美術品・石膏の処分方法をご紹介します。
インテリアや価値のある骨董品の類として保存されることが多い石膏製品や美術品。美術系スクールに通っている学生には身近な品です。
ただ美術品や石膏製品は大きく重量もあるため、どうやって処分すればいいのか分からないという方も。この記事では、美術品・石膏の処分方法と注意点を詳しく解説します。
美術品・石膏の処分方法6選
美術品・石膏の処分方法6選をご紹介します。
ある程度の重量が特徴の美術品や石膏は、正しい捨て方で処分する必要があります。以下の6つの方法がおすすめです。
- 自治体の燃えるゴミに出す
- 自治体の粗大ゴミに出す
- 一般廃棄物最終処分場に持ち込む
- 専門店に売却する
- 愛好家に譲渡する
- 不用品回収業者に依頼する
それぞれの方法を詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
自治体の燃えるゴミに出す
小さいサイズの美術品や石膏なら、自治体の燃えるゴミに出す方法がおすすめです。
ただ指定のゴミ袋に入れなければなりませんので、大きなサイズのものなら分解や解体の必要があります。またたくさん袋に詰めると重さで破れることもあるので、余裕をもって袋詰めしましょう。
できるだけ無料で処分したい方、もしくは遠方への持ち込みが難しい方におすすめの方法です。
〇メリット
- 簡単に処分できる
- 無料で処分が可能
〇デメリット
- サイズによって分解・解体が必要である
- ものによっては出せないこともある
自治体の粗大ゴミに出す
かなりのサイズ感で解体も無理そうな品なら、自治体の粗大ゴミでの処分がよいでしょう。
自治体によって回収の費用は異なりますが、比較的安価な費用で処分できるのが魅力です。粗大ゴミの規定のサイズがありますが、大型のものなら大抵は粗大ゴミ回収の対象になります。
ただ粗大ゴミ回収は、事前に関連施設に申し込みをして、指定された日時に決められた場所へ自分で運搬する必要があります。運搬サービスなどはないため、自力で運べない方には向いていません。
以下が自治体の粗大ゴミ回収の利用手順です。
■自治体の粗大ゴミ回収の利用手順
- 粗大ゴミ受付センターへの申し込み(電話・インターネット・ラインなど)
- 希望日や指定日時・場所を確認する
- 手数料券をコンビニや郵便局で購入する
- 「粗大ゴミ処理手数料券」シールに必要事項を書いて貼る
- 指定の日時に決まった場所に出しておく
〇メリット
- 自治体の回収・処分なので安心
- 安価で処分できる
〇デメリット
- 回収まで時間が掛かることもある
- 指定場所まで運搬しなければならない
一般廃棄物最終処分場に持ち込む
完全な廃棄が目的なら、市や自治体が運営している一般廃棄物最終処分場に持ち込む方法もあります。
エリアによっては遠方過ぎて利用しにくい場合もありますが、もし近場なら処分方法としてはおすすめです。安価で処分できますし、自身の好きなタイミングで捨てることも可能だからです。
ただこの場合も自分で車を使って運搬する必要がありますので、重量やサイズによっては運ぶのが大変でしょう。運搬の手段が確保できる方に向いている方法です。
〇メリット
- 安価で処分できる
- 公共の施設の処分なので安心
〇デメリット
- 近くのエリアに施設がないこともある
- 自分で運搬しなければならない
専門店に売却する
日本国内に数えるほどしかない石膏製品・石膏像の専門店ですが、希少価値があるものなら売却することも可能です。
もちろんこれは、専門店のプロが査定するわけですから、かなりハードルが高いと言っても過言ではありません。珍しいものや唯一無二の作品、有名な作家の作品などでなければ売れない可能性も。
ただどうせ処分するのであれば、どのくらいの価値があるのか調べるために査定に出したいという方もいらっしゃることでしょう。
