ドラム式洗濯機の処分方法をご紹介します。
ドラム式洗濯機は、国によって定められている「家電リサイクル法」に沿って処分する必要があります。処分の際はリサイクル料金を支払い、決められている方法で捨てなければなりません。もし違反すると高額な処分費用を請求される場合もあるので、注意が必要です。
この記事では、ドラム式洗濯機の処分方法の紹介に加え、捨てる前に知っておくと助かるポイントや処分費用の相場も解説します。ドラム式洗濯機を処分したい方は、ぜひ参考にしてください。
ドラム式洗濯機の処分方法7選
ドラム式洗濯機の処分方法についてご紹介します。
ドラム式洗濯機は「家電リサイクル法」に沿って適切に処分しなければならない品目のため、処分にはそれなりの費用も手間も掛かります。ただ選べる処分方法は幅広く、状況によって最適な捨て方は異なります。
ドラム式洗濯機の状態や処分の予算、自分で運搬できるかなども考慮して処分方法を選んでください。
不用品回収業者に依頼する
もう使用できないドラム式洗濯機なら、不用品回収業者に依頼する方法がおすすめです。
故障していたり、売却もできないような状態なら捨てたいと思いますが、どの方法でも基本的には処分費用が掛かります。それなら、費用が掛かりながらも最も楽に効率よく処分できる方法を選ぶのが一番。
不用品回収業者なら、即日処分も可能ですし、家に回収に来てくれるので実に楽に洗濯機を処分できます。また家にあるその他の不用品も一緒に引き取ってくれるので、引っ越し前後の荷物整理や断捨離後には特におすすめです。
どちらにしても処分費用が掛かるなら、即日対応も可能で、楽に処分できる不用品回収業者への依頼も選択肢の一つでです。
〇メリット
- 家まで回収に来てくれる
- 即日処分も可能
- 希望日時が指定できる
- 他の不用品も一緒に引き取ってくれる
〇デメリット
- ドラム式洗濯機のみなら割高
- 自分で業者を探す必要がある
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自治体のゴミ処理施設に持ち込む
地域のゴミ処理施設に自分でドラム式洗濯機を持ち込むことも可能です。
この処分方法は、自分自身で車を運転してドラム式洗濯機を運ぶため、ある程度の労力は掛かりますが収集運搬料は掛かりません。そのため、比較的安価な価格で処分が可能になります。
ただ持ち込みの場合は、事前に家電リサイクル券を購入しておく必要があります。ドラム式洗濯機の品目と料金コードを確認し、その金額で券を購入してリサイクル券を貼って持ち込みましょう。
リサイクル券をドラム式洗濯機に貼る時には、「排出者控」を切り離し、保管するようにしてください。またゴミ処理施設の営業時間は地域によって異なりますので、持ち込む前に確認することをおすすめします。
〇メリット
- 好きなタイミングで処分できる
- 安価に処分可能
〇デメリット
- 自分で運搬する必要がある
- リサイクル券を購入しておく必要がある
買い替え時に下取りしてもらう
新しいドラム式洗濯機に買い替える予定があるなら、その時に購入店で下取りしてもらう方法もあります。
リサイクル料金を払う必要はありますが、新しいドラム式洗濯機の購入代金と一緒に払っておけば、後は新しい洗濯機と交換するだけなのでとても簡単。
大手の家電量販店では、ドラム式洗濯機の買い替えを推奨しており、お得な下取り価格を設定していたり、下取りした金額分のポイントを付けてくれたりします。時にはリサイクル料金が浮くこともあるので、ドラム式洗濯機の買い替え予定があるなら有効活用してみましょう。
ただ、下取りには「国内製品であること」、もしくは「壊れていないもの」などの条件があるため、お店が設定している引き取り条件を事前に確認してください。
〇メリット
- 処分と購入が同時で手間が掛からない
- 処分方法を考える必要がない
〇デメリット
- 下取りの条件がある
- 店舗によって下取り価格に差がある
家電量販店に処分を依頼する
以前ドラム式洗濯機を購入したお店、もしくはそれ以外の家電量販店でも処分を依頼することができます。
