この記事では、大量の雑草の処分方法について解説します。
大量の雑草を処分するには、運搬や雑草の収集は大きな負担です。そのため、処分時の負担を減らす方法も紹介します。
この記事を読んで、大量の雑草の適切な処分方法を選ぶ参考にしてください。
大量の雑草の処分方法5選!
こちらでは、大量の雑草の処分方法を5つ紹介します。ご自身の状況に合わせて適切な方法を選択してください。
自治体のゴミ回収で捨てる
自治体のゴミ回収であれば、大量の雑草を燃やせるゴミとして出せることが多いです。
燃やせるゴミに出せる量や大きさは、自治体によって異なります。事前にお住まいの自治体のルールを確認しておきましょう。
処分に際しては、雑草は水分が多いと重く、ゴミ袋が破れる可能性があります。天日で十分に乾燥させてから処分することをおすすめします。
また、入るだけ詰め込もうとしてしまいがちです。袋の容量に対して80%くらいに余裕を持たせるようにしてください。
自治体のゴミ処理施設へ持ち込む方法もありますが、費用が発生します。自治体のゴミ回収の上限を上回る量の雑草がある方は、自治体の窓口に確認してください。
自身の土地に埋める
自身の土地に雑草を埋めることは、費用がかからず、手間の少ない方法です。
雑草は、水分が多いと腐敗しやすく、悪臭の原因となる可能性があります。十分に乾燥させてから埋めてください。
また、雑草が栄養となり、別の雑草が再び生えてくることもありますので、細かく切って埋めるのもおすすめです。細かく切ることで、土に馴染みやすくなり、分解も早くなります。
◾︎埋める手順
- 乾燥させる
- 細かく切る
- 深さ30cm程度の穴を掘り、埋める
- 埋めた上に土をかぶせ、平らにならす
堆肥として再利用する
堆肥として利用すれば、ゴミの再利用にもなります。環境に優しい方法でもあります。
ただし堆肥を作るには、道具をそろえなければならず購入費用が必要です。また手間と時間がかかるため、園芸をしていきたい方以外には向きません。
再利用する際は、雑草だけで堆肥を作ると栄養が偏るのを防ぐために、野菜くずや、果物の皮などを混ぜるのもおすすめ。
水分が少なすぎると発酵が進まず、多すぎると腐ってしまうため、水分管理も行いましょう。
また、1週間に一度程度、堆肥を混ぜて空気を送り込むようにしてください。この作業を約3ヶ月~半年続けると堆肥が完成します。
草刈り・造園専門業者に依頼する
大量の雑草の処分は、個人で行うと時間と労力がかかります。大量の雑草を処分したいけれど、面倒という方にはおすすめです。
草刈りから処分まで全て任せられます。プロの技術と機材で、短時間で広範囲の草刈りが可能。
費用は、1㎡あたりの金額で計算する業者が多いです。高額にはなりますが、雑草が生えてこないような作業を行なってくれるところもあります。
専門業者を選ぶ際には、過去の施工実績や口コミなどを参考に、信頼できる業者を選ぶようにしてください。
また、草刈りのみだけでなく、雑草も処分してくれるかどうかを事前に確認しておきましょう。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者であれば、自宅での処分が難しいような大量の雑草でも、まとめて引き取ってくれます。雑草だけでなく、庭木や枯葉、不用になった家具家電なども一緒に処分可能。
当日対応可能な業者もあり、すぐに処分できます。
業者によって料金体系が異なるため、事前に見積もりを依頼しましょう。回収量や品目によって料金が決まります。
業者選びの際には、必ず許可証を持っている業者を選びましょう。契約内容をしっかりと確認し、不明な点は質問するようにしてください。
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大量の雑草の処分費用の相場
大量の雑草を処分する際の費用の相場について、方法別に紹介します。
処分するものが他にもあるといった状況や、緊急性なども総合的に判断し、一番良い方法を選んでください。
処分方法 | 費用 |
---|---|
自治体のゴミ回収 | 無料〜300円 |
自身の土地に埋める | 無料 |
堆肥として再利用 | 2,000〜5,000円 |
草刈り・造園専門業者 | 200〜500円/1㎡ |
不用品回収業者 | 3,000〜10,000円 |
自治体のゴミ回収で捨てるのであれば、処分費用は基本的には無料です。自治体のルールによりますが、燃やせるゴミとして処分するところが多いです。
ただし、量によっては料金がかかる自治体もあります。収集ルールに従って出してください。
土地に埋める方法は処分費用がかかりません。
堆肥として再利用するには、堆肥を作るための道具が必要です。道具の購入費用だけでなく、手間と時間がかかりますが、エコな方法です。
