本記事では、イオンでモバイルバッテリーを回収してもらう流れから実施店舗、注意点などを詳しく解説します。
モバイルバッテリーは一般ゴミとして処分できず、誤った方法で廃棄すると発火などの危険もあります。
この記事を読むことで、イオンを利用して安全かつ手軽に処分する方法がわかり、回収店舗の探し方や利用時の注意点までスムーズに理解できます。
「どこで捨てればいいのか」「どうすれば安全なのか」と迷っている方にとって、安心して行動できる内容になっています。
イオンでモバイルバッテリーを回収してもらう際の流れ
イオンでモバイルバッテリーを回収してもらう場合、次のような流れで進めていきます。
- バッテリーの端子を絶縁しておく
- イオンのサービスカウンターなどに持ち込む
- 回収可能な品であるかを確認してもらう
- 回収ボックスに入れる
手順について、順に確認していきます。
1.バッテリーの端子を絶縁しておく
はじめに、モバイルバッテリーの端子部分の絶縁をしておきましょう。
具体的にはビニールテープやセロハンテープを用意して、+極とー極部分をそれぞれテープを覆います。これで端子の絶縁は完了です。
ただし、よりしっかりと絶縁する場合は絶縁テープを使うようにしてください。ビニールテープなどによっては電気を通しやすいものもあるので、注意が必要です。
2.イオンのサービスカウンターなどに持ち込む
無事に端子の絶縁が完了したら、イオンのサービスカウンターに持ち込みます。
店舗によって回収ボックスが設置されている場所が異なるので、事前に確認しておくとスムーズにモバイルバッテリーを処分できるでしょう。
サービスカウンターの他、家電売り場に回収ボックスを設置しているところもあります。
3.回収可能な品であるかを確認してもらう
お近くのイオンでモバイルバッテリーを回収しているところがあれば、どのような製品を回収しているかも事前に確認しておきましょう。
店舗によって回収条件が異なるので、あらかじめ調べておくと安心です。
店舗によっては、すでに膨張しているモバイルバッテリーや内蔵された製品を回収しているところもあります。モバイルバッテリーの回収を実施している店舗が近くにある場合、回収可能な品の条件についてもよく確認しておいてください。
4.回収ボックスに入れる
イオンで回収可能なモバイルバッテリーであるとわかったら、回収ボックスに入れに行きましょう。
どこに回収ボックスが設置されているかを調べ、直接モバイルバッテリーを持ち込みます。
イオンで買い物をするついでなどにモバイルバッテリーを処分できるので、手軽に手放せます。
イオンで回収できるモバイルバッテリー
身近なイオンでモバイルバッテリーを回収している店舗がありますが、どんなモバイルバッテリーでも回収してもらえるわけではありません。
そこで、回収可能な品と対象外となる品について、それぞれ詳しく解説します。
回収できる条件
以下のような条件を満たすモバイルバッテリーであれば、イオンで回収してもらえます。
イオンのモバイルバッテリー回収サービスを利用したいと考えている場合は、以下に挙げる回収できる条件についても確認しておくとスムーズです。
◆回収できる条件
- 小型充電式電池(モバイルバッテリー)である
- JBRCマークまたはリサイクルマークが付いている
- 液漏れ・膨張・破損がない
- 家庭用である
回収できないモバイルバッテリー
イオンのモバイルバッテリー回収サービスでは、一部回収できないものがあるので以下をご覧ください。
◆イオンで回収対象外のバッテリー
- 液漏れ、膨張、著しい破損があるバッテリー
- 事業用・業務用として大量に発生したバッテリー
- JBRCマークやリサイクルマークがないバッテリー
液漏れや膨張といった明らかに破損があるバッテリーや、事業の際に大量に出たバッテリーなどは回収できません。
リサイクルマークなどがないモバイルバッテリーについても、回収できないのでご注意ください。
イオンで回収できないモバイルバッテリーについては、不用品回収業者に相談するのもおすすめです。
どんな状態・量のモバイルバッテリーであっても、幅広く回収しています。
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モバイルバッテリーの回収を行なっているイオン店舗
イオンのモバイルバッテリー回収サービスに関する詳細をご紹介していますが、全国どこのイオンでも実施しているわけではありません。
現在モバイルバッテリーの回収を行なっているイオンは、2店舗のみとなっています。
どちらも営業時間は、10時~21時となっています。
店舗によって実施場所が異なるので、サービス概要と合わせてご確認ください。
店舗名 | 実施場所 | サービス概要 |
---|---|---|
イオンモール幕張新都心店 | グランドモール1階のインフォメーション横 | 千葉市と連携しモバイルバッテリー回収を試験的に実施(2025年6月~) |
イオンモール京都桂川店 | 家電・携帯電話売場 | 京都市と連携しモバイルバッテリー回収を試験的に実施(2025年6月~) |
※2025年9月現在
イオンでモバイルバッテリーを回収してもらう際の注意点
イオンで実施しているモバイルバッテリーの回収サービスを利用する場合、次に挙げる注意点についてもよく理解しておきましょう。
- 持ち込む数量やサイズなどを事前に確認しておく
- 端子部分をセロハンテープなどで絶縁する
注意点について、順に解説します。
持ち込む数量やサイズなどを事前に確認しておく
イオンでモバイルバッテリーを回収できるところがある中、持ち込む数量やサイズについても事前によく調べておきましょう。
家庭用のモバイルバッテリーが回収の対象となるため、事業に伴って大量に出たモバイルバッテリーなどは処分できません。
また、モバイルバッテリーのサイズに関しては、回収ボックスの投入口のサイズに入るもののみを回収可能としています。
