この記事では、冷蔵庫の処分費用を最安値にするための方法を紹介します。
冷蔵庫の処分方法は様々ですが、それぞれ費用が異なります。少しでも安く処分したいときは、各方法の費用や自信の状況を踏まえて検討することが重要です。
状況に合わせて適切な処分方法が分かりますので、ぜひ参考にしてください。
冷蔵庫の処分にかかる費用の内訳
冷蔵庫は、家電リサイクル法に基づき処分する必要のある品目です。
冷蔵庫の処分には、リサイクル料金と収集運搬料金がかかります。リサイクル料金、収集運搬料金とは何なのかを詳しく解説します。
家電リサイクル料金
◾︎冷蔵庫の家電リサイクル料金
- 容量170L以下: 3,740円〜
- 容量171L以上: 4,730円〜
家電リサイクル料金は、「家電リサイクル法」という法律に基づいて、冷蔵庫をリサイクルするために必要な費用です。
「家電リサイクル法」とは冷蔵庫をリサイクルし、廃棄物を減らすとともに、資源の有効利用を推進するための法律です。
家電リサイクル料金は、以下の工程の費用に充てられます。
- 冷蔵庫を分解し、鉄、アルミ、プラスチックなどの有用な資源を回収するための費用
- リサイクル工場などの施設を維持・運営するための費用
収集運搬費用
◾︎収集運搬費用:550円〜3,300円
収集運搬費用は、冷蔵庫を回収し、指定された場所まで運ぶための費用です。自宅や収集場所から回収するための費用ではないため、混同しないようにしてください。
収集運搬費用は、依頼する業者や地域、冷蔵庫の購入元などによって異なりますが、収集運搬費は一般的には3,000円程度です。
一方、家電量販店に依頼する場合は、500円〜4,000円程度と費用が大きく変動します。新しい冷蔵庫を購入する際に古い冷蔵庫の引き取りを依頼するなら、比較的安価に済むことが多いです。
具体的な料金は各小売業者によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。
その他追加費用
冷蔵庫の処分にかかる費用は、大きく分けて「家電リサイクル料金」と「収集運搬費用」の2つです。しかし、場合によってはそれ以外に「その他追加費用」が発生することがあります。
その他追加費用としてかかるものには以下のようなものがあります。
■その他追加費用
- 出張費
- 階段料金・特殊作業料金
- 早朝・深夜料金
収集運搬費の中に出張費が入っていることがほとんどです。しかし、遠方の場合や離島などにお住まいであれば、出張費用が別途かかることがあります。
搬出場所が2階以上の場合や、クレーン作業などの特殊な作業が必要な時には、作業料金が発生することも。
不用品回収業者に早朝や深夜に回収を依頼するなら、時間料金がかかることもあります。事前に業者に確認しておきましょう。
冷蔵庫を処分方法ごとの費用相場
冷蔵庫の処分方法には様々な方法がありますが、冷蔵庫は粗大ゴミとして処分できません。
こちらでは、冷蔵庫を処分できる方法を紹介します。また、処分方法ごとにそれぞれ費用相場が異なるため、費用相場も併せて紹介します。
不用品回収業者に回収を依頼する
◾︎費用相場:3,000円〜15,000円程度
不用品回収業者するなら、自宅まで回収に来てくれるため、自分で運搬する手間が省けるのは大きなメリットです。
重い冷蔵庫の運び出し作業も業者が行ってくれるため、高齢者や女性でも安心して依頼できます。
また、自分の都合の良い日時を指定して回収を依頼できますし、即日回収に対応している業者もあります。
冷蔵庫以外にも、家具や家電、粗大ゴミなど他の不用品をまとめて処分可能。もちろん冷蔵庫だけの単品回収も対応もできます。
単品回収なら比較的安く、家電リサイクル費用と収集運搬費用込みのパック料金での依頼にも対応してくれます。
家電量販店で引き取ってもらう
◾︎費用相場:4,000円〜13,000円程度
冷蔵庫を家電量販店に引き取ってもらう方法は、新しい冷蔵庫への買い替えと同時に行うケースと、処分のみを依頼するケースの2パターンがあります。
家電量販店なら、新しい冷蔵庫の購入と同時に手続きができるため、手間が省けます。大手企業なので、不法投棄などの心配が少ないです。
家電量販店に冷蔵庫の引き取りを依頼する場合、費用は「家電リサイクル料金」と「収集運搬料金」の合計になります。
家電量販店名 | 家電リサイクル料金 | 収集運搬費 |
---|---|---|
ヤマダ電機 | 3,740円〜6,142円 | 2,500円 |
ヨドバシカメラ | 3,740円 or 4,730円 | 550円 or 2,750円 |
ビックカメラ | 3,740円〜6,149円 | 2,200円 |
エディオン | 3,740円 or 4,730円 | 1,100円〜3,850円 |
ケーズデンキ | 3,740円〜 or 4,730円〜 | 3,300円 or 6,600円 |
ノジマ | 5,390円〜8,030円 | 3,850円~ |
ヤマダ電機、エディオン、ケーズデンキそれぞれの冷蔵庫回収サービスについて詳しく知りたい方はこちら!
