この記事では、汚部屋片付けを業者に依頼する時の費用についてまとめています。汚部屋レベルで散らかっている部屋は、業者に対処してもらうのもおすすめの方法です。
依頼にかかる費用相場を把握しておき、余裕を持って予算が組めるように備えておきましょう。依頼時の相場の内訳や費用を安く抑えるための業者の選び方、片付け時のポイントなどを幅広く紹介するため、汚部屋の解消にお悩みの方は参考にしてください。
汚部屋片付けを業者に依頼する相場は3万円から
汚部屋の片付けを業者に依頼する相場は、3万円からが目安です。業者依頼時は部屋の片付けから不用品の処分、場合によっては大掛かりな清掃まで作業内容もさまざまで、作業時間や人数に応じて費用も高くなります。
ワンルームの場合でも時間のかかる作業になればある程度の費用はかかるため、予算を組むときは業者が何を基準に費用を設定しているのか、状況の費用感を把握しておくことが大切です。
業者の汚部屋片付け費用が決まる要素
汚部屋の片付けを業者に依頼する場合は、以下の要素で費用が決まるケースがほとんどです。
- 片付け作業を行う家の間取り
- 処分する不用品の量
- その他のオプション費
どの要素が重視されるのかは業者ごとには違いはありますが、自宅の状況を当てはめて考えてみて、かかる費用の検討はつけておきましょう。それぞれの要素の詳細を紹介します。
片付け作業を行う家の間取り
片付けの費用を決める要素としても重要視されているのが、作業を行う家の間取りです。間取りが広い家ほど片付け作業にかかる手間が増えるため、業者依頼時は間取りが広くなるほど費用も高くなると考えておきましょう。
参考までに、東京近郊における片付け代行サービスの、ゴミの高さごとの間取り別料金相場は以下表の通りです。
■ゴミの高さが50cm未満
| 部屋の間取り | 部屋の間取り |
|---|---|
| 1R/1K | 30,000円～100,000円 |
| 1DK/1LDK | 50,000円～150,000円 |
| 2DK/2LDK | 80,000円～250,000円 |
| 3DK/3LDK | 110,000円～350,000円 |
| 4LDK〜 | 140,000円～ |
■ゴミの高さが100cm未満
| 部屋の間取り | 料金相場 |
|---|---|
| 1R/1K | 70,000円～170,000円 |
| 1DK/1LDK | 110,000円～280,000円 |
| 2DK/2LDK | 150,000円～450,000円 |
| 3DK/3LDK | 250,000円～600,000円 |
| 4LDK〜 | 450,000円～ |
間取りはもちろん、部屋に積まれているゴミの高さにも応じて値段は変わるため、大量のゴミがある汚部屋を綺麗にしてもらう場合は高い費用がかかることを覚えておきましょう。
費用を安く抑えるためには、自身で処分できるゴミは対処しておき、業者の作業量を減らす工夫も必要です。
処分する不用品の量
汚部屋の片付けに欠かせないのが不用品の処分ですが、処分する不用品の量に応じて業者依頼時の費用も変わります。
不用品回収時、業者は回収用のトラックで現場へと訪れますが、このトラックの大きさで料金相場は変わります。以下の表は、東京近郊でパックプランを利用する際の料金相場です。
| パックプラン | 料金相場 | 利用トラックの目安 |
|---|---|---|
| Sパック | 28,000円～40,000円 | 軽トラック |
| Mパック | 45,000円～60,000円 | 1.5tトラック |
| Lパック | 60,000円～80,000円 | 2tトラック |
| LLパック | 80,000円～お見積り | 4tトラック |
片付け業者の多くは、大量の不用品をまとめてお得に処分できるパックプランを提供していますが、このパックプランの種類に応じてトラックの大きさも変わり、大きなものほど費用が高くなります。
ただのゴミだけでなく、大型の家具・家電を複数回収してもらう場合は大きめのトラックが必要なため、費用は高くなると考えておきましょう。
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その他のオプション費
間取りや不用品の量以外で費用の決まる要素は、その他オプション費用です。汚部屋の片付け作業に関して追加で依頼できるオプションが業者によって複数あり、これらを依頼することでかかる追加費用になります。
代表的なオプション費用として、ハウスクリーニングが挙げられます。
たとえば、東京近郊で活動する業者のハウクスリーニング料金相場は以下表の通りです。
| 間取り | 料金相場 |
|---|---|
| 1K～1LDK | 25,000円～48,000円 |
| 2DK～2LDK | 45,000円～100,000円 |
| 3DK～3LDK | 60,000円～120,000円 |
| 4DK | 68,000円～150,000円 |
このように、汚部屋の片付けと同じく間取りに応じて費用も高くなります。
業者であればハウスクリーニングによって屋内を元の綺麗な状態に戻してくれますが、汚部屋レベルの部屋であれば時間をかけて自力で掃除することも可能です。
費用を抑えたければ、自分たちでの作業も検討しましょう。
