この記事では、洗剤の捨て方についてタイプごとに詳しくご紹介します。
洗剤容器の処分方法や洗剤を捨てるときの注意点、使わない洗剤の活用方法まで記載しているので、洗剤の捨て方や使い道でお困りの人にぴったりの内容です。
香りが好みじゃなかった、あまり使わないタイプの洗剤だったというときは、ぜひ参考にしてください。
洗剤をすっきり整理して、洗面所や収納スペースを整頓してみましょう。
【タイプ別】洗剤の正しい捨て方
洗剤の正しい捨て方について、タイプ別にみていきます。
ここでは、以下3つのタイプに分けて洗剤の捨て方をご紹介しましょう。
- 液体・ジェル洗剤
 - 粉末洗剤
 - 固形洗剤
 
処分方法にお困りの洗剤の種類がどれかを調べ、捨て方を確認してみてください。
液体・ジェル洗剤
液体・ジェル洗剤には、食器用洗剤や洗濯用、掃除用とさまざまな種類があります。
用途が幅広いことから、自宅に何本かあるというケースも多いでしょう。
液体・ジェル洗剤は、次の方法で処分してみてください。
- 洗剤を新聞紙や古布に染み込ませる
 - 染み込ませた新聞紙などをビニール袋に包む
 - 可燃ゴミの日に出す
 
ビニール袋から洗剤が漏れ出てこないよう、古布などにしっかり染み込ませるようにしてください。
粉末洗剤
粉末洗剤は、洗濯用洗剤として販売されることが多いです。
粉末は可燃ゴミに該当するので、ビニール袋などに移してゴミの日に出しましょう。
容器も可燃ゴミの場合が多いですが、中身が残ったままの状態で捨てると粉末洗剤がこぼれだしてくるので、ビニール袋に移すというひと手間を忘れないようにしてください。
固形洗剤
固形洗剤も、粉末洗剤と同じ方法で処分できます。
そのままの状態で可燃ゴミに出すことができ、粉末タイプのように中身を袋に移す必要がありません。
洗剤のタイプの中では、もっとも簡単に処分できるといえます。
古くなっておりもう使わない固形洗剤があれば、どんどんゴミ袋にまとめていきましょう。
洗剤容器の捨て方
洗剤は、その容器も正しく捨てる必要があります。
容器ごとに分別方法が異なるので、以下を参考にしてください。
- プラスチック製容器:洗剤をすすいで、資源ゴミとして出す自治体が多い
※一部の自治体において可燃ゴミとして出すことが可能 - 紙製容器・・・可燃ゴミとして処分する
 
容器がプラスチックか紙、どちらでできているかを確認し、自治体の分別ルールに沿って処分しましょう。
どの容器であっても、中身を取り除いておくことは忘れないようにしてください。
大量の洗剤やその他不用品が出てきたときは不用品回収業者に相談してみてください!
洗剤を捨てるときの注意点
洗剤を捨てる際、以下5つの注意点があるので確認しておきましょう。
- 塩素系洗剤は単体で処分する
 - 酸性・アルカリ性の洗剤は慎重に扱う
 - 中身が入ったまま捨てない
 - 油と一緒に排水溝に流さない
 - トイレなどに流す際は薄める
 