草刈り・造園専門業者は、広さ、草の種類、作業内容によって異なります。草刈りだけでなく、庭の整備なども依頼できますが、費用は高額。
不用品回収業者も、費用がかかります。とはいえ、指定時間に回収してくれる点と、他の不用品もまとめて回収してくれる点にメリットを感じる方にはおすすめです。
大量の雑草処分の際のポイント
こちらでは、大量の雑草を処分に関する押さえておきたいポイントについて解説します。ポイントを押さえて適切に処分するようにしてください。
大量の雑草を集める道具
雑草を集めるのに便利な道具は以下の通りです。
雑草を集めるのに便利な道具
- レーキ:広範囲の草を掻き集める
- 熊手:根ごと草を抜く
- てみ・フゴ:落ち葉集め、草集め、収穫物の移動
- 集草バッグ:刈り取った草を集めるための袋
- 手袋:手の保護
柔らかい草ならレーキ、根が張っている草なら熊手がおすすめです。狭い場所では、小型の道具が扱いやすいでしょう。
大量の雑草を集める作業は、体力を消耗する作業です。作業効率を上げて、安全に作業を行うために道具を使うようにしてください。
大量の雑草の乾燥日数
広げたブルーシートの上に、草を薄く広げ、日光に当てて乾燥させます。天候にもよりますが、3日から1週間程度で乾燥します。
◾︎天日干し方法
- ブルーシートに、草を薄く広げる
- 1日おきに裏返す
- 数日間日光に当てる
農業用の乾燥機などを使用すると、短時間で乾燥できます。ご近所さんや知り合いから借りられるのであれば効率的です。
しかし、家庭用の乾燥機を使う場合は、大量の草を乾燥させるのは難しいです。
除草剤を使うと効果的に処分できる
除草剤には、大きく分けて以下の2種類があります。
- 非選択性除草剤:広範囲の雑草を一掃できる
- 選択性除草剤:特定の植物だけを枯らせられる
非選択性除草剤は、雑草だけでなく、芝生や花など他の植物も枯らしてしまうため、使用場所には注意が必要です。
製品ごとに使用方法や注意事項が異なりますので、必ずラベルをよく読んでから使用しましょう。使用量、希釈倍率、散布時期などを確認してください。
雨が降ってしまうと効果が薄れます。しばらくは晴天で風がない日に使用するのが理想的です。
大量の雑草を処分する際のNG行動
こちらでは、大量の雑草処分に関するNGな行動を解説します。
最悪、罰せられることにもなりかねませんので、紹介する注意点を押さえて適切に処分するようにしてください。
野焼きする
野焼きは、簡単に大量の雑草を処分できる方法に思えますが、リスクが高すぎます。野焼きで雑草を処分するのは、絶対にやめておきましょう。
そもそも、多くの自治体では、野焼きを条例で禁止しています。違反した場合には、罰金などの行政処分を受けることも。
また、近隣の家庭の洗濯物に煙がかかったり、周辺住民の家に入り込んだりすることでトラブルになる可能性があります。
自分の家・庭の周辺に放置する
大量の雑草を処分する際、自分の家や庭の周辺に放置すると、以下のようなトラブルの原因になってしまいます。
自分の家や庭の周辺に放置するリスク
- 害虫の温床
- 悪臭の発生
- アレルギーの原因
雑草は、蚊、ハエ、ゴキブリなどの害虫の隠れ家や繁殖場所になります。不快なだけでなく、不衛生です。
雑草を放置すると腐ってしまい、悪臭が出てきます。特に夏場は、腐りやすく近隣からクレームが来ることもあるでしょう。
また、雑草の中には、花粉症の原因になることがあります。近隣の方の花粉症状を悪化させることになりかねません。
気づかないうちに迷惑になることもあります。処分するつもりでも、雑草の長期間の放置には注意しましょう。
山や広場や公園など不法投棄する
広場、公園に雑草を投棄してしまうと、風で散らばったり、見栄えが悪くなったりします。利用者や所有者の迷惑になってしまいます。
山では、乾燥した雑草から火災に発展する危険性があります。火災が広がり、森林や地域の被害になるため、やめておきましょう。
また、不法投棄は、5年以下の懲役、1,000万円以下の罰金と定められています。罰金や懲役などの重い罰則が科せられる場合があるので注意してください。
大量の雑草の処分は「不用品なんでも回収団」へ!
大量の雑草の処分方法や簡単に切る方法や道具についても紹介しました。大量の雑草の処分にかけられる手間を考えて処分方法を選びましょう。
大量の雑草の処分を無料で処分できる方法も紹介しました。自治体のゴミ回収やご自身の土地に埋めるなどの方法は、基本的には費用はかかりません。
雑草の刈り取りと処分も全て任せたいという方は、草刈り・造園専門業者を利用するのもひとつの手です。
不用品回収業者であれば、指定先まで大量の雑草を回収に来てくれるだけでなく、雑草以外の不用品も回収します。
個々の処分費用を考慮するとお得に多くの不用品を処分できます。
大量の雑草やその他不用品の処分は、ぜひ「不用品なんでも回収団」にご相談ください。