この記事では、断捨離によって悪いことが起きる理由や原因、その背景にある心理的な要因を解説します。
断捨離は、単に物を減らすだけでなく、私たちの心にも大きな影響を与える行為です。
もし、断捨離後に不調を感じているならその対処法についても紹介します。
「すっきりしたはずなのに、なんだかうまくいかない」と感じている方は、解決のヒントになります。ぜひ、この記事を参考にしてみてください。
断捨離をすると悪いことが起きる理由や原因
こちらでは、断捨離をすると悪いことが起きる理由や原因を解説します。
こちらで解説する理由や原因には、断捨離による直接的な影響と、間接的な影響があり、間接的な影響にはいわゆる勘違いのようなケースも。
悪いことが起きると感じる根本原因を探る参考にしてください。
好転反応が起きている
断捨離の好転反応は、停滞していたエネルギーが動き出す際に一時的に起こる心身の不調のことです。
スピリチュアルな観点では、断捨離は古いエネルギーを手放し、新しい良いエネルギーを取り込むための浄化のプロセスと考えられています。
好転反応には、倦怠感、眠気、体の痛みなど、人によってさまざまな体調不良が現れることがあります。しかし、通常は数日~数週間で落ち着き、状態が改善します。
好転反応が疑われるなら、無理はせず、体を休め、こまめに水分を摂るようにしましょう。
もし、体調不良が長引く場合は、好転反応ではなく、ストレスによる体調不良の可能性があります。一度、医療機関を受診することをおすすめします。
断捨離による脳疲労(決断疲れ)
連続して決断を強いられる作業をすると、集中力や判断力が低下していきます。この状態が「決断疲れ」です。
断捨離は、まさに「捨てるか」「残すか」という決断の連続です。大量の物に対して、必要性や使い途などを考慮し、判断を下さなければなりません。
決断を繰り返すこと自体がストレスとなり、些細なことでイライラしたり、精神的に不安定になったりすることがあります。
決断疲れになっている状態で日常生活を送っていると、仕事や家事などでミスが増える可能性があります。
無理のないペースで行ったり、一人で抱え込まず、誰かを頼るといったことが重要です。
環境の変化によるストレス
人間は、慣れた環境が変化すると、たとえそれが良い変化であっても、多かれ少なかれストレスを感じるものです。
脳には、現状維持を基本とするホメオスタシス(生体恒常性)が働くため、変化に対して適応しようとエネルギーを消費します。
大幅な模様替えや変化を伴う断捨離の場合、ストレスになります。また、一時的に方向感覚が鈍ることも。
環境の変化によるストレスは、自律神経が乱れ、頭痛、めまい、不眠、食欲不振などの体調不良になることがあります。
悪いことが偶然重なった
体調不良や人間関係の悪化など、断捨離は関係なく、出来事がたまたま重なったということもあります。
断捨離の後に悪いことが重なると、断捨離が直接的な原因でなくても、断捨離が原因かと錯覚してしまいます。
偶然と言えないほど悪いことが続くと感じたり、偶然で説明がつかないと感じたりすることもあるかもしれません。
もし断捨離後に悪いことが続いていると感じる場合は、以下の点を意識して客観的に状況を判断することが大切です。
- 本当に断捨離が原因なのか?
- 一時的な感情ではないか?
- たまたま悪いことが重なっただけではないか?
