液晶テレビの処分方法をご紹介します。
粗大ゴミとして捨てることができると考えがちな液晶テレビですが、実は間違い。
家電リサイクル法が施行されてから、液晶テレビは決められたルールに則って処分する必要があります。
では、液晶テレビの捨て方と処分に必要な費用の相場、注意点などを詳しく解説していきます。
液晶テレビは「家電リサイクル法」対象品目
家電リサイクル法とは？
家電リサイクル法とは、2001年より施行されている廃棄物法で、対象の家電はリサイクル品と定めるという法律です。
廃棄物を減らし、資源の有効活用を促進するために国が定めた法律ですので、厳守する必要があります。
もし従わず不法破棄した場合は、5年以下の懲役または1000万円以下の罰金となるので、ご注意を。
対象となっている家電は、エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機の4つで液晶テレビも含まれます。
対象家電を処分したい場合は、リサイクル料金と運搬料金を払い、引き取ってもらうことになります。
液晶テレビのリサイクル料金
家電リサイクル法で液晶テレビを処分する場合、「家電リサイクル料金」と「搬出費」が必要となります。
また選ぶ処分方法によっては、自分で「家電リサイクル券」を購入しなければなりません。
液晶テレビのメーカーや型番、引き取り業者によって価格は変動しますが、下記の金額が目安です。
| テレビのサイズ | リサイクル料 | 搬出費 | 合計額 |
|---|---|---|---|
| 15型以下の液晶テレビ | 1,870円 | 2,000円～3,000円 | 3,870円～4,870円 |
| 16型以上の液晶テレビ | 2,970円 | 2,000円～3,000円 | 4,970円～5,970円 |
参考：主要メーカー家電リサイクル料金一覧（https://www.rkc.aeha.or.jp/recycle_price_compact.html）
液晶テレビの処分方法別費用相場
液晶テレビの処分方法別に、必要となる費用の相場をご紹介します。
どの処分方法を選択するかで大きく費用が異なりますので、それぞれを比較してチョイスしてください。
| 処分方法 | 費用相場 | 備考 |
|---|---|---|
| 不用品回収業者に依頼 | 3,000円～ | 液晶テレビのみは高くつく場合も |
| 自治体指定の業者引き取り | 3,870円～5,970円 | 自治体によって条件が異なる |
| メーカー指定の引き取り | 3,870円～5,970円 | 自分で持ち込む際は搬出費必要なし |
| 家電量販店での引き取り | 3,870円～5,970円 | 自分で持ち込む際は搬出費必要なし |
| 買い替え時の引き取り依頼 | 2,000円～5,000円 | 店舗で異なる・独自の下取り買取も |
| リサイクルショップで売却 | 無料 | ー |
| フリマ・オークションで売却 | 無料 | 梱包・配送料が必要 |
| 個人的に譲渡 | 無料 | ー |
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液晶テレビの処分方法8選
液晶テレビの処分方法について詳しく解説します。
それぞれの方法の詳細を知ることで、自分にピッタリの捨て方を見つけることができます。
ぜひ参考にしてください！
不用品回収業者に依頼
手間を掛けずに液晶テレビを処分したいなら、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
不用品回収業者なら、電話一本で即日対応も可能ですし、家まで回収に来てくれるので運搬いらず。
ただ、液晶テレビのみの回収は料金が高くつくので、他にも不用品があるとお得に利用できます。
引っ越しの際の不用品一斉撤去や断捨離の際に、まとめて片付けたい方におすすめです！
また自分で液晶テレビを運べない方にも向いている処分方法です。
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自治体指定の業者による引き取り
自治体が指定している業者による引き取りという方法もあります。
それぞれの自治体では、家電のリサイクル対応ができる協力業者を抱えており、ホームページなどで情報を開示しています。
そして自治体が指定する収集運搬業者にコンタクトを取り、指定引取場所への運搬を依頼できることも。
もし自分で運べるのなら「搬出料金」は掛かりませんので、リサイクル料だけで処分できます。
中には、その指定業者が引き取りも搬出も一緒にしてくれる場合もありますので、確認しておくのがおすすめ。
メーカー指定の引き取り
液晶テレビのメーカーが指定している引き取り場所に持ち込む方法もあります。
比較的大手のメーカーでは、家電リサイクルの回収引き取り場所を指定しています。
事前に郵便局で「家電リサイクル券」を購入する必要がありますが、あとは指定場所に液晶テレビを持ち込むだけです。
メーカーの指定引取場所は全国に点在しており、近くの指定場所は下記のURLから検索可能です。
※家電リサイクル券センター検索サイト（https://www.e-map.ne.jp/p/rkcsymap/）
家電量販店での引き取り
実際に液晶テレビを購入した店舗を覚えているなら、その家電量販店に引き取り依頼することも可能です。
レシートなどが必要ですが、家電量販店はリサイクル対応には慣れていますので、料金さえ払えば応じてくれる場合も。
処分したいテレビを自分で店舗に持ち込むなら、搬出量は必要なく、リサイクル料金のみで対応可能です。
もし収集してもらうのであれば、回収ドライバーや店舗にリサイクル料と搬出料金を払います。
支払方法に関しては、「現金対応」もあれば「リサイクル券」が必要な場合もあり、事前の確認が必要です。
