この記事では、家の物を全部捨てる断捨離についてまとめています。物を溜め込みすぎた家をスッキリさせるために、家中にある物を全て処分してみたいと考える方もいるでしょう。
物を全部捨てる断捨離にはメリットもあるため、理解した上で実践してみてください。効率的に作業を進められる捨て方の手順についても紹介します。
注意点やゴミの処分方法も解説するため、これから断捨離を検討中の方は必見です。
効率的な捨て方の手順
家中の不要な物を全部捨てる断捨離は、効率的に進めなければ膨大な時間がかかってしまいます。スタート直後はやる気に溢れていても、長い時間をかけての作業ではだんだんと集中力も落ちてしまい、捨てる物の判断も鈍ります。
断捨離をどう進めるべきか悩む方は、捨て方の手順として以下を参考にしてください。
まずは作業範囲を決める
家の物すべてを断捨離するにしても、まずは作業範囲を細かく決めることが重要です。行き当たりばったりで作業を進めるのは効率が悪く、見逃しも起こりやすいです。
どの部屋から作業に取り掛かるのか範囲を決めて、その範囲をすべて片付けたら次に移るという方針を徹底しましょう。
範囲内の物を「必要」「不要」に選別する
範囲を決めたら、範囲内にある物をすべて「必要」「不要」のどちらかに分類します。全部捨てる断捨離の場合は、細々とした物から家具などの大きな物まですべてが仕分けの対象です。
必要か不要かを仕分ける基準は人それぞれでもありますが、一般的には以下の要素で判断するケースが多いです。
- 使用頻度
- 劣化具合
- 部屋や周囲のインテリアとデザイン性が合っているか
使用頻度は判断基準として重要なのはもちろん、これ以上使い続けて故障する恐れがないか、劣化具合で判断することも大切です。デザインが部屋や周囲に溶け込んでいるかも、頻繁に目にする場合は違和感のもとになるため重要な判断要素です。
その他にも、自身が物を捨てる時に考えている基準があれば当てはめていき、後悔がない仕分けにしてください。
不要な物をまとめたら、小さな物から袋や箱に入れる
仕分けが完了したら、不要な物を袋や箱にまとめて処分の準備を進めましょう。まずは細々とした小さな物からまとめていくことをおすすめします。
ゴミとして処分する場合は燃えるゴミ・燃えないゴミの分別を行い、必ずルールを守りましょう。不要な物の処分方法はいくつかあるため、その品目や自身の状況によって最適な手段を選んでください。
小さな物が片付いたら大きな物に取り掛かる
小さな物を一通りまとめられたら、次は家具などの大きな物の処分に取り掛かります。大きな物を処分する場合は解体や運搬のコストも多少かかるため、なるべく一人ではなく複数人で作業するのが望ましいです。
運び出す際の騒音等、集合住宅に住んでいる場合は周囲に迷惑をかけないように気をつけましょう。
全部捨てる場合の注意点
全部捨てる断捨離では、いくつか注意しなければならない点もあります。後悔のない断捨離にするためにも、以下の点は意識した上で作業してください。
本当に不要な物か再度確認する
必要か不要かに物を選別する際、一度不要に仕分けた物は本当に処分してよいものか再度確認しておきましょう。特に、貴重品や家具類を断捨離する場合にはよく考えて処分しなければなりません。
また自身にとっては不要でも、同居する家族にとっては必要な物の可能性もあるため、トラブルにならないよう事前の確認が重要です。捨てた後に大切な物だと気付かされないよう、本当に不要な物かは入念に確認しましょう。
自分のペースで十分に時間をとって作業する
断捨離は時間を十分に作って取り組むものですが、家の不要な物を全部捨てる場合は自分のペースを守りつつ作業することが大切です。誰かに急かされる形で進めてしまうと仕分けの判断も鈍ってしまい、捨てるべきではないものを処分してしまう恐れもあります。
断捨離に慣れていない人は、自分のペースで作業ができる状況を作り出しましょう。
断捨離で出た不要な物の処分方法・捨て方
断捨離で出た不要な物を処分する方法を紹介します。いくつか方法があるため、処分する品目や自身が取れる方法に応じて柔軟に選択してください。
自治体のゴミ回収に出す
不要な物をゴミとして処分する場合には、自治体のゴミ回収に出すのがもっとも手軽です。燃えるゴミ・燃えないゴミに素材に応じて分別した上で自治体に回収してもらいます。
袋に入らない大きな物については粗大ゴミに分類されるため、ルールに準じて指定の置き場まで持ち込むか、ゴミ処理センターへ運搬しましょう。
リサイクルショップに持ち込む
