本記事では、アンカー製モバイルバッテリーの処分を検討している方に向けて、メーカーが実施している回収サービスの内容をわかりやすく解説します。
リチウムイオン電池は発火のリスクがあるため、一般ゴミとして処分できません。
下取りや買い替えキャンペーン、リコールによる自主回収についても紹介しているので、安全かつスムーズに処分するための参考にしてください。
アンカー「モバイルバッテリー回収サービス」の概要

アンカー・ジャパン株式会社では、不要になった自社製のモバイルバッテリーを無料で回収する専用窓口を設けています。
対象製品
回収の対象となるのは、アンカー製のモバイルバッテリーとポータブル電源の全製品です。
製品の状態や購入経路は問わず、以下のような製品の回収にも対応しています。
- 外装パッケージや充電用ケーブルなどの付属品が欠落している本体のみの製品
- 製品保証期間が満了している古いモデル
- 正常に動作しない故障品や外装が破損している状態の製品
- アンカー公式サイト以外の正規取扱店や中古ショップで購入した製品
回収にかかる費用
アンカーのモバイルバッテリー回収は無料サービスであり、処分費用や手数料などはかかりません。
ただし、製品を回収窓口に送付する際の配送料は利用者負担となります。
直接の持ち込みや着払いによる送付では回収対応してもらえませんので、送料の負担を避けたい場合は、自治体による回収など、ほかの方法の検討をおすすめします。
利用手順と送付先
アンカー「モバイルバッテリー回収サービス」の利用手順は、以下のとおりです。
- 輸送中の衝撃や破損防止のため、緩衝材で製品を保護して厚手の紙袋や段ボールで梱包する
- 配送伝票の品名欄にリチウムイオン電池と明記する
- 元払いで発送手続きをする
2026年2月18日の公式発表によれば、直営店であるAnker Storeにおいて、モバイルバッテリーの回収BOXの設置が順次進められているとのことです。
すでに設置されている店舗には直接の持ち込みが可能ですが、未設置のケースもあるため、基本的には郵送による回収サービスの利用をおすすめします。
発送先は、以下のとおりです。着払いでは受け付けてもらえませんので、必ず元払いで発送してください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 郵便番号 | 210-0024 |
| 送付先住所 | 神奈川県川崎市川崎区日進町7-1 川崎日進町ビルディング12F |
| 宛先 | アンカー・ジャパン株式会社 回収サービス係 |
アンカーのモバイルバッテリー下取り&買い替えサポート
アンカーでは、Anker Store限定で「モバイルバッテリーの下取り&買い替えサポート」を提供しています。
サポートの内容は、以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象店舗 | 全国のAnker Store (「Anker Storeビックカメラ ラゾーナ川崎」はキャンペーンの対象外) |
| 対象製品 | アンカー製モバイルバッテリー全般 (故障・破損・付属品なし・保証切れの製品を含む) |
| 特典内容 | 持ち込み当日限り、店内のモバイルバッテリー購入が税込価格から300円OFF (セール品は対象外) |
正規取扱店以外で購入したものでも、アンカー製のモバイルバッテリーであれば対象となります。
ただし、ポータブル電源は対象外です。
サポートの利用手順は、以下のとおりです。
- Anker Storeで購入する製品を選ぶ
- レジで持参したモバイルバッテリーを回収してもらう
- 300円の割引特典を利用して新しいモバイルバッテリーを購入する
なお、複数点の回収があっても、特典の割引適用は1回あたり300円までとなっています。
アンカーのモバイルバッテリー買い替えキャンペーン
アンカーでは、期間限定で買い替えキャンペーンを開催することがあります。
ここでは、アンカーのリチウムイオン電池安全啓発キャラクター「リイオンくん」の誕生を記念した期間限定のキャンペーンを一例として紹介します。
詳細を以下にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 期間 | 2026年2月18日~2026年3月31日 |
| 利用対象 | ・Anker Japan 公式オンラインストア ・直営店舗 ・アプリ |
| 対象製品 | 2024年12月31日までに購入したアンカー製のモバイルバッテリー (故障・破損・付属品なし・保証切れの製品を含む) |
| 割引内容 | 持ち込み当日限り、モバイルバッテリー購入時に30%の割り引きを適用 |
| 利用方法 | ・Anker Storeに持ち込みで買い替え ・公式オンラインストアで買い替え |
買い替えを検討する際は、開催中のキャンペーンがないか公式サイトで最新情報を確認してください。
アンカーによる自主回収対象製品と手続き方法・手順
