汚部屋を自力で片付けるための手順を解説します。
やる気になったまま片付けを始めても、挫折することもありますので、片付けを成功させるためのコツも紹介します。
汚部屋を自力で片付けるための戦略がわかるようになります。ぜひ参考にしてください。
汚部屋の状況ごとの片付けの順番
汚部屋といっても状況は人それぞれです。こちらでは、状況に合わせたおすすめの片付けの順番を2つ解説します。
①玄関や入り口から一気に片付ける
足の踏み場がないほどゴミやものが多いなら、玄関や入り口から一気に片付けるのがおすすめです。
また、玄関から奥に向かって片付けていくことで、物の移動や整理がスムーズになるというメリットもあります。
具体的には、以下のような手順で行なってください。
■汚部屋片付けの手順
- 玄関周辺の物を全て出す
- 明らなゴミや、使っていないものを処分する
- 必要な物を整理する
- 入り口から奥に向かって同様の作業を繰り返す
この方法のポイントは、「物を一旦全て出す」 ことです。何がどれだけあるのかを把握しやすくなり、不要な物を処分する判断がしやすくなります。
家全体が物で溢れかえっており、どこから手をつけて良いかわからない状況なら、まず明らかにゴミとわかるものから処分し、床が見える状態を作ることを優先しましょう。
②ゴミの種類ごとに片付ける
特定の種類のゴミに焦点を当てることで、片付け作業を段階的に進めやすく、達成感を得やすいというメリットがあります。
具体的な手順としては、以下の通りです。
■種類ごとのゴミ片付け方
- 分別区分に基づいて種類を決める
- 部屋全体から決めた種類のゴミを集める
- 別の種類で同様の作業を繰り返す
この方法のポイントは、「片付けるゴミの種類を明確に決める」 こと。作業が明確になり、迷うことなく進めることができます。
また、「ひとつずつ種類を変えて片付ける」 ことで、達成感を積み重ねながら、着実に部屋を綺麗にすることができます。
ペットボトル、缶・ビンから勧めるのがおすすめです。比較的量が多かったり、かさばったりするゴミから片付けると、目に見えて部屋が綺麗になるので、モチベーション維持につながります。
汚部屋を片付ける手順
こちらでは汚部屋を片付ける手順を5つのステップに分けて解説します。
1.「ゴミ回収日の前日」を期限にする
まず、お住まいの自治体のゴミ回収日を確認しましょう。燃やせるゴミ、燃やせないゴミ、資源ゴミ(ペットボトル、缶、ビン、古紙など)、粗大ゴミなど、種類ごとに回収日が異なります。
カレンダーや自治体のウェブサイトで確認し、片付けの目標日を設定するようにしてください。
期限を決めれば、片付けのモチベーションを維持でき、計画的に作業を進められます。
また、せっかく片付けたゴミを溜め込まずに済むので、片付けの成果が目に見えやすくなるといったメリットも。
例えば、「今週の金曜日は可燃ゴミの日だから、水曜日と木曜日で燃えるゴミを徹底的に片付けよう」といった具体的な計画を立てられます。
一気にゴミや不用品処分を終わらせるなら不用品回収業者を利用する手段もあります。
汚部屋の片付けで出た不用品処分をまとめて依頼できるおすすめ不用品回収業者はこちら!
2.片付けに必要なものを準備する
効率的に片付けを進めるためにも、片付けに必要なものを事前に準備しておきましょう。
汚部屋なら、ゴミの量が多く、道具などをまとめて揃えても置く場所に困るはずです。はじめに以下のものを揃えておきましょう。
- ゴミ袋
- 軍手・ゴム手袋
- マスク
- ガムテープ・ビニール紐
- カッターナイフ・ハサミ
- 段ボール箱・収納ケース
- 害虫駆除剤
ゴミを全部片付けたら、部屋や家全体をきれいにするために、以下のものを準備してください。
- 雑巾・古布
- 中性洗剤・重曹・クエン酸・アルコールスプレー
- ほうき・ちりとり
- 粘着クリーナー(コロコロ)
3.片付ける前に害虫対策をする
汚部屋では、ゴキブリやダニ、ハエなどの害虫が発生している可能性があります。片付けを始める前に、害虫対策を行っておきましょう。
まずは、くん煙剤を使用し、部屋に隠れる害虫を一網打尽にします。
くん煙剤を使用する場合は、使用方法をよく読み、正しく使用するようにしてください。
また、片付け中に隠れていたゴキブリやハエが出てくることもあります。そのため、スプレータイプの殺虫剤も用意しておくことをおすすめします。
4.大きなものから片付けていく
大きなものから片付ける理由として、部屋の変化がわかりやすいからという点があります。片付けで一番重要なのは変化を感じられること。
粗大ゴミの日に合わせてベッド、ソファー、タンスなどから、使っていない家電製品や家具の順に片付けていくとよいです。
粗大ゴミの日とタイミングが合わない、大きいものを出せないといった状況なら、以下の方法を優先して行なってください。
- 玄関や入り口から一気に片付ける
- ゴミの種類ごとに片付ける
玄関や入り口から片付けていけば、どれだけ奥に進んだかがわかります。また、ゴミの多い順に片付けても、変化を感じられるでしょう。
5.掃き掃除や拭き掃除をする
ゴミが片付いたら、最後に仕上げの掃除を行います。まずは、窓を開けて部屋の換気をしてください。
換気をしたまま、ほうきやちりとりで床のゴミやホコリを掃きます。
掃除機を使うのはおすすめしません。すぐにゴミが溜まってしまいますし、電気を使う家電製品は火事のリスクがあります。
掃き掃除が終わったら、雑巾と洗剤を使って、床、壁、家具などを拭き掃除します。特に、キッチン、トイレ、お風呂場といった水回りは念入りに掃除しましょう。
ゴミなどが詰まっていることも考えられるため、重曹やクエン酸を使って詰まりを解消するようにしてください。
片付けや掃除が苦手な人は、ハウスクリーニングも行っている片付け業者を利用するのもおすすめです。
ハウスクリーニングに対応するおすすめ片付け業者はこちら!