処分するにしても状態がよい物であれば、ゴミとして処分せずに買い取ってくれる店舗に持ち込むのもおすすめです。家での断捨離で出やすい服や家具といった不要な物は、状態がよければリサイクルショップが買取に応じてくれる可能性も高いです。
ブランド物の服、セット品として購入した家具をまとめて引き取ってもらう場合などは高値で買い取ってくれるケースもあるため、少しでも現金化を期待する場合は持ち込んでみるとよいでしょう。
友人・知人に譲る
ゴミとして捨てるのがもったいない物は、友人・知人に譲って使ってもらうのもおすすめです。引越しシーズンの場合、椅子やテーブルといった家具などは譲ってもらえるとなると喜んでくれる人もいます。
消耗品であっても、まだまだ使える物であれば節約のためにも貰いたい人はいるでしょう。もちろん押し付けはよくありませんが、貰うと言ってもらえたらぜひ譲ることをおすすめします。
大量のゴミや大型家具は不用品回収業者がおすすめ
ゴミとして処分したい物が大量にある、大型家具で運搬が困難といった場合には不用品回収業者への依頼がおすすめです。回収用トラックに不用品を積み放題のパックプランを提供する業者が多く、適正処理困難物に該当するような品目でも引き取ってもらえるため、とにかく不用品の処分をすべてまかせたい状況では最適な選択肢になります。
不用品回収業者は地域ごとに多く存在するため、依頼する場合は法外な料金を請求せず、サービスの質が良い優良業者を探すことが重要です。悪徳業者を選んで後悔してしまわないよう、こちらの記事も参考にしてください。
全部捨てる断捨離のメリット5選
不要な物を処分するだけでなく、物への執着心を無くして快適な生活を手に入れる目的もある断捨離ですが、家の物を全部捨てるという決断は中々付けづらいものです。しかし、全部捨てる断捨離には多くのメリットもあるため、以下のメリットを魅力に感じる方は検討してみましょう。
家がスッキリする
不要な物を全部捨てるということは、当然家の中はスッキリします。家によっては多くの物を処分できるため、開放感のある空間が作られます。
家の中がごちゃごちゃとしていると視界から入る情報も多いため中々落ち着けませんが、スッキリさせることで圧迫感もなくなり心を落ち着けられるのが大きな特徴です。
ライフスタイルを見つめ直せる
全部捨てる断捨離を実行すれば、自身のライフスタイルを大きく見つめ直せます。家の中がスッキリすることで動線も変わり快適に動けるようになる、執着心が大いに減って人間関係も良好に築きやすくなるなど、ライフスタイル全体に良い影響を与えられます。
ただ物を捨てるだけでなく、自分の心を軽くして行動できるようになるのです。
掃除をしやすくなる
これまで家の中を圧迫していた物がなくなれば、それだけ掃除もしやすくなります。大きな家具が邪魔で掃除ができなかった箇所は汚れが溜まっていたり、害虫が卵を産みつけている可能性もあるなど衛生環境的によくありません。
全部捨てることで普段なら手が届かなかった箇所も手入れできるようになり、衛生環境を清潔にして健康的に暮らすことができるのです。
余計なものを買わなくなる
断捨離の過程で、自身がどれだけ余計な買い物をしていたかも分かります。使用頻度が低いのに買っていた物、消耗品とはいえ無駄に在庫を抱えていた物などが断捨離では数多く出てきます。
こうした物と向き合い処分することで、今後は余計な買い物をしないでおこうと気持ちを改められるのです。断捨離後の快適な環境を維持し続けるためにも、無駄な買い物をしないマインドへと切り替えられます。
火災のリスクが軽減する
物が散乱している家では、火災のリスクが高いです。タバコや暖房器具などの不始末で可燃性の物に引火して燃え広がったり、コンセントに溜まった埃が湿気を吸うことで放電・発火するトラッキング火災が起こりやすくなっています。
不要な物が全部捨てられた環境であれば火が燃え広がる心配も少ないため、火災のリスクが大きく軽減されるのです。
断捨離で得られる効果については、こちらの記事も参考にしてください。
全部捨てる断捨離を決断したら「不用品なんでも回収団」におまかせ!
家にある不要な物を全部捨てる断捨離を決断したら、ゴミの処分は「不用品なんでも回収団」が担当します。自力では処分が困難な不用品は何でも回収可能、大量の不用品もスタッフが迅速に回収に伺います。
仕分け作業で散らかった部屋の清掃も可能なため、断捨離時の後片付けをお願いしたい場合もお気軽にご相談ください。プライバシーを第一に、快適に生活できる部屋を取り戻すサポートに努めます。
現場への出張費や見積もりは無料、お客様の予算に応じてプランについても柔軟に提案いたします。不用品の処分や部屋の片付けについて気になる点があれば、お気軽にお問い合わせください。