基本的に多くの家電量販店は、家電の処分を請け負う立場を確立しており、家電のリサイクル処分に関しても慣れているので相談してみるとよいでしょう。
店舗によって、持ち込み可能だったり、回収サービスを展開していたりと方法は様々です。店舗でリサイクル料金と運搬料金を払えばいいだけの場合もありますし、事前に郵便局で家電リサイクル券を購入しておかなければならないパターンもあります。
手順や費用などが分からない時は、近場の家電量販店に問い合わせてみてください。
〇メリット
- 近場の家電量販店で処分できる
- 回収サービスなら楽に処分できる
〇デメリット
- 店舗によって条件が異なる
- 事前にリサイクル券を購入する必要がある場合も
フリマやオークションで売却する
比較的新しくまだまだ使用できるドラム式洗濯機なら、フリマやオークションで売却する方法も可能です。
フリマやオークションで売却するメリットは、自分の希望価格で売り出せること。リサイクルショップや下取りでは言い値を受け入れることになりますが、個人間での取引なら希望価格が通りやすくなります。
人気のあるメーカーのドラム式洗濯機や比較的新しい型なら、何万円単位で売却できることもあり、フリマアプリの使用に慣れているならおすすめの方法です。
ただ、フリマやオークションでの出品作業は思ったより手間が掛かりますので、慣れていない方やすぐに処分したい方には向いていません。またもし買い手がつかなければ、不要な洗濯機をいつまでも保有しておかなければなりませんので、引っ越しなどで期限が迫っている方は避けたほうがよいかもしれません。
〇メリット
- 希望の金額で売却できる
- 慣れていれば楽に処分可能
〇デメリット
- 買い手がつかない場合がある
- 売れるまで保管の必要がある
- 送料が高額な場合あり
譲渡する
まだドラム式洗濯機が使用可能なら、必要としている人に譲る方法もあります。
欲しい人からすれば無料でドラム式洗濯機が手に入りますし、処分したい側からしても無料で処分できるので一石二鳥です。
ただこの方法の場合は、自分で譲渡先を探さなければならないので、思い当たる先がなければ処分が先延ばしになってしまう可能性も。周りの人に聞いてみたり、地域の掲示板に載せてみるなどの工夫も必要でしょう。
運搬手段は自分で確保する必要がありますが、近場なら自力でも可能です。もし遠方なら送料が掛かりますが、どちらが支払うかは相談次第ということになります。
〇メリット
- 無料で処分できる
- 手軽に手放せる
〇デメリット
- 自分で譲渡先を探す必要がある
- 運搬手段は交渉が必要である
NGO団体などに寄付する
使わなくなったドラム式洗濯機を、NPO・NGO団体などに寄付する方法もあります。
もちろん無料で寄付できますし、希望であれば匿名で寄付することもできるので安心です。団体によっては、ドラム式洗濯機の取り外し・出張料金・回収費用もすべて無料対応というところもあり、処分する側にとってもメリットがあります。
ただ団体で違いがありますが、寄付できるドラム式洗濯機には品目が決まっており、国内メーカーなら製造から8年以内のもの、海外メーカーなら製造から5年以内のものなど条件あり。またもちろんですが、故障していたり動作不良のものは受付不可です。
まずは連絡を取って、どのような手順で寄付すればよいか問い合わせてみてください。
〇メリット
- 無料で処分できる
- 人の手助けができる
〇デメリット
- 自分で団体を見つける必要がある
- 団体によって送料等は相談が必要
ドラム式洗濯機の処分方法別の費用相場
ドラム式洗濯機の処分方法別に費用相場をご紹介します。
選択する処分方法によって手間や費用は異なりますので、予算やスケジュールに合わせて選ぶ必要があります。無理なく処分できる方法をチョイスしてください。
処分方法 | 費用相場 | 備考 |
---|---|---|
不用品回収業者に依頼する | 3,000円~ | ドラム式洗濯機のみなら割高 |
自治体のゴミ処理施設に持ち込む | 2,500円~3,000円程度 | リサイクル料金のみ |
買い替え時に下取りしてもらう | 3,500円~5,000円程度 | リサイクル料金と収集運搬料金 |