買い替え時の引き取り依頼
液晶テレビを買い替え予定であれば、購入先の店舗で古い液晶テレビの引き取り依頼をすることも。
これなら新しい液晶テレビを買う際に引き取ってもらえるので、非常にスムーズで無駄がない方法です。
この場合もリサイクル料と搬出費が必要なので、費用的には他の処分方法と大きくは変わりません。
ただ自分で運ぶ必要がなく、手続きも新しい液晶テレビの購入時のみで済むので、手間が掛かりません。
店舗の中には、独自の下取りサービスを行っているところもあり、賢く利用すればお得に買い替え可能です。
リサイクルショップで売却
比較的綺麗な状態の液晶テレビなら、リサイクルショップで売却する方法もあります。
人気のメーカーや型の液晶テレビなら需要も高く、思ったより高値がつくかもしれません。
ただ全ての液晶テレビを買い取ってくれるわけではなく、基本的には型落ちしていない5年以内の状態が良い物に絞られます。
保証書や付属物を全てセットにして揃えておくなどすると、買い取り額が上がる可能性があるでしょう。
フリマ・オークションで売却
フリマやオークションで不用な液晶テレビを売却することもできます。
リサイクルショップ売却のように持ち運ぶ必要がありませんし、綺麗な状態の物なら早く売れることも。
ただ、フリマやオークションは出品準備に時間が取られるほか、必ず売れるとも限りません。
しかも買い手がついたとしても、大型の液晶テレビなら梱包料や配送料が意外に高くつきます。
それ以上の売却価格が見込めれば問題ないですが、価格設定と必要経費の差額を事前にきちんと考えておく必要があります。
個人的に譲渡
無料で液晶テレビを処分したいなら、個人的に譲渡する方法がおすすめです。
液晶テレビは新品で買えば高額なものですから、リサイクル品でも欲しいという方は多いものです。
身近に欲しがっている人がいないか、親戚や知人を通して探すとよいでしょう。
自分で譲渡先を探さなければなりませんが、何より無料で処分できるのが嬉しいポイントです。
液晶テレビの処分方法別メリットとデメリット
液晶テレビの処分方法別のメリットとデメリットを解説します。
良い点と悪い点両方を知ることで、自分にとって最適な処分方法を選ぶことが可能になります。
よく比較して、ご自身の状況に適した処分方法の選択に役立ててください。
| 処分方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 不用品回収業者に依頼 | 即日回収が可能 家まで回収に来てくれる |
テレビのみ回収だと高くつく 自分で業者を探す必要あり |
| 自治体指定の業者による引き取り | 簡単に申し込める 運搬の必要がない |
リサイクル量と搬出費が必要 事前に郵便局で料金の支払い必須 |
| メーカー指定の引き取り | 近場で回収可能 メーカー対応だから安心 |
リサイクル料と搬出費が必要 自力で運搬の必要あり |
| 家電量販店での引き取り | 家まで回収に来てくれることも 現金支払いで対応できる |
自力で運搬が必要な場合も 店舗により条件が異なる |
| 買い替え時の引き取り依頼 | 買い替え時のみの手続きで済む 自分で運搬の必要なし |
リサイクル料と搬出費が必要 搬出費は店舗により異なる |
| リサイクルショップで売却 | 売れれば現金が手に入る 即日処分が可能 |
買取不可の場合も 自分で運搬の必要あり |
| フリマ・オークションで売却 | 希望価格で売却できる可能性 型によっては高値がつくことも |
必ず売れるとは限らない 配送料などが必要 |
| 個人的に譲渡 | 無料で処分できる 手間が掛からず喜んでもらえる |
自分で運搬が必要 自分で譲渡先を見つける必要あり |
液晶テレビを処分する際の注意点
液晶テレビを処分する際、幾つかの注意点があります。
きちんと理解しておかないと、せっかくリサイクル回収の手続きをしても引き取ってもらえないことも。
重要なポイントを理解してスムーズに液晶テレビを処分してください。
個人情報は初期化する
液晶テレビにアプリ機能などが搭載されていると、ログイン時の個人情報が残っている可能性があります。
処分する際にはログアウトするなど、個人情報といえるものはすべて削除しておきましょう。
大抵はリモコンのメニューボタンから、設定の「情報初期化」を選択するだけで簡単にリセットできます。
もし複雑な場合は、取扱説明書を見るか、サポートセンターに問い合わせてください。
引き取ってもらえない付属物もある
家電リサイクルの回収時には、本体以外の付属物も一緒に回収します。
例えば、電源コードや付属スタンド、リモコン、専用のスピーカーなどです。
ですが、リモコン用の電池や取扱説明書の類、液晶テレビの台などは引き取り不可。
本体と一緒にリモコンが回収される時には、中の電池を抜いておくことを忘れないようにしてください。
リサイクル券の間違えに注意
液晶テレビを処分する際に必要なリサイクル券は、もし間違えて購入した場合は引き取り不可になります。
処分したい液晶テレビのメーカーや料金区分コードによって、リサイクル料金が異なるためです。
もし間違えた時は、返金してもらい新しく手続し直す必要があるので、十分にご注意を。
液晶テレビの処分なら「不用品なんでも回収団」へ！
液晶テレビの処分方法について解説しました。
液晶テレビは「家電リサイクル法」の定めにより、適切な方法での処分が必要となります。
家電リサイクルの業者に回収してもらう時には、リサイクル料を事前に振り込み・券の購入が必須条件。
他にも、リサイクルショップに売却したり、知り合いに譲渡するなどの方法もあり、選択肢は豊富です。
ただ面倒なことを避けたい、手間を掛けたくない方には、不用品回収業者への依頼がおすすめ！
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