実家の片付けの手順やコツをご紹介します。
また、親との話し合いが必要な生前整理や遺品整理についても詳しく解説。
具体的な実家整理の手順や、自力での片付けに限界を感じた時の解決ポイントなども説明しています。
親と揉めることなく穏便に実家を整理したい方は必見です。
実家の片付けに納得してもらう親説得のコツ
実家の片付けに納得してもらうために、親を説得するコツについてご紹介!
親がまだ元気でも、実家が散らかっていれば怪我のリスクがありますし、快適に暮らせているか不安になります。
親と揉めずスムーズに実家の片付けを始めたい方は、ぜひ参考にしてください。
片付けるメリットを説明する
実家の片付けに対して消極的な親に対しては、まず親の気持ちにしっかりと寄り添いましょう。
実家にある荷物一つ一つは、親にとって大切な思い出であり、人生の一部だからです。
ただ、あまりにも散らかりすぎていて危険だと感じた場合は、そのことを率直に伝えるとよいでしょう。
また、片付けが親にとって大きなメリットがあることを伝えると、片付けに対して積極的になる可能性もあります。
綺麗に片づけると「探し物に時間が取られなくなる」「怪我のリスクが減る」「人を呼べるようになる」など、実際的なメリットを示すと効果的です。
親主導で片付けて安心させる
実家は親の家ですから、片付けは持ち主である親の主導で進めることを説明しておきましょう。
片付けたい物や場所、片付ける範囲など、親の意向を確認しながら進める予定であることを伝えてください。
子どもとしては、自分でした方が早いと先走ってしまいそうですが、それでは親は機嫌を損ねて片付けに応じてくれなくなります。
子どもは、あくまでも片付けをサポートする立場であるという姿勢を示し、親を安心させてあげましょう。
一時保管コーナーを作り不安を払拭する
実家の片付けのために親を説得するには、捨てるか迷ったものを一時保管できるコーナーを決めてあげると効果的です。
物が多ければ多いほど、親は全ての荷物に対して捨てるか捨てないかの選択を迫られ、パニックになってしまいます。
判断に迷う物や思い入れが深い物も多いはずですから、一時的に保管できることを説明しましょう。
保管していれば後からじっくり考えることもできますし、大切なものを捨ててしまうミスも防げます。
そのような場所を確保しているなら、親も安心して片付けに取り組んでくれるでしょう。
家族みんなが協力することを示す
親を説得するためには、自分だけではなく親や兄弟など、家族が皆で一緒に行う予定であることを説明するのが効果的。
親としては、子ども全員が片付けに関わってくれれば嬉しいものですし、片付ける意欲もわくでしょう。
また親の家は兄弟皆の実家ですので、勝手に物を捨てると兄弟間の軋轢にもなりかねません。
親兄弟全てで意思の疎通を図って、全員が片付けに参加するようにしましょう。
実家の片付け・遺品/生前整理をする手順
実家の片付けや遺品整理・生前整理をスムーズに進めるためには、きちんとスケジュールを立てることがおすすめです。
決めた手順に沿って片付けを行うと、大切なものを捨ててしまったり、親と揉める可能性も減ります。
では効率よく片付けを行うための手順を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
片付けの予定を立てる
まずは実家の片付けに関する詳細な予定を立てましょう。
これは大変な作業が続いても、最後まで諦めずに片付けを完了させるために大事な手順です。
以下のポイントを踏まえて、無理のない範囲でスケジュールを組むのがおすすめです。
- 片付けを始める日付と予定期間
- 片付けたい場所や範囲
- どの程度まで片付けるか
- 残すか処分するかの基準
作業に必要な道具を揃える
実家の片付けをする時は、作業に必要な道具を揃えることも大切です。
押し入れに長年あったものを引っ張り出すことも考えられるため、マスクや手袋などの準備がおすすめ。
また掃除しながら片付けますので、ほうきや雑巾などの掃除道具や整理する荷物の収納用具も揃えておくと便利です。
使うものと使わないものを仕分ける際に必要な段ボールなども用意しておきましょう。
重要書類を予め仕分けておく
実家を片付ける時は処分するものが多いため、大切なものを間違って捨てないように気をつける必要があります。
特に通帳や印鑑などの金銭関係、保険の証書や年金手帳等の書類類などには注意してください。
親が貴重品をバラバラに保管している場合も多いため、片付ける前に仕分けておくことをおすすめします。
使うものと使わないものに分けていく
効率よく片付けていくためには、使えるものと使えないものを各部屋ごとに仕分けていくのがおすすめ。
「使うもの」と「使わないもの」での分別はもちろんですが、もし迷うものがあれば「一時保管コーナー」に置いておきます。
明らかに長期間使用していないものや壊れているものがあれば、親に確認した後に破棄します。
そうすれば、各部屋にはおのずと「使うもの」と「使わないもの」、そして「一時保管のもの」のみが残るでしょう。
不用品の処分を行う
「使うもの」と「使わないもの」がはっきり仕分けできたら、今度は使わないものの処分方法を決めます。
処分の方法としては、「捨てる」「売る」「寄付する」方法になります。
使用不可でリサイクルできない状態なら、自治体の粗大ゴミや不用品回収業者に引き取ってもらうことになるでしょう。
売れるほどの綺麗な状態なら、リサイクルショップに持ち込んだり、フリマで売ることも可能。
また売却できないけど処分はもったいないようなら、自治体やNPO法人などに寄付することもできます。
「使わないもの」の状態と親の意見を考慮しながら、不用品の処分方法を決めてください。
残ったものを整理して収納する
不用品を処分してしまったら、後は残った「使うもの」を綺麗に収納し直すだけです。
どんな風に収納したら生活しやすいか、親の意見を取り入れながら片付けていきましょう。
親の生活パターンを考えた上で、収納用具などを使用して整頓し、快適な部屋を目指してください。
実家の片付けに限界を感じたら?
