買い物依存症の症状や原因は?ゴミ屋敷化してしまった際の対処法も

本記事では買い物依存症の症状や原因について、わかりやすく解説しています。

また買い物依存症に関連して問題視されている、ゴミ屋敷化についてもあわせてお伝えしています。

買い物依存症の治療法や問題解決に向けての対処法などもまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

※本記事はあくまでも情報提供のみを目的としています。医療上の診断やアドバイスを行うものではないことをご了承ください。

買い物依存症とは

買い物依存症とは

買い物依存症とは、衝動的に買い物をすることを止められなくなる精神疾患の症状です。

正式な診断名ではなくなんらかの精神疾患の症状の一つで、自身のコントロールが効かないことから「依存症」として捉えられています。

必要なものを買うことが目的なのではなく、買い物行為を行うことでストレス緩和や情緒を保とうとする傾向が強いのが特徴。

比較的女性が多いとされていますが、実際のところ男性にも一定の割合で同様の症状を抱えている人がいるのが現状。

買い物依存症の症状だけや病であることは少なく、うつ病や不安障害・双極性障害など、なんらからの精神疾患や病の症状のひとつや合併症としてあらわれることが多いです。

買い物依存症の症状

買い物依存症の症状

買い物依存症の主な症状は「買い物行為を止められない」ことにあります。

いずれも衝動的に購入したくなってしまう心理や、買わずにいられなくなってしまう心理が働いています。

大きく分けると以下の2通りの症状が起こるのが一般的です。

  • 買い物をすると気分がよくなりストレス解消につながる
  • 物を買わないと不安な気持ちになり買わずにいられない
  • 無自覚のうちに買い物を行為を繰り返す

いずれも強い心理状況から、買い物行為をコントロールできなくなってしまうのが特徴です。

買い物をすると気分がよくなりストレス解消につながる

自身のご褒美にと買い物をしたり、ストレス発散のために買い物を楽しむ行為は、買い物依存症の方に限った行動ではありません。

しかし買い物依存症の方の場合、ブレーキが利かず、適切な判断ができない状態で買い物を繰り返してしまう点が問題となります。

たとえば以下のようなケースに多く当てはまる場合は、買い物依存症の可能性が高くなります。

  • 欲しいものことを常に考え、頭がいっぱいになる
  • 買い物をした後の高揚感が忘れられない
  • 趣味のグッズはコンプリートしないと気が済まない
  • セール・限定品と聞くと買わずにいられなくなる
  • 高級品を身に着けていると自己肯定感が上がる気がする
  • つらいことや悲しいことがあると買い物で気持ちを紛らそうとする

などといった例です。

欲しいものを欲しくて購入するうちはまだよいのですが、目的が高揚感を得るためにシフトしてくると症状が重くなる傾向にあります。

これだけであればまだコントロールが効く場合もありますが、以下のようになってくるとネガティブな要素も増えてきます。

  • 借金をしてでも購入してしまう
  • 分割払いやリボ払いなどで無理をしてでも購入してしまう
  • 必要だと思って購入したはずが、買ったとたんに興味を失う
  • 購入後は後ろめたさや罪悪感を感じてしまう
  • 買い物をやめられないことで自己嫌悪にさいなまれてしまう
  • 家族に知られたくなくて購入品を隠してしまう

欲しいものを購入して嬉しいはずなのに、買ったとたんに興味を失ったり罪悪感を覚えたりすることが多いのが買い物依存症の特徴です。

また自身の経済状況が困窮している状況でも、気が大きくなって購入してしまう傾向もあります。

物を買わないと不安な気持ちになり買わずにいられない

強い高揚感を得たいがために買い物に対する欲求や衝動を止められないケースがある一方、買わなければ自身を保てなくなるほどの不安感から買わずにいられなくなってしまうケースもあります。

