この記事では、ゴミ屋敷になるのはアスペルガー症候群が原因なのかについて紹介します。
普段と変わりない生活をしているのに気が付けば部屋が散らかり、ゴミ屋敷になっていたという方は多いです。
しかし、アスペルガー症候群の特性は多種多様で個々人で全く異なり、ゴミ屋敷になりうる人もいれば、片付けや清掃に強いこだわりがある人もいます。
特性によってゴミ屋敷になる・ならない理由のほか、特性を活かした対処法などに触れていくので、改善の糸口として参考にしてください。
アスペルガー症候群=ゴミ屋敷化ではない
アスペルガー症候群の人が必ずしもゴミ屋敷になるわけではありません。
なぜならば、アスペルガー症候群の特徴も千差万別だからです。
アスペルガー症候群とは、人との関わりや意思疎通をとることが不得意で、興味や行動が限定的だったりする先天性の脳機能障害のことです。
以下のような特徴が多く見受けられます。
- 相手の気持ちを計ることができない
- 友達を作りづらい
- 冗談を真に受けたり、皮肉などの抽象的なものに鈍感
- 興味・関心を持つものが少なくとことんこだわる
- 行動パターンが決められていてアクシデントに弱い
- 趣味に没頭しやすい・過集中
高学歴で特定の分野で輝く天才肌の人もおり、アスペルガー症候群の著名人も多いです。
アスペルガーでゴミ屋敷にならないタイプも
アスペルガー症候群でもゴミ屋敷にならないタイプの人もいます。
特有の強いこだわりで以下のような行動をしているからです。
- 掃除や片付けを習慣化している
- 部屋を常にキレイにしている
- 歪みなく整然と本などを揃える
- 衣類など決められた場所に必ず収める
多少の変化でも強いストレスを感じてしまうので、自分の理想形を維持するため徹底的にキレイにする傾向があります。
ただし、度が過ぎてしまうことも多いので、潔癖のように見られやすいともいえます。
ゴミ屋敷化しやすいアスペルガーの特徴・特性
ここからは、アスペルガー症候群がゴミ屋敷化しやすい特徴や特性について解説します。
一概にアスペルガー症候群のすべての人が当てはまるわけではありませんが、ゴミ屋敷になりやすい特性を以下にまとめました。
ゴミ捨ての習慣が身についてない
親がゴミ出しを行っていて、自分でゴミを出す機会がなかったことやゴミ捨てに興味がない場合はゴミ屋敷化しやすいといえます。
「ゴミはゴミ箱に入れる」「溜まったゴミはゴミ袋に入れる」という行為だけは意識しており、「収集日にゴミを出す」というルーティンが組み込まれてなければゴミが溜まり続けます。
部屋に置いておきたくないのでベランダや収納に置きっぱなしで、入らなければまた別の収納へと、ゴミが消費されることなく増え続けた結果ゴミ屋敷になってしまいます。
優先順位を決められない
好きなことに没頭していて、趣味を優先するあまり片付けがおろそかになり、ゴミ屋敷になってしまうことも少なくありません。
また、片付けに着手してもどれから手を付けて良いのかわからず、混乱して諦めてしまったりすることも。
それゆえ、片付けは二の次もしくは、意識しなくなるというルーティンを構築していってしまい、結果的にゴミ屋敷になっていきます。
強いこだわりで物を捨てられない
アスペルガー症候群の人は強いこだわりを持つ傾向があります。
空き箱や包装紙、ひいては壊れているものであっても、自分にとっては大切なものという認識があり捨てる決断が苦手です。
大切なものとはいえ、いつも出しっぱなしのため積み重ねた結果、ゴミ屋敷になってしまいます。
アスペルガー以外のゴミ屋敷化する原因
アスペルガー以外の原因でゴミ屋敷化するケースもあります。
ここでは、アスペルガーの人がアスペルガー以外の原因でゴミ屋敷化する詳細を見ていきましょう。
ADHDとの併発タイプはゴミ屋敷化しやすい
アスペルガー症候群の人は、同時に別の発達障害ADHDにも該当する人がいます。
ADHDは注意力が散漫で、忘れ物が多いなどの特性があります。
そのため、片付けを始めてもすぐに飽きてやめてしまう、片付けに集中できずに別のことをやり始めてしまう、片付けの範囲を広げすぎて収拾がつかなくなってしまうなどの状態に陥ります。
結果、片付けができずゴミ屋敷化する可能性が高いです。
うつ病や統合失調症など二次障害がある
アスペルガーの人は、仕事などの人間関係でつまづくことも多いです。
うつ病や統合失調症が二次障害として発現することも少なくありません。
うつ病の場合、無気力になり、ゴミを捨てるという当たり前のことすらできなくなります。
また統合失調症になると、行動や会話が支離滅裂となり、片付けの途中でも別のことを始めてしまうのです。
うつ病、統合失調症ともに、医療機関を受診するなど、精神疾患の治療が優先となります。
また、うつ病など二次障害を起こしている場合は、片付け業者に依頼して、いったん部屋をリセットすることで、症状が軽減することもあります。
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アスペルガーが原因のゴミ屋敷の対処法
アスペルガーが原因のゴミ屋敷の対処法は「ルーティン」「強いこだわり」「過集中」などの特性を逆手に取ることです。
片付けることに意識を向けることでゴミ屋敷を未然に防ぎ、清潔を維持することができます。
片付けることをルーティン化する
一日の流れや一週間の自分の行動をスケジューリングしているアスペルガー症候群の人におすすめの方法です。