指定引取場所に持ち込む
◾︎費用相場:3,000円〜5,000円程度
指定引取場所への持ち込みなら、自身で冷蔵庫を運搬し、自治体が指定している引取場所まで持ち込めば処分が可能です。
ただし、指定引き取り場所に持ち込めるのは、購入店が分からない時や買い替えでない場合に限られるなどの条件があります。
家電リサイクル料金のみで処分できるところもあり、格安で処分できます。ただし、自家用車などを準備して自分で運搬する必要があるため、体力的に負担がかかる処分方法です。
ただ、自身で運搬できない場合は冷蔵庫1台につき2,000円程度で自治体の職員が運搬を代行してくれるところもあります。
家電リサイクル料金を郵便局で払い込んだ後に、自治体の環境対策課まで収集を依頼してください。
自治体連携サービスを利用する
◾︎費用相場:6,000円〜10,000円程度
東京都と神奈川県では、自治体連携での冷蔵庫の回収サービスがあります。
全ての自治体で自治体連携サービスを提供しているわけではありません。他の自治体にお住まいの方は確認が必要です。
自治体が主体となって、家電リサイクル法に基づいた適正な処分してくれます。そのため、不法投棄などの心配がなく、安心して処分できる方法です。
自治体のホームページに案内が載っています。案内に従って手続きを進めるだけで、処分が完了します。
ネットやリサイクルショップで売却する
◾︎費用相場:3,000円〜50,000円程度の収入
まだ使用できる冷蔵庫であれば、処分費用を抑えるだけでなく、収入を得られるという点が大きなメリットです。ただし、状態や年式によっては売却できない場合もあります。
ネットで売るなら、売れるまでに時間がかかる場合があり、必ずしもすぐに売れるとは限りません。
価格交渉や質問への回答など、購入者とのやり取りがあり、配送中の破損や、購入後のクレームなどのトラブルが起こることも。
リサイクルショップであれば、持ち込むか出張査定をしてもらえば比較的早く売却できます。
◾︎ネットで売却できるサービス例
- ヤフオク!
- メルカリ
- ラクマ
- ジモティー
◾︎リサイクルショップの例
- セカンドストリート
- ハードオフ
- トレジャーファクトリー
- 地域密着型のリサイクルショップ
最安値の費用で済む冷蔵庫のおすすめ処分方法
「冷蔵庫の処分方法はわかったけれど、自分の置かれている状況ならどの方法が最適かわからない。」
そういった方のために、状況に合わせた冷蔵庫を最安値で処分するための方法を紹介します。
冷蔵庫の処分費用は、方法次第で大きく変わります。少しでも安く処分したいなら、最適な方法を選ぶようにしてください。
処分を急いでいる・期限がある
◾︎おすすめの処分方法
- 不用品回収業者(運搬手段がない場合)
- 指定場所へ持ち込む(運搬手段がある場合)
処分を急いでいる方や処分まで期限がある方は、不用品回収業者がおすすめです。即日回収に対応している業者もあり、日時指定が可能な業者が多く、最も時間の融通が利く方法です。
また、自分で運搬できない場合にも検討してみてください。複数の業者に見積もりを依頼し、料金や対応の早さを比較しましょう。
軽トラックなど、運搬手段がある方は指定引取場所に持ち込むのが最安です。家電リサイクル券を購入し、指定の引き取り場所へ持ち込んでください。
冷蔵庫処分におすすめの評判や口コミが良い不用品回収業者についてはこちら!
冷蔵庫以外にも処分したいものがある
◾︎おすすめの処分方法
- 不用品回収業者
冷蔵庫と他の不用品をまとめて処分するなら、不用品回収業者が一択です。
冷蔵庫を含む複数の不用品をまとめて回収してくれるため、手間が省けますし、自宅まで回収に来てくれます。
また、冷蔵庫以外に大量の不用品がある場合や、重いもの、運び出しが困難なものがある場合に最適です。
ただし、不用品回収業者の中には、悪質な業者も存在するため、行政の許可を得ている業者か確認しましょう。
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購入してから5年以内
◾︎おすすめの処分方法
- ネットオークション・フリマアプリでの売却
- リサイクルショップへの売却
- 不用品回収業者の買取サービス
冷蔵庫を購入してから5年以内であれば、処分費用がかかるどころか、むしろ収入を得られる可能性があります。
ネットで売却するなら、詳細がわかるように冷蔵庫の写真を複数枚載せ、商品説明に不具合や状態を記載しておきましょう。
なるべく相場の中でも最安値を設定しておけば売れやすいです。
ネットで売却するよりも安くなってしまいますが、確実に売却するなら、リサイクルショップがおすすめです。
売却価格は、冷蔵庫のメーカー、容量、年式、状態などによって大きく異なります。相場は以下を目安にしてください。
- 製造から3年以内程度: 定価の3割程度
- 製造から5〜7年以内程度:数千円〜数万円程度
- 製造から7年以上経過:売却は難しい
不用品回収業者も多くが年式の新しい冷蔵庫の買取に対応しています。買取対象とならない場合でも、そのまま回収処分できるので、便利な処分方法と言えます。
冷蔵庫の処分費用の相談なら「不用品なんでも回収団」へ!
冷蔵庫は重量があり、運び出しや運搬に苦労する方がほとんどです。冷蔵庫を処分するならできるだけ手間なく簡単に処分できる方法を選ぶことをおすすめします。
家電量販店なら、買い替え時に回収してもらえば手間はかかりません。引っ越しや断捨離で不用品もまとめてスッキリ処分させたいなら不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
家からの運び出しができないことが多い中、不用品回収業者なら、依頼してしまえばあとは全て任せられます。
業者によって費用が変わるので、見積もりを複数社から取った上で、比較してから依頼するようにしてください。
冷蔵庫の処分費用については、ぜひ「不用品なんでも回収団」にご相談ください。