ここでは、除湿剤の捨て方についてタイプ別に詳しくご紹介します。
除湿剤を捨てるときの注意点や交換するタイミング、使い終わった除湿剤の再利用の仕方まで記載しているので、除湿剤の捨て方に迷っているときにぴったりな処分方法が見つかります。
湿気とりアイテムとして便利な除湿剤、正しい捨て方も押さえた上で、日常生活に取り入れてみてください。
除湿剤を適切に処分、または再利用してみてください。
燃えるゴミ?除湿剤を捨てるときの基本ルール
タイプ別に除湿剤の捨て方をみていく前に、自治体で処分する際の基本ルールについて確認しておきます。
自治体によって分別ルールが異なりますが、多くの地域において燃えるゴミやプラスチックゴミとして処分が可能です。
湿気を吸い取って水が溜まっているものは、水を取り除いてから自治体のルールに沿って分別します。
例として、東京都内で除湿剤を捨てる場合の分別ルールを記載するので確認してみてください。
| 自治体 | 除湿剤の捨て方 |
|---|---|
| 渋谷区 | ・プラスチック容器分離できる場合はプラスチックゴミに ・液体を捨てた後、燃えるゴミに |
| 世田谷区 | ・容器のプラスチック部分は燃えるゴミに ・固形状のものも燃えるゴミに |
【タイプ別】除湿剤の捨て方
除湿剤は、多くの自治体において燃えるゴミやプラスチックゴミとして処分できるのがわかります。
次に、除湿剤のタイプごとにどのように捨てれば良いのかみていきます。
ここでは、以下4つのタイプの除湿剤に分けて、捨て方をご紹介しましょう。
- シートタイプ
- タンクタイプ
- スタンドパックタイプ
- 繰り返し使用可能なタイプ
処分する予定の除湿剤のタイプがどれになるかを確認し、捨て方をチェックしてみてください。
シートタイプ
シートタイプの除湿剤は、湿気を吸い取ることでゼリー状になります。
自治体によって分別ルールが異なりますが、そのまま袋ごと可燃ゴミで処分できる場合が多いです。
なかには不燃ゴミで出すよう求められる地域もあるので、処分する際はお住まいの自治体のルールを確認しておきましょう。
タンクタイプ
タンクタイプの除湿剤は、中に入っている白い粒が湿気を吸い取ることで化学反応を起こし、最終的には水のような液体になります。
時間が経つとともに液体が溜まっていき、交換時期が来るのが特徴です。
このタンクタイプの除湿剤を捨てるときは、液体を排水溝に流してからゴミに出してください。
中身を出しきったら、あとはケースの素材に応じて可燃ゴミやプラスチックゴミに分別します。
タンクタイプは、液体を捨ててからケースの分別をするという流れで処分しましょう。
スタンドパックタイプ
除湿剤のなかには、スタンドパックタイプと呼ばれる商品もあります。
スタンドパックタイプにも、シートタイプやタンクタイプと同じ塩化カルシウムが使用されています。
パックの上部をハサミで切り、中に溜まっている液体を排水溝に流した上で、可燃ゴミまたはプラスチックゴミで出してください。
スタンドパックタイプの除湿剤は、液体を捨てるととてもコンパクトになるのが特徴です。
かさばらず処分できるのが、メリットといえます。
繰り返し使用可能なタイプ
繰り返し使用可能なタイプの除湿剤には、シリカゲルB型や珪藻土などの種類が挙げられます。
吸湿力が弱ったなと感じたら、天日干しすると再び使用できるのが特徴です。
何度か繰り返し使える除湿剤ではありますが、黄ばみが目立ったり汚れが気になるようになってきたら処分するタイミングです。
使えなくなったものは、自治体の可燃ゴミまたは不燃ゴミとして処分できます。
自治体の分別ルールに従って、捨てる準備を行ないましょう。
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除湿剤を捨てる際に注意すべきこと
除湿剤を捨てるにあたって、タイプや自治体の分別ルールの他、以下に挙げる注意点も確認しておきましょう。
- 液体を排水溝に流す際は水を流しながら行なう
- 容器に成分が残らないようしっかりすすぐ
- 皮膚に液体がつかないよう気を付ける
- 液体を植物にかけない
- 生石灰乾燥剤は発熱する恐れがある
注意点を一つずつ理解し、正しく・安全に除湿剤を捨ててみてください。
液体を排水溝に流す際は水を流しながら行なう
タンクタイプやスタンドパックタイプの除湿剤は、湿気を吸い取ると中に液体が溜まる仕組みになっています。
この液体は、ゴミに出す前に排水溝に流しておく必要があります。
排水溝に流す際は、水を出しながら液体を流してください。
液体だけを流すと排水溝や洗面台などに成分が残る可能性があり、サビを引き起こす恐れがあります。
ハサミでパックを切る場合は、使ったハサミを水で洗っておくのも忘れないようにしましょう。
一見すると水に見える除湿剤の中の液体ですが、塩化カルシウムが含まれているので周りのものを傷つける場合があります。
