ここでは、カビの生えた鏡餅の処分方法について詳しく解説します。カビの生えた鏡餅は食べられるのか、鏡餅を飾る・処分するタイミングについても触れているので、鏡餅に関する疑問を解消できます。
鏡餅にカビが生えることで悩んでいるときにおすすめの鏡餅もあるので、ぜひ最後までご覧ください。カビが生えてしまった鏡餅は、正しい方法で速やかに処分しましょう。
カビの生えた鏡餅は一般的に自治体のゴミで処分
カビの生えた鏡餅は、基本的には自治体のルールに従ってゴミに出す必要があります。鏡餅にも種類があるので、今回は生タイプと個包装タイプに分けてカビが生えてしまったときの処分方法について見ていきましょう。
生タイプ
生タイプの鏡餅は、食品廃棄物として自治体のゴミに出します。小さく切り分けて生ゴミに出すと良いでしょう。お住まいの自治体のゴミルールを確認して、適切に処分することが大切です。
また、カビが生えた鏡餅から他の食品にカビが広がらないよう、ビニール袋に入れて密閉してから捨てるのを忘れないようにしてください。気づかないうちにカビが他の食品に移ってしまう恐れがあるので、切り分ける際や捨て方には注意しましょう。
個包装タイプ
個包装タイプや真空パックタイプの鏡餅にカビが生えた場合も、生タイプと同じようにして処分できます。パッケージから鏡餅を取り出して、生ゴミとして処分してください。パッケージは、プラスチックゴミとして分別処分しましょう。
包装してあるパッケージと鏡餅本体を分別し、カビが他の食品に移らないよう適切に処分するようにしてください。
カビが生えた鏡餅を食べて処分はできない
カビが生えた鏡餅って食べられるの?と疑問に思いますが、食べるのはおすすめできません。カビは、鏡餅の表面だけでなく、内側にも広がっている場合があるためです。
さらに、カビというとどれも見た目が同じように見えますが、なかには人体に有害なものも存在します。うっかり食べることで健康被害が出る可能性があるので、カビの生えた鏡餅を食べるのは避けましょう。
餅に生える緑色・黄色・赤色・黒色のカビは特に注意が必要です。発見したら、速やかに鏡餅を処分してください。
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どんど焼きでカビの生えた鏡餅処分は非推奨
お正月飾りの一つである鏡餅はどんど焼きで処分する方法がありますが、おすすめできません。神社でどんど焼きやお焚き上げをしているところも多いなか、その対象となる物は神様の御魂が入った物とされています。燃やせないから、ゴミとして処分できないからという理由で引き取ることはできません。
鏡餅も納められない物の一つに含まれ、神社ではカビてしまった鏡餅に関しては謝罪の気持ちを込めて可燃ゴミに出すようにとしています。真空パックに入っている状態や近年の住宅事情から、鏡餅にはカビが生えやすいです。
しかし、カビて食べることができないけどゴミで出すのも気が引けるからといって、どんど焼きに持って行くのは控えたいところです。餅メーカーも、どんど焼きなどに持って行くと迷惑になるので自宅で処分してくださいと述べています。
カビが生えて食べることができない鏡餅は、どんど焼きに持って行くのではなく自治体の決まりに沿ってゴミの日に処分しましょう。
鏡餅を飾る・処分するタイミング
どんど焼きやお焚き上げでの処分は控え、自治体のゴミの日に出すべき鏡餅ですが、飾るタイミングと処分するときについても確認しておきましょう。うっかりカビが生えてしまうという事態を避けるコツにもなる可能性があるので、ぜひチェックしてみてください。
飾るのは大掃除を終えてからの年末に
お正月飾りである鏡餅は、正月事始めとされる12月13日以降に飾るのが古くからのならわしとなっています。大掃除を終えてきれいになった状態で鏡餅を飾るのが一般的なので、12月下旬頃に飾る家が多いでしょう。
末広がりであり縁起の良い日とされている12月28日に飾るか、30日までに飾り付けておくと良いです。29日は苦餅、31日は葬儀と同じ一夜飾りとなるため、縁起が悪いとされています。
