この記事では、干支の置物の処分についてまとめています。
一年の幸せを願うために玄関まわりやリビングに飾られる干支の置物ですが、その年が終わったり一定の期間が過ぎた場合の処分について悩む方もいるでしょう。縁起物である干支の置物はいくつか処分の手段があるため、自身の状況にも応じて最適な方法を選んでください。
処分費用の相場や注意点、片付けタイミングも紹介するので、処分を検討中の方は必見です。
干支の置物の処分方法7選
干支の置物の処分方法を7つ紹介します。縁起物でもある干支の置物は、神社を含めあらゆる方法で処分が可能です。
以下の中から自身ができる方法を取って、安全に処分を進めてください。
どんど焼きで供養してもらう
どんど焼きは、年神様をお送りする伝統行事です。小正月の1月15日に全国の神社で毎年開催されており、ここに干支の置物や正月飾りを持ち込んで供養焼却を行うケースが多いです。
小正月開催のどんど焼きは無料で供養焼却を実施してくれる神社も多いため、タイミングが合えばこの方法で処分するのが費用と縁起の両面で良いでしょう。ただし、どんど焼きを開催しているのか、干支の置物も対象かどうかは事前に問い合わせた上で神社へ持ち込んでください。
神社に持ち込んで引き取ってもらう
神社ではどんど焼き以外でも、古くなったお札やお守りを納める「古札納所」へ持ち込むことで引き取ってもらえるケースがあります。引き取った上で、神社がこれらをまとめてお焚き上げしてくれる流れです。
どんど焼きのタイミングで持ち込めなかった干支の置物は、あらためて古札納所へ持ち込むとよいでしょう。ただし、神社によっては古札納所がない、持ち込める期間を定めている所もあるため要確認です。
骨董品専門店に売却する
骨董品を扱う専門店では、陶器製の干支の置物を買い取ってくれる所もあります。状態のよい置物であれば、持ち込んで査定してもらうのもよいでしょう。
持ち込みの際は、運搬時の衝撃で置物が壊れないよう入念に保護した上で進めてください。
中外陶園の「干支供養」に出す
干支の置物の製造メーカーである中外陶園は、一年の役目を終えた干支への感謝の気持ちとともに置物を土に還す「干支供養」という行事を実施しています。毎年2月11日に開催されており、前日までに中外陶園の本社に持ち込む、または送料元払いの宅配便で置物を配送することで供養してもらえます。
配送の場合送料はかかりますが、供養費自体は無料になります。縁起物として気持ちよく手放したい方は、この干支供養の利用もおすすめです。
ただし、中外陶園の干支供養の対象は陶磁器製に限られています。その他素材の置物を持ち込んだり配送しても供養してもらえないため注意してください。
また置物に付属する木製やプラスチックの飾りがあれば、こちらも事前に外した上で渡しましょう。
自治体の一般ゴミに出す
干支の置物は、自治体の一般ゴミとしての処分も可能です。木製や陶器製など素材もさまざまなため、自治体のルールに従って分別の上処分してください。
縁起物を捨てるのに抵抗がある場合、他のゴミと同じ袋には入れず、干支の置物と粗塩を一緒に入れて清めた上で処分するとよいでしょう。
フリマアプリ・オークションに出品する
状態がよい、もしくは限定品の置物などの場合はフリマアプリやオークションに出品して売却するのもおすすめです。商品登録や取引後の配送など手間やコストはかかりますが、売値次第では多少の利益も見込めます。
これらサービスの利用には手数料もかかるため、価格設定は慎重に行いましょう。
不用品回収業者に依頼する
干支の置物は、不用品回収業者に処分を依頼するのもおすすめです。陶器や磁器、木製やプラスチックなどさまざまな素材で作られている干支の置物はすべて回収可能、単品はもちろん他の不用品とまとめてお得に処分ができるのも大きな特徴です。
神社や専門店への持ち込み、供養のための配送とは違い、連絡するとスタッフが自宅へ回収に来てくれるため自身の労力がかからない点も魅力です。
不用品回収業者に依頼する場合は、相場よりはるかに高い料金を請求してくる悪徳業者には注意してください。利用者の口コミや公式サイト記載の料金表や実績などを照らし合わせた上で、安全な優良業者を探し出すことが重要です。
おすすめの優良業者は以下の記事でもまとめているため、業者選びの参考にしてください。
干支の置物の処分費用相場
