本記事では軽度なゴミ屋敷を片付けるための、方法や手順を紹介します。
軽度のゴミ屋敷は比較的簡単に片付けが行えるレベルの状況です。
ぜひ本記事を参考にし、ゴミ屋敷状態を深刻化させてしまう前に、ぱぱっと片付けてしまいましょう。
軽度のゴミ屋敷のレベルを確認
実はゴミ屋敷には、いくつかのレベルや深刻度数があります。
まずは軽度のゴミ屋敷がどのくらいのレベルなのか、ほかのレベルと比較しながら確認していきましょう。
軽度のゴミ屋敷(レベル1)
「軽度」のゴミ屋敷レベルは、物が床やテーブルの上などに散乱・積み重なっているような状態です。
物の整理整頓がされておらず、探し物が必要となることもありますが、まだ基本的な家事や生活は問題なく行えます。
ただし生活に大きな支障はないものの、物が散乱しているため気持ちが落ち着かず、イライラしてしまうこともあります。
仕事が忙しいときや精神的に余裕が持てないときなど、一時的に軽度のゴミ屋敷状態に陥る人も少なくありません。
軽度のゴミ屋敷は、決して珍しいケースではないのです。
軽度のゴミ屋敷は自力で改善しやすいレベル
定期的な片付けや整理整頓でリカバリ可能な状態が、「軽度のゴミ屋敷」といえるレベルとなります。
軽度のゴミ屋敷レベルは、ゴミ屋敷のなかでも最も改善しやすい状態です。
逆にいうと軽度なうちに片付けておかないと、そのうち片付けが困難になり、生活に支障をきたしてしまう可能性も高まってきます。
間取りも3LDK以下であれば、一人でも片付けられるレベルだといえるでしょう。
軽度のゴミ屋敷以上のレベルはどのような状態?
ゴミ屋敷のレベルも、軽度を超えると片付けが困難になってきます。
深刻度を増すと素人では完全にきれいにできず、専門家の手を必要とする事態にまでなりかねません。
軽度のゴミ屋敷だしまだいいかと安心してしまわないために、より深刻なゴミ屋敷レベルについても軽く理解を深めておきましょう。
- ゴミ屋敷「中度」(レベル2):弁当ガラなどゴミが散乱、生ゴミも放置されている状態。
- ゴミ屋敷「重度」(レベル3):生活空間がなく衛生面の問題や部屋の損壊も発生。
- ゴミ屋敷「極度」(レベル4):悪臭、害虫が発生。建物自体の損傷を起こすレベル。自力での解決が困難に。命の危険がある状態。
中度のゴミ屋敷レベルでは、不衛生な状況はあるものの、許容できれば生活できなくもない状況です。
ただし寝床周辺がゴミでおおわれるなどし、十分に休息できないなど生活の質は非常に下がります。
重度のゴミ屋敷レベルは、精神面にも影響する状態といえます。積みあがったものやホコリが原因で、ケガや火災のリスクが上昇する危険性もあります。
このレベルのゴミ屋敷では、床や壁紙の損傷などが発生するため、賃貸退去時は原状回復にリフォームが必要となる可能性も高まります。
重度のゴミ屋敷を超えると、極度のゴミ屋敷レベルといえる状況に。
ここまで来ると水まわりは使えず、生活らしい生活がおくれない状態です。
住人だけでなく近隣への影響も出てくるため、ご近所とのトラブルへと発展する場合もあります。
床は腐り、積み重なったミルフィーユ状のゴミの重みで落ちてしまうことも。
プロの片付け業者でも片付け作業が困難となるレベルです。
ゴミ屋敷のレベルについてもっと確認したい方はこちら!
軽度のゴミ屋敷の片付け方法
それでは具体的に軽度のゴミ屋敷を片付ける方法を解説していきます。
片付け目標や計画を立てる
まずは片付ける場所を細分化し、どのようなスケジュールで片付けを進めていくのか計画を立てましょう。
事前に片付け計画を立てておけば、どの程度片付けが進んでいるのか進捗状況も把握できるようになります。
また全体を一気に片付けようとすると、どうしても途中で力尽きてしまいます。
小さな「できた・片付いた」の成功体験を積み重ねることでモチベーションを保ち、最後まで片付けきる原動力とすることもできるのです。
片付け道具の準備
計画が立てられたら、次は片付けに必要な道具を用意しましょう。
ただしあらたにものを購入すると、余計な物を増やすこととなり、ゴミ屋敷化が加速してしまう要因となってしまうこともあります。
自宅にある場合や代用が利くものがある場合は、わざわざ購入する必要はありません。
片付けの際に必要となることが多いのは、以下のようなアイテムです。
- 自治体指定ゴミ袋
- 透明袋
- 段ボール(仕分け用)
- 雑巾やウエス
- 養生テープ
- マジックペン
軽度のゴミ屋敷片付けの場合、ものの仕分けやゴミの分別に使用する物だけあれば十分だったりもします。
ホコリが積もっている場所の掃除などは、雑巾で汚れを払い落としてから作業を行うと便利です。
そのほかには、処分しないものを一時的に仕分けるための段ボール箱などもあると、作業がスムーズに進みます。
もしも片付けの際に家具や家電の処分などを伴う場合は、軍手や解体用の工具(ドライバーやレンチ)などもあるとよいかもしれません。
物の分類や仕分け
片付けを進める際は、できるだけ広い場所から手を付けていくのがポイントです。
軽度のゴミ屋敷の場合、足の踏み場もないほどまでは散らかってはいないかと思います。
しかし床やテーブルの上、棚の上などに物が乱雑に置かれたり、積み重ねられていたりすることが多いでしょう。
