この記事では、亡くなった人の衣類の処分時期から具体的な処分方法、注意点までを解説します。
遺族として亡くなった人の遺品を整理するなかで、衣類に注目して処分のタイミングや捨て方をまとめました。
一つずつ整理や片付け事を進めながら、衣類の処分にも取り掛かってみましょう。
亡くなった人の衣類の処分時期や方法にお悩みの人に、役立つ内容となっています。ぜひ最後まで目を通してみてください。
亡くなった人の衣類の処分時期は四十九日を過ぎた頃
亡くなった人の衣類は、必ずいつまでに処分しなければならないという決まりはありません。
目安としては、四十九日の法要を終えてから処分に取り掛かるのが一般的です。
法要の際に親族が集まることから、亡くなった人の衣類をどうするかについても話し合う機会ができます。
話し合いをせずに勝手に処分してしまうと、親族との関係が悪化する恐れもあるので注意が必要です。
一方であまりに長く保管しすぎていても衣類が劣化したり、部屋の中を整理できないので困るでしょう。
このような流れから、亡くなった人の衣類は四十九日の法要を終えた頃に行なうのがおすすめです。
亡くなった人の衣類の処分方法
四十九日の法要を目処に亡くなった人の衣類を処分するのが一般的であると押さえた次に、具体的な衣類の処分方法を確認しておきましょう。
亡くなった人の衣類を処分する方法としては、次のように7通り挙げられます。
- 親族で形見分けする
- 不用品回収業者に回収してもらう
- 資源・可燃ゴミに出す
- リサイクルショップなどで買い取ってもらう
- フリマアプリなどに出品する
- 寄付する
- リメイクして手元に残す
衣類の状態や種類、量などから、どの方法で処分するのが良いか考えてみましょう。
親族で形見分けする
亡くなった人の衣類を処分するには、親族で形見分けする方法があります。
家族や親族と亡くなった人の品物を分け合うことを形見分けといいます。法要のタイミングで話し合いを行なうと、集まった遺族が形見として衣類を持ち帰ることが可能です。
不要になったからといって捨てるのではなく、形見として大切に保管する方法があります。
故人が大切にしていた服や遺族にとって思い出のある衣類であれば、形見分けしてそれぞれの手元に置いておくと良いでしょう。
不用品回収業者に回収してもらう
親族と話し合い、再利用も難しそうな場合は、不用品回収業者に相談するとまとめて回収してもらえます。自身で分別したり、指定の場所まで搬出する必要もなく、そのままの状態で依頼が可能です。
訪れたスタッフが、衣類の分別や搬出、回収までを行なってくれます。
処分するしかない亡くなった人の衣類が大量にあるようなときは、不用品回収業者に相談してみてください。
不用品回収の他、遺品整理や部屋の片付けなどにも対応しているところがあるので、様々なことを相談できます。
※亡くなった人の衣類も回収してくれる信頼できる不用品回収業者はこちら
資源・可燃ゴミに出す
亡くなった人の衣類に汚れが付いていたり、かなり昔の衣類である場合は、自治体を利用して資源・可燃ゴミに出すことができます。
衣類は、古布として資源ゴミで回収している自治体が多いです。
また、燃やせる素材であることから可燃ゴミとして処分することも可能です。汚れがひどい衣類が見つかった際は、資源ゴミではなく可燃ゴミで出すと良いでしょう。
自治体の分別ルールを確認し、衣類が何ゴミに該当するかを押さえた上で処分してみてください。
リサイクルショップなどで買い取ってもらう
亡くなった人の衣類のなかに、比較的状態が良く人気ブランドの物があればリサイクルショップなどに持っていくと買い取ってもらえる場合があります。
汚れや穴がないか、型が崩れていないかなどを確認した上でリサイクルショップに持っていきましょう。
捨てるにはもったいないと感じる衣類も、納得のいく形で手放せます。亡くなった人の衣類の処分について家族や親族と話し合った上で、リサイクルショップなどを利用してみてください。
フリマアプリなどに出品する
状態が良く価値のある衣類であれば、家族や親族と話し合った後にフリマアプリなどに出品する方法もあります。
亡くなった人の衣類の中に、まだ使えるきれいな物があれば利用を検討してみるのも良いでしょう。
出品する前に汚れなどがないかを細かくチェックしてから出品するのを心がけてください。
寄付する
亡くなった人の衣類の中にまだ着用できる物がある場合、寄付して手放すこともできます。
故人の衣類が人の役に立ち、また新たな場所で使ってもらえるという点から遺族としても嬉しい気持ちになるでしょう。
いろいろな寄付団体があるなか、次の2つの寄付先をご紹介します。
- ワールドギフト
不用品の再利用・物資支援活動として、衣類に関しても受付中。寄付できるかどうかを確認し、荷物を梱包してから申し込むだけで手軽に寄付できるのが特徴。
