「不用品回収業業者には、悪質業者が存在する」
残念ながらそれは事実です。気持ち良くサービスを利用するためには、不用品回収業者について最低限の知識・情報を頭の中に入れておく必要があります。
今回は、不用品回収業者の選び方について
- 優良業者を探すためにどこをチェックすればいいのか?
- 悪質業者にはどんな特徴があるのか?
- もし騙されたときはどう対処すればいいのか?
これらの内容について、詳しく解説します。
優良な不用品回収業者の選び方「チェックすべき6つのポイント」
不用品回収業者は、各地域に数多く存在します。どのような不用品回収業者に依頼すればいいのか、悩む方もいるでしょう。
優良な不用品回収業者を見分けるためにチェックすべきポイントは、大きく6つあります。
<優良な不用品回収業者を選ぶためにチェックすべき6つのポイント>
- 「一般廃棄物収集運搬業許可」を持っているか?
- 料金体系が明確かどうか?
- 事業所の所在地・連絡先・HPなどが公開されているか?
- 作業実績・事例は十分にあるか?
- 損害賠償保険に加入しているか?
- 口コミ・評判に問題はないか?
それでは、一つずつ詳しく見てみましょう。
1.「一般廃棄物収集運搬業許可」を持っているか?
まず、不用品回収サービスを行うためには、必ず各自治体から許可を所得している必要があります。つまり、もし自治体からの許可を得ず、事業を行っている業者があるのなら、それは全て違法業者ということになります。
優良な不用品回収業者の見分け方は簡単です。きちんと許可を得て事業を行っている会社は、ホームページなどに「許可番号」を記載しているはずですので、確認してみてください。
不用品買取に必要な資格
自治体が発行している資格には、いくつかの種類があります。あなたが、どのような不用品を回収してもらいたいかによって、注目すべき資格は変わってきます。
主に、家庭からの不用品回収のために必要な資格は、下記2つです。
- 一般廃棄物収集運搬業許可
- 古物商許可
家庭から出る不用品・廃棄物の回収を行うためには「一般廃棄物収集運搬業許可」が必須です。
この許可の新規取得はきわめて難易度が高く、ごく限られた事業者しか廃棄物収集を行えないのが現状で、それだけ信頼度の高いものとなっています。
もう一つの「古物商許可」とは、販売することを目的に不用品を買取るために必要な資格で、各都道府県の公安委員会から取得できます。
リサイクルショップを運営する場合は、必須の資格です。一般廃棄物収集運搬業許可に比べると、取得のハードルは低くなります。
事業所の不用品回収に必要な資格
一方で、事業によって出た廃棄物を回収してもらいたいのなら、「産業廃棄物収集運搬業許可」という資格を取得している業者かどうかをチェックしましょう。家庭ゴミと事業ゴミでは、扱い方が異なるので注意してください。
基本的に、「産業廃棄物収集運搬業許可」だけでは一般廃棄物を扱うことができません。
しかし特例として、産業廃棄物収集運搬業許可を取得している業者は、リサイクルショップなどと提携することで、一般家庭からのエアコン・冷蔵庫・洗濯機・テレビ(家電リサイクル法対象の4品目)に限っては回収を認められています。
2.料金体系が明確かどうか?
不用品回収を依頼するにあたって「安い」に越したことはありませんが、まず、誰が見ても分かりやすい料金体系に設定されているかを確認しましょう。
多くの業者がホームページ上で、「何を、どれくらい回収すれば、いくらかかる」という料金体系を公開しています。
- 基本料金はいくらなのか?
- 出張費や人件費などが別途必要なのか?
- 品目ごとに回収料金がかかるのか?
- 積み放題の定額プランはあるのか?
- 追加料金を要求される可能性はないか?
このあたりに注目してください。
悪徳業者の場合、わざと分かりにくい表記にして、「依頼したら想像以上に高額請求される」可能性があるので、少しでも怪しいと感じた業者は避けてください。
主な料金プランは、下記の3パターンです。
- 単品回収プラン(不用品1点あたりに料金が定められている。不用品の数が少ないときにおすすめ)
- 定額・積み放題プラン(不用品の量・種類にかかわらずトラックの荷台に積み放題。対象外の品目がないか要確認)
- トラック占有率プラン(上記の2つの中間プラン。不用品が複数あるが、荷台が埋まるほどの量はない場合におすすめ)
不用品回収の料金相場もチェック
不用品回収の料金相場も確認しておきましょう。
いくら料金体系が明確でも、相場よりもはるかに高額であれば、その場合も避けた方がよいでしょう。
料金の内訳は不用品回収業者によって異なりますが、一般的な料金相場をご紹介します。
料金項目 | 料金相場 |
■基本料金(最低料金のこと) | 3,000~5,000円程度 |
■出張費(自宅から近い業者なら0円にも) | 1,000~3,000円程度 |
■処分・回収費(1点あたりの計算or定額プラン) | 重量:300円/10kg 個数:500円/1個 |
■人件費(スタッフが追加される度に随時) | 3,000~5,000円程度 |
■階段料金(運搬労力が増えるため) | 1,000円程度/階 |
■時間外手数料(早朝・夜間に依頼した場合) | 5,000~8,000円程度 |
■トラック詰め放題 | 軽トラック:8,000~15,000円/台 2tトラック:25,000~40,000円/台 |
上記はあくまでも一例です。
とにかく不用品回収業者に依頼したい場合は回収してほしい不用品を伝え、見積もりを口頭ではなく、「書面」で出してもらいましょう。
追加料金を作業後に請求してくる悪徳業者も多いので、きちんと着手前に支払い金額を明らかにしておくことが大切です。
3.事業所の所在地・連絡先・HPなどが公開されているか?
