本記事では、不用品回収を依頼した際の料金相場を詳しく紹介します。
引っ越しで大量の不用品が出たり、大掃除で処分したいものがたくさんあったりする際、非常に便利なのが不用品回収業者です。
しかし、いくらかかるのか不安で依頼を躊躇う方も多くいます。
この記事を読めば、不用品回収を依頼する際の適正料金が把握でき、安心して業者を選べるはずです。
安くするコツも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
不用品回収業者の料金システム
不用品回収業者の料金システムは、大きく分けて「単品回収」と「パックプラン」の2つがあります。
不用品の量や種類によって、どちらのシステムが適しているか異なるため、上手く使い分けましょう。
単品回収(品目ごとの回収料金)
単品回収は、1点から回収できるサービスで、少量の不用品におすすめです。
家具・家電・寝具・小型家電など多岐にわたる回収対象の品目ごとに料金が決められており、その相場には幅があります。
また、回収料金のほか、諸経費が別途かかる場合があるため、総額を確認することが重要です。
エアコンやテレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機などの家電リサイクル対象品は、回収料金に加えてリサイクル料金が必要になります。
諸経費(出張費・階段料金など)
不用品回収の料金は回収品目の料金だけでなく、作業にかかる諸経費が加算されます。
代表的な諸経費は、以下の通りです。
- 出張費
- 階段料金
- スタッフ追加料金
- 車両費
出張費は自宅までの距離に応じて、階段料金は部屋のある階に応じて発生するものです。
諸経費は、回収量や搬出状況で大きく変動するため、必ず事前に見積もりを算出してもらいましょう。
また、駐車スペースがない場合、業者が利用した駐車料金やトラックまでの搬出距離による費用が発生するケースもあります。
夜間・早朝や即日対応を依頼した場合は、時間外料金として追加料金がかかる点にも注意が必要です。
パックプラン(諸経費込み)
パックプランは諸経費込みの利用しやすい料金体系で、総額が分かりやすいのが大きなメリットです。
軽トラ~2tトラックなど、積載量(車両のサイズ)で料金が設定されます。
不用品が複数ある場合は、単品回収の合算額よりもパックプランのほうが割安でお得になる傾向です。
家具・家電・衣類など、複数の種類の不用品をまとめて回収したい人に向いています。
業者によっては、ゴミ屋敷の片付けや遺品整理向けに、より大型のパック(3t・4tトラックなど)が用意されており、ゴミの量に応じて選択可能です。
間取り別の不用品回収プラン
間取り別のプランは、部屋の広さ(1R/1K/1DK/2LDK など)を基準に料金が設定されたものです。
引越し前後や家全体をまとめて片付けたい場合に、便利に活用できます。
プランには、回収できる不用品量の目安、必要なトラックサイズが提示されているので、確認しましょう。
作業人数や作業時間もパックに含まれている場合が多いため、人件費の心配が少ないのも魅力です。
さらに、業者によっては「部屋丸ごと片付け」や「一軒家片付け」向けの大容量プランも存在し、大規模な整理に対応できます。
不用品回収業者の単品回収の料金目安
不用品回収業者に単品回収を依頼した場合の料金は、品目のサイズや重さ、業者によって幅がありますが、おおむね以下の表のようになります。
| 品目 | 回収相場(税込) |
|---|---|
| ソファ(1人掛け) | 3,000~6,000円 |
| ソファ(2~3人掛け) | 5,000~10,000円 |
| マットレス(シングル) | 4,000~8,000円 |
| マットレス(ダブル) | 6,000~12,000円 |
| シングルベッド | 4,000~9,000円 |
| ダブルベッド | 6,000~12,000円 |
| 電子レンジ | 1,000~3,000円 |
| 掃除機 | 1,000~2,500円 |
| 洗濯機 | 3,500~8,000円 |
| 冷蔵庫(小型~中型) | 4,000~9,000円 |
| 冷蔵庫(大型・300L~) | 7,000~12,000円 |
| テレビ | 2,500~6,000円 |
※上記相場は、東京・神奈川・千葉・埼玉の不用品回収業者10社の公開料金および料金比較サイトを参考にした目安です。