アンカー製品の一部において、自主回収(リコール)が実施されています。
手続きに期限はありませんが、該当のモバイルバッテリーを所有している場合は安全のためただちに使用を中止し、交換や返金の手続きを進めましょう。
アンカーがモバイルバッテリーを自主回収する理由と対象製品一覧
ここで紹介する自主回収は、サプライヤーの製造工程で電池セル内部に異物が混入し、内部短絡(ショート)が発生する恐れがあるために実施されています。
消費生活用製品安全法に基づき、重大製品事故の再発防止を目的として実施されている公的なリコールです。
以下に2025年に発表された、モバイルバッテリーの回収対象製品をまとめました。
| 発表時期 | 製品名 | 品番 |
|---|---|---|
| 2025年6月 | ・Anker Power Bank(10000mAh, 22.5W) | A1257 |
| ・Anker 大容量モバイルバッテリー 10000mAh 川崎限定モデル (ふるさと納税限定デザイン) |
||
| Anker Power Bank (20000mAh, 22.5W, Built-In USB-C ケーブル) | A1647 | |
| Anker 334 MagGo Battery (PowerCore 10000) | A1642 | |
| Anker MagGo Power Bank (10000mAh, 7.5W, Stand) | A1652 | |
| 2025年10月 | Anker PowerCore 10000 | A1263 |
自主回収の対象となる販路は、以下のとおりです。
- Anker Japan 公式オンラインストア
- Anker Store
- Amazon.co.jp
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
- 家電量販店(家電量販店のECサイト含む)
- ふるさと納税プラットフォームなど
対象機種・品番かどうかの確認方法
対象機種かどうかを正確に判別するには、本体に記載された16桁のシリアルナンバーが必要です。
製品名や品番が一致していても、製造ロットによっては回収対象外の場合がありますので、以下の手順で確認してください。
- 製品本体の側面または底面に印字されている「SN:」から始まる16桁の英数字を確認
- アンカー公式の回収受付フォームにシリアルナンバーを入力
判定結果で機種・品番が回収対象と表示された場合は、そのまま画面の指示に沿って回収手続きを進めましょう。
文字のかすれなどでシリアルナンバーが読み取れない場合は、後述の問い合わせ窓口に直接相談してください。
交換または銀行振込による返金対応
自主回収の対象製品については、無償交換または返金対応のいずれかを選択可能です。
すでに販売終了となっているモデルについては、現行の上位モデルへの交換となります。
回収は郵送対応となり、キットの発送は2週間~1ヶ月、交換品発送目安は3週間以内とのことです。
手元に安全なモバイルバッテリーが届くまでには、1ヶ月以上かかるうえ代替品の貸し出しもないため、急ぐ場合は返金対応による買い替えをおすすめします。
また、交換対応のカラーはブラックのみとなるため、ほかのカラーを希望する場合も返金による買い替えが推奨されます。
回収から交換・返金までの流れ
対象製品であることを確認したうえで、以下の手順で手続きを進めてください。
- 専用フォームで必要事項を入力して送信する
- 回収キットが届く
- 回収キットを利用して回収対象のモバイルバッテリー本体のみを返送する
- アンカー側で返送品を確認後、順次交換品の発送や返金処理が行われる
自主回収は郵送対応のみとなっており、店舗への持ち込みはできません。
自主回収の対象製品が複数ある場合は、1台ごとに申請が必要です。
回収までの保管方法
自主回収の対象製品はケーブルを取り外して使用を控え、高温・低温・高湿度の場所を避けて保管しましょう。
不安がある場合は、金属製の缶などに入れ、安全な場所に隔離しておくことをおすすめします。
回収キットが届かないときの対処法
自主回収に申し込みをしても、すぐに回収キットが届くわけではありません。
1ヶ月かかるケースもあるため、気長に待ちましょう。
回収キットは通常、申し込みから2週間以内を目安に発送されますが、申し込み状況によっては発送までに1ヶ月ほどかかる場合があると、公式サイトに記載されています。
1ヶ月以上経過しても届かない場合や、手続きが正しく完了しているか不安がある場合は、アンカーの専用問い合わせ窓口に直接確認してください。
問い合わせ窓口
アンカーの問い合わせ先は、以下のとおりです。
| 電話番号 | 0120-775-171 (フリーダイヤル) |
|---|---|
| 受付時間 | 9:00~17:00 (土・日・祝日を含む) |
アンカー以外のモバイルバッテリーの処分方法
アンカーによる回収サービス以外で、モバイルバッテリーを処分する方法について解説します。