29日に関しては、「ふく」と読めることから福餅といわれ、その日に鏡餅を飾ると縁起が良いと考えるところもあります。
鏡開きのときに処分するのが一般的
お正月に飾った鏡餅は、鏡開きのときに処分するのが一般的です。鏡開きとは、お供えしていた鏡餅を下ろして食べる日のことです。一家の無病息災を祈るという意味が込められています。鏡餅は、お供えして下ろしてから食べることまでに意味があるのです。
鏡開きの日は地域によって異なり、1月15日付近となっています。地域ごとに鏡開きのタイミングが異なるので、お住まいの地域ではいつ行なっているか調べてみると良いでしょう。
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鏡餅にカビが生えるのを防ぐコツ
鏡餅は、飾る場所の状態や飾り方などからカビが生えてしまい食べられなくなることがあります。そこで、鏡餅にカビが生えないようにするためのコツをまとめました。
以下のポイントに注目して、鏡餅にカビを生やさないようにしてみましょう。
飾るときの乗せ方を工夫する
鏡餅では、上下重なっている部分にカビが生えやすいです。重なっている部分は通気性が悪くなるため、どうしてもカビが発生しやすいです。
そこで、鏡餅を飾るときに重なっている部分の通気性を良くしておきましょう。鏡餅の1段目と2段目の間につまようじを挟んでおくだけでも隙間ができ、通気性を保てます。つまようじ程度なら鏡餅の間に挟んでいても気づかないので、飾るときにも支障ありません。
その他、鏡餅に餅取り粉が付いているとカビが発生しやすくなるので、できるだけ払い落としてから飾るのも心がけてみてください。
飾る場所に注意する
鏡餅のカビを防ぐには、飾る場所に気を付けることも大事です。カビは湿度と気温が高い場所に発生しやすいので、このようなところに鏡餅を飾らないようにしましょう。
暖房や加湿器を使用する場所には、飾らないのが安心です。鏡餅によくカビが生えてしまうという人は、毎年飾っている場所の環境を見直してみてください。飾る場所を変えてみるだけでも、カビが生えにくくなる場合があります。
鏡餅の表面に焼酎を塗る
鏡餅にカビが生えないようにするためには、焼酎を使った方法もあります。鏡餅の表面に焼酎を塗っておくと、カビ予防になるのです。
焼酎に含まれるアルコール成分が殺菌の役目を果たしてくれるので、鏡餅にカビが生えにくくなります。できるだけアルコール度数の高い焼酎を使うと、よりしっかりとカビを予防できるでしょう。
家に焼酎がないという場合は、食品用エタノールでも代用が可能です。鏡開きをして食べることを考えたときも、焼酎や食品用エタノールは安心です。
焼酎や食品用エタノールを鏡餅の表面に付けるときは、霧吹きを使って全体に吹き付けるようにしましょう。
最近はカビない鏡餅も登場している
鏡餅は、その状態や環境によってカビが生えてしまうことがあります。カビが生えると食べられないので、ゴミの日に出して処分する形になります。このとき、鏡餅を捨てることにためらってしまったり、カビが生えないと良いのに・・・と考えるでしょう。
そこで最近では、カビない鏡餅も登場するようになりました。プラスチック製や木製の鏡餅が販売されているため、カビが生えたから処分しないといけないという事態を防げます。木製などの鏡餅なら、鏡開きのときに汚れを落として再び保管しておくと、来年もまた飾ることが可能です。
カビが生える心配がなく無駄を減らせる、経済的であるなどメリットが多いです。毎年鏡餅にカビが生えてしまい捨てる羽目になるという人は、その心配がない素材の鏡餅を用意してみるのも良いでしょう。
鏡餅ほかお正月用品の処分は不用品なんでも回収団へ
鏡餅を処分する方法から注意点、処分するタイミングなどについて解説しました。カビが生えてしまった鏡餅は、どんど焼きやお焚き上げではなく自治体のゴミの日に処分すると良いです。身体に有害なカビが生えている場合もあるので、食べて処分するのはやめましょう。
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