※家電4品目(テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン)は家電リサイクル法の対象のため、リサイクル料金が別途かかる場合があります。
サイズの大きいもの、重さのあるものほど料金が高くなるのが基本です。
2~3個以上の不用品を回収してもらう場合は、単品回収だと割高になる可能性があります。
不用品回収業者の諸経費の相場
不用品回収の総額を正しく把握するためには、諸経費の相場も知っておく必要があります。諸経費の相場は、以下の通りです。
| 諸経費名称 | 料金相場 |
|---|---|
| 階段料金 | 1,000円/階 |
| スタッフ追加 | 5,000円/人 |
| 搬出作業費・梱包費 | 5,000円程度 |
| 車両費 | 3,000円~6,000円 |
| 出張費 | 3,000円 |
| 解体費 | 1,000円~4,000円 |
| 駐車場料金 | 玄関先→無料 30m→回収料金の10% 50m→回収料金の20% |
| 時間外料金 | +1,000円~10,000円(※時間帯により変動) |
※上記相場は、東京・神奈川・千葉・埼玉の不用品回収業者10社の公開料金および料金比較サイトを参考にした目安です。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
階段料金
階段料金は、エレベーターがない建物や不用品を運び出す階数に応じて発生する費用です。
料金相場は1階ごとに1,000円程度となり、例えば3階以上で階段料金が発生する業者の場合、5階からの荷下ろしは追加で3,000円がかかります。
また、スタッフの人数に応じて階段料金が加算されるケースもあるので、注意しましょう。
5階からの搬出にスタッフ2名が必要な場合、階段料金は3階分×2名で6,000円となる場合があります。
スタッフ追加料金
不用品の量が多い場合、または大型家具の搬出などでスタッフの増員が必要な場合は、スタッフの追加料金が発生します。
料金の相場は、1人あたり5,000円程度です。パックプランを利用する場合、2名までは追加料金なしで増員できるなどと記載されている場合もあります。
特に、冷蔵庫や洗濯機などの大型家具は、1人での搬出は困難です。
スタッフの増員はスピード感や安全面の向上につながる一方、コストの増加にもなるので注意しましょう。
搬出作業費・梱包費
搬出作業費・梱包費は、不用品を家からトラックまで運び出す作業にかかる費用、運び出しのために養生や梱包が必要な場合に発生する費用です。
料金相場は5,000円ほどですが、パックプランは多くの場合、費用内に含まれています。
ただし、窓からの吊り下げ作業など特殊な対応を要するときは、別途で費用がかかるので確認が必須です。
また、割れ物や精密機器を運ぶときに、破損を防ぐための特殊な梱包が必要になると、追加で梱包費が発生します。
車両費
車両費は、不用品を運搬するためのトラックにかかる費用です。
パックプランの場合は料金に含まれているのが一般的ですが、単品回収や特殊な回収の場合は別途で計上されます。
料金相場は3,000円~6,000円で、トラックのサイズによって変動する仕組みです。
この車両費には、車両のレンタル費用やガソリン代、メンテナンス費用などが含まれています。
出張費や車両費を合わせて「基本料金」として計上している業者も多いので、事前に確認しましょう。
出張費
出張費は、業者の拠点から回収場所までの移動にかかる費用です。
対応エリア内は無料としている業者がほとんどですが、一定の距離を超えると発生するケースがあります。料金相場は、3,000円前後です。
業者によっては、回収量や金額に応じて出張費を無料としている場合もあります。
解体費
以下のような大型家具を処分する場合、運び出し時に解体が必要になると解体費が発生します。
- ワードローブ
- システムキッチン
- 食器棚
- 大型のタンス
- 作り付けの棚
- 庭の物置
料金相場は、1点あたり1,000円~4,000円ほどですが、作業時間や難易度によっても変動します。
例えば、玄関が狭いとそれほど大きくない家具でも解体後の搬出が必要です。
解体する際も細かくしなければならないため、相場よりも高い解体費が発生する可能性があります。
また、複雑な配線や取り付け工事を伴う家電や設備の取り外しも追加料金の対象です。
駐車場料金
駐車場料金は、回収場所にトラックを駐車するスペースがない、または公道での作業許可が取れない場合にかかる料金です。