24時間受け付けているので利用しやすい寄付先。 - JFSA
衣類をはじめ毛布やバッグなどの寄付を募っている。集めていない種類の衣類もあるので、事前に確認が必須。持ち込む場合は期間が決まっている。
リメイクして手元に残す
亡くなった人の衣類の中に着物やスーツがあれば、リメイクして手元に残す方法もあります。普段に使える洋服にリメイクする他、小物やバッグにして持ち続けることができます。
遺族として亡くなった人の衣類を簡単に処分することはできないというときは、リメイクを考えてみるのも良いでしょう。
小物などにリメイクすると、亡くなった人のことを思いながら持ち続けられます。
亡くなった人をいつもそばで感じられるようにしたいと考えるときも、リメイクする方法がおすすめです。
亡くなった人の衣類を処分する際の注意点
亡くなった人の衣類は、その状態や量などによって適した処分方法が異なります。また、処分するにあたっていくつか注意点もあるので、以下を確認の上無事に整理できるようにしてください。
- 家族や親族ときちんと話し合う
- ポケットの中身を確認する
- 遺言書がある場合は確認してから処分に取り掛かる
- 亡くなった人の衣類は着用しない方が良い
家族や親族ときちんと話し合う
亡くなった人の衣類を処分する際、必ず家族や親族と話し合いを行ない、どのように整理をするか決めておきましょう。高く売れそうだから、部屋の片付けをしたいからといって、家族などに相談せず手放してしまうと、後にトラブルに発展する可能性があります。
家族や親族にとって思い入れのある衣類があるかもしれませんし、形見分けとして自分の手元に残しておきたいと思う衣類かもしれません。自身の判断だけで、亡くなった人の衣類を勝手に処分するのは避けましょう。
あらかじめ家族などと話し合ってからであれば、安心して衣類の整理を進められます。
ポケットの中身を確認する
亡くなった人の衣類を処分する場合、ポケットの中身も一つずつ確認しておきましょう。ポケットの中に、貴重品や現金、重要書類などが入っている場合があるためです。
ポケットの中に貴重品などが入っているまま捨てたり売ってしまうと、その貴重品は手元に戻ってくる可能性が低いです。大事な物を紛失しないよう、手放す予定の衣類に関してはポケットを細かく調べて中身が残っていないか確認しておいてください。
家族が探していた物がポケットの中から見つかるケースもあるので、手放す前にきちんと調べておきましょう。
遺言書がある場合は確認してから処分に取り掛かる
故人が遺言書を残していた場合は、その内容を確認してから衣類の処分に取り掛かってください。亡くなった人の思いとして、相続や遺品の整理について希望が書かれていることがあるためです。
ただし、遺言書が見つかったときは勝手に開封するのは避けてください。遺言書のなかには、家庭裁判所での検認が必要な物があるからです。勝手に開けると違反に当たり、罰金が科されるケースもあるので注意してください。
遺言書の内容をもとに衣類の処分に取り掛かるのが一般的な流れですが、すぐに開封せず家庭裁判所の指示を仰ぎましょう。
亡くなった人の衣類は着用しない方が良い
亡くなった人の衣類は、不用品回収業者に回収してもらったりリサイクルショップやフリマアプリなどを使って買い取ってもらう方法などで処分できます。その一方で、手元に残しておいて自分が身につけよう、大切に使い続けようと考えることもあるでしょう。
亡くなった人のことを思い、使い続けるのは大切なことですが、風水的にみると故人の思いが着る人に伝わるためあまり良いことではないとされています。そのため、亡くなった人の衣類は着用しない方が良いと言われているのです。
※優良遺品整理業者に依頼して亡くなった人の物を片付けてもらおう
亡くなった人の衣類処分は不用品なんでも回収団にご相談を
亡くなった人の衣類の処分時期から処分方法、注意点までを解説しました。
遺族の間で話し合いを行ない、法要の後などと区切りを決めて整理・処分するのが良いでしょう。いろいろな処分方法がありますが、すでに古くなっている衣類であれば不用品回収業者に相談してみてください。
「不用品なんでも回収団」も、不用品回収や遺品整理サービスで亡くなった人の衣類を回収しています。
分別や運び出しは一切不要、どんな物でも回収可能なので、亡くなった人の衣類についても対応いたします。
遺族の思いに寄り添いながら丁寧に作業を進め、多くの衣類がある場合にも格安料金で回収可能です。
遺品整理士も在籍しているので、衣類をはじめ亡くなった人の物をきちんと整理いたします。
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