この記事では、ホームセンター6社の引き取りサービスについて解説します。
ホームセンターの引き取りサービスの対応品目は、各社異なります。そのため、どこでも同様に回収してもらえるとは限らないという点は注意が必要です。
ホームセンターの引き取りサービスで押さえておきたいポイントも紹介します。不用品の処分を理解するための参考にしてください。
ホームセンター6社の引き取りサービスの概要
こちらでは、ホームセンターの大手である以下の6社の引き取りサービスについて、概要を解説します。
- カインズ
- コーナン
- コメリ
- DCM
- ビバホーム
- 島忠ホームズ
カインズ
カインズ店舗またはオンラインショップで対象商品を購入した場合に限り、無料での引き取りが可能です。回収してくれるのは、購入商品と同等の機器と数量に限ります。
回収を依頼する際には、商品を先に購入し、店舗のサービスカウンターでレシート、納品書、明細書のいずれかを提示すれば依頼できます。
一例ですが、対象商品は以下のようなものが対象です。
- カーバッテリー
- ガステーブル
- 石油暖房器
- 自転車
- バーベキューコンロ
- 消火器
- 電動工具
- 電子レンジなど
家電リサイクル法対象機器(エアコン、洗濯機、冷蔵庫、テレビなど)は有料で回収しています。ただし、回収は同一商品をカインズで購入し、以前カインズで購入した商品に限ります。
沖縄は消火器・カーバッテリー・自転車・ガステーブルのみが回収対象です。
コーナン
コーナン店舗またはオンラインショップで対象商品を購入した場合に利用可能です。引き取り対象品は、購入商品と同等の機器・数量に限ります。
店舗のサービスカウンターで、レシート、納品書、明細書のいずれかを提示して引き取りを依頼すれば、対応してくれます。
対象商品は以下のジャンルで、回収品目はさまざまです。
- 家電/電材・照明
- カー用品
- 工具
- 園芸用品
- 資材・エクステリア
- インテリア
- サイクル
- レジャー
- 文具
- 家庭雑貨
- 収納用品
- ペット品
家電リサイクル法対象機器(エアコン、洗濯機、冷蔵庫、テレビなど)の回収は有料です。
コメリ
コメリでは、購入した商品に応じて不要になったものの引き取りサービスを行っています。
コメリも店舗またはオンラインショップで対象商品を購入した場合に限り利用が可能です。また、回収してくれるのは、購入商品と同等の機器と数量に限ります。
回収を依頼する際には、商品を先に購入し、店舗のサービスカウンターでレシート、納品書、明細書のいずれかを提示すれば依頼できます。
対象商品は以下を含む40品目が対象です。
- エンジンチェーンソー
- 物干し台/物干し竿
- 鍋/フライパン
- 石油ストーブ
- 電子レンジ
- ボタン電池
- カーバッテリー
テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機、エアコンなどの家電リサイクル法対象商品は、有料で回収しています。
DCM
DCMでは、引き取り対象品目が、店舗によって異なります。家電リサイクル法対象商品も回収が可能ですが、詳細については店舗への問い合わせが必要です。
また、DCMの一部店舗では、リサイクルボックスを設置しており、以下の表の通り、資源物の回収を無料で行っています。
回収品目のジャンル | 概要 |
---|---|
古紙 | ・新聞紙類 ・雑誌類 ・ダンボール類 ・紙パック など |
カン・ペットボトル | 識別表示マークの付いたものが対象 |
金属製品 | ・鍋・フライパン ・カセットコンロ ・自転車 ・農機具 ・ストーブ ・スチール製ロッカー など |
小型家電 | ・電話機・FAX ・ビデオカメラ ・パソコン本体 ・電動ドリル ・ゲーム機・スマートフォン など |
ブロック、石材、園芸用土、肥料、農薬、灯油、混合ガソリン、エンジンオイルなどの燃料は回収が不可です。
DCMや系列店の引き取りサービスについては、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
DCMの引き取りサービスについてはこちら!