近隣の有料駐車場を利用することになるため、以下のような料金がかかります。
- 玄関先→無料
- 30m→回収料金の10%
- 50m→回収料金の20%
駐車時間が長くなると、その分料金も高くなる傾向にあります。
回収場所の近くにトラックを停められるか、事前に業者に伝えておくことが重要です。
時間外料金
時間外料金は、業者の定める営業時間外、即日・緊急対応を依頼した場合に発生する追加料金です。
日中の作業が難しい、または急いで処分したいなど、依頼主の都合で時間外の作業を希望した場合に追加でかかります。
相場は、1,000円~10,000円程度です。
料金は時間帯などにより変動し、回収料金の10%~30%割増となるようなケースもあります。
時間外料金は割高になるため、急ぎでない場合は通常の営業時間内に依頼しましょう。
不用品回収業者のパックプランの料金相場
不用品が複数ある場合や部屋全体の片付けには、諸経費込みでお得になるパックプランがおすすめです。
トラックのサイズと積載量で、以下のように料金相場が変わります。
| パックプラン | 料金相場 |
|---|---|
| 軽トラックパック(Sパック) | 28,000円~40,000円 |
| 1.5tトラックパック(Mパック) | 45,000円~60,000円 |
| 2tトラックパック(Lパック) | 60,000円~80,000円 |
| 4tトラックパック(LLパック) | 80,000円~お見積もり |
※上記相場は、東京・神奈川・千葉・埼玉の不用品回収業者10社の公開料金および料金比較サイトを参考にした目安です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
軽トラックパック
軽トラックパックは最も手軽なパックプランで、一人暮らしや少量~中量の不用品処分に適しています。
積載量目安は、以下の通りです。
- テレビ
- 冷蔵庫(小)
- 電子レンジ
- 衣装ケース
- 段ボール数箱など
一人暮らしのワンルームの整理、大型ゴミ数点と細々としたゴミの処分に便利です。
料金相場は28,000円~40,000円ですが、不用品の種類などによっては相場以上にかかる場合もあります。
軽トラックパックは小さめのトラックで回収するため、狭い道や集合住宅でも作業しやすいのが魅力です。
料金も比較的安価ですが、量が想定より増えると改めての回収が必要になるケースもあります。
軽トラックパックの不用品回収についてはこちら!
1.5tトラックパック
1.5tトラックは軽トラックより一回り大きく、夫婦や二人暮らしの不用品回収に利用されます。
積載量の目安は、以下の通りです。
- 冷蔵庫(中)
- ソファ(2人掛け)
- ダイニングセット
- 本棚
軽トラックパックの2倍程度の量が積めるので、1DK~1LDK程度の部屋の片付けにも向いています。
相場は45,000円~60,000円ほどで少し高くなりますが、ある程度の量があっても1回で回収可能です。
トラックのサイズが大きいため、駐車スペースの確保などに注意しましょう。
2tトラックパック
2tトラックパックファミリー層の引越し、家全体の大規模な片付けに適しています。
積載量の目安は、以下の通りです。
- 大型家電
- ベッド2台
- 大型タンス
- 大量の衣類や日用品
2LDK~3LDK程度の部屋の片付け、ゴミ屋敷の初期段階の片付けにもピッタリなプランです。
相場は60,000円~80,000円程度で、多くの不用品をまとめて回収できるため、何度も依頼する手間がありません。
料金が高額になりがちなので、見積もりをよく確認した上で依頼を検討しましょう。
4tトラックパック
4tトラックパックは一軒家やゴミ屋敷の片付け、大規模な遺品整理など、主に大量の不用品を処分する際に利用されます。
積載量の目安は、以下の通りです。
- 一軒家丸ごと
- ゴミ屋敷の大部分
料金相場は80,000円からと高額で、ゴミの量や種類に応じて金額が大きく異なるため、事前の出張見積もりが必須です。
大量の不用品を一度に処分できる一方、作業人数も増えるので料金は高めになります。
部屋の間取り別の不用品回収プランの料金相場
間取り別のプランは、引っ越しや大掃除などで「部屋全体をスッキリさせたい」場合に便利です。
諸経費もコミコミになっている場合が多く、すぐに総額が把握できます。料金相場は、以下の通りです。
| 部屋の間取り | 料金相場 | トラックサイズの目安 |
