バーベキュー後の炭の処分方法に加え、網とゴミの処理方法についてもご紹介します。
キャンプの醍醐味として多くの方が楽しむバーベキューですが、お腹いっぱいになった後はバーベキューで使用した炭や網などを適切に処理しなければなりません。捨て方には幾つかの選択肢があるので、炭火を使ったバーベキューを楽しみたい方はぜひ参考にしてください。
バーベキュー後の炭の処分方法
楽しいバーベキューを終えた後には、使用した炭を適切に処分する必要があります。
軍手や火ばさみ、バケツなどを用意して安全に使用済みの炭を片付けてください。処分方法には幾つか選択肢がありますので、取り入れやすい方法を試してみましょう。
キャンプ場の指定された場所に捨てる
大抵多くのバーベキュー場やキャンプ場には、バーベキュー後の炭を捨てる灰捨て場が用意されています。
焼却所のような場所かもしれませんし、施設によってはドラム缶に入れたり、土に掘った大きな穴に入れるなど方法は様々。そのような指定された場所に消火した炭・灰を処分するとよいです。
勝手に場内の指定されていない場所に捨てたり、少ないからといって帰る途中に破棄したりしないでください。
〇メリット
- 無料で処分できる
- すぐに捨てれるので楽
〇デメリット
- 施設によっては処分場がない場合もあり
- 無い時には持ち帰る必要がある
持ち帰って自治体のゴミに出す
キャンプ場などに炭を捨てる場所がない時には、持ち帰って自治体のゴミに出しましょう。
通常、炭は「燃えるゴミ」に出すことができますが、かなり細かく砕けていて灰に近い状態になっている場合は、一部の自治体では「燃えないゴミ」に分別されていることもあります。
捨てようと思っている炭の状態をよく確認してから分別し処分してください。
〇メリット
- 無料で処分できる
- 楽に捨てることができる
〇デメリット
- 回収日まで保管する必要がある
- 炭の状態によって分別カテゴリが違う場合もある
消臭剤や肥料として再利用する
もし処分する炭の量が多いのであれば、ゴミとして捨てずに消臭剤や肥料として再利用する方法もあります。炭の種類にも関係しますが、再利用できるならエコにもなりますのでおすすめです。
- 消し炭
これは炭が燃え尽きる前に火消し壺に入れ火を消した炭のことで、火のつきがよいのが特徴。新しい炭を購入せずとも次回バーベキューを行う時にもスムーズに火がつくので、置いておくと便利です。
- 肥料
細かく砕けている炭や灰は、土に混ぜ込んで植物の肥料にできます。庭の植物や花のプランターの土に混ぜてみてもいいですし、家庭菜園をしているなら野菜の栄養にもなりますので、ぜひ活用してください。
- 消臭剤
炭には無数の細かい穴が開いているため、臭いを吸収してくれる効果が期待できます。炭の消臭剤はよく売られていますが、捨てる予定だった炭を消臭剤代わりに使えれば実に経済的です。
嫌な臭いが出やすい玄関やトイレ、下駄箱や押し入れ、冷蔵庫などに置くと効果的です。
〇メリット
- 再利用できるのでエコになる
- 処分する炭の量が多い時には便利な方法
〇デメリット
- 手間を加えなければならない
- 再利用アイデアを自分で考えることも必要
バーベキュー後の不要な網の処分方法
バーベキュー後にもう使えなくなってしまった網は、自治体のゴミ回収に出すことができます。地域によってサイズのルールなどが異なりますので一概には言えませんが、比較的簡単に処分できるでしょう。
ただ量が多かったり、特別なサイズだったりすると処分方法にも工夫が必要です。網の適切な処分方法を解説していきます。
自治体の燃えないゴミに出す
住まいの地域で、使用済みの網が「燃えないゴミ」に分別されるのであれば、収集日にゴミに出すことができます。自治体指定のゴミ袋に入れて出すだけなので、一番楽な方法です。
ただ住んでいる地域によっては、使用済みの網は他の分別カテゴリになっている可能性もあるので、事前の確認が必要です。自治体によっては「資源ゴミ」になっていることもあります。
また網のサイズによっても「燃えないゴミ」か「粗大ゴミ」か分別が変わりますので、調べておいてください。
〇メリット
- 楽に処分できる
- 無料で処分できる
〇デメリット
- 地域によって分別カテゴリが違うので確認の必要あり
- 回収日まで待つ必要がある
自治体の粗大ゴミに出す
もし住まいの地域の分別ルールでバーベキューの網が粗大ゴミのカテゴリなら、まずは自治体の窓口に申し込みをしてください。粗大ゴミでの処分手順は以下の通りです。
- 自治体の窓口に申し込みをする
- コンビニなどで粗大ゴミ処理券を購入する
- 券に必要事項を書いて捨てる網に貼る
- 指定された日時・場所に粗大ゴミを出す
処分の費用は自治体で異なりますが、一般的なバーベキュー網のサイズなら100円~600円程度です。申し込みをした際に教えてもらえますので、その金額で券を購入してください。
〇メリット
- 自治体の処理なので安心できる
- サイズが大きくても量が多くても処分可能
〇デメリット
- 処分は有料になる
- 申し込みや件の購入などの手順が必要
- 回収日まで待つ必要がある
不用品回収業者に依頼する
使い古した網と一緒にバーベキュー用品やキャンプ用品も一緒に処分したいなら、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
簡単な申し込みで即日対応も可能ですし、家まで不用品を回収に来てくれるのも嬉しいポイント。使えなくなった網やバーベキューの道具、アウトドア用のテーブルやイス、テントなどまとめて処分した時にピッタリです。
捨てたい不用品が多い時には、幾つかの業者に見積もりを依頼して比較し、納得した費用と対応の業者を選んでください。
〇メリット
- 家まで回収に来てくれる
- 他のキャンプ用品などのゴミも回収可能
- 回収日を選べる
〇デメリット
- 回収品が少ないと割高になる
- 業者を自分で探す必要がある
優良と評判の不用品回収業者はこちら!