ビバホーム
ビバホームでも、購入した商品と同等のものであれば引き取りが可能です。購入品1つにつき、同等品1つを無料で引き取ってくれます。
対象商品例として、以下のようなものがあります。
- ガステーブル
- ファンヒーター・石油ストーブ
- 調理家電
- 照明器具
- インクジェット
- 鍋・フライパン
- 消火器
- カーバッテリー
- 水栓・蛇口
- 塗料空缶 など
また、家電リサイクル法対象商品の引き取りは有料で行っています。引き取りの対応は店舗によって異なるため、事前に店舗に確認することをおすすめします。
島忠ホームズ
島忠ホームズでは、購入した商品のレシートを持って、サービスカウンターへ行けば、同等品を引き取ってくれます。
対象商品例として、以下のようなものがあります。
- 鍋・フライパン
- 炊飯器
- 電子レンジ
- ポット
- 掃除機
- 石油ストーブ・石油ファンヒーター
- DVDプレイヤー
- こたつ
- 布団 など
家電リサイクル法対象商品(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン)の引き取りについては、有料で回収してくれます。
以前お店で購入した商品が、いらなくなったので引き取ってもらいたい場合など、引き取りのみのサービスはありません。
ホームセンターの引き取りサービスのポイント
こちらでは、ホームセンターの引き取りサービスのポイントについて、4つ解説します。
購入品と引き換えに不用品を引き取ってもらえる
多くのホームセンターでは、新しい商品を購入した際に、不要になった同種・同等の古い商品を引き取るサービスを提供しています。
買い替えが条件ですが、無料で引き取ってくれるため、基本的には費用がかかりません。
購入時のレシートや納品書の提示が必要になることがあります。購入を伴わない、引き取りのみのサービスは行っていない店舗が多いです。
ただし、家電リサイクル法対象商品(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンなど)は、別途リサイクル料金が必要です。
引き取り可能品目はホームセンターによって異なる
引き取り可能な品目や、配送・訪問回収の有無は、ホームセンターによって異なります。
確実に引き取ってもらうためには、事前に店舗に問い合わせて、引き取り可能な品目を確認することをおすすめします。
また、引き取り可能品目は、店舗へ持ち込むのが基本です。大手のホームセンターは訪問での回収には対応していません。
購入品と同等物の引き取りが基本
多くのホームセンターでは、新しい商品を購入した際に、不要になった同種・同等の古い商品を引き取るのが基本です。
消費者が新しい商品への買い替えをスムーズにするためのものであって、不用品の回収を目的としたサービスではないから。
また、引き取りは、購入した商品と同数までという制限がある場合が多いです。たとえば、新しい灯油缶を2つ購入した場合、古い灯油缶を2つまで引き取ってもらえます。
家電リサイクル法の対象品の対応は各社異なる
家電リサイクル法は、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機、エアコンといった、特定の家電のリサイクルを義務付けた法律です。
こういった製品は、粗大ゴミとして処分できず、家電リサイクル法に基づいて適切な処理を行う必要があります。
この記事で紹介している大手のホームセンターでは対応していますが、リサイクル料金と収集運搬料金がかかります。費用の目安は1万円程度。
家電リサイクル法対象商品の引き取りを依頼する際には、事前に連絡した上で回収の依頼をすることをおすすめします。
ホームセンターで回収不可の品目を処分できる選択肢
ホームセンターで回収ができないものを処分したい方や、新品を購入する予定がない方に向けて、処分できる選択肢を解説します。
不用品回収業者
不用品回収業者なら、家電リサイクル法対象商品を含む、ほとんどの不用品を回収してもらえます。
ホームセンターで回収できない大型家具や粗大ゴミなども、まとめて処分が可能です。都合の良い日時を指定して回収を依頼できるため、使い勝手のいい選択肢です。
不用品回収業者なら、自宅まで回収に来てくれるため、重たいものや大きなものを自分で運ぶ必要がありません。
不用品回収業者の選ぶ際には、行政の許可を得ている業者を選ぶようにしてください。許可がない業者は、不法投棄などを行う可能性があります。
費用の相場は、10,000円〜30,000円程度です。
料金体系が明確で、見積もりを出してくれる業者を選び、複数の業者を比較検討することをおすすめします。
相場より安いおすすめの不用品回収業者はこちら!
家電量販店
ホームセンターで回収不可の品目を処分できる選択肢として、家電量販店もあります。
家電量販店では、家電リサイクル法対象品目を中心に、小型家電や大型家電などを回収が可能です。また、店舗によっては、電池やバッテリーの回収ボックスを設置しているケースもあります。
以下の表に、大手家電量販店の対応状況と費用をまとめましたので参考にしてください。
回収業者 | 対象家電 | 回収費用 |
---|---|---|
エディオン | ・小型家電 ・家電リサイクル法対象品 |
550円〜8,000円程度 |
ヤマダ電機 | ・小型家電 ・家電リサイクル法対象品 |
550円〜10,000円程度 |
ビックカメラ | ・小型家電 ・家電リサイクル法対象品 |
550円〜15,000円程度 |
ノジマ | ・家電リサイクル法対象品のみ | 5,000円〜8,000円程度 |
ケーズデンキ | ・小型家電 ・家電リサイクル法対象品 |
550円〜8,000円程度 |
不用品を処分するなら「不用品なんでも回収団」へ!
多くのホームセンターでは、新しい商品を購入した際に、不要になった同種・同等の古い商品を引き取るサービスを提供しています。
消費者が新しい商品への買い替えをスムーズにするためのものであって、不用品の回収を目的としたサービスではありません。
そのため、買い替えの予定がない方にとっては、ホームセンターで不用品を処分するのは難しいです。
不用品を処分したいなら、不用品回収業者がおすすめです。訪問の上で引き取ってくれるため、持ち込みの必要もありません。
ホームセンターの引き取りサービスで処分できない不用品を処分するなら、ぜひ「不用品なんでも回収団」にご相談ください。