この記事では、電動自転車の処分方法をご紹介します。
電動自転車の処分にあたっては、防犯登録の抹消手続きとバッテリーの処分が重要なポイントです。
この記事を参考にして、電動自転車の状態やご自身の状況を総合的に判断して、適切な処分方法を見つけてください。
電動自転車の処分時は「防犯登録抹消」が必須
電動自転車を購入してから10年以内の方は、以下の内容を参考に手続きを行なってください。
防犯登録情報は10年間保管されます。保管期限の10年間を経過した情報は自動的に抹消されます。
防犯登録の抹消の手順
防犯登録の抹消手続きは、自転車を処分したり譲渡したりする際に必要です。
手続きの流れは以下の通りで、簡単に進められます。
■防犯登録抹消の手続きの流れ
- 窓口へ必要なものを持って行く
- 申請書に必要事項を記入する
- 手続き完了後、証明書が発行される
■手続きができる窓口
- 自転車販売店(自転車防犯登録所)
- 交番や警察署の生活安全課
■準備するもの
- 防犯登録カード
- 身分証明書
- 自転車本体
防犯登録は有効期限が10年間です。10年が経過すると自動的に抹消されます。防犯登録の抹消手続きは必要ありません。
防犯登録カードは自転車を購入した際に発行されたカードです。紛失した際には、以下のものを準備すれば手続きを進められます。
- 防犯登録番号
- 車体番号
防犯登録を抹消せずに処分するリスク
自転車の防犯登録を抹消せずに処分すると、次のようなリスクがあります。
- 所有者として責任を問われる
- 無関係のトラブルに巻き込まれる
- 不法投棄の事情聴取など時間が取られる
防犯登録を抹消しないまま売却したり譲渡したりすると、次の所有者が防犯登録できません。
次の所有者がそのまま乗ることになると、自転車が盗難や犯罪に使用され、思いもよらぬトラブルに巻き込まれるリスクがあります。
自転車の情報照会から前所有者として、警察からの事情聴取など、多くの時間と労力を費やすことになるため、登録抹消は重要な手続きです。
電動自転車の処分方法6選
こちらでは、電動自転車の処分方法について6つ紹介します。
電動自転車とバッテリーを分けることが必須の処分方法もあります。ご自身の状況に合った方法を選んでください。
不用品回収業者に引き取ってもらう
不用品回収業者は、自宅まで電動自転車を取りに来てくれるので運ぶ手間もなく、どんな状態の電動自転車でも1台丸ごと回収してくれます。
また、バッテリーを取り外す必要もないため、以下のような方におすすめです。
- 自治体の粗大ゴミ回収の手続きやバッテリー処分が面倒な方
- 時間が取れない方
- 電動自転車以外にも不用品がある方
不用品回収業者の回収費用は、電動自転車の台数、ほかに回収する品物の量などによって変動します。事前に複数の業者に見積もりを取るようにしてください。
不法投棄する悪質な業者も存在するため、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。
◾︎不用品回収業者選びのポイント
- 対応可能エリア
- 複数の業者に見積もりを取る
- 業者の実績や評判を調べる
- 契約内容を確認する
- バッテリーの処分費用を確認する
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自治体の粗大ゴミとして捨てる
電動自転車は、住んでいる自治体の粗大ゴミとして処分が可能です。
以下の手順で行うことが一般的ですが、ほとんどの自治体ではバッテリーを取り外して別々に処分することを義務付けています。
- 自治体のホームページまたは電話から予約する
- 粗大ゴミ処理券をコンビニや商店などで購入する
- 粗大ゴミ処理券を電動自転車に貼り付ける
- 予約した日時に指定された場所に出す
バッテリーを付けたままで処分できる自治体もあるので、自治体のホームページで確認してみてください。
年末や年度末、引っ越しシーズンは粗大ゴミの受付から処分まで1〜3週間程度の期間が空くこともよくあります。
保管に困っている方やすぐに処分してしまいたい方は、申し込むタイミングには注意しましょう。
自治体のゴミ処理施設に持ち込む
自治体のゴミ処理施設に電動自転車をご自身で運び込んで、処分することもできます。一般的には、以下の手順で処分でき、粗大ゴミの回収よりも料金が安くできます。
- 決められた日時までに予約する
- ゴミを出す人が自身で持ち込む
- 車検証や身分証明書を準備する
- 処分費用を支払う
自治体のゴミ処理施設に持ち込む方法であれば、申し込み時に申請しておくと電動自転車以外の不用品も処分できます。
バッテリーを本体から取り外して処分するよう指示されたり、電動自転車の処理に特別なルールや手続きが必要であったりするケースがあります。
手続きや費用、回収品目は自治体によって異なります。事前にお住まいの自治体の案内やルールを調べるようにしてください。
自転車専門店で売却する
