本記事ではゴミ屋敷にしてしまう女性が多い理由や片付けられない心理、女性ならではの特徴について解説しています。
ゴミ屋敷の女性ならではの特徴を理解することで、脱ゴミ屋敷・脱汚部屋を目指すきっかけとなるかもしれません。
片付けのコツなども紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
女性がゴミ屋敷にしてしまう理由や心理
ゴミ屋敷の片付けでは、7割が女性からの依頼だといいます。
その中で、女性の一人暮らしの割合は6割ほどとされており、男性よりもやや多い傾向です。
家や部屋をゴミ屋敷状態にしてしまう女性は、どのような心理状態なのでしょうか。
片付けを後回しにしてしまう
仕事や日常生活の忙しさから、部屋の片付けやゴミ出しをつい後回しにしてしまうことがあります。
これには、めんどくさい・後でやればいいやといった心理が働いているほか、ゴミ出しのタイミングを人に見られるのが嫌だというようなコミュニケーションを避ける心理が働いていることが多いです。
単にだらしないように見えることもありますが、そこには精神疾患や発達障害など何らかの要因があるケースも珍しくはありません。
物を手放せない・ホーター(ため込み症)
他人から見ると明らかにゴミのように見えるものも、本人にとってはとても大切なものとして認識されているため、処分できず溜めてしまうケースがあります。
こうした傾向があまりにも強い場合「ため込み症」と呼ばれる精神障害として診断を受けることもあるでしょう。
あらゆるものを手放すことに対し、強い不安感や抵抗感、罪悪感のような強迫観念を覚えるため、不要なものを判断できず物を処分できなくなってしまうのです。
買い物依存症
日々のストレスやさみしさを埋める心理から、買い物依存症に陥る女性も多いです。
しかし物を買うことで心を満たすため、必要かどうかにかかわらずどんどん物が増えてしまう傾向にあります。
女性のゴミ屋敷の清掃に伺うと、ネットショッピングなどで購入した品物が段ボールに入ったままの状態で積み上げられているケースなども多く見られます。
また洋服なども未開封のまま床に投げ捨てられてしまっているケースなども珍しくはないのです。
セルフネグレクト状態
セルフネグレクトとは、自身の身なりや周囲の不衛生さに対する関心を失い、自己放任してしまう状態をいいます。
セルフネグレクトは生活や心身の変化、強いストレスや精神疾患や認知症などに起因して起こるとされています。
時には体の不調にすら目を向けず病院へ行くことも拒むケースもあり、ゴミ屋敷化だけでなく病気の悪化といった状況を招き、孤独死へとつながる要因にもなっています。
強い孤独感を覚えている(さみしい気持ちが強い)
パートナーを失った女性や、心のつながりがなく寂しい気持ちを抱えている女性のなかには、物が多い方が気持ちが落ち着くと感じる人もいます。
がらんとした部屋では何となく不安を感じてしまい、足の踏み場のない状態の方が安心するという心理があるようです。
若い女性よりは高齢女性に多いケースですが、狭いスペースで暮らすことでさみしさを紛らそうとするのです。
ゴミ屋敷になりやすい女性の特徴
ゴミ屋敷化してしまう女性には、ある共通点や類似した特徴がみられることもあります。
それに当てはまるからといっても必ずしもゴミ屋敷にしてしまう女性というわけではありませんが、思い当たる場合は注意が必要です。
日々ストレスをためて生活している
日々の生活の中で極度のストレスを感じている女性の場合、部屋の片付けを行うだけの気力が残っていないことも多いです。
散らかっていることは認識できていても、片付ける元気がないという状況だといえるでしょう。
また過度なストレスは判断力を鈍らせてしまうこともあります。
片付けが必要な状況でも、そこまで深刻にとらえられず片付けのタイミングを失ってしまうこともあるのです。
働く時間が不規則・とにかく忙しい
忙しく片付けや掃除を行う時間がなかなか取れない女性や、勤務時間が不規則なため適切な時間に片付けができないという女性も多いです。
特に夜勤のある職種では、日中睡眠時間に充てる必要があるほか、近隣の配慮から夜間の掃除や洗濯ができず、ゴミ出し時間も合わない場合があります。
必ずしもそうだというわけではありませんが、ゴミ屋敷にしてしまう女性の職業として以下のような職業があげられることが多いです。
- 女性経営者
- 看護師
- 弁護士
- 介護士
他にも忙しいことが理由ではありませんが、教員をしている女性などは学校や保護者間での強いストレスから、ゴミ屋敷化することがある職業としてあげられることがります。
またごく一部ではありますが、女性によるワンオペ育児の傾向が強いご家庭や、シングルマザーのご家庭なども、忙しさやストレスからゴミ屋敷化してしまうことがあるようです。
掃除や片付けが苦手
ゴミ屋敷化させてしまう女性に共通している特徴として、片付けや掃除が苦手であるという点もあげられます。
物やゴミの分別がよくわからない、整理収納が理解できていないといった理由から、片付けてもすぐに散らかってしまうことも。