|---|---|---|
| 1R~1K | 40,000円~60,000円 | 軽トラック |
| 1DK~1LDK | 50,000円~90,000円 | 1.5tトラック |
| 2DK~2LDK | 100,000円~250,000円 | 2tトラック |
| 3DK~ | 150,000円~270,000円 | 4tトラック |
※上記相場は、東京・神奈川・千葉・埼玉の不用品回収業者10社の公開料金および料金比較サイトを参考にした目安です。
部屋の間取りに応じた作業員数、トラックのサイズで回収に向かうため、部屋が広いほど相場も高額になっているのが分かります。
一軒家かマンション・アパートかで料金が異なる業者も多いので、確認しましょう。
不用品回収でどのプランを使うかの目安
不用品回収を依頼する際、単品回収とパックプラン、どちらを選ぶか迷う方は少なくありません。
以下の目安を参考に、最適なプランを選んでみましょう。
不用品が少量(1~3点)なら単品回収
回収したい不用品がごく少量で、大型品がメインでない場合は、単品回収が適しています。
具体的な品目例は、以下の通りです。
- 大型家具1点:ソファ1台のみ
- 中型家具・家電2~3点:電子レンジ、カラーボックス、自転車など
- 家電リサイクル品1~2点:冷蔵庫、洗濯機
上記のいずれかに当てはまるような場合は、単品回収の利用がおすすめです。
ただし、同じ1~3点の不用品であっても、大型のものが3つなどといったときは、パックプランと料金を比較して選びましょう。
不用品が4点以上ならパックプラン・間取り別プラン
4点以上の不用品をまとめて処分したい場合は、パックプランや間取り別プランがおすすめです。
例えば、以下のような以下のようなものを一気に処分するなら、パックプランを検討しましょう。
- テレビ
- 電子レンジ
- シングルベッド
- 小型の棚
1つ1つはそれほど大きくなくても、4点以上の不用品が合わさるとかなりの量になります。
単品回収は1点1点に料金がかかる一方、パックプランはまとめて一気に回収してくれるので、割安になる傾向です。
自己判断が難しい場合でも、多くの不用品回収業者は無料で見積もりを算出してくれます。
どのプランが良いのか迷った際は、まず一度相談してみましょう。
不用品回収の料金が高くなるケース
見積もりを依頼した際、「思っていたよりも高い」と感じる場合があります。
ここでは、不用品回収の料金が高くなる主な原因を7つに分けて見ていきましょう。
回収量が多く仕分けで作業時間が長くなる場合
不用品の量が非常に多い場合、ゴミと不用品の分別ができていない「ゴミ屋敷」のような状態である場合、作業時間と人件費が増加します。
可能であれば、事前に自分で可燃・不燃・資源ゴミなどの簡単な分別を行いましょう。
ただし、重さや大きさのある家具・家電を無理に動かしたり、仕分けたりする必要はありません。
家電リサイクル対象品が多い場合
テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機、エアコンは家電リサイクル法により、リサイクル料金の支払いが必要です。
回収料金とは別に、数千円程度のリサイクル料金が品目ごとに加算されます。
このような品目は、自治体の回収では原則処分できません。
事前にリサイクル料金を調べておくなどして、総額の予測をした上で見積もりを申し込みましょう。
即日対応・緊急対応を依頼した場合
「明日までに処分したい」「急な引越しで今日中に」といった即日・緊急の対応を依頼する場合、業者は他の予定を調整しなければなりません。
多くの業者は緊急対応費などとして、通常の回収費用に数千円から数万円が上乗せされます。
費用を抑えるためには、時間に余裕をもって依頼しましょう。
夜間・早朝などの時間外回収を依頼した場合
多くの不用品回収業者の営業時間は、基本的に日中です。
依頼主の都合、交通量が多いなどで日中の作業が難しい立地で、夜間や早朝の作業を依頼する場合、時間外料金が発生します。
ただし、深夜・早朝の割増料金などを無料としている業者も少なくありません。
近隣への配慮も必要ですが、割増料金を抑えるためには業者の定める営業時間内で依頼しましょう。
搬出しにくい環境の場合
作業環境が悪いと作業時間が長引いたり、スタッフの増員が必要になったりして、費用が高くなります。
例えば、エレベーターがない建物で大型品を階段で運ぶときは、一定の人数が必要です。