まずはこうした目につく場所の物をひたすら仕分けていきます。
仕分ける項目は「必要な物」「保留」「処分」の3つです。
できるだけ仕分けに時間をかけず、サクサクと手を動かしていくのがポイントです。
少しでも迷いそうなときは、保留ボックスなどに入れてしまい、後からじっくりと検討すればそれでOKです。
目につく場所の片付けが済んだら、戸棚や収納、クローゼットの中の片付けへと進めていきます。
収納の中の物を片付ける場合は、一度中の物をすべて取り出してから、要不要で仕分けると失敗がありません。
目につく場所の片付けが済んでいれば、作業スペースも広く確保できます。
基本としては、上記の流れでゴミ屋敷の片付け作業を進めていくのがおすすめです。
ゴミの分別と処分
処分するものとして分類したものは、自治体のゴミの分別ルールや処分方法に応じて分別しましょう。
可燃ゴミや不燃ゴミの仕訳ルールは自治体によって異なる場合もあります。
わからない場合は自治体で配布されている冊子やペーパー、ホームページなどでも確認できます。
収集日についても、自治体によって曜日や回数が異なるため確認が必要です。
粗大ゴミ収集については、自治体ごとで収集できる品目に違いがあるため注意しましょう。
自治体で回収してもらえない品目はどのようにして処分すべきかなども、あらかじめ調べておくと手を止めることなく片付けが進められるでしょう。
分別がよくわからない場合や手間に感じるときなどは、不用品回収業者にまとめて処分を依頼することもできます。
物の整理収納
不要なものを処分したら、必要な物を収納場所へ納めていきます。
ここで大切なポイントとして、あらたに収納を増やさないようにすることがとても重要です。
必要と判断したものが収まりきらない場合は、物の量の見直しをするか、収納そのものの見直しをするようにします。
安易に収納場所や箱などを増やしてしまうと、余計散らかる原因をつくってしまうケースがほとんどです。
収まりきらない場合は、一呼吸おいて、物の量や場所が適正か今一度じっくり判断してみるようにしましょう。
清掃を行う
スッキリと物が収まったら、床や棚などをきれいに掃除しましょう。
長い間片付けができていなかったのであれば、ホコリなどもたまっているはずです。
天気の良い日には換気をしながら、ホコリを落とし、掃除機かけや拭き掃除などもしましょう。
気持もさわやかに、ゴミ屋敷と決別できることでしょう。
軽度のゴミ屋敷の片付け後はリバウンドに注意
軽度のゴミ屋敷状態を頻繁に繰り返してしまうという人は、実はかなり多いです。
ちょっとした生活リズムの乱れや疲労、時間に追われてしまうなどの理由から、片付けに手が回らなくなることもあります。
しかしこのように何度もリバウンドを繰り返してしまうという人の場合、もしかすると「散らかりやすい部屋」になってしまっているのかもしれません。
気を抜くとすぐにゴミ屋敷状態になってしまうというかたや、リバウンドしたくない!という人は、ぜひ次のチェック項目を確認してみてください。
もし当てはまる項目があれば、対策を講じることでゴミ屋敷へのリバウンドをある程度防げます。
- 帰宅後、鞄やアウターを収める場所が決まっていない
- 郵便物などはその場で仕分けずテーブルや棚に置いてしまう癖がある
- いろいろなものの置き場所が決まっていない
- 使用したものを元の場所に戻すのが億劫に感じてしまう
- 収納場所に入れたはずのものが見つからないことが多い
- つい不安で必要以上に買いだめ・ストックを用意してしまう
- もったいなくて物が捨てられないことが多い
- お子さんがいるため気づくと散らかっている
収納場所が決まっていないものがある場合は、あらかじめ戻す場所を決めておくことで散らかりにくくできます。
収納先が決まっているのにしまうのが億劫に感じられる場合は、ワンアクションでしまえる状態へと見直すと改善できるかもしれません。
また不要なものは最初から家の中へ持ち込まないようにすることも大切です。
物を余分に買いすぎないことも大切ですが、不要なチラシやDMなどは玄関先で処分できるよう、簡易的なゴミ箱やシュレッダーなどを置いておくと便利です。
小さなお子さんがいて手がかかり散らかりやすい時期などは、ある程度割り切って完璧を求めすぎないことなども大切です。
また日ごろ頑張っていても、どうしてもゴミ屋敷化を繰り返してしまうというかたもいるでしょう。
このような場合は、家族や親せきの手を借りる、公的サービスや家事代行サービスを活用するなど、第三者のサポートを得ることなども視野に入れましょう。
不用品回収業者やゴミ屋敷片付け業者でも、片付け代行サービスを提供しています。
ゴミ屋敷の片付けは「不用品なんでも回収団」におまかせ!
「不用品なんでも回収団」は軽度のゴミ屋敷片付けにも対応している不用品回収業者です。
片付け代行はもちろんのこと、まとめたゴミや不用品を代わりに回収処分するといったこともお引き受けできます。
片付けに特化した専門スタッフも在籍していますので、ゴミ屋敷化を防ぐためのアドバイスなども可能です。
ご予算に合わせたご提案や低料金でのお見積もりも好評です。
ご相談や事前お見積りは完全無料!お気軽にご依頼ください。