この記事では、ニトリの回収サービスの費用や、回収してもらえる条件や回収を依頼する方法も解説します。
また、家具と家電に分けて、回収に対応している業者と費用を比較できるため、より良い選択肢も検討できます。
状況に応じた適切な業者が分かりますので、自身にあった処分方法を見つけてください。
ニトリの回収サービスの費用や条件
こちらでは、ニトリの回収サービスの費用や条件を解説します。
家具の引き取りサービス
ニトリの家具引き取りサービスの回収費用は、1回の配送につき、4,400円で回収してくれます。
複数の家具を回収する場合でも、1回の配送で処分できるなら4,400円です。ただし、同数量の家具を購入している必要があります。
家具の回収条件については以下のとおりです。
◼︎回収条件
- ニトリで新たに家具を購入した方が対象
- 購入した家具と同数量または同容量の家具に限る
- 引き取りのみの依頼は不可
- 他社商品でも回収可能
- 引き取り依頼は、家具発送日の4日前まで
回収する家具は、配達する家具の設置場所と回収品が同じ場所にある必要があります。そのため、配達先と回収場所が異なる場合には、回収が不可です。
小型家電回収サービス
ニトリでは、「リネットジャパン」と提携し、不要になった小型家電をダンボールに詰め放題という形で回収を行っています。
リネットジャパンは、環境省・経済産業省認定の小型家電リサイクル回収サービスです。
回収費用は、2,200円で、回収する小型家電の量に制限はありません。1箱のサイズは3辺の合計が160cm・重量30kg以内に指定されています。
回収対象となる小型家電は、パソコン、掃除機、ゲーム機、デジタルカメラなどさまざま。
ニトリネットで対象の小型家電製品を購入した際に、「小型家電リサイクル回収券」を同時に購入することで利用できます。
回収条件については以下の通りです。
◼︎回収条件
- ニトリネットで対象の小型家電製品を購入した方のみ利用可能
- 店舗への持ち込みは不可
- 家電の回収のみの依頼は不可
梱包に使用する段ボールは、ご自身で用意する必要があります。
無料のリサイクル回収サービス
ニトリでは、特定の品目に関して無料のリサイクル回収サービスを提供しています。カーテン、タオルは回収をしていますが、羽毛布団は、回収期間外になっています。
無料のリサイクル回収サービスは、店舗への持ち込みが必要です。
全国のニトリ、ニトリEXPRESS、デコホーム、島忠、島忠ホームズ、ニトリホームズの全店舗で回収を受け付けています。
回収条件については以下の通りです。
◼︎カーテンの回収条件
- 販売元や状態は問わない
- カーテンフックは回収の対象外
- ブラインド・ロールスクリーン・カーテンレール等は対象外
- 配達時の回収は不可
- ニトリメンバーズ会員に加入の方が対象
◼︎タオルの回収条件
- 洗濯をして乾いた状態で持ち込むこと
- 油や薬剤、泥やカビなど汚れが付着したものは不可
- 配達時の回収は不可
- ニトリメンバーズ会員に加入の方が対象
過去の販売品の自主回収
ニトリでは、過去に販売した製品の一部について、自主回収を行っています。過去に自主回収された製品の例としては、以下のようなものがあります。
品目 | 対象商品 |
---|---|
珪藻土製品 | 2016年12月4日から2020年12月6日の期間の販売品 ・バスマット ・コースターなど |
セラミックファンヒーター | 2021年9月6日から2022年1月19日の期間の販売品 ・NI-WH EH N21821 ・NI-WH EH N21822 またはEN N21822 ・NI-WH EH N21823S |
Nクール寝具 | 2024年3月17日から2024年4月25日の期間の販売品 ・NクールSP シングル GY S2402 ・NクールSP ダブル GY S2402 |
珪藻土製品は、一部の珪藻土製品からアスベストが検出されました。セラミックファンヒーターは、一部の製品で、使用中に電源プラグが発熱するなどのトラブルが発生。
また、Nクール寝具は、一部のNクール寝具で、中綿が表面に出てくる不具合が発生し、自主回収が行われました。
自主回収の対象となる製品を持っている場合は、ただちに使用を中止し、近くのニトリの店舗に連絡するようにしてください。
ニトリで回収不可の家具や家電
ニトリの家具・家電引き取りサービスでは、回収できないものがあります。回収不可の品目については、以下のようなものがあります。
◼︎回収不可の家具や家電の例
- カーペット
- テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機など
- 乾電池・電球・電池など単体
- 石油・灯油を利用したストーブ等
- 仏壇など、専門的な処分手続きが必要なもの
- 水抜きされていないウォーターベッド
- 楽器
- その他、小型家電リサイクル回収サービスで回収できないもの
回収対象であったとしても、新しく購入した家具と同等でない場合は、引き取りできないという点は押さえておきましょう。
ニトリの家具・家電回収の方法
こちらでは、ニトリの家具や家電の回収を依頼する方法について解説します。
買い替えの配送時に引き取ってもらう
ニトリで新しい家具を購入し、配送してもらう際に、不要になった古い家具を引き取ってもらえます。
引き取りを依頼できるのは、購入した家具と同数量または同容量の家具です。ニトリ製品以外の家具も引き取り可能ですが、引き取りのみの依頼はできません。
申し込み方法は以下の通り。