トラックが入れない狭い道で、搬出距離が長いときも作業時間の延長、台車利用で手間が増えるなどとして追加費用がかるケースがあります。
部屋の前に障害物が多い環境では、窓からの吊り下げ作業も検討しなければなりません。
見積もり時に建物の状況や搬出経路を正確に伝え、通路の確保や簡単な整理も行ないましょう。
対応エリアから離れた場所の場合
業者の営業拠点から回収場所までの距離が遠い場合、出張にかかる費用が増加します。主に増える費用は、以下の通りです。
- ガソリン代
- 高速道路代
- 人件費
遠方であるほど、高額な出張費が計上されます。
できるだけ自宅の近くに拠点を持つ業者、対応エリアを広く持つ大手の業者に依頼しましょう。
出張費を抑えるだけでも、相場よりも安く依頼できる可能性が高まります。
分解・解体作業が必要な不用品が多い場合
大型の家具や庭の物置、作り付けの棚など、そのままの状態では搬出できないものは解体が必要です。
解体や分解作業が必要な不用品が多い場合は作業時間も増加し、特殊な手間賃が発生します。
自分で分解できるものは事前に分解しておくか、見積もり時に「この家具は解体が必要か」を業者に確認しましょう。
ただし、自分での分解や解体は怪我の危険があるため、十分注意してください。
不用品回収の費用を安く抑える方法
続いて、費用を安く抑えるための具体的な方法を見ていきましょう。
複数社に相見積もりを取って比較する
不用品回収業者の料金設定は、業者によって大きく異なります。
最も効果的な費用の抑え方は、2~3社以上の業者から見積もりを取り、料金を比較することです。
このとき、料金だけに注目するのではなく、スタッフの対応や説明の丁寧さも確認しましょう。
また、相見積もりを取ると各社の競争原理が働き、提示価格が下がる可能性もあります。
不用品をパックプランでまとめて回収してもらう
不用品が4点以上ある、大型家具と細々とした日用品が混在している場合は、単品回収よりもパックプランを利用するのがおすすめです。
出張費や車両費、人件費といった諸経費がパック料金に含まれているため、総額が安くなります。
どのプランが良いか分からないときは、見積もり時に正確な内容を伝え、提案してもらいましょう。
搬出がスムーズになるよう工夫する
業者の作業時間を短縮できれば、人件費や時間外料金などのコスト削減につながります。
以下の工夫を行い、搬出がスムーズになるように意識しましょう。
- 簡単なゴミの分別を済ませる
- 回収品を玄関先や運び出しやすい場所にまとめる
- 搬出ルートとなる通路や階段を片付ける
- 自分で分解できる家具は事前に分解する
上記のような作業が自分で行えないときは、プロのスタッフに任せることも可能です。
可能な範囲で行い、怪我や事故などのトラブルには十分注意しましょう。
不用品買取に対応している業者に依頼する
不用品回収と合わせて買取サービスを行っている業者を選ぶと、回収費用から買取金額を相殺できるため、費用を大幅に抑えられます。
多くの業者で買取対象となっているのは、以下のようなものです。
- 比較的新しい家具・家電(5年内が目安)
- 状態の良いブランド家具
- デザイナーズ家具
- 骨董品
- 貴金属類
買取ができる品目は業者によっても異なるので、見積もり時に買取可能か確認するのがおすすめです。
買取の利用は処分費用が安くなるだけでなく、不用品がお金に変わる可能性もあります。
その他の不用品回収方法を併用する
すべての不用品を業者に依頼するのではなく、費用が安い他の処分方法と併用すると、全体の費用を抑えられます。
例えば、簡単に捨てられる可燃ゴミ、家電量販店で回収している小型家電などは、不用品回収業者に依頼せずに自分で処分しましょう。
また、家電・家具の買い替えを検討しているなら、購入先の店舗に回収を依頼する方法もあります。
不用品回収業者に依頼する量を最小限に絞り込むと、効率よく費用を抑えることが可能です。
その他の不用品回収方法別の相場
不用品回収業者以外にも、不用品を処分する方法はいくつかあります。
それぞれの費用相場やメリット・デメリットを比較してみましょう。
自治体の粗大ゴミ回収
自治体の粗大ゴミ回収は、最も安価に大型の不用品を処分できる方法です。
| 品目 | 自治体回収相場(税込) |
|---|---|
| ソファ(1人掛け) | 400~800円 |
| ソファ(2~3人掛け) | 400~1,000円 |
| マットレス(シングル) | 300~600円 |
