしっかりと聞き取り、対応することも重要です。

業者に依頼する場合は、このようなデリケートな状況にも親身になって対応できる業者に相談することをおすすめします。

事前に打ち合わせておけば、特定の品目や条件に合うものをより分け、処分せずに片付けてもらうことなども可能です。

希望すれば一緒に片付けることなどもできますので、親御さんと相談の上最善の方法や流れで片付けを進めるとよいでしょう。

 

ゴミ屋敷化付け業者の費用相場は、以下の記事が参考になります。

ゴミ屋敷の片付けは「不用品回収なんでも回収団」へお任せ

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