ここでは、断捨離で後悔する理由から捨てた後に後悔しやすい物、うつとの関係性などを解説します。
後悔しない断捨離の方法も説明しているので、以前断捨離に失敗した、捨ててしまって後悔したことがあるといった方もぜひ目を通してみてください。
これから断捨離をしよう、断捨離を成功させたいと考えている方にも参考になる情報です。
やってよかった、快適に過ごせていると実感できるよう、断捨離と後悔について考えていきましょう。
断捨離で後悔する主な理由
断捨離で後悔する人がいる中、なぜそのような状況に陥ってしまうのでしょうか?
その理由には、次の3つが挙げられます。
- 価値のある物だった
- 捨てた後に必要になった
- 無駄遣いしてしまった
それぞれの理由について、詳しく説明します。
価値のある物だった
断捨離でいろいろな物を処分している中で、価値のある物まで捨ててしまったと後悔するケースがあります。
断捨離の正しいやり方がわからないまま片付けていた、勢い余って価値のある物まで捨ててしまったということがあるのです。
限定品やなかなか手に入らない書籍などは、もう一度入手したいと思っても難しいです。それらをまとめて捨ててしまい、断捨離で後悔したという人も実際にいます。
断捨離で後悔しないためには、一つずつ丁寧に確認しながら片付け作業を進めることが大事です。
捨てた後に必要になった
断捨離後、必要になった物が出てきたときにも、あのとき捨てなければよかったと後悔してしまいます。
もう処分した後に必要になったというケースもあるので、物を減らしたいからといってどんどんゴミ袋に入れてしまうのはおすすめできません。
後で後悔しないよう、必要かどうかについてじっくり考えながら断捨離を進めるようにしたいです。
無駄遣いしてしまった
断捨離で物の整理を進めていると、無駄遣いしてしまったと後悔する場合もあります。
せっかく買ったのに結局使わずじまいだったと感じる物を捨てるときに、そう感じやすいです。
物が増えるにつれてどこに何があるかわからなくなり、使うことなく月日が過ぎていった物について、後悔する場合があります。
断捨離で捨てた後に後悔しやすい物一覧
断捨離では、以下に挙げる物を捨ててしまうと後悔する場合があります。
- 思い出の詰まった写真
- 本
- 服
- 生活必需品
- パソコン
- 再発行できない書類
- 手帳や日記
捨てたら後悔しやすい物について、順に解説します。
思い出の詰まった写真
断捨離後に後悔しやすい物に、思い出の詰まった写真が挙げられます。
アルバムなどの思い出の品は、一度処分するともう手に入りません。他で購入したりして手に入るものでもありません。
いろいろな物を捨てて整理するのが断捨離ですが、思い出のある物の扱いは慎重に行ないましょう。
本
断捨離で捨てるべき物と調べると本が含まれていることが多いですが、その種類や価値によっては捨てると後悔してしまいます。
なかには絶版になる本もあり、断捨離した後に再度読みたいと思っても入手できない可能性が高いです。
思い入れのある本やなかなか手に入らない本の場合は、うっかり捨ててしまうと後悔するので気を付けましょう。
服
断捨離では、服を処分するとすっきり片付くといわれています。
時代遅れの服や年齢に合わない服は、手放しても良いでしょう。ボロボロになり、汚れが目立つような服も断捨離すべき物の基準になります。
しかし、自身の好みのデザインである服は、置いておくと使うことが多いです。
断捨離した後に結局同じような服を買ってしまう場合もあるので、無駄な出費を減らすためにも一枚ずつ確認して捨てるようにしましょう。
生活必需品
生活必需品も、断捨離の際に捨てすぎないようにしましょう。
部屋の中をすっきりさせたいからといって生活必需品まで処分すると、後になって必要になり買い足す羽目になります。
捨てなければよかったと後悔しないよう、生活必需品の捨て方には注意が必要です。
生活必需品を保管するスペースをある程度設けて、必要な分を置いておくのがおすすめです。
パソコン