不用品回収業者のホームページを調べてみてください。
そこに、「会社の所在地」や「連絡先」が書かれていない場合は、要注意です。
住所や電話番号が記載されていない場合、万が一トラブルが起きた際に、こちらから問い合わせができません。
まれに嘘の住所・電話番号を記載している業者もいるので、少しでも怪しいと思った場合は、正式に依頼する前に連絡して、ちゃんと繋がるのか確認するとよいでしょう。
4.作業実績・事例は十分にあるか?
不用品回収業者の多くは、自社のホームページ上で、過去の作業実績や代表的な事例を紹介しています。優良な業者であればあるほど、詳しい作業実績を公開しています。
多くのモデルケースの中から、自分と近い人を見つけることができれば費用のイメージもわくので、安心して依頼できます。
作業前後の写真、作業所要時間、不用品の量・種類、料金など、より詳しい情報を公開していれば、優良業者の条件を満たしているといえるでしょう。
5.損害賠償保険に加入しているか?
洗濯機や冷蔵庫、タンスや食器棚などの大型の不用品を搬出する際、家や廊下の壁にぶつけて、傷をつけてしまう危険性があります。
万が一、家や家財を傷つけられてしまったときは、障害賠償保険に加入している不用品回収業者であれば、補償を受けることができます。
もちろん何のトラブルも起きないことが一番ですが、万が一に備えて体制を整えている点から、保険加入の有無は、優良な不用品回収業者を見極める際の一つのポイントにできるでしょう。
6.口コミ・評判に問題はないか?
過去にその不用品回収業者を利用した人たちの口コミや評判も、注目ポイントです。
口コミはホームページに公開しているところもあれば、口コミサイトにまとめられていることもあります。
誰がどのようなシチュエーションで書いたかは分からないので、全てを鵜吞みにすることは危険です。しかし、あまりにも悪い口コミ・評価が集中している不用品回収業者は、避けるのが無難といえるでしょう。
【失敗しない!】悪質不用品回収業者の特徴はコレだ!
残念ながら、悪質な不用品回収業者は存在します。
そんな業者とのトラブルに巻き込まれないためにも、悪質不用品回収業者の特徴をあらかじめ押さえておきましょう。少しでも「おかしい」と思ったら、すぐに手を引くことが大切です。
ホームページがない?所在地が分からない?
先ほども触れましたが、ホームページを調べても所在地や連絡先が書かれていない業者、そもそもホームページが存在しない業者は怪しいと思って間違いありません。
自宅のポストに「不用品回収のチラシ」が入っていた経験のある方もいると思います。書面に書かれている「安さ」だけに惑わされないよう、一度冷静に記載情報を確認してください。
「無料引き取り」などの甘い言葉には注意!
甘い言葉には必ず裏があります。
不用品回収サービスは、回収した業者側が処理手数料やリサイクル料などを負担する必要があるため、基本的に無料では成立しないサービスです。
それにも関わらず「無料引き取り」「無料回収」をうたっている業者は、無料と言いつつ、作業完了後に追加費用を請求してくるパターンが多いので、このような業者は相手にしないことが賢明です。
アナウンスしながら軽トラで近所を巡回している業者に注意!
スピーカーで「ご家庭の不用品回収します」とアナウンスしながら、住宅街を巡回しているトラックを見たことはありませんか?
大音量で活動していますが、ほとんどの場合、無許可で事業をしている人ばかりです。
高額請求させる被害や、回収した不用品から一部の「売れるパーツ」だけを取り除いて残りを不法投棄するという事件が多数報告されています。
自治体のホームページでも、このような不用品回収業者を利用しないようにと告知されているケースも多いので、タイミングよく家の前に来たとしても、スルーしてください。
もしも、ぼったくり悪質業者にあった時どうすればいい?
細心の注意を払っていれば、悪質業者に騙されるリスクは抑えられます。
万が一に備え、もしも詐欺や高額請求などの被害にあった場合の対処方法についても、少し触れておきます。
「怪しい…」と感じたら、とにかく契約しない!お金を支払わない!