〇メリット
- 本当の価値が分かるプロなので安心
- 希少価値があれば現金化できる
- 高値でなくても処分の費用は浮く
〇デメリット
- ものによっては買取不可の場合もあり
- 自分で店舗を探す必要がある
愛好家に譲渡する
破損していない美術品や石膏製品なら、美術品や石膏像の愛好家に譲渡する方法もあります。無料で処分できますし、何より必要とする人に渡せるのならとても良い方法でしょう。
石膏像をインテリアとして収集している愛好家もいますし、美術品をアート品として集めているマニアも少なくありません。
自分で譲渡先を探す場合には、インターネットで情報を収集したり、フリマサービスで愛好家を探すこともできます。
〇メリット
- 望む・必要とする人に使用してもらえる
- 処分費用が掛からない
〇デメリット
- 譲渡先を自分で探す必要がある
- 譲渡するまで保管しなければならない
不用品回収業者に依頼する
手間なく美術品や石膏を処分したい場合は、不用品回収業者に依頼する方法もあります。
大抵の不用品回収業者なら美術品や石膏の回収が可能で、しかも重量やサイズに関係なく引き取ってくれるのが嬉しいポイント。家まで回収に来てくれるサービスも助かります。
また急いで処分したい時には、不用品回収業者なら即日対応もできますので非常に便利です。遺品整理などで大量の美術品や石膏がある場合や、自分で持ち運べないケースにおすすめの方法でしょう。
〇メリット
- 急いでいる場合は即日回収も可能
- 家まで回収に来てくれるので重量があってもOK
- 量や大きさに関係なく回収可能
- 希望の日時に回収してくれる
〇デメリット
- 費用が掛かる
- 自分で業者を探す必要がある
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美術品・石膏の処分方法別の費用相場
美術品・石膏の処分方法別の費用相場をご紹介します。
美術品や石膏を処分する場合、選ぶ処分方法によって必要な費用に違いがあります。予算や条件なども確認しながら、処分方法を決める参考にしてください。
処分方法 | 費用相場 | 備考 |
---|---|---|
自治体の燃えるゴミに出す | 無料 | 指定のゴミ袋に入れる必要あり |
自治体の粗大ゴミに出す | 200~800円程度 | 自治体によって異なる |
一般廃棄物最終処分場に持ち込む | 20キログラムごと110円~ | 地域や施設によって異なる |
専門店に売却する | 無料 | ものによっては買取不可の場合あり |
愛好家に譲渡する | 無料 | ー |
不用品回収業者に依頼する | 3,000円~ | 業者によって異なる |
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美術品・石膏の処分に関する注意点
美術品・石膏の処分に関する注意点をご紹介します。
比較的簡単に処分可能な美術品・石膏ですが、以下について注意する必要があります。
- 石膏ボードは処分方法が別
- 自治体で処分方法が異なる
それぞれの要点を詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
石膏ボードは処分方法が別
同じ石膏であっても、石膏ボードは処分方法が異なるので要注意です。
石膏ボードは、どこで使用されていたものであっても産業廃棄物の扱いとなり、産業廃棄物の受け入れができる処分場への持ち込みか、対応可能な業者に回収してもらうことが必要です。
どんなに少量の石膏ボードだとしても、とても細かく砕いた石膏ボードだとしても、一般ゴミで捨てるのは違法行為です。見つかった場合は罰金が科されますので、気をつけてください。
石膏ボードの処分方法を詳しく知りたい方はこちら!