除湿剤に溜まった液体を流す際は、水を出しながら行なうようにしてください。
容器に成分が残らないようしっかりすすぐ
除湿剤を処分する際、容器に成分が残ったままにならないようしっかりすすぐのも心がけてください。
洗い流さずにゴミに出すと、除湿剤の容器にはアルカリ性の塩化カルシウム付着したままになります。
処分時にうっかり触ってしまうと皮膚に炎症を引き起こす場合があるため、捨てる前によくすすいでおきましょう。
容器の中に残った成分からカビやにおいが発生することもあるので、水で洗い流した上で分別し、ゴミに出してください。
皮膚に液体がつかないよう気を付ける
除湿剤に溜まる液体は、塩化カルシウム水溶液でありアルカリ性の性質をもちます。
手などの皮膚に付着すると、ピリピリ感や軽い熱傷などを引き起こす場合があるので注意しましょう。
皮膚に付着したまま放置するとさらに状況が悪化することもあるため、液体が皮膚に付いた際はすぐに水で洗い流してください。
目に入っても強い刺激や損傷を招く危険性があるので、細心の注意を払いながら液体を捨てましょう。
液体を植物にかけない
除湿剤に溜まった液体は、普通の水に見えます。
しかし実際は塩化カルシウムが含まれている液体なので、他の用途に使用するには注意が必要です。
たとえば、植物の水やりに使用するのはNGです。
塩分濃度が高いので根が傷み、植物が枯れてしまうことがあります。
また、除湿剤に溜まった液体にはカビや雑菌が含まれている可能性もあるため、それを土にかけると雑菌が繁殖しやすくなり植物の生育に悪影響となります。
除湿剤の液体を、植物にかけるのは避けましょう。
生石灰乾燥剤は発熱する恐れがある
除湿剤のなかには、生石灰が使用されているものもあります。
この生石灰は水を吸収すると消石灰に変わり、その際に100℃以上の高熱が発生します。
近くに燃えやすいものがあると引火し、火事に発展する場合があるのです。
ゴミに出す際は、水気を含むものと一緒に処分しないよう気を付けてください。
生石灰と水分が触れることで、ゴミ袋から火が出る危険性があります。
【種類別】除湿剤交換の目安
除湿剤の捨て方を4つの種類ごとにご紹介しましたが、ここで交換時期の目安もチェックしておきましょう。
除湿剤の種類によって交換時期の目安が少しずつ異なるので、以下の表を参考にしてみてください。
| 除湿剤の種類 | 交換時期の目安 |
|---|---|
| シートタイプ | ・白い粒がなくなって全体がゼリー状になったら交換 |
| タンクタイプ | ・取り換え目安のラインまで水が溜まったら交換 ・容器の中の粒がなくなっている場合は、新しいものに交換 |
| スタンドパックタイプ | ・タンクタイプ同様、取り換え目安のラインまで水が溜まったら交換 |
| 繰り返し使用可能なタイプ | ・吸湿力が低下しているサインが現れたら、天日干しを |
タンクタイプの除湿剤は、取り換え目安を超えて使い続けていると液体があふれてくることがあります。
定期的に確認して、目安となるラインを超えていないかチェックしてください。
使い終わった除湿剤は再利用できる!
使い終わった除湿剤は、交換するために処分するのではなく再利用が可能です。
こんな再利用の方法があるので、捨てずに活用してみてください。
- 再び除湿剤として活用する
- 除草剤として使う
2つの活用方法について、順に説明します。
再び除湿剤として活用する
使い終わった除湿剤は、再び除湿剤として活用できます。
主に、シリカゲルが使用されている除湿剤なら再利用できるので、天日干しまたは電子レンジで短時間加熱するといった方法を試してみてください。
天日干しなどをすることで、再び除湿剤として使用できるようになります。
120~140℃のオーブンで1、2時間加熱する方法でも再利用が可能なので、実践しやすい方法で除湿剤を復活させてみてください。
除草剤として使う
除湿剤は、中に溜まった液体を除草剤として使うことも可能です。
液体が溜まるタイプの除湿剤からは塩化カルシウム水溶液が出るので、植物を枯らす作用があります。
雨が降っていない日に、枯らしたい植物に直接かけていってください。
植物の根元にかけると、よりしっかりと枯らすことができます。
庭先など雑草が気になる箇所があれば、除草剤として再利用してみてください。
除湿剤やその他処分したいものがあるときは不用品回収業者へ相談してみてください!
除湿剤やその他処分に困る不用品などは専門業者にご相談を!

種類ごとの除湿剤の捨て方、捨てる際の注意点、再利用の方法までを解説しました。
除湿剤を種類ごとに分別して処分するのが面倒、他にも処分したい不用品や粗大ゴミがあるという場合は、不用品回収業者に相談するのが良いでしょう。
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