大前提として、少しでも怪しいと思ったときは、とにかく契約せず、お金を支払わないことが何よりも大切です。
高圧的に迫られることもあるかもしれませんが、契約内容・請求内容に納得できないのなら、まずは話を中断させることが大切です。
どうにもならない時は警察か消費者センターに相談を
不当な要求をされたときや、拒否しているにも関わらず強引に不用品を持っていこうとされた場合などは、お金を支払わず、すぐに警察に連絡してください。
料金を支払って、業者が立ち去ってしまったあとでは、警察の対処も後手に回り、対応してもらえない可能性もあります。抑止力の意味も含めて、その場で警察に連絡しましょう。
そして、万が一、不当なお金を支払ってしまった場合は、すぐに消費生活センターに相談してください。
消費生活センターとは、商品やサービスに関する相談を専門の相談員にできる、公的な機関です。そのあと、どのように行動すればいいのかアドバイスをしてもらえます。
実は不用品を処分する方法はいろいろある!
ここまで、不用品回収業者の選び方を中心に解説しています。しかし、実は不用品を処分する方法は、不用品回収業者に依頼する以外にも多くあります。
<不用品を処分する方法>
- 不用品回収業者
- リサイクルショップ
- 引っ越し業者
- 自治体
各サービスこんな人が向いています
何を重視するか、どれくらいの不用品を処分するかなどによって、適するサービスは変わります。
それぞれの特徴を簡単にまとめましたので、覚えておきましょう。
サービス・窓口 | こんな人におすすめ |
不用品回収業者 |
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リサイクルショップ |
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引っ越し業者 |
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自治体 |
|
処分する予定のものが、まだ利用価値・市場価値の高いものなら、リサイクルショップを活用するのも一つの方法です。この場合、処分費を払う必要はなく、うまくいけば買取代金をもらえる可能性があります。
また、引っ越しの際に不用品を処分したいなら、引っ越し業者にそのまま不用品の処分を依頼できます。追加料金がかかることもありますが、引っ越し日にまとめて処分できるので、便利ではあります。
ただ、中には回収してもらえない品目もあるので、注意が必要です。
自治体による回収は、回収日の事前予約、ゴミ処理券の購入、不用品の運搬を自力で行う必要があるなど、時間も手間もかかります。
割引や定額などのサービスはありませんが、少量であれば、大型家具でも1,000円前後で回収してくれるなど、割安で依頼できる可能性もあります。重視する点などにより、使い分けるのがおすすめです。
不用品回収業者に依頼することを決めたら
不用品回収業者に依頼することを決めたなら、まずは見積書を依頼するところから始めましょう。
料金表だけで判断するのではなく、複数の業者に現地に来てもらって、相見積もりをとることをおすすめします。
複数の業者に見積もりを依頼する
複数の不用品回収業者に相見積書を依頼して、金額を比較しましょう。見積書を確認するポイントは大きく3つあります。
- 全ての項目を合算した総額はいくらになるのか?
- 詳細・内訳の分からない項目はないか?
- 小さな字で追加料金やオプションに関する記述はないか?
見積書の作成自体に料金がかかる不用品回収業者は、おすすめしません。
また、「見積もりをしたなら申し込んで」と、契約を迫ってくるような業者もいるので要注意です。
「今すぐ回収してほしい!」という方は、即日回収を行っている不用品回収業者に見積書を依頼してください。
単品?積み放題の定額プラン?適切なプランを選ぼう
すでに何度か出てきましたが、どの料金プランに申し込めば一番お得なのかも要チェックです。
不用品を1点だけ回収してほしいなら、単品プランがよいでしょう。
一方、引っ越しや大掃除などで一気に多くの不用品を処分する方は、定額プランがおすすめです。ただし、くれぐれも自分で計算するだけでなく、見積もりを取り、業者に相談しながら決めましょう。
不用品回収業者選びにお困りなら
不用品を処分するときに、トラブルに巻き込まれるなどもってのほかです。しかし、この記事で紹介したような悪質業者が存在するのは残念ながら事実です。
パッと目に入りやすい「偽りの料金」に騙されることなく、しっかりと優良業者と悪質業者の見極めを行い、慎重に選ぶようにしましょう。
「なんでも回収団」は、お客様のご要望にあわせて、安くて安心できる最適なプランを提供できます。特徴を簡単にまとめました。
- 依頼前に梱包・分別不要
- 自治体に回収を断られたものも回収可能
- 追加費用なしの「なんでも積み放題パック」
- 最大1億円の損害賠償保険に加入
- 出張見積もり0円・最短25分で到着
- 24時間年中無休・深夜・早朝回収OK
- 創業6年で累計50,000件以上
今回解説した「優良不用品業者の選び方」と見比べていただければ、きっと費用面もサービス面も満足いただけると思います。
もちろんお見積もりは無料、電話は年中無休、朝8時~夜24時まで受け付けていますので、まずはお気軽にお問い合わせください。