洗剤の種類や残っている量などによって、正しく捨てるのを心がけてください。
塩素系洗剤は単体で処分する
洗剤のなかでも、塩素系洗剤を処分するときは単体で捨てるようにしましょう。
塩素系洗剤は「混ぜるな危険」と書いてあることが多く、酸性の洗剤と混ぜることで有毒ガスが発生する恐れがあります。
成分が異なる洗剤を、同時に処分するのは避けると安心です。
日を改める、別の場所で捨てる準備をするなどして、塩素系洗剤と酸性洗剤が混ざらないようにしましょう。
酸性・アルカリ性の洗剤は慎重に扱う
洗剤には、塩素系だけでなく酸性やアルカリ性のものもあります。
酸性やアルカリ性の洗剤は刺激が強いので、排水溝に流すと排水管を傷つけてしまう可能性があります。
新聞紙などに染み込ませてビニール袋に入れて処分する場合も、袋が破れる恐れがあるため、薄めた状態で染み込ませましょう。
また、皮膚に付着すると肌荒れを起こすリスクもあるため、酸性やアルカリ性の洗剤を捨てる際はゴム手袋を着用した上で作業を行なってください。
洗剤の成分によって、捨て方には細心の注意が必要です。
中身が入ったまま捨てない
洗剤を捨てるとき、中身が残ったままの状態でゴミに出さないようにしてください。
ゴミ袋から漏れ出てくる可能性があるためです。
新聞紙などに染み込ませる、少量であれば排水溝に流すといった方法で、容器の中はできるだけ空にしておきましょう。
中身を空にするのが難しい場合は、容器の蓋をしっかり閉めて中身が漏れ出てこないようにしてください。
洗剤は、容器と中身をそれぞれ正しく捨てることが大切です。
油と一緒に排水溝に流さない
洗剤を、油と一緒に排水溝に流すのは避けましょう。
油と洗剤を一緒に流すと、化学反応を起こしてしまいます。
その結果、排水管の内側に脂肪酸の塊がこびりつき、つまりを招く可能性があります。
洗剤と一緒に不要な油も捨てようと思うかもしれませんが、同時に排水溝に流すのはやめましょう。
トイレなどに流す際は薄める
トイレなどに洗剤を流して処分する際は、必ず薄めてから流しましょう。
水で薄めずに流すと、排水管を傷つけてしまうことがあります。
塩素系、酸性、アルカリ性といった洗剤を処分する場合は水に薄めた状態で流し、排水管が傷つくのを防いでください。
排水管は金属でできており、濃度の高い洗剤が付着することで腐食が進行しやすくなります。
腐食が進むと排水管に穴が開き、水漏れなどを引き起こす要因にもなるため、洗剤をトイレなどに流す際は薄めてから流してください。
古い洗剤にはデメリットがあるので確認を
洗剤を捨てるにあたって、かなり古いものが出てくる場合もあります。
まだ使えるかどうか気になりますが、以下を参考に古い洗剤の扱いには注意してください。
- 洗剤の一般的な使用期限は3年程度
 - 古い洗剤のデメリット
 
洗剤の一般的な使用期限は3年程度
洗剤は、容器に使用期限が記載されていることが少ないです。
そのため、いつまで使えるのだろうと疑問に思うこともあるでしょう。
使用期限こそ書かれていないものの、一般的には3年程度が目安です。使用期限3年程度というのは、未開封の洗剤のことを示しています。
未開封であっても、開けてみたときに異臭や変色などがみられたら使用するのはやめましょう。
また、開封後かなり日数が経ってしまった洗剤に関しても、変色などが起きていたら使うのは避けてください。
古い洗剤のデメリット
古くなった洗剤を使用すると、次のようなデメリットがあります。
- 洗浄力が落ちる
 - 成分が固まったり分離している
 - においが変わってしまっている
 - 肌にトラブルが起きる可能性がある
 
変色や異臭が発生するだけでなく、洗浄力が落ちたり肌にトラブルが起きたりすることもあります。
洗濯物などをきれいにする役目がある洗剤ですが、古くなると逆効果になる可能性があるため気を付けてください。
古い洗剤は、使用せず処分する準備を進めましょう。
余った洗剤・使わない洗剤の活用方法
洗剤は、容器にたくさん残っていると捨てるのに躊躇してしまいます。
捨てる準備も大変なので、そんなときは別の方法で活用してみましょう。
余った洗剤や使わない洗剤には、こんな活用方法があります。
- 知人などに譲る
 - 掃除に使う
 - 除湿剤や芳香剤として使う
 