パソコンには大事なデータが保存されている場合があり、断捨離した後に後悔することがあります。
断捨離の際にパソコンも処分するのなら、事前にバックアップを取っておくと安心です。
捨てた後にバックアップができていなかったというトラブルが起きないよう、慎重にデータの保存や移行を行なってください。
再発行できない書類
再発行できない書類や重要書類も、断捨離の際にうっかり捨ててしまわないようにしたいです。
そのような書類が出てきたら、すぐに捨てずにしばらく保管しておきましょう。本当に必要ないとわかった段階で、処分するのが望ましいです。
捨てた後に後悔しないよう、書類の扱いにも注意してください。
手帳や日記
手帳や日記も、断捨離の際に捨てて後悔しやすい物です。
自身のこれまでの生活が書かれている物なので、後で読み返したくなることもあるでしょう。
また、手帳に関しては、いつ何があったかが記されているので振り返ることができます。
かさばるから、収納する場所がないからといって、ゴミ袋に入れるのはやめましょう。再入手が難しいため、処分には注意が必要です。
断捨離で後悔した人の体験談5選
断捨離によって物を手放した後、「捨てなければよかった…」と後悔するケースは珍しくありません。
以下では、SNSやQ&Aサイトの投稿から、写真・服・書類・家電・思い出の品という幅広いパターンの後悔エピソードを5つ紹介します。
学生時代のアルバムを処分して後悔
断捨離を昨晩したのですが、
中学のアルバムを破棄したのは後悔するかな…と後悔なうです🥺…卒業してから一回も見てないから、いらないと思ったんだもん(;ω;)
出典:X( ⌘Aqueen⌘ (@Aqueen756) March 4, 2021)
勢いで中学時代の卒業アルバムを断捨離した直後に、すぐに後悔の念を明かしました。
長年見返していなかったとはいえ二度と手に入らない写真アルバムを捨ててしまい、「やっぱり取っておけばよかった」と感じている典型例です。
大量の服を捨てたことを後悔
断捨離で服を数着捨ててしまった事を後悔しています…
覚えていない服もありますが
ゴミ袋4袋分。
なんで捨てたんだろ…
と5着ほど気になってしまっています。捨てた時はスッキリした気持ちでしたが
今になって後悔。。出典:Yahoo!知恵袋(知恵袋ユーザーさん・2023/8/1 16:01)
Yahoo!知恵袋のあるユーザーは、断捨離でゴミ袋4袋分もの衣類を処分した後になって強い後悔に襲われています。
当時は思い切って手放したものの、後になって「なぜ捨ててしまったのか」と悔やむ気持ちが募ったケースです。
子どもの思い出の品を捨てて後悔
以前、学校の通信簿や卒業証書を、全て処分してしまいました。
後悔しています。
どういう心持ちでいればいいでしょうか。
アドバイスをお願いします。出典:Yahoo!知恵袋(1051957984さん・2025/4/19 16:14)
卒業証書のような二度と手に入らない書類を処分してしまったことで深い後悔に苛まれ、「どうすれば気持ちの整理がつくだろうか」と助言を求めた事例です。
公式な証明書類はかさばらないため安易に捨てないほうが良いと痛感させられます。
断捨離によりうつになる場合もあるので要注意
断捨離をすると気分もすっきりと晴れ、快適な生活が送れるようなイメージがあるでしょう。
しかし、なかには断捨離によってうつ状態になる場合もあるので注意が必要です。具体的には、次のような理由からうつになることがあります。
- 物を大量に捨ててしまったことに対する罪悪感
- 思い入れがあった物を捨てたことによる喪失感
- 捨ててはならない物を捨ててしまったという思い
断捨離では、大量の物を処分することになります。
それに対して、罪悪感が出てきて気分が塞ぎこむ場合があるのです。
さらに、思い入れのあった物を捨てたことによる喪失感から、何にもやる気が起きなくなるケースもあります。
断捨離で後悔しうつにならないための片付け方
断捨離で後悔すると、うつ状態になり気分が落ち込むような状況になる恐れがあります。