◼︎家具の回収申し込み方法
- 店舗の場合:購入時に販売員に引き取りを依頼する
- ニトリネットの場合:購入手続き中に「引き取りサービスを利用する」にチェック
ダンボールに入れて宅配便で送る
ニトリでは、小型家電に限り、ダンボールに入れて宅配便で回収するサービスを提供しています。
ニトリネットで対象の小型家電製品を購入した際に、「小型家電リサイクル回収券」を同時に購入することで利用できます。
申し込み方法と利用の流れは以下の通り。
◼︎家具の回収申し込み方法と流れ
- ニトリネットで対象の小型家電製品を購入
- 製品の購入と同時に「小型家電リサイクル回収券」を購入する
- 商品とリサイクル券が自宅に届く
- リサイクル券に記載されたシリアルナンバーを確認
- リネットジャパンリサイクルのウェブサイトから回収を申し込む
- 不要な小型家電を段ボールに梱包する
- 指定した日時に佐川急便が自宅まで回収に来る
ニトリ店舗への持ち込みや出張回収は不可
ニトリの引き取りサービスは、ニトリで新しい家具を購入し、配送してもらう際に、不要になった古い家具を引き取るというのが基本です。
そのため、家具の引き取りのみの依頼や、店舗への持ち込みによる引き取りは行っていません。宅配便での配送となる場合も、引き取りサービスは利用できません。
店舗で回収できるのは、無料の回収品のみです。
また、小型家電の回収は、リネットジャパンリサイクルと提携し、佐川急便が行います。そのため、店舗への持ち込みによる回収や、ニトリによる出張回収は行っていません。
ニトリ以外の回収業者と費用を比較
こちらでは、家具と家電に分けて、以下の項目で比較します。
- 回収条件
- 回収費用
- 回収可能品目
- 回収不可品目
家具の回収
ニトリ以外の家具回収業者と費用を比較します。各社のサービス内容と費用をまとめると、以下のようになります。
回収業者 | 回収条件 | 回収費用(税込) | 回収不可品目 |
---|---|---|---|
ニトリ | 同種・同量の家具の引き取り | 4,400円 | ・カーペット ・仏壇などの仏具 ・水抜きされていないウォーターベッド ・楽器など |
無印良品 | 同種の家具の引き取り | 無料 | ・電子機構を含むもの ・ガス・油圧機構を含むもの ・液体・気体・微細粒子を含むもの ・破損の恐れがあるもの |
IKEA | 買取または引き取り | 無料 | ・ソファ・マットレス以外 |
ベルメゾン | 特定の家具購入時 | 無料 | ・ベルベゾン対象品以外 |
大塚家具 | 引き取りのみ | ・チェア550円 ・テーブル:1,100円 ・ベッド2,200円 ・ソファ:3,300円 |
・購入同等品以外 |
不用品回収業者 | どんなものでも複数回収可能 | 3,000円〜30,000円 | 基本はなし |
費用比較のポイントとして、新品の家具を購入するなら、ニトリに依頼するのが比較的スムーズです。
不用品回収業者は、単品回収や大量回収など、柔軟な対応が可能ですが、費用は高くなる傾向にあります。
家電の回収
ニトリ以外の家電回収業者と費用について比較し、各社の回収状況をまとめました。家電は、小型家電と、家電リサイクル法対象品、大型家電という3つの区分に大きく分けられます。
家電リサイクル法対象品は、冷蔵庫(冷凍庫)・エアコン・洗濯機(乾燥機)・テレビがあります。大型家電は、縦+横+高さの合計が370cm以上で重さが90kg以上が目安です。
回収業者 | 対象家電 | 回収費用(税込) |
---|---|---|
ニトリ | ・小型家電のみ | 2,200円 |
エディオン | ・小型家電 ・家電リサイクル法対象品 |
550円〜8,000円程度 |
ヤマダ電機 | ・小型家電 ・家電リサイクル法対象品 |
550円〜10,000円程度 |
ビックカメラ | ・小型家電 ・家電リサイクル法対象品 |
550円〜15,000円程度 |
ノジマ | ・家電リサイクル法対象品のみ | 5,000円〜8,000円程度 |
ケーズデンキ | ・小型家電 ・家電リサイクル法対象品 |
550円〜8,000円程度 |
コストコ | ・家電リサイクル法対象品のみ | 2,500円〜6,000円程度 |
不用品回収業者 | ・小型家電 ・家電リサイクル法対象品 ・大型家電 |
5,000円〜30,000円程度 |
費用比較のポイントとして、ニトリの小型家電の回収費用は、どの家電量販店でも似た料金設定です。そのため、ニトリで依頼したからといって特段お得というわけではありません。
家電リサイクル法対象品目で言うと、家電量販店は、購入時の引き取りの方が回収費用が安くなりやすいです。
不用品回収業者は、どんな家電でも回収が可能です。また、単品回収や大量回収など、柔軟に対応してくれます。
家電や家具の処分なら「不用品なんでも回収団」へ!
ニトリでは、ニトリで新たに家具を購入した方が対象で、購入した家具と同数量または同容量の家具に限るのが基本です。
ニトリの家電や家具の購入なく、回収サービスを利用することはできません。
また、回収可能な品目も同等品に限られるため、処分ができない状況になる方が多いでしょう。不用になった家具や家電の処分に困った時には、不用品回収業者を利用するのがおすすめです。
家具や家電だけでなく、ゴミや書籍、衣類など、どんなものでもまとめて処分できます。また、日時の指定も可能なので、日程の都合もつけやすい処分方法です。
家電も家具もまとめて処分するなら、ぜひ「不用品なんでも回収団」にご相談ください。