自転車専門店での売却は、自分で売却する場合に比べて、手続きが簡単で手間がかかりません。自転車専門店は、防犯登録の抹消手続きもスムーズで、面倒なことは任せて処分できる方法です。
以下のような人気メーカーは、比較的売却しやすいでしょう。
- Panasonic
- ブリヂストン
- ヤマハ
電動自転車を売却する際は、自転車本体やバッテリーの状態、年式が重要なポイントです。以下のような状態であれば、減額になる可能性があります。
- バッテリーの実力容量が50%をきっている
- 故障箇所がある
- 消耗品の摩耗が激しい(タイヤ・ブレーキなど)
自転車の状態によっては、低い価格での買取、または引き取り費用が発生してしまいます。
買い替えの際に引き取ってもらう
電動自転車の買い替え時に古い自転車を引き取ってもらえば、手間をかけずに処分できて便利です。
お近くの自転車販売店で不用になった電動自転車の引き取りサービスをおこなっているか、どのような条件があるか確認をしてみましょう。
電動自転車についているバッテリーも取り外す必要がないケースが多く、電動自転車を自転車販売店に運ぶだけで簡単に処分できます。
売る・譲る
自転車専門店で売却するほどでもない、まだ使える電動自転車は、ネット経由で売ったり、友人や知り合いに譲るという手もあります。
ネット経由で売るには、フリマアプリかネットオークションを利用するとよいでしょう。
売却方法 | 特徴 |
---|---|
フリマアプリ | ・メルカリ、ラクマ、ジモティなど ・自分で価格を設定でき、自由に取引ができる |
ネットオークション | ・Yahoo!オークションなど ・競り形式なので、高値で売れる可能性がある |
商品説明や商品の状態などを記載し、画像を入れることで、売却の可能性が高まります。
オークション・フリマで売る際には、商品が売れないこともあることと、売れるまでに時間がかかるという点は押さえておきましょう。
譲る際には、傷やへこみ、タイヤの摩耗具合、バッテリーの残容量などを事前に確認し、正直に伝えるようにしてください。
また、使用方法について以下の内容も伝えるようにするとよいでしょう。
- バッテリーの取り外し・取り付け方法
- バッテリーの充電方法
- 電源や設定ボタンの操作方法
電動自転車を処分する費用相場
処分方法 | 費用 |
---|---|
不用品回収業者 | 5,000円~10,000円程度 |
自治体の粗大ゴミ回収 | 200円~1,000円程度 |
自治体のゴミ処理施設 | 500円~1,000円程度 |
自転車専門店で売却する | 2,000円~3,000円 |
引き取り | 500円〜1,000円 |
売る・譲る | 無料 |
電動自転車の処分費用は、処分方法や電動自転車の状態、自治体などによって異なります。
費用を抑えたい場合は、自治体への粗大ゴミとして出す方法をおすすめします。一方、手軽に処分したい場合は、不用品回収業者に依頼する方法が便利です。
不用品回収業者は費用は高くなりますが、電動自転車以外にも不用品がある方は、コスパで考えると、お得な処分方法です
まだ使える電動自転車であれば、リサイクルショップに売却したり、友人や知人に譲ったりすることも検討してみましょう。
電気自転車のバッテリーは自治体で処分できない
電動自転車を自治体のゴミ回収で処分する際には、バッテリーを取り外すよう指定している自治体が多くみられます。
こちらでは、バッテリー回収が不可な理由と、電動自転車とバッテリーを一緒に処分できる方法について解説します。
バッテリーは処理困難物で自治体で回収不可
電動自転車のバッテリーは、リサイクルの対象であり、適切な方法でリサイクルすることが法律で義務付けられています。
電動自転車のバッテリーは、引火や感染、有害物質の発生などの危険があるため、多くの自治体の粗大ゴミ回収で処分できません。
ただ、電動自転車と一緒にそのまま出せる自治体が一部ありますので、事前に確認しておくとよいでしょう。
バッテリーと一緒に処分できる方法
電動自転車とバッテリーをそのまま一緒に処分できる方法は以下の通りです。
- 不用品回収業者
- JBRCに加盟しているリサイクル業者
- 電動自転車を購入した店舗
電動自転車のバッテリーと本体は、それぞれ適切な方法で処分することが大切です。ご自身で処分するのが難しい場合は、不用品回収業者に依頼することを検討しましょう。
電動自転車の処分は「不用品なんでも回収団」へ!
電動自転車の処分方法について6つ紹介してきました。
防犯登録の抹消は、自転車を処分したり、譲渡したりする前に必要です。必要なものを準備しておくとすぐに手続きが進みます。
電動自転車の処分には、バッテリーの処分も考慮する必要があるという点は押さえておきましょう。電動自転車とバッテリーをまとめて処分できる方法は限られています。
不用品回収業者なら、電動自転車の本体とバッテリーをまとめて処分できて手軽です。
電動自転車やその他不用品の処分は、ぜひ「不用品なんでも回収団」にご相談ください。
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