自治体の回収に出す
多くの市区町村では、小型家電リサイクル法に基づきモバイルバッテリーの回収に対応していますので、お住まいの地域のルールに従って処分しましょう。
モバイルバッテリーの捨て方についてまとめた記事も、参考にしてください。
地域のリサイクル回収BOXを利用する
家電量販店やスーパーマーケットなどの店頭に、一般社団法人JBRCの小型充電式電池リサイクルBOXが設置されています。
分解などせずに、端子部分にビニールテープを貼り、絶縁処理して出しましょう。
ただし、破損や膨張がある場合は発火の恐れがあり廃棄にも危険を伴うため、リサイクルBOXに入れることはできません。
状態の悪いモバイルバッテリーを処分する際は、以下の記事を参考にしてください。
不用品回収業者に依頼する
モバイルバッテリー以外にも、家電や家具などの処分を必要とする場合は、不用品回収業者にまとめて依頼する方法があります。
大量の不用品がある場合は分別が必須であり、それぞれに処分方法が異なるため手間も時間もかかりますが、業者に依頼すれば一括して迅速な処分が可能です。
不用品回収業者への依頼を検討する場合は、2~3社に相見積もりを依頼し、サービス内容を比較したうえで信頼性の高い業者を選びましょう。
アンカーのモバイルバッテリー回収のまとめ

アンカーでは、自社製のモバイルバッテリー回収サービスを提供しており、直営店でも回収BOXの設置が進められています。
リコールによる自主回収については専用窓口が設けられていますので、対象製品を使用している場合はすぐに使用を中止し、交換・返金のサポートを利用してください。
モバイルバッテリーのほかにも、多くの不用品があり処分に困っている場合は、「不用品なんでも回収団」にお気軽にご相談ください。
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アンカーの回収サービスと自主回収(リコール)は何が違うのですか?
通常の回収サービスは不要になった製品の処分を目的とした制度です。一方、自主回収は安全上の理由でメーカーが対象製品を回収するリコール対応であり、交換や返金などのサポートが提供されます。対象機種の場合は自主回収の手続きを利用する必要があります。
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リサイクルマークが見当たらないモバイルバッテリーはアンカーで回収してもらえますか?
本体の摩耗などでリサイクルマークが確認できない場合でも、メーカー名から判断できるケースがあります。JBRCの会員企業が製造した製品であれば、回収対象となる可能性があります。メーカー名を確認し、JBRCの公式サイトに掲載されている会員リストを調べてみてください。判断が難しいときは、店舗スタッフに相談する方法もあります。
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アンカーの店舗で回収してもらえないモバイルバッテリーはどうすればよいですか?
膨張や破損などの異常があるモバイルバッテリーは、店頭回収の対象外となることがあります。その場合は、自治体の回収窓口やメーカーのサポートに相談するのが一般的です。また、複数の不用品をまとめて処分したい場合は、不用品回収業者の利用も選択肢になります。安全面を考慮し、自己判断で処分せず適切な窓口を利用しましょう。
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モバイルバッテリーを自宅で保管する際の注意点はありますか?
処分するまでの間は、発火リスクを抑えるため保管場所に注意が必要です。紙や布などの可燃物の近くには置かず、できるだけ安全な場所で管理してください。金属製の容器に入れるなど、万が一の発火に備える方法も有効です。直射日光や高温になる場所を避けることも重要なポイントになります。
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不用品回収業者にモバイルバッテリーを依頼するメリットは何ですか?
不用品回収業者を利用すると、分別や持ち込みの手間を省いて処分できます。自宅まで回収に来てもらえるため、重い家電や大量の不用品がある場合にも便利です。また、膨張などの理由で店舗回収が難しい場合にも対応してもらえることがあります。費用はかかりますが、安全かつ効率的に処分できる点が大きな利点です。




















































































































































































