| マットレス(ダブル) | 600~1,200円 |
| シングルベッド | 300~1,000円 |
| ダブルベッド | 1,000~2,000円 |
| 電子レンジ | 200~400円 |
| 掃除機 | 200~400円 |
| 洗濯機 | 不可 |
| 冷蔵庫(小型~中型) | 不可 |
| 冷蔵庫(大型・300L~) | 不可 |
| テレビ | 不可 |
※上記料金は、東京・神奈川・千葉・埼玉の複数自治体の粗大ごみ手数料をもとにした目安です。自治体ごとに料金や回収可否が異なるため、最新情報はお住まいの自治体公式サイトをご確認ください。
費用が安価なのが大きなメリットですが、多くの自治体で家電リサイクル法対象品は対象外です。
また、回収日が決まっていたり、事前の予約・手続きが必要だったりと手間がかかります。
屋外の指定場所までは自分で運ぶのが原則なので、大きな家具・家電の処分には向いていません。
家電量販店の引き取りサービス
家電量販店の引き取りサービスは、主に買い替えや小型家電の処分に利用できます。
| 品目 | 引き取り相場(税込) |
|---|---|
| 電子レンジ | 300~1,000円 |
| 掃除機 | 300~1,000円 |
| 洗濯機 | 収集運搬費:1,500~3,000円+リサイクル料金 |
| 冷蔵庫(小型~中型) | 収集運搬費:1,500~3,000円+リサイクル料金 |
| 冷蔵庫(大型・300L~) | 収集運搬費:1,500~4,000円+リサイクル料金 |
| テレビ | 収集運搬費:1,500~3,000円+リサイクル料金 |
| エアコン | 収集運搬費:1,500~3,000円+リサイクル料金 |
※上記相場は、家電量販店の公開料金を参考にした目安です。店舗やメーカー、家電の種類・サイズにより、収集運搬費やリサイクル料金が異なる場合があります。
リサイクル対象家電でも確実に処分でき、新しい家電の購入と同時に古いものを引き取ってくれるのがメリットです。
一方、引き取りのみだと割高になるケースも多くあります。
家電以外は処分できないのも難点なので、上手く使い分けることが大切です。
ヤマダ電機の引き取りサービスはこちら!
家具販売店の引き取りサービス
家具販売店の引き取りサービスは、家具を新しく購入する際に古い家具を引き取ってくれるサービスです。
| 品目 | 引き取り相場(税込) |
|---|---|
| ソファ(1人掛け) | 1,000~3,000円 |
| ソファ(2~3人掛け) | 2,000~5,000円 |
| マットレス(シングル) | 1,000~3,000円 |
| マットレス(ダブル) | 2,000~5,000円 |
| シングルベッド | 1,000~3,000円 |
| ダブルベッド | 2,000~5,000円 |
※上記相場は、家具販売店の公開情報をもとにした目安です。引き取りは「購入時限定」の場合が多く、店舗や商品により対応が異なります。
新しい家具の配送時に古い家具を運び出してもらえるため、手間がかからないのがメリットです。
家具の処分にはおすすめですが、基本的には買ったものと同じ家具しか回収してくれません。
また、その他の条件を設けている家具販売店も非常に多いので、必ず利用前に詳細を確認しましょう。
ニトリの引き取りサービスはこちら!
引越し業者の不用品回収サービス
引越し業者の不用品回収サービスは、引越しと同時に不用品を処分したい場合に便利です。
| 品目 | 引き取り相場(税込) |
|---|---|
| 洗濯機 | 3,000~6,000円+リサイクル料金 |
| 冷蔵庫(小型~中型) | 4,000~8,000円+リサイクル料金 |
| 冷蔵庫(大型・300L~) | 6,000~12,000円+リサイクル料金 |
| テレビ | 2,500~6,000円+リサイクル料金 |
| エアコン | 3,000~8,000円(取り外し作業費込みのケースあり) |
※上記相場は、引越し業者の公開料金をもとにした目安です。エリア、時期、作業内容(階段・搬出難度・取り外し作業の有無など)により料金が変わる場合があります。
引越しと不用品処分を一緒に依頼でき、手間が少ないのがメリットです。
ただし、利用する引越し業者によって回収できる品目や量が限られている場合があります。
料金が割高になるケースも多々あるので、見積もりの確認が必須です。
サカイ引越センターのサービスはこちら!