もし実家の片付けに限界を感じたら、どうしたらよいのでしょうか?
「荷物が多すぎる」「親と揉めた」「どう整理していいか分からない」など、人によって限界を感じるポイントは様々です。
参考にして頂ける具体的な解決策と、それぞれのメリットとデメリットを解説します。
ためらわずに不用品回収業者に依頼する
自力での実家の片付けに限界を感じたら、ためらわずに専門業者へ依頼しましょう。
生前整理や遺品整理を得意としているのは不用品回収業者で、プロに任せれば短期間で片付けが済みます。
家族以外の片付けですので、思い入れがない分効率がよく、不用な物もすべて回収可能。
仕事で実家の片付けの時間が取れない方や、片付けに労力を掛けたくない方におすすめです。
〇メリット
- プロの片付けなので早い
- 自身の労力が掛からない
- 不用な物をまとめて処分できる
- 綺麗に片づけてくれる
〇デメリット
- 費用が掛かる
- 信頼できる業者を探す必要あり
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そのままの状態で売却する
もし実家の片付けに限界を感じてしまったら、売却を考えることもできます。
不動産業者の中には、不用品や家具家電を処分しなくても、そのままの状態で売却に応じてくれることも。
家の片付けは、仲介か買取どちらの売却方法を選択するかで大きく異なるでしょう。
家の状態が大きく査定額に関係する仲介とは違い、買取業者に直接売却する場合は、片付けていなくても評価は下がりません。
買取業者は物件を綺麗に清掃し、修繕した状態を想定して買取査定を行うためです。
自力での片付けができないと感じたら、買い取り業者での売却を検討してみましょう。
〇メリット
- 買取なら片付けなくても売却可能
- 家の整理の時間短縮ができる
〇デメリット
- 自分で信用できる業者を選ぶ必要がある
実家の片付けや遺品整理で感じる不安点
実家の片付けや遺品整理で感じる不安点について解説します。
どんなポイントが実家の片付けの不安点になるかは、人それぞれ異なるものです。
ご自分の状況と重なるものがあれば、ぜひこの情報を参考にしてください。
人手が足りない
実家の片付けや遺品整理は、とにかく多大な時間と労力を要します。
人によっては何カ月かで片が付いたという方もいれば、すべて済むまで何年も掛かったという方も。
特に親族が協力してくれず、一人で実家の片付けをしなければならないと時間が余分に掛かります。
兄弟姉妹や孫の代まで親族内に手伝える人がいないなら、やはり専門業者に依頼することになるでしょう。
不用品回収業者はもちろん、片付け代行の業者も多くありますので、賢く利用してください。
遠方にいて片付けが進まない
子どもが遠方に住んでいる場合は、何度も通って実家の片付けをすることは困難です。
そのため生前整理ができるなら、帰省時に少しずつ整理しておき、不用なものを処分していきましょう。
ある程度の期間の休暇を取り、実家の片付けを一気に進めるという方もおられますが、それを繰り返していては交通費も馬鹿になりません。
自力では無理だと判断した場合は、実家の近くにある不用品回収業者に依頼するのもよいでしょう。
遠方からの依頼に対応している業者もありますので、費用や時間を大きく削減する助けになります。
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実家の片付けの手順やコツについてご紹介しました。
またハードルが高い生前・遺品整理について感じる不安点など、共通する悩みの解決策も解説しています。
まずは実際に片付けを始める前に、親を説得して片付けに納得してもらいましょう。
親の理解と協力を得られてこそ、実家の片付けや生前整理、遺品整理はスムーズに事が運ぶからです。
実家の片付けは多くの労力と時間が掛かるため、限界を感じたらプロの片付け業者に依頼してください。
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