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費用を安く抑えられる片付け業者の選び方
汚部屋片付けの費用を安く抑えられるかどうかは、依頼する業者によっても大きく変わります。
最初に見つけた業者のサービス料金が予算より高くても、他の業者の場合は予算内に抑えられるケースも十分に考えられます。
業者を選ぶときは、以下の点を意識して優良業者を探してください。
訪問見積もりを実施している
汚部屋の片付けは間取りや不用品の量に応じて費用相場も変わります。そのため、現場へ訪問して正確な見積もりを実施する業者を探すことで、追加料金の心配がなくなります。
電話やメールでの問い合わせのみで見積もりを確定させる業者は、片付けの実施後に追加料金を請求してきて、合計金額が見積もり時の倍以上に膨れ上がる恐れもあるため注意が必要です。
簡易見積もりサービスとして、写真などで暫定的な見積もりを出してくれる業者もありますが、最終的には訪問見積もりを実施する業者を選びましょう。
料金体系が明確で追加料金が発生しない
業者の費用は公式サイトや依頼時の見積書で判明しますが、いずれも料金体系が明確かどうかは確認しましょう。
相場よりも安い費用で料金が記載されているが詳細情報がない、見積もりの内訳がよく分からないなど、不透明な要素があるのは依頼する側としても不安です。
このような業者は作業中、または作業後に追加料金を請求してきて、安く済むと思っていた費用が高額になり後悔するケースが多々あります。
利用者の口コミ・評判がよい
利用者の口コミや評判がよい業者は、費用面・サービス面ともに良好な優良業者の可能性が高いです。
相場に見合う費用で片付けサービスを提供しており、出張・見積もり費などの諸経費がかからない業者も多く、予算を抑えたい方にとっては安心です。
利用者の口コミは以下のような場所に掲載されています。
- 掲載各業者の公式サイトにある「お客様の声」などのページ
- Googleで業者名を検索した際に表示されるレビュー
- 片付け業者の評判をまとめたサイト
利用者が多い業者は口コミの数も多い傾向にあるため、さまざまな場所で口コミを確認してみましょう。
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相見積もりで費用を比較する
優良業者であっても、サービス内容や現場の状況に応じてかかる費用には差があります。費用を安く抑えるためには、相見積もりによる比較を実施しましょう。
相見積もりとは複数の業者に同じ依頼をかけて、それぞれが作成した見積もり内容を比較することを指します。
公式サイトを見るだけでは分からなかった費用・サービスの詳細を確認できるため、候補の中から最適な業者を選択できます。
どの業者に依頼するのがもっとも安いのか、各業者の見積もりを慎重に確認して判断してください。後悔しないためにも、相見積もりは積極的に実施しましょう。
汚部屋片付けにおけるポイント
汚部屋片付け時のポイントをいくつか紹介します。ポイントを押さえて片付けを進めることで、費用も安くスケジュール面もスムーズに作業ができます。
以下の項目を意識して、効率よく汚部屋の片付けを進めてください。
自力で対処できないか業者依頼前に検討する
汚部屋を片付ける際、自力で対処できるレベルであれば、費用を抑えるためにもなるべく自分で作業することをおすすめします。
自力で片付け可能なレベルの部屋でも、業者依頼時は間取りやオプションに応じて費用も高くなり、相場として3万円〜の費用は発生します。
自力作業の場合は時間や労力がかかるものの、不用品の量や掃除の規模次第では業者依頼よりも費用を抑えられます。
緊急性がないのであれば、知人・友人に協力してもらう、時間をかけて少しずつ掃除するなどの対処も検討してください。
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ゴミ屋敷レベルであれば必ず業者に依頼する
足の踏み場がなく、ゴミや不用品が高く積み上げられているゴミ屋敷レベルの家であれば、必ず業者に依頼しましょう。
ゴミ屋敷は自力で解決するのが困難で、放置し続けると悪臭や害虫、火災などの発生率も増加する危険な状態です。
周辺住民にも迷惑をかけてしまうため、手遅れになる前に業者を呼んでください。
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悪徳業者を選ばないように気を付ける
業者依頼時は、サービスの質が悪く高額な費用をぼったくる悪徳業者を選ばないよう注意してください。
片付け業者は各エリアに数多く存在するため、うっかり選んでしまうリスクも十分にあります。
依頼前から明確にアウトだと分かる形で活動する悪徳業者は少ないですが、以下のような特徴に当てはまる業者は警戒しておきましょう。
- 料金体系が不明瞭公式サイトを見ても詳細が分からない
- 利用者の口コミ・評判が悪い
- 相場よりも極端に安い費用でサービスを訴求してくる
悪徳業者に依頼すると費用面・サービス面ともに強く後悔してしまうため、業者選びは慎重に進めてください。
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