安くても安心な優良不用品回収業者の選び方
安さだけを追求すると、不法投棄や高額な追加請求といったトラブルに巻き込まれるリスクがあります。
ここでは、適正価格で安心して依頼できる優良業者を選ぶためのポイントを見ていきましょう。
行政からの許可を得た業者を選ぶ
不用品の回収には、市区町村から以下のいずれかの許可を得ている必要があります。
- 一般廃棄物収集運搬業許可
- 古物商許可
この許可の有無が、優良業者を見分ける最も重要なポイントです。
一般廃棄物収集運搬業許可は、家庭から出るゴミや不用品を回収するために必須の許可となります。
不用品の中から買取を行う際は、古物商許可が必要です。
許可番号がホームページやパンフレットに明記されていない業者は、違法に回収を行っている可能性があるため、避けましょう。
会社情報・所在地が明記された業者を選ぶ
信頼できる業者は、以下のような会社の情報を明確に公開しています。
- 会社名(法人名)
- 所在地(住所)
- 固定電話番号
- 代表者名
詳細な情報がない、または不明瞭な業者はトラブルが発生した際に連絡が取れない可能性があります。
悪質な業者を避けるためにも、情報が記載されているか確認しましょう。
口コミ・評判が良い業者を選ぶ
実際に利用した人の声は、業者の信頼性やサービス品質を測る上で非常に参考になります。
Googleマップや掲示板、各業者の公式サイトに掲載されている口コミを確認しましょう。
スタッフの対応や丁寧さ、スピード感や料金など多方面から内容を確認することが大切です。
複数の口コミを見て、信頼できる業者か判断してください。
適正価格で対応してもらう見積もりのコツ
不用品回収のトラブルの多くは「見積もりと実際の請求額が違う」という料金面で起こります。
適正価格でスムーズに回収してもらうために、見積もりのコツを押さえましょう。
訪問での見積もりを依頼する
電話やメールでの概算見積もりは、実際の不用品の量や作業環境が見えません。
そのため、当日になって「量が多い」「階段料金がかかる」などの理由で追加料金が発生してしまいます。
訪問見積もりを依頼すれば、業者が正確な回収量と作業環境を把握できるため、より正確な料金を提示してもらうことが可能です。
見積もりは、無料で行っている業者を選びましょう。
合計金額だけでなく「内訳」が明記されているか確認する
優良業者の見積書には、回収料金・出張費・階段料金・人件費・リサイクル料金などが明確に分けられて記載されています。
「不用品回収一式:〇〇円」といった内訳が不明瞭な見積書を出す業者は、避けた方が無難です。
内訳が不明瞭だと、後から不当な追加請求をされるリスクが高まります。
見積もり時と回収後で金額が変わらないかを確認する
見積もり段階で、「提示された金額から追加料金が発生しないこと」を契約書や見積書に明記してもらうか口頭で確認し、記録に残しましょう。
追加料金がかかる場合は、その条件も確認しておくと安心です。
優良な業者であれば、追加料金がかかる場面では都度、依頼者に確認を取ってくれます。
プランの「対象外」となる内容を確認する
パックプランなどを利用する場合、「何がパック料金に含まれていないか」を事前に確認しましょう。
例えば、以下のようなものは含まれていない可能性があります。
- 家電リサイクル料金
- 階段料金・時間外料金
- 産業廃棄物の処分費用
- 特定の重量物・危険物の処分費用
プランに含まれていない内容は、業者によって異なります。
この対象外項目を知っておけば、「後で高額な請求をされた」などのトラブルも防げるはずです。
不用品回収は相場と業者選びが重要|安心して依頼するために
不用品回収の相場は単品回収かパックプランか、作業環境や諸経費の有無によって大きく変動します。
「不用品なんでも回収団」は無料で見積もりを算出し、不用品の量に合わせて最適なプランを提示できる業者です。
また、サイズの大きい家具・家電でも手慣れたスタッフが安全に運び出します。
もちろん、キャンセル料や出張料、回収後の追加料金など余計な費用は一切かかりません。
費用もリーズナブルで相場よりも安く、最短25分と迅速に現場まで伺います。
パックプランの場合は、階段料金や車両費も含まれているので、非常に安心です。
まずは見積もりから、ぜひ気軽にご連絡ください。







































































































































































