そこで、断捨離で後悔しうつにならないための片付け方を押さえておきましょう。
次に挙げるポイントに注目しながら断捨離を進めると、後悔したりうつ状態に陥りにくいです。
- 迷ったら一旦保留にする
- 二度と入手できない物はすぐに捨てない
- 断捨離する目的を明確にする
- 収納スペースに余裕を作っておく
- 一度に終わらせようとしない
ポイントについて、一つずつ確認していきましょう。
迷ったら一旦保留にする
断捨離をしていると、出てきた物によっては捨てるのに迷う場合があります。
捨てるかどうか迷ったら、一旦保留にしましょう。保留にしておくと、捨ててしまって後悔したという事態を防げます。
断捨離を始める前に保留箱を用意しておき、捨てるか迷った物は速やかにその箱に入れていってください。
二度と入手できない物はすぐに捨てない
コレクション品やすでに絶版になっている本など二度と入手できない物は、断捨離だからといってすぐに捨てるのは避けましょう。
捨てた後に、もう手に入れられないと後悔することになります。
保留箱に移したり、大切な物として一ヵ所に固めるなどしてうっかり捨ててしまわないようにしてください。
断捨離する目的を明確にする
断捨離は、行なう目的を明らかにしておくことが大切です。
目的が明確でないまま片付けに取り掛かると、とりあえず物を捨てれば良いという考え方に陥りやすいです。
その結果、重要な書類や二度と入手できない物、思い出の詰まった物などを捨ててしまう場合があります。
捨てた後に後悔しないよう、なぜ断捨離をするのかという目的をはっきりさせてから作業に移りましょう。
目的が明確だと、何を捨てて何を残せば良いかが見えてきます。
収納スペースに余裕を作っておく
断捨離では、残った物をいかに収納していくかも重要なポイントとなります。
このとき、収納スペースにできるだけ余裕を作っておきましょう。やっぱり捨てられなかった物や保留にした物の置き場所に困らずに済みます。
余裕ができたからといって新たに物を増やすのには気を付けなければいけませんが、少し余裕を作っておくことで捨てられなかった物を置いておく場所を確保できます。
一度に終わらせようとしない
断捨離で後悔しないためには、一度にすべて片付けようと思うのはやめましょう。
1日で片付けないとと思うと、必要な物までゴミ袋に入れてしまう恐れがあります。
大切な物か、今の生活に必要な物かを慎重に考える時間もないまま、ただ捨てるという作業に捉われてしまいがちです。
これでは断捨離を終えた後に、必要な物が見当たらないと焦ってしまうこともあります。
場所を決めて少しずつ取り掛かり、一日で家じゅうの断捨離を終えようとするのはやめましょう。
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断捨離しても後悔しない物一覧
断捨離では、思い切って捨てても後悔しない物もあります。
たとえば、次に記載するような物は、断捨離の際に捨てても後悔しないでしょう。
こんな物が見つかったら、まずそれらから処分して部屋の中をすっきりさせていくのがおすすめです。
- 何年も使っていない物
- 古い物
- 壊れている物
- もう着られない服、履けない靴
- 好みではないバッグや雑貨、服など
- もう使えない子供のおもちゃ
断捨離で後悔したくないときは片付けのプロに頼むのもおすすめ
断捨離で後悔する理由や捨てた後に後悔しやすい物、うつとの関係性、後悔しない断捨離の方法までを解説しました。
物が減ると生活や時間にゆとりができ、快適に過ごせるようになります。
その一方で、捨てなければよかったと後悔が残る断捨離になる恐れもあります。
断捨離で後悔したくないときは、片付けや不用品回収のプロが揃う「不用品なんでも回収団」にご相談ください。
片付けのプロが多数在籍しているので、断捨離でお困りの際に力になります。
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