突発的な出来事に弱いだけなので、事前に片付けの計画を立て、実行しルーティン化することで負担なく行動に移すことがしやすくなります。
また、取り組んだ際に思い通りにいかなかったときは、無理せずストップしましょう。
どうしていいかわからずパニックになったり、できなかったことにこだわってしまうので、自分のペースでじっくりおこなうことがポイントです。
「やらなきゃいけない」などの感情があるとストレスになるので、できることから進めていくのが重要です。
捨てる基準を設定する
アスペルガー症候群の方は、短時間で切り替えながら複数の作業をこなすことが難しく、複雑なことをこなすのが苦手です。
ゴミ屋敷を片付ける際に、途中で作業を止めてしまえばそのままの状態になりかねません。
また、「なんでできないんだ」と自信をなくしてしまうと、部屋の片付けに意識が向かなくなりゴミ屋敷に拍車がかかるでしょう。
そこで、1年以上使わなかった衣類や生活雑貨は処分するなどの判断基準を設ければ捨てやすくなるでしょう。
その際は、処分ボックスのような物に入れるようにすれば、更に処分しやすくなります。
こだわりを持てば、継続しておこなうことができるのでおすすめです。
定物定位にこだわる
使ったら元の位置に戻すことに徹底的にこだわるというのも、ゴミ屋敷を防止できます。
自分の定めた置き方、しまい方を納得するまでおこなうのもいいかもしれません。
また、こだわりを清掃に転嫁すれば、常に意識するのでゴミ屋敷になることは劇的に少なくなるでしょう。
アスペルガー症候群のひとは、その強いこだわりで上り詰めた人も多く、矛先を私生活に向けることができればキレイで清潔な部屋にすることができるのです。
捨てることを趣味にする
趣味に没頭してしまうのであれば、捨てることも趣味にするという方法もあります。
趣味は「楽しさ」や「達成感」などのきっかけで始めることが多いはずです。
溜まってきているゴミを捨てる時に、部屋が広くなることで楽しさや解放感、部屋が広くなることで達成感が得られれば継続しやすいといえます。
ただし、生活に必要な物を捨てたり、捨て過ぎても返ってストレスになりうるのでやりすぎには注意してください。
理解のある人に協力してもらう
アスペルガー症候群が原因で部屋がゴミ屋敷化してしまうのは、脳機能障害がだからです。
取捨選択ができなかったり、計画通りに進まなかったりでストレスを感じ、諦めてしまうことでよりゴミ屋敷になってしまう事も。
理解のある家族や友人がいれば、「実はこういう状況なんだ」と相談して協力を仰いでみましょう。
自分の特性を理解してくれる人がいるだけで心の支えになります。
片付け業者を利用するのもあり
誰にも頼る事ができない場合は、自分でゴミ屋敷を片付けていくしかありません。
しかし、不得手なことをこなそうとするとストレスになってしまいます。
そういった場合は、片付け業者に依頼して部屋の片付けやゴミ回収、清掃を任せてしまうのもおすすめできる対処法です。
また、一度だけではなく費用はかかってしまいますが、定期的に片付けを依頼するのも状況によっては必要でしょう。
対人が苦手な方でも電話やメールなどで簡単に依頼でき、即日に部屋を片付けてもらえます。
ハウスクリーニングのほか、消毒や害虫駆除などの特殊清掃も依頼できるため快適な部屋を取り戻すことができます。
負担のない程度にできるだけ自力で片付けて、3か月ごとや半年に1回の間隔で利用するのが良いでしょう。
アスペルガーの人が片付け業者を利用するメリット
最後は、アスペルガーの人が片付け業者を利用するメリットについて解説します。
アスペルガー症候群の特性で、人との関係やコミュニケーションが苦手な人が多い傾向にあります。
片付けたくても一人で抱え込んでしまい、ゴミ屋敷になってしまっているケースは多いです。
そういった方でも、片付け業者なら対面せずとも依頼することができます。
依頼するのに余計な手間がかからない
片付け業者の依頼方法は簡単かつシンプルです。
依頼の流れは以下のようになります。
- 電話やメールで問い合わせる
- 状況・内容をアナウンスに従って説明する
- 作業日時を予約する
- 当日作業してもらう
作業当日は挨拶のため対面が必要ですが、作業に入ればすべてお任せすることができます。
電話やメールで簡単見積りができる
基本的には訪問見積りを推奨していますが、対人が苦手な方は電話などで簡単な見積りができる片付け業者も多いです。
しかし、口頭での見積りなので実際の作業において想定外の費用が発生したり、トラブルになりやすいので注意が必要です。
立会いが不要
片付け業者の多くは、片付け作業時の立ち合いが不要のとこもあります。
会話をする必要がないので、余計なストレスになることはありません。
自分ではできないことをやってくれる
片付け業者では、片付けのほかに不用品回収・ハウスクリーニング・清掃など様々なサービスがあります。
整理整頓・収納もプロがおこなってくれるので、苦手な方にはうってつけです。
ほかには、部屋の掃き拭き掃除やシンクなどの水回り、お風呂の掃除なども任せることができます。
作業箇所ごとに依頼できるので、自分が興味をもてない部分を業者に任せることができるのが片付け業者の魅力です。
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