干支の置物を処分する際の費用相場を紹介します。それぞれの方法ごとに詳細は異なりますが、処分時の予算を立てる時の参考としてください。
費用相場は以下表の通りです。
処分方法 |
費用相場 |
---|---|
どんど焼きでの供養 |
無料~3,000円 |
神社への持ち込み |
無料~2,000円 |
骨董品専門店への持ち込み |
無料 |
中外陶園の干支供養 |
無料 |
自治体の一般ゴミ |
無料 |
フリマアプリ・オークションへの出品 |
無料(サービス手数料・配送料は別途発生) |
不用品回収業者に依頼 |
500円~2,000円 |
神社で行われるどんど焼きや持ち込みによる処分は、場所によって無料か有料かは異なります。基本的に小正月開催のどんど焼きは無料ですが、地域によってルールは異なるため要確認です。
骨董品専門店への持ち込みや中外陶園の干支供養は、処分費自体は無料でも運搬・送料のコストはかかるため注意しておきましょう。
不用品回収業者に依頼する場合、単品ではなくパックプランを提供する業者であれば、他の不用品もまとめてお得な価格で引き取ってもらえます。干支の置物以外の正月飾りや縁起物も片付けたいタイミングであれば、おすすめの方法です。
干支の置物を処分する際の注意点
干支の置物は縁起物として慎重な処分が求められますが、以下の点にも注意した上で処分を進めましょう。
自治体の一般ゴミとして処分する際は正しく分別する
自治体の一般ゴミとして処分する際は、素材ごとに正しい分別を徹底してください。干支の置物が木製・紙製の場合は燃えるゴミですが、陶器・磁器やプラスチック製であれば燃えないゴミに該当します。
また、置物に飾りが付いている場合はそれぞれの素材ごとで分別が必要です。正しく分別をせずに捨ててしまうとゴミ袋を回収してもらえず、周辺住民に迷惑をかけたり不法投棄とみなされるリスクがあります。
各自治体のルールに従い、正しく処分しましょう。
持ち込み・配送は慎重に行う
店舗への持ち込みやフリマアプリ・オークションの出品にともなう配送作業は慎重に行いましょう。干支の置物は陶器製の製品が多いですが、陶器は外部からの衝撃に脆いため、落としたり強くぶつけると簡単に欠けてしまいます。
欠けていては店舗でも買い取ってもらえず、配送においては取引相手とのトラブルにもつながりねません。緩衝材などを入念に巻きつけて、壊れないように保護しておきましょう。
干支の置物を片付けるタイミングは?
飾っている干支の置物を片付ける場合、どのタイミングが適切なのでしょうか。縁起物にはそれぞれ飾る目的があり、役目を終えた時が片付けのタイミングとされるケースが多いです。
干支の置物の場合は、以下の点を踏まえてタイミングや片付けの有無を判断してください。
正月飾りの場合は旧正月まで
正月飾りとしての干支の置物は12月13日の正月事始め以降、もしくは新年の元日から飾り始めるのが一般的で、そこから1月7日・15日あたりまで飾って片付けるケースが多いです。
しめ縄飾りや門松など、他の正月飾りと同じタイミングで片付けるよう覚えておくとよいでしょう。
その年はずっと飾り続けていてもよい
正月飾りとして適した時期に片付ける地域や家庭もありますが、干支の置物は本来その1年の幸せや健康を願って飾られる物のため、その年はずっと飾り続けておいても問題はありません。
一年中飾り付けておき、次の干支が回ってくる新年のタイミングで片付けるとよいでしょう。
次に干支が回ってきたら再度飾ってもよい
干支の置物は、同じ干支が回ってくる12年後に同様の物を飾っても問題はないとされています。家族に運気や健康をもたらす効果には変わりないと言われているため、箱などで安全に保管しておき、来るべき年に取り出せるよう準備しておくとよいでしょう。
干支の置物は製品によっては高価な物もあり、1年で処分してしまうのはもったいないと考える方も多いです。次に干支が回ってきた際も役立てられるため、無理に処分する必要はありません。
その他、縁起物として自宅に飾られる代表的な正月飾りの処分方法やタイミングについては、こちらの記事も参考にしてください。
干支の置物を処分するなら「不用品なんでも回収団」にご連絡ください!
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