断捨離のせいにしている
人間は、予期せぬ出来事や不快な出来事に遭遇した際、その原因を特定しようとする傾向があります。
特に、断捨離のような生活の大きな変化になる行動の後では、何か悪いことが起こると、その変化と結びつけて考えやすい心理が働きます。
特に、心当たりのある変化に断捨離しかないようなら、なおさらです。
また、断捨離を渋々やった方や、断捨離で嫌な思いをした方は、断捨離のせいにしたくなることもあるでしょう。
自分の問題や原因を、自分以外のものに求めることで、自己責任を回避しようとする心理が働きます。
断捨離に期待しすぎている
断捨離はあくまで物理的な整理であり、何か運命を変えるものではありません。
過度な期待をしていると、現実とのギャップから、「何も変わらなかった」「むしろ悪くなった」と感じてしまうことがあります。
大きすぎる期待を持っていると、実際に起こっている小さな良い変化に気づきにくくなります。
運気や人間関係、悩みなどは、断捨離だけで解決するほど単純なものでもありません。過度な期待は、問題の根本的な原因がわからなくなり、解決や判断を遅らせることにもなります。
断捨離をして悪いことが続く時の対処法
こちらでは、断捨離をして悪いことが続く時の対処法を解説します。
ポジティブに捉える
「今は一時的に悪いことで、良くなるための過程だ」とポジティブに捉えられれば、悪いことが続く感覚を断ち切れます。以下にポジティブに捉えるための観点を紹介します。
【学びの機会と捉える】
起きた悪い出来事を「ここから何を学べるだろうか?」「今後にどう活かせるだろうか?」という視点を持つように心がけましょう。
失敗から学ぶことで、成長の糧や、メンタルの安定になります。
【変化の兆しと捉える】
今起きている悪いことは、その新しい何かが入ってくる前の準備段階、あるいは変化の過程と捉えることもできます。
ジャンプする前は必ずしゃがむように、飛躍や変化をする前も必ず落ち込み、悪いことが起こる。そんな風に捉えらればポジティブになれるかもしれません。
【立ち止まって見直す機会と捉える】
悪いことが続く時は、立ち止まって自分の生活や考え方を見直す良い機会かもしれません。
「あの行動は本当に正しかったのか?」「他に改善すべき点はないか?」など、内省を深めることで、新たな気づきが得られる可能性があります。
体を温めて休息を取る
ストレスや疲労は自律神経のバランスを乱し、体調不良や感情障害を引き起こす可能性があります。体を温めることと、休めることを意識してみてください。
体を温めれば、心身ともにリラックスできます。また、休息を取れば、疲労回復とストレスホルモンを減らす効果が期待できます。
以下の方法を試してみてください。
◼︎体を温める方法
- ぬるめのお湯にゆっくりと浸かる(38~40℃で20分程度)
- ハーブティー、白湯、生姜湯などを飲む
- ゆったりとした、体を締め付けない服を着る
- 湯たんぽや電気毛布で寝る前に布団を温めておく
◼︎休息の取り方
- 寝る前にスマホやテレビを見ない
- カフェインやアルコールを避ける
- 7~8時間の睡眠時間を確保する
- 15~30分程度の短い昼寝をする
- あえて何もせず、ぼーっとする
パワーストーンなどを取り入れる
断捨離をして悪いことが続く時に、パワーストーンを取り入れれば、精神的なサポートとして有効なことがあります。
パワーストーンは、古くからさまざまな力を持つと信じられており、身につけることで安心感やポジティブになるとされています。
パワーストーン選びには、石を見たときに惹かれるもの、直感で選ぶのが良いです。パワーストーンは、あなたの気持ちをサポートするツールのひとつとして、取り入れてみてください。
パワーストーンに頼るだけでなく、休息をしっかりとったり、気分転換になるようなことを試したりすることも大切です。
断捨離をしてリバウンドしないための手順
こちらでは、断捨離をしてリバウンドしないための手順を解説します。
1.使わなくなった理由を考えながら仕分けする
家のモノの量をコントロールできるようになるには買い物の習慣から見直す必要があります。
このステップでは、家にある全ての物を手に取り、「使うもの」「使わないもの」「保留するもの」の3つに仕分けていきます。
その際、「なぜ使わなくなったのか?」という明確な理由を考えながら仕分けることが重要です。理由を考える際には以下を参考にしてください。
◼︎理由の例
- サイズが合わなくなった:いつから、なぜ?体型の変化?
- 好みが変わった:いつ頃から、好みは変わりやすい?
- ライフスタイルに合わなくなった:具体的にどのような変化があった?
- 存在を忘れていた:なぜ忘れていた?収納場所が悪かった?
- 人から貰った:なぜ使わない?遠慮して受け取ってしまった?
- なんとなく持っている :いつから?なぜ手放せなかった?
理由をつけられれば、なぜその物が不要になったのかという根本的な原因を理解できます。この気づきが、今後の無駄な買い物を減らす第一歩になります。
2.理由を蓄積し、買い物のクセを自覚する
不用になった理由がわかれば、次になぜ買ってしまったのか、理由を掘り下げて記録・分析してみてください。
分析の結果、見えてきた自分の買い物のクセを具体的に書き出してみましょう。自身の買い物のクセを自覚できます。
よくある買い物のクセには以下のようなものが挙げられます。
◼︎よくある買い物のクセ
- 衝動買いが多いクセ
- 似たような物を買ってしまうクセ
- 流行に流されやすいクセ
- 「いつか使うかも」と思って買ってしまうクセ
- 安いからと買ってしまうクセ
3.クセを基に買い物ルールを作る
自分のクセがわかれば、クセに基づいた衝動買いや、無駄な買い物を避けるための、買い物ルールを作るようにしてください。
このルールに従って買い物をすると、無駄な出費を減らせるだけでなく、貯金できるといったメリットがあります。
作成したルールを実行していく中で、効果がないと感じるものや、守れないものが出てくるかもしれません。
定期的にルールを見直し、自分のライフスタイルや価値観に合わせて柔軟に修正していくことが大切です。
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