効率よく汚部屋を片付けるためのコツ
汚部屋を片付けるためにも、こちらで紹介する6つのコツを押さえておきましょう。
片付けを終わらせる期日を決める
期日を決めることは、単なる目標設定ではなく、片付けを終わらせるための推進力になります。期日を設定する際には、以下のポイントを押さえると、より効果的です。
- 短い期間で全てを片付けようとしない
- 粗大ゴミや資源ゴミは回収日を確認する
- 段階的な目標を設定する
- スケジュールを紙に書いて貼っておく
スケジュールは紙に書いて、見えるところに貼っておけば、すぐに確認できます。定期的に見返せるようにできるので、期日を見失うのを防げます。
また、家族や友人に期日を報告しておくことで、協力してもらえるかもしれません。
毎日でも少しずつ片付けていく
一気に片付けようとすると負担が大きく、途中で挫折してしまうことも少なくありません。
毎日少しずつ取り組むことで、無理なく着実に片付けを進められます。毎日少しずつ片付けるための具体的な方法としてタイマーを使うのがおすすめです。
15分や30分など、時間を決めてタイマーをセットします。タイマーが鳴ったら、途中で作業を中断しても構いません。
時間を意識することで、集中して作業に取り組むことができます。作業を中断してからもタイマーをセットしておき、また再開できるようにしておいてください。
ただし、最初から完璧を目指すと、途中で疲れてしまいます。まずは続けることを目標に、気楽に取り組みましょう。
1年以上使っていない物は捨てる
物が溢れかえっている部屋では、何から手をつけていいか分からなくなりがちです。
1年以上使っていない物は捨てるという基準を持って片付けるのをおすすめします。1年以上使っていないということは、今後も使う可能性は低いです。
「いつか使うかも」「もったいない」という感情に左右されずに、客観的に判断していきましょう。
物が多すぎるのは、視覚的な情報が多いので、無意識でストレスがかかります。物を減らすことで、部屋がすっきりし、精神的にも楽になります。
また、物が減った分、必要な物もすぐに見つけられるのもメリットです。
収納スペースに入るものだけ残す
収納スペースに入るものだけ残しておくというのは、リバウンドを防ぎ、整理された状態を保つためにも重要です。
収納スペースという物理的な制限により、「どれくらいまでなら持っていてもよいか」という明確な基準ができます。
また、収納スペースに収まる量だけを残すことで、自然と整理整頓ができるのもメリットです。
物が溢れている状態では、整理整頓する気力も失せてしまいますが、適量の物であれば、定位置を決めて管理しやすくなります。
処分を迷うなら一時保管ボックスを活用する
今まで紹介した片付けのコツは有効とはいえ、どうしても迷ってしまうこともあるでしょう。
そんな時は、コンテナボックスなどを用意し、一時保管ボックスにしてください。処分するかどうかをすぐに決めなくても良いので、精神的な負担を軽減できます。
一時保管ボックスに入れた物を一定期間後に見直すことで、本当に必要かどうかを客観的に判断できます。
時間が経つと、「やっぱり必要なかった」と気づくことも多いです。
汚部屋の片付けを業者に依頼するのもあり
やる気を出していざ片付けを始めてみたものの、片付けが辛いという時は、業者に依頼することをおすすめします。
ゴミの分別や処分は、手間がかかる作業です。特に、自分一人で片付けをするとなると負担はかなり大きくなります。
一人で運べない大きな家具や家電、大量のゴミなどの運搬や運び出しから、ハウスクリーニングまで全て任せられます。
また、近隣に配慮して作業を行ってくれるため、汚部屋の状態を知られたくない場合でも安心です。
業者に依頼すれば、分別に迷うこともありません。生活に必要なものだけを残してもらうように依頼しておけば、未練なく部屋を片付けられます。
汚部屋の片付け実績も豊富なおすすめの片付け業者についてはこちら!
汚部屋の片付けなら「不用品なんでも回収団」へ!
汚部屋の片付けは想像以上に大変で、コツや手順を押さえておかないと挫折してしまいます。
少しづつでも片付けて、気楽に進めましょう。リバウンドを避けるためにも、なるべく物を減らすようにしてください。
汚部屋をリセットするために、不用品回収業者を利用するのもアリです。
または、挫折しそうになったら不用品回収業者に依頼すると最初から決めてから片付けを始めるのもおすすめです。
汚部屋の片付けが自力で難しい時には、ぜひ「不用品なんでも回収団」にご相談ください。