この記事では、実家の断捨離を進めるためのコツを解説します。
実家の断捨離を進めるための最初のステップとして、自分の部屋から始めるのがカギです。
まずは自身の部屋を断捨離してください。その効果を両親に見せるのが、実家全体の断捨離を促すには、効果的です。
この記事を読めば、実家のものを減らすためのきっかけになります。実家の断捨離でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
実家の親を断捨離する気にさせるコツ
こちらでは、実家の親を断捨離する気にさせるコツを5つ紹介します。
自分の部屋を片付ける・断捨離する
まずは、あなたが自分の部屋を断捨離して、その変化を具体的に見せるのが一番効果的です。
両親にとって断捨離する気づきになる可能性があります。
「娘(息子)がこんなに整理しているんだから、少しは見直してみようかな」という気持ちのきっかけになるかもしれません。
また、焦らず、両親のペースに合わせて、断捨離のメリットを共有していくことが、成功への近道です。時には、片付けを手伝うのも、良いきっかけになります。
会話の話題に断捨離を出す
両親との会話に自然な流れで断捨離の話題を取り入れれば、受け入れてもらえる可能性があります。
あるいは、テレビや雑誌、ネットの記事で断捨離に関する情報を見かけたら、第三者の意見として紹介するのも効果的です。
また、季節の変わり目などは、断捨離を始める良いきっかけになります。
「そろそろ衣替えの時期だから見直してみようと思っている」などと、自身が断捨離に取り組む姿勢を見せるのも効果的です。
大切なのは、断捨離を強制するのではなく、あくまで会話の流れの中で、そのメリットや必要性に気づいてもらうことです。
親にものをあげない
これまで、良かれと思って贈っていたものが、両親の収納スペースを圧迫している可能性もあります。
誕生日や母の日、父の日などの贈り物を選ぶ際には、形に残らないものを選ぶのがよいでしょう。
お菓子など、消費できるものを選ぶか、ものを贈る代わりに、旅行やイベントなど、別の形で思い出を共有できるものがおすすめです。
今まで欲しいものを聞いた時に、ものを希望する両親であるならより効果的です。
自分がもらって捨てる
処分したい物を親に「これ、使わないなら、ちょうだい」と持ちかけて自身で捨てるというのは、かなり効果的です。
ものが多い方の特徴として、もったいないといった感情が邪魔をして捨てられないことが挙げられます。代わりに処分することで、ものを捨てることへの抵抗を和らげられます。
食器棚の奥に眠っている食器や、何年も着ていない衣類、使わなくなった道具など、明らかに不要と思われるものから手を付けるのがスムーズです。
ただし、この方法は両親をだまして捨てているという側面もあります。良心が痛むようならやめておくことをおすすめします。
一緒に片付ける
一緒に片付けるのは、両親にとって心強いサポートになります。
ただ単に片付けするように言うだけでは、片付けられない人にとっては効果は薄いです。物理的なサポートはもちろんのこと、精神的なサポートになることで、重い腰を上げやすいです。
また、単に物を捨てるだけでなく、リサイクルやフリマアプリで売れば、不用品の有効活用にもなります。
具体的な提案をして、気持ちに寄り添った上で一緒に片付けることで、親御さんも前向きに取り組みやすくなります。
一度片付けの作業を進めると、作業興奮という心理効果によって、断捨離へのモチベーションはさらに高まるでしょう。
実家で自分の部屋を断捨離するコツ
こちらでは、実家で自分の部屋を断捨離するコツを5つ紹介します。
使わない家具や不要なものから処分する
まずは、自分の家で使うものは先に持ち帰るようにし、明らかに「もう使わない」と断言できる大型家具から手をつけるのがおすすめです。
ベッド、机、棚など、場所を取るものから処分することで、空間が広くなるため、達成感も得やすくなります。
次に、長期間使っていない日用品や趣味の道具などをチェックしてください。
箱に入ったまま放置されているものや、存在すら忘れていたものは「いつか使うかも」と思いがちです。
しかし、長年使っていないものは、今後も使う可能性は低いと考え、思い切って処分するのがコツです。
衣類は数年着ていない服、サイズが合わない服、趣味が変わって着なくなった服などは、この機会に整理しましょう。
収納ごとなど部分的に進める
実家の断捨離を効率的に進めるには、収納スペースごと、あるいは特定のエリアごとに区切って取り組むのがおすすめです。
例えば、「今日はクローゼットの上段だけ」「今回は本棚の一角だけ」というように範囲を決めて整理するとよいです。
一度に多くの物を広げてしまうと作業をするのが面倒になるリスクがあります。
部分的に進めることで、短時間で区切りやすく、疲労感も軽減できます。
また、達成感も得やすいので、「次はどこを片付けようかな」と、次のステップに進む意欲も湧いてくるはずです。