床やテーブルの上に物を置いてしまう、ゴミをゴミ箱に入れずその辺に放置してしまうなど、片付けの癖がついていない人なども含まれます。
人に頼るのが苦手
ゴミ屋敷化してしまう女性の中には、人に頼るのが得意ではない人や、積極的にコミュニケーションをとりたがらないタイプも多いです。
困っているときに助けを求めることができず、手を差し伸べられても断ってしまう傾向にあります。
自分の手に負えないレベルまで部屋が散らかってしまっていても、素直に他者の手を借りることができず、状況を悪化させてしまうのです。
人と会う機会が少ない
外出することが少なく、人とも会う機会が少ない女性などもゴミ屋敷化する傾向が強めです。
家に友人を招くこともほとんどないため、片付けなくても困らないといった状況をつくりやすくなります。
ほとんど家の中で過ごす生活の場合、部屋が散らかっていても不便に感じることが少なく、いつの間にかゴミ屋敷と化してしまうこともあるのです。
体力のない高齢女性や病気を抱える女性
高齢の女性や病気がちの女性の場合、そもそも部屋を片付けるだけの体力がない場合もあります。
立ち上がるのもおっくうに感じてしまう女性もおり、いつしか特定の場所を貞一とする形で生活するようになってしまうことも。
ゴミの分別やゴミ出しをするのも負担となるため、だんだんとゴミがたまっていってしまうこともあるのです。
このほかにも、精神疾患などが原因で体調が思わしくなく、片付けられない女性もいます。
ゴミ屋敷による弊害
女性によるゴミ屋敷に限った話ではありませんが、ゴミ屋敷状態になっているとさまざまな問題を引き起こしてしまうため注意が必要です。
臭いが染みついてしまう
普段嗅いでいる身の回りの臭いというのは、意外と本人には自覚できないものです。
気が付かないうちに、髪の毛や体だけでなく、衣類や持ち物にも悪臭が染みついてしまっている場合もあります。
周囲の人は臭いに気づいてもなかなか指摘できないことでもあるため、知らぬまま過ごしてしまう可能性もあります。
ゴミ屋敷で暮らす女性の中には、香水で嫌な臭いをごまかしているという人もいますが、強い香水はあまり良い印象が持たれないことが多いです。
ご近所との関係が悪くなる
ゴミ屋敷では異臭や害虫などによる、近隣とのトラブルが多数報告されています。
昨今は、ご近所づきあいなども希薄になりつつあるとはいえ、地域とまったく関わりがないというわけではありません。
賃貸などの場合、大家さんやご近所との関係が悪くなってしまえば、最悪引越しを余儀なくされることも。
一軒屋の場合も、同様にご近所トラブルへと発展しかねないため注意が必要です。
転倒によるケガや火災のリスクが高まる
不用品やゴミなどで床が埋まっている状態になっていると、室内での移動が困難となります。
床に散らばった荷物に危険物などが埋まっていて、うっかり踏んでしまうといった問題も起こりがち。
バランスを崩して転倒するなど、ケガのリスクも高まるため注意が必要です。
またゴミ屋敷などではほこりが積もったコンセントからの漏電などにより、火災が発生してしまう例も多数報告されています。
場合によっては、命に係わる可能性もあるのです。
引越しの際に手間や膨大な費用がかかる
住まいがゴミ屋敷状態だと、引っ越ししたくてもなかなか引越しできないといった問題が発生することもあります。
大量の不用品処分に、費用がかかるというのがその理由です。
荷造りや片付けを自身で行おうと思っても、不用品と荷物の量の多さに途方に暮れてしまうこともあるでしょう。
女性がゴミ屋敷化状態から脱するための解決策
ゴミ屋敷化してしまった住まいをきれいに片付けることは、決して簡単なことではありません。
すでにここまで来ている場合、自分一人だけでなんとかするのは難しいととらえることが重要です。
ゴミ屋敷状態から脱出するための解決策について解説します。
遠慮なく周囲に相談する
女性の場合、「ゴミ屋敷は恥ずかしい」「こんな状態の部屋は人様にみせられるものではない」という気持ちが強く出がちです。
すでに自身で手に負えない状態になっているのにも関わらず、周囲の人に相談できずにいる女性はたくさんいます。
とても勇気のいることではありますが、まずはご家族や知人、自治体などを頼り、どうすべきか相談することを検討してみましょう。
ゴミ屋敷片付け・不用品回収業者を頼る
プロの片付け専門業者にゴミ屋敷の片付けを依頼する方法もおすすめです。
業者を利用することで、周囲の目を気にすることなく短時間で片付けられます。
こうした業者はゴミ屋敷の片付け方法を熟知しているだけでなく、ゴミ屋敷にしてしまう女性の悩みやつらさなども理解してくれます。
業者によっては、夜間などの時間帯に片付けてくれるところもあるため、日中忙しいというかたにも最適です。
あらゆる状況にも、親身になって対応してもらえるため、困っているときは相談してみるとよいでしょう。
ゴミ屋敷の片付けは「不用品なんでも回収団」にご相談ください
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