バーベキュー後の炭や網を捨てる際の注意点
バーベキュー後の炭や網を捨てる際の注意点についてご紹介します。
バーベキューで使用した炭や網は適切な方法で処分する必要がありますが、知っておくべき幾つかの注意点があります。怪我をしたり、適切でない捨て方を避けるためにも事前にこの注意点をご覧ください。
炭に水をかけない
早く火を消すために炭に水をかける方もいらっしゃいますが、一度燃えた炭の温度は見た目以上に高いものです。まだ内部が熱い炭に急に水をかけると、水蒸気と煙で火傷する可能性もあります。
また温度差で炭を入れているバーベキュー器具が破損することもありますので、そのまま水をかけるのはやめましょう。
もし早く消化したいのであれば、炭を一度金属製のバケツに移し、十分に冷めてから水をかけてください。
炭を土に埋めない
炭を処分する際、使用済みの炭を土に埋める方も見受けられますが、これは良い方法ではありません。
なぜなら炭は炭素であり、炭素は元素という物質の最小単位のものです。ですから、土の中の微生物は炭を分解できず、自然分解されないのでそのまま残ってしまうのです。
環境汚染の行為の一つにもなりますので、勝手に土に埋める行為は避けてください。
使用済の網をそのまま放置しない
肉の油汚れがついてしまったバーベキュー用の網は、そのまま放置しないようにしましょう。なぜなら、時間が経てば経つほど油や汚れがこびりつき、冷えるともっと掃除がしにくくなるからです。また油汚れにつられて害虫が寄ってくる可能性もあります。
もしすぐに捨てるのであれば、水で簡単に洗い流して新聞紙に包み、ビニールに入れておくと虫が来たりしないのでおすすめ。綺麗に汚れを落とすことが難しいため、放置せずにできるだけ早い処分を心がけてください。
処理に困らないように事前にできること
バーベキュー後の炭や網を処分するのは難しい作業ではありませんが、もっと簡単に後片付けを行うために事前にできることもあります。
後からの掃除や処分が楽になりますので、ぜひ参考にしてください。
必要な炭の量を計算しておく
用意する炭の量を少なくしておけば、そのぶん処分する炭も少なくて済みます。とはいえ、少なすぎて途中で炭がなくなる事態は避けたいものです。
炭の量を判断するには、人の頭数よりも実際に食べ物を焼く時間で計算するのがおすすめです。平均的な目安の量は、1時間あたり1キロ程度。もちろん用具の大きさなども関係しますが、平均の目安です。
ですから、もし3時間くらいの予定なら3キロ前後、4時間半なら4.5キロ前後となります。多少の余裕を見てもこのように計算しておけば使い過ぎず経済的ですし、処理も楽に済むでしょう。
火消し壺などの便利アイテムを用意しておく
最近ではとても便利なキャンプ用品が出揃っており、そのような便利アイテムを用意しておけば炭の処分も楽になります。
おすすめなのは、簡単に炭火が起こせる火起こし器と炭の後片付けができる火消し壺のセット。火消し壺の中に火起こし壺を収納できる設計でコンパクトですし、一般的に軽量なスチールと頑丈なステンレスの2種類から選ぶことができます。
使いやすいのは、バーベキュー後の炭を壺に入れて炭火を消し、そのまま壺内で保管して次に火起こしとして使用できるというポイントです。これを使えば炭の処分に頭を悩ませる必要がありません。
2,000円前後の比較的リーズナブルな価格で販売されていますので、ぜひ活用してください。
バーベキュー用品の処分は「不用品なんでも回収団」へ!
バーベキュー後の炭や網の処分方法についてご紹介しました。
使用済みの炭は、キャンプ場などの施設の指定された処分場や自治体のゴミに出すことが可能です。また消臭剤や肥料として再利用するアイデアもあるので、捨てるだけではもったいないという方はぜひ活用してみてください。
また使用しなくなったバーベキュー網も燃えないゴミや粗大ゴミに出すことができますが、他にもキャンプ用品やアウトドア用品をまとめて処分したいなら、不用品回収業者に引き取ってもらうのもおすすめです。
「不用品なんでも回収団」なら、不要なバーベキュー網はもちろん、キャンプ用の用具一式やバーベキュー用の道具もまとめて処分してくれます。電話1本で家まで回収に来てくれますし、即日対応もできます。
ご相談やお見積もりはもちろん無料ですので、お気軽に「不用品なんでも回収団」にご相談ください。