思い出のものは保留にする
実家のご自身の部屋の断捨離、進めていく中で写真、手紙、昔使っていた物などは、手放すかどうか悩んでしまう方は多いです。
思い出のものは、最後にまとめて時間をかけて向き合いましょう。
焦って判断する必要はなく、「保留ボックス」のようなものを用意して、一旦そこに入れておくのもよい方法です。
ただし、「いつか見返すだろう」と思って保管したまま、何年も触れていないものも多いはずです。
判断に迷ったら一旦保留にする
断捨離をしていると、「まだ使えるかもしれない」「いつか必要になるかも」といった迷いがどうしても出てきます。
そんな時に無理に「捨てる」「残す」の二択で判断しようとすると、思考が停止してしまい、作業が滞ってしまう原因になります。
判断に迷った物は、とりあえず保留ボックスに入れておきましょう。ただし、保留ボックスがいっぱいにならないように注意が必要です。
保留したものは期限を決めて見直す
保留ボックスに入れたものは、必ず「いつまで」保留するのか、期限を決めておくことです。
ボックスに期限になる日付を書いておくとわかりやすいです。
「次の季節の変わり目まで」「3年後まで」など、具体的な期間を設定することで、ずるずると保留し続けるのを防げます。
定期的に見直し、本当に大切なものだけに厳選していくようにしてください。
保留にしたものを見直す際には、「今の自分にとって本当に大切か」「これからも大切にしたいか」という視点で考えてみてください。
必要なものは持ち帰る
実家を出て別居している場合、今の家で必要なものは持ち帰るようにしてください。
今後、生活で使う予定があるなど、明確な必要性がある場合は、「持ち帰る」という判断になります。
大型家具や家電製品など、すぐに持ち帰ることが難しいものは配送や、レンタカーの手配が必要になってきます。
その際には、手配などの行動や費用を考慮しても必要なものなのかどうかも判断しましょう。
実家の断捨離をスムーズに進める順序
実家の断捨離をスムーズに進める際には、以下の順番で片付けることをおすすめします。
- 自分の部屋
- 玄関
- 水回り
- キッチン
- リビング
順番ごとに解説します。
自分の部屋
判断に迷うことなく、比較的スムーズに進められるため、自身の部屋から始めるのがおすすめです。
不用な衣類、学生時代のもの、趣味のグッズなど、明らかにいらないものから処分していきましょう。
収納スペースごとに区切って進めると、達成感を得やすいです。判断に迷う思い出の品は一旦保留にするのがコツです。
玄関
家の顔である玄関は、スッキリさせることで全体の印象が大きく変わります。不要な靴、傘立て、アウトドア用品などを整理しましょう。
出しっぱなしになっているものを収納したり、長期間履いていない靴は処分を検討します。季節外れの靴は奥にしまうなど、配置を見直すのも効果的です。
水回り(風呂場・洗面所・トイレ)
湿気が多く、カビやすい場所なので、長く放置しているものは汚くなってしまいます。不用なストック品や古くなった洗剤、試供品などを整理・清掃をしましょう。
詰め替え容器を統一したり、収納を見直すことで、使いやすく清潔な空間になります。
また、風呂場のシャンプーや洗剤のボトル、洗面所の化粧品や歯ブラシ、トイレの掃除用品など、使用頻度の低いものを見直します。
キッチン
ものが多くなりがちなキッチンは、使用頻度の低い調理器具、食器、保存容器などから整理します。
引き出しや棚の中身を全て出し、一つずつ「いる」「いらない」に分類するのが基本です。冷蔵庫の中も同様に、整理・清掃することで、スペースが確保され、使いやすくなります。
贈り物としてもらった調理器具や食器で未使用品なら、売却するのもおすすめです。賞味期限切れの食品や調味料もチェックしましょう。
リビング
リビングは、家族も使う共有スペースなので、家族の意向を確認しながら進めることが大切です。
雑誌や新聞、趣味の道具、使わない家電などを整理します。
収納家具の中身も見直し、不用なものは処分を検討しましょう。床に物を置かないように心がけるだけでも、スッキリします。
実家を断捨離すれば運気が上昇する
ものが溜まった状態は、気が詰まった状態です。よい気の流れを乱し、停滞や淀みを招くと考えられています。
不用なものを手放し、スッキリとした空間を作ることで、気の流れがスムーズになり、家全体にエネルギーが巡りやすくなります。
断捨離は、風水や整理収納の観点からも理にかなった行動です。
また、物理的な変化は、心理的な変化ももたらします。探し物が減り、掃除が楽になることで、日々のストレスが軽減され、心に余裕が生まれます。
ポジティブな気持ちは、自ずと良い運を引き寄せるでしょう。
ただし、断捨離は魔法ではありません。あくまでも物を手放すという行為を通して、自身の生活を見つめ直し、より快適な暮らしを目指す意識改革の結果として現れるものです。
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