自治体で処分方法が異なる
美術品や石膏は自治体の燃えるゴミに出すことができますが、場所によってゴミの分別方法やカテゴリが異なる場合があります。
同じ品物でも、場所によっては「可燃ゴミ」に指定されていることもあれば、他の自治体では「割れもの」や「不燃ゴミ」なることも。
各自治体のパンフレットやサイトで品目収集区分が確認できますので、事前にチェックして、住まいの地域のゴミ収集ルールを厳守してください。
美術品と石膏品の定義
美術品と石膏製品の定義をご紹介します。
そもそも美術品や石膏製品とは、なにを指しているのでしょうか?価値がありそうなものは一括りで美術品と呼びそうですが、一般的にはどのように分類されているのか解説します。
美術品
美術品とは、一般的に「観賞用の目的で作られた作品」の総称とされています。
カテゴリが細かく分かれていることもなく、よくイメージされる絵画や壺、置物なども含まれ、鑑賞するものであればほぼすべて「美術品」と呼べます。
もちろん、すべての美術品に価値があるということではなく、有名な作り手による作品や希少価値のある素材なら付加価値が付くのです。
石膏品・石膏像
石膏品や石膏像は、美術品の一種として認識されているもので、特に石膏像は古代彫刻やルネサンス彫刻等の複製に用いられています。美術館などで目にすることもありますが、近年ではだいぶ少なくなってきました。
特に美大生は、デッサン力や表現力を培うために石膏像のデッサンをすることが多く、家に石膏像があるという方もいらっしゃいます。
最近ではなかなか見ることが少なくなりましたが、石膏像などを販売するアンティーク系の専門ショップが幾らかあり、愛好家が集っています。
美術品・石膏の処分なら「不用品なんでも回収団」へ!
美術品・石膏の処分方法6選をご紹介しました。
必要なくなった美術品や石膏は、自治体の燃えるゴミや粗大ゴミで比較的簡単に処分することが可能です。まだ使えるものや価値があるものなら、売却や譲渡という方法もぜひお試しください。
それぞれの方法にメリットとデメリットがありますので、ご自身の状況や目的に合わせて処分方法を検討できます。
ただセルフでは運搬不可能な物や美術品や石膏の量が多い場合は、すべて一緒にまとめて回収してくれる不用品回収業者がおすすめ。
「不用品なんでも回収団」なら、重量がある美術品や石膏の不用品はもちろん、その他の片付けたい品物も一緒に回収可能です。しかも希望日に家まで回収に来てくれるので、とっても便利。
処分を急いでいる方には即日対応も可能!ぜひ「不用品なんでも回収団」へご相談ください!
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遺品整理をしていたら、実家にとても大きな石膏像がありました。自分たちで動かせない大きさなので処理に困っています。不用品回収業者なら運搬から処理まで全てお願いできるのですか?
もちろん対応可能でございます。大きさや量は関係なく、処分したい石膏像またはその他の不必要な遺品もまとめて回収できます。
まずは無料お見積もりをさせていただき、納得して頂けましたら契約・作業の流れです。お気軽にご相談ください。 -
美大で使用した石膏像や絵画の類の不用品が多いのですが、すべてを捨てるのはもったいない気がします。価値があるのか知るためにも査定をしたいのですが、不用品回収業者は買取もしてくれるのですか?
買取にも対応しています。事前にお見積もりの際に確認させて頂く場合もありますが、作業の際に買取可能な不用品はその場で買い取りし、回収料金と相殺させていただくことも可能です。
買取可能な品目と買取不可の品目は、実際に品物を見てからの判断になりますのでご了承ください。 -
必要がなくなった美術品や石膏像があるのですが、普通にゴミで処分するのと譲渡するのはどちらが手間が掛かりませんか?忙しいので、処分にあまり時間を掛けたくないのですが…。
美術品や石膏類を普通に処分する場合、サイズが大きくなければ普通に可燃ゴミに出せるので手間はかかりません。ただサイズが大きかったり重量であれば、粗大ゴミになりますので、事前の申し込みや指定日に運搬するなどの手間が掛かります。
一方で譲渡する場合は、譲り手が決まっていれば楽ですが、自分で譲渡先を探さなければならないのであれば手間が掛かる可能性があります。また遠方であれば配送などの手間も掛かり、さらに送料も必要です。
どちらかを選ぶ際は、処分品のサイズや状態など垣間見て決定することをおすすめします。