いわゆる強迫観念に駆られて、買い物を行為が止められなくなってしまうケースです。

買わずにいると心身のバランスを崩し、自身を保てなくなってしまい不調を引き起こしてしまうのです。

無自覚のうちに買い物を行為を繰り返す

買い物依存症の人に多いのが、「気が付いたときには買ってしまっていた」など無自覚であることです。

買った後で強く後悔してしまう人もいますが、ほとぼりが冷めるとまた買ってしまうのです。

衝動的に買い物をしてしまうことは自分でも理解はできていますが、周囲が思うほど深刻にとらえていないケースも多いです。

そのため、なかなか症状の改善や買い物依存症からの脱却ができないことが大きな問題となります。

周囲からの指摘も響かない、指摘をすると逆切れしてしまうといったこともあるため、人間関係のトラブルにつながる場合もあります。

買い物依存症になってしまう主な原因

買い物依存症になってしまう主な原因

買い物依存症は精神疾患の症状のひとつです。

買い物依存症になってしまう原因としては、さまざまなものがあげられます。

過度なストレスにさらされている人

買い物をすると、ドーパミンと呼ばれる快楽を感じるための脳内伝達物質が分泌され、心地よさや爽快さが得られます。

一時的なストレスであれば、1度の買い物で気持ちが晴れることもあるでしょう。

しかし日常生活の中で、強いストレスが繰り返し起こると、ストレスを感じるたびに買い物で気分を発散しようとしてしまうのです。

さらにドーパミンには分泌量に限度があるため、不足すると不安感や焦燥感に駆られてしまうこともあります。

この不安感と高揚感の繰り返しにより、次第に買い物行為に依存するようになってしまうのです。

自己肯定感の低いや虚栄心が人一倍強い人

自己肯定感が低い人の中には、高価なものを身に着けることで自身に価値を持たせようとしてしまう人がいます。

また自身のなさからくる不安感を買い物で埋めようとする人もいるのです。

ほかにも虚栄心が強く、人から良く見られたいという人も、買い物依存症に陥りやすい傾向にあります。

高価な宝飾品や衣類を身に着けることや、身の丈に合わない高級品を持つことで、人よりも高い位置にいると認識したい心理があるのです。

このような人の場合、「借金をしてでも物を手に入れようとする」傾向にあるため、買い物依存症になりやすいのです。

真面目で甘え下手な人

真面目で一生懸命暮らしている人の中には、人に甘えることがとても苦手な人も多いです。

悩みやつらさ、弱みを人に打ち明けることができないため、買い物で気持ちを紛らわそうとすることも少なくありません。

買い物に限らず飲食やスポーツなど上手に発散できれば良いのですが、環境的に難しい場合には、手っ取り早く発散できる買い物という行為に依存してしまう傾向が強くなるのです。

精神疾患などがある場合

うつ病や双極性障害など、精神疾患を持つ人の中にも、買い物依存症に悩む人は多いです。

このような精神疾患では、一時的に気分が軽くなることや過活動によって衝動的に行動してしまうこともあります。

必ずしも精神疾患が「原因」ということではなく、さまざまな症状や異なる疾患が併存していることが多いです。

治療が必要になる際は、買い物依存症だけでなく精神疾患の治療や、根本原因への対処なども必要です。

ADHDの特性として表れることも

発達障害であるADHDの特性として、買い物依存を起こしてしまうケースもあります。

ただし、かならずしも衝動性によって買い物依存を引き起こすというわけではありません。

買い物の衝動をコントロールできないケース以外にも、ドーパミンの分泌量の慢性的な不足や、自身の経済状況把握の弱さなどさまざまな要因が絡み合っていることもあります。

また感覚過敏などで自分に合うものが見つかりにくく、頻繁に買いなおしが必要となる問題や、買ったことを忘れてしまうといった特性からくる背景などが関係してくることもあるのです。

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買い物依存症の治療法

買い物依存症の治療法

買い物依存症の自覚がある場合には、精神科または心療内科(メンタルクリニック)などで適切な治療を受けることで、改善できることがあります。

主な治療法は、集団療法と投薬治療です。

集団療法は、同じく買い物依存症に悩む人同士で悩みや問題を話し合う場をもけることで、行動改善や心理的問題の解決を目指す治療法です。

投薬治療では、衝動を抑える薬やドーパミンに作用する薬などが処方されるほか、その他の精神疾患の治療につながる薬などの処方がされる場合もあります。

買い物依存症は、自らの意思だけでは簡単には改善できないのが大きな問題です。

衝動的な行動につながりやすい環境から少しでも離れることや、買い物行為を助長してしまうようなアイテムを減らす・持たないなど生活上の改善も大切です。

決して一人で抱え込まず、家族や周囲の人、行政などを頼ることなども考えましょう。

買い物依存症からゴミ屋敷化してしまった場合の対策は

買い物依存症からゴミ屋敷化してしまった場合の対策は

買い物依存症では、買ったものを箱や袋から出さないまま、積み上げて放置してしまう人も多いです。

そのため「購入したものが家中にあふれかえってしまい、ゴミ屋敷化してしまう」という問題もあります。

あまりにもゴミ屋敷化が進んでしまっている場合には、片付けのプロや専門家に相談するのがおすすめです。

不用品回収や片付け作業、できれば不用品の買取にも対応している業者が最適です。

買い物依存の方の場合、未開封の新品アイテムなどが多数部屋に埋もれていることが多いです。

またブランド品のバッグや宝飾品など、高値で買取してもらえるような品も多数紛れていることも考えられます。

単純に片付けをするだけでは片付けや処分の費用がかかってしまいますが、買取対応してもらえる業者であれば作業費と相殺してもらうことも可能です。

業者による片付け自体は、買い物依存症の改善にはつながりませんが、どれだけ無駄な買い物をしてしまったのかを知る機会にはなります。

何よりもゴミ屋敷状態のままでは、不衛生ですし日常生活を送るのに不便です。

買い物依存症改善の1歩として、まずは部屋の片付けやゴミ屋敷脱出からスタートするのは非常におすすめです。

 

ゴミ屋敷片付け費用の相場はこちらが参考になります。

 

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