家電量販店に処分を依頼する | 3,500円~5,000円程度 | リサイクル料金と収集運搬料金 |
フリマやオークションで売却する | 無料 | 梱包料や送料が掛かる場合も |
譲渡する | 無料 | 送料等は相談が必要 |
NGO団体などに寄付する | 無料 | 送料等は相談が必要 |
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ドラム式洗濯機の処分前に知っておくと役立つポイント
ドラム式洗濯機の処分前に知っておくと役立つポイントについて解説します。
「家電リサイクル法」に従って処分が必要なドラム式洗濯機は、ただ普通に捨てることはできません。適切に処分するためには、事前に幾つかの注意点を知っておく必要があります。
処分前に理解しておくべき、幾つかの重要ポイントをご紹介します。
処分時は家電リサイクル料金と運搬料が必要
ドラム式洗濯機は「家電リサイクル法」に沿って捨てる必要がある品目なので、処分には「リサイクル料金」と「運搬料金」が必要になります。リサイクル料金はメーカーごとに価格が異なり、リサイクル券はその金額で購入することになります。
また運搬料金も依頼する業者によって価格に差があります。普通の洗濯機よりもドラム式洗濯機の方が運搬料が高い傾向があり、さらに取り外しのサポートを依頼すると料金が追加されることも。
リサイクル料金と運搬料金の目安は以下の通りです。
料金の種類 | 費用の相場 |
---|---|
リサイクル料金(メーカーにより価格が異なる) | 2,500円~3,500円程度 |
運搬料金(回収の曜日や家の階数によって異なる) | 1,650円~3,500円程度 |
業務用のドラム式洗濯機は産業廃棄物扱いになる
業務用のドラム式洗濯機は、たとえ一般家庭で使用していたとしても家電リサイクル法の対象外となり、産業廃棄物として処分しなければなりません。コインランドリーやクリーニング店に設置されているようなものや同じような種類のドラム式洗濯機なら、特に注意が必要です。
業務用のドラム式洗濯機を処分したい時には、産業廃棄物収集運搬業の認可を受けている事業者のみが対応可能となりますので、その業者を自分で探す必要があります。
処分前には水抜き作業を行う
ドラム式洗濯機を処分する前には、必ず水抜き作業を行っておきましょう。これを怠ると、搬出時に本体から水が出てきて、運搬者の服や家の中を水浸しにしてしまうからです。
ドラム式洗濯機の水抜き作業は、給水ホース、糸くずフィルター、排水ホースの順に行ってください。
①給水ホースの水抜き
- 水道の蛇口を閉じて電源を入れる
- コースボタンから槽洗浄を選んでスタート
- 15秒経過したら電源を切り給水ホースを蛇口から外す
②糸くずフィルターの水抜き
- 電源を入れ直して脱水ボタンを押し、1分に設定
- スタートして完了まで待つ
- 終わったらドラム内の水分を拭く
- 糸くずフィルターのつまみを緩めて水受けに水を出す
- 糸くずフィルターを引き出し、水分を拭いて元に戻す
③排水ホースの水抜き
- 水受けを用意してから排水口から排水ホースを外す
- すべて水が出てしまったら排水ホースを本体側面に掛ける
メーカーや機種により方法や位置が異なりますので、説明書やインターネット上の情報などを確認しながら行ってください。
ドラム式洗濯機の処分は「不用品なんでも回収団」にお任せ!
ドラム式洗濯機の処分方法についてご紹介しました。
ドラム式洗濯機の処分方法には幾つかの選択肢がありますが、家電リサイクル法が関係しているため、譲渡や売却以外の方法は、ほとんどの場合リサイクル費用が掛かります。
そうなるとどうせ費用が掛かるなら、いかに楽に効率よく処分できるかが重要ポイントになってくるはず。
「不用品なんでも回収団」なら、不要なドラム式洗濯機の回収はもちろん、他の不用品の回収もまとめて対応可能です。しかも即日対応もできますし、家で待っているだけで楽にドラム式洗濯機を処分できます。
ドラム式洗濯機を効率よく処分したい場合は「不用品なんでも回収団」にご相談ください。