知人などに譲る
未開封で3年を過ぎていない洗剤なら、知人など洗剤が欲しいという人に譲ることで自身の手元から手放せます。
捨てるのはもったいない、捨てる準備も手間がかかると感じるときは、使ってくれる人に譲ってみましょう。
捨てる手間がなくなり、そのままの状態で手渡すだけで片付けることが可能です。
知人や離れて暮らす家族などに尋ねて、洗剤が欲しい人にぜひ使ってもらいましょう。
掃除に使う
余った洗剤は、掃除の際に使うことも可能です。
ただし、本来の使い方とは異なることもあるため、自己責任での使用をお願いします。
洗剤の種類によって様々な箇所の掃除に活用できるので、以下を参考に実践してみてください。
| 洗剤の種類 | 活用方法 | 
|---|---|
| 液体洗剤 | ・水で薄めて、床の雑巾がけやモップがけに ・水で薄めて、窓ガラスの掃除に ・洗剤を溶かした水にシルバーアクセサリーを入れて、くすみの改善に  | 
| 粉末洗剤 | ・排水溝やシンクに振りかけてこする ・粉末洗剤とお湯を混ぜて回すと、洗濯槽のカビ・汚れ除去ができる ・スプレーボトルに洗剤と水を混ぜ合わせると油汚れ掃除に使用できる  | 
除湿剤や芳香剤として使う
余ったりもう使わない洗剤は、除湿剤や芳香剤として活用することも可能です。
除湿剤と芳香剤、それぞれどのように活用すれば良いかは以下をご覧ください。
~除湿剤として使う方法~
- 粉末洗剤を開封する
 - そのまま下駄箱やトイレなど湿度が気になる箇所に置く
 
箱ごと置いても良いですし、小さな容器に粉末洗剤を移し替えても除湿効果が期待できます。
時間が経つと洗剤が固まるので、定期的に交換してください。
除湿剤として使った粉末洗剤は、その後細かくして再び洗濯の際に利用できます。
~芳香剤として使う方法~
- フローラル系など香りつきの粉末洗剤を容器や小さな袋に入れる
 - 下駄箱やトイレ、洗面所などにおいが気になる箇所に置く
 
だしパックやお茶パックなど通気性に優れた袋に入れると、より洗剤の香りを広げることができます。
粉末洗剤がこぼれないよう、きちんと封をして置いてみましょう。
洗剤やその他不用品をまとめて処分するなら不用品回収業者へ

洗剤の捨て方について、タイプごと・容器の種類に注目してご紹介しました。
タイプに応じて捨て方に注意すること、新たな活用方法も知っておくと、日常生活の様々なシーンで洗剤を利用できます。
古くなった洗剤が種類問わずたくさんある、その他処分したい不用品があるようなときは、「不用品なんでも回収団」にもご相談ください。
あらゆる不用品を即日で回収可能なため、場所をとる洗剤やその他不要なものを一度に処分することが可能です。
片付けのプロが対応するので、処分に悩む不用品をすっきり処分できるのがメリットです。
ぜひ、以下の無料お見積りからお問い合わせください。
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洗剤を排水溝に流して処分しても問題ありませんか?
少量なら流しても良いのか迷う方が多いですが、洗剤の種類によっては注意が必要です。特に酸性やアルカリ性など刺激の強い洗剤は、排水管を傷めたり腐食させる可能性があります。そのまま流すのではなく、水で薄めてから流すようにしましょう。新聞紙や古布に染み込ませて可燃ゴミで処分する方法もあります。安全面を考えて、流す場合でも必ず薄めることをおすすめします。
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古い洗剤が大量に出てきました。まだ使えますか?
洗剤には明確な使用期限が表示されていないことが多く、判断が難しいですよね。一般的には未開封で3年程度が使用の目安とされていますが、期限内でも変色や異臭があれば使用は避けてください。古い洗剤は洗浄力が落ちるだけでなく、肌トラブルを招く恐れもあります。使うのが不安な場合は、無理に使わず処分する方が安心です。活用できそうな分は掃除などに回し、残りは正しい方法で処分しましょう。
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まだ残っている洗剤、捨てずに活用する方法はありますか?
「捨てるのはもったいない…」と感じる場合は、活用してから手放すのも良い方法です。余った洗剤は、床掃除や窓の拭き掃除など、日常の掃除に再活用できます。粉末洗剤なら除湿剤や芳香剤として使えるほか、香り付きのものは下駄箱やトイレに置いてニオイ対策にも役立ちます。それでも使いきれない場合は、必要な人に譲ることも検討してみてください。捨てる前にもう一度用途を広げると、ムダなく活用できます。
 


			















            




























































































































































