投入口のサイズは30㎝×30㎝程度なので、そこに収まるサイズのモバイルバッテリーでないといけません。
端子部分をセロハンテープなどで絶縁する
イオンでモバイルバッテリーを処分する際、端子部分の絶縁も忘れないようにしましょう。
端子の部分をセロハンテープやビニールテープで覆い、絶縁しておいてください。より安全に処分してもらうために、必要な作業です。
イオンで回収する以外のモバイルバッテリー処分方法
お近くのイオンがモバイルバッテリーの回収に対応していない場合は、別の方法での処分を検討しなければなりません。
モバイルバッテリーの処分方法は、以下の3通りが挙げられます。
自身にとって利用しやすい方法で処分してみてください。
- 家電量販店の回収サービスを利用する
- 自治体の小型家電回収ボックスを活用する
- 不用品回収業者に依頼する
家電量販店の回収サービスを利用する
モバイルバッテリーは、家電量販店でも回収を行なっています。
家電量販店はその多くがJBRCの協力店であるため、モバイルバッテリーの回収を受け付けているのです。
JBRCとは、リサイクル活動を推進している団体のことです。
リサイクルマークのあるモバイルバッテリーなら再利用可能なので、自身が処分したいと思っているバッテリーにマークが記載されているか確認してみてください。
自治体の小型家電回収ボックスを活用する
モバイルバッテリーは、家電量販店に持ち込む他、自治体の小型家電回収ボックスに入れて処分も可能です。
自治体の小型家電回収ボックスがどこに設置されているかは、JBRC公式サイトで調べると出てきます。
近くに回収ボックスがあるとわかれば、都合のつくときに気軽に持ち込めます。
モバイルバッテリー以外にカメラやゲーム機、リモコン、スマホなども入れられるので、このような品目があれば一緒に持っていくと良いでしょう。
不用品回収業者に依頼する
近くに家電量販店がない、自治体の小型家電回収ボックスを調べるのも面倒、モバイルバッテリー以外にも処分したいものがたくさんある、そんなときは不用品回収業者に依頼してみましょう。
不用品回収業者では、家庭用から事業用までで出たあらゆる不用品を回収しています。
処分が難しいものについても幅広く対応しているので、気軽に相談できます。
処分に困っているものがあれば、ぜひ不用品回収業者に尋ねてみてください。
モバイルバッテリーの処分は不用品回収業者も選択肢に
モバイルバッテリーの回収を実施しているイオン店舗について、その流れや注意点などをご紹介しました。
捨て方に迷うモバイルバッテリーですが、より簡単に処分できる方法が増えていくととても助かります。
一方、イオン店舗でモバイルバッテリーの回収を行なっているのは2店舗のみなので、お住まいの地域によっては別の処分方法を考えなければなりません。
モバイルバッテリーの処分でお困りの際は、どんなものでも回収可能・最短即日で対応できる「不用品なんでも回収団」にもご相談ください。
月間相談件数は3,000件以上と、多くの人が不用品や片付け事について相談しています。
分別や運び出しから任せられるので、捨て方がわからず困っている不用品についても確実に処分できるでしょう。
詳しくは、以下の無料お見積りからお問い合わせください。
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イオンならどの店舗でもモバイルバッテリーを回収してもらえますか?
すべてのイオン店舗で実施しているわけではありません。2025年9月現在、モバイルバッテリーの回収を行っているのは「イオンモール幕張新都心店」と「イオンモール京都桂川店」の2店舗に限られています。今後拡大される可能性はありますが、全国一律のサービスではないため、必ず事前に対象店舗を確認しましょう。
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膨張してしまったモバイルバッテリーはイオンに持ち込めますか?
残念ながら、膨張や液漏れ、著しい破損があるモバイルバッテリーはイオンの回収対象外です。発火の危険が高いため、店舗で受け付けることができません。
このような場合は、不用品回収業者や自治体が指定する専門の処理ルートを利用するのが安全です。危険な状態のまま放置せず、早めの対応をおすすめします。 -
イオンで回収してもらう際に費用はかかりますか?
イオンで実施しているモバイルバッテリー回収は、基本的に無料で利用できます。自治体やリサイクル協力団体と連携して行われているため、追加の費用は不要です。ただし、事業活動などで大量に発生したバッテリーは対象外となり、業者へ依頼する必要があります。家庭で不要になったモバイルバッテリーであれば、安心して持ち込めます。
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イオンで回収できない場合、他にどんな処分方法がありますか?
イオンの対象店舗が近くにない場合は、以下の方法が有効です。
・家電量販店(ヨドバシカメラ・エディオンなど)の回収サービスを利用する
・自治体が設置している小型家電回収ボックスに入れる
・不用品回収業者に依頼する
家電量販店や自治体ボックスは無料で利用できるケースが多く、不用品回収業者は有料ですが、モバイルバッテリー以外の処分にもまとめて対応してもらえる利便性があります。 -
モバイルバッテリーを安全に処分するために自分でできる準備は?
最も重要なのは「端子の絶縁」です。セロハンテープやビニールテープを使い、+極と-極をしっかり覆いましょう。これによりショートや発火を防ぐことができます。
また、回収ボックスの投入口は30cm程度のサイズが一般的なので、大きすぎるバッテリーは入らない場合があります。
家庭用の範囲内で、破損や液漏れのない状態のものを準備して持ち込むことが安全かつスムーズな処分につながります。