この記事では、「終活を始めるのは、いつからがいいのか」という疑問を解消する内容を解説します。
結論、終活は「元気があるうち」から始める方が多いですが、早ければ早いほど良いです。
終活の意味や必要性も紹介し、いますぐにでも始めても早くないと思える内容になっているため、ぜひ参考にしてください。
終活は「元気があるうち」から始める人が多い
こちらでは、終活は「元気があるうち」から始める人が多いです。
20代〜60代それぞれの終活の特徴や、やるべきことを解説します。
60代から
60代は、体力や気力もまだ十分で、自分自身で様々な手続きを自分でできる年齢です。この頃から病気や介護など、人生の終末期に関することを意識し始める人が増えてきます。
終活は、いきなり全てを完璧にする必要はありません。まずは、自分がやりたいことから少しずつ始めてみてください。
例えば、エンディングノートの作成、遺言の作成、生命保険の見直しなどから取り組むのをおすすめします。
◾︎60代からの終活でやるべきこと
- エンディングノートの作成
- 遺言の作成
- 生命保険の見直し
- 葬儀の準備
- 身の回りの整理
終活をスムーズに進めるためのポイントとして、終活は一人で行うものではありません。家族と話し合い、お互いの考えの共有が大切です。
弁護士、司法書士、ファイナンシャルプランナーなど、専門家のアドバイスを受けることも有効です。
40代・50代から
40代、50代は、人生の大きな転換期を迎える時期です。
子どもたちの独立、親の介護、そして自身の老後など、様々なイベントを考え始めるタイミングでもあります。
終活を始めるには、少し早いと感じる方もいるかもしれませんが、早めの準備が、より安心できる未来を築けます。
親の介護が必要になった場合の対策を考え、親と一緒に話し合っておきましょう。
◾︎40代・50代から始める終活でやるべきこと
- エンディングノートの作成
- 身辺整理
- 生命保険の見直し
- ライフプランの作成・見直し
- デジタル資産の整理
40代、50代の終活について詳細を確認したい方はこちら!
20代・30代から
20代・30代からでも終活を始めるのは、決して早すぎません。むしろ、早めの準備が、より豊かな人生を送るための基盤となります。
自分の人生について深く考えるきっかけになり、自分が本当に大切にしたいもの、やりたいことは何かを、改めて考える機会になります。
20代や30代は、まだまだ人生これからです。人生のステージが大きく変わっていくため、自分の価値観を整理すれば、より自分らしい生き方を見つけられます。
◾︎20代・30代から始める終活でやるべきこと
- エンディングノートの作成
- デジタル資産の整理
- ライフプランの作成
- 大切な人に気持ちを伝える
30代の終活について詳細を知りたい方はこちら!
終活の意味や必要性
終活は死後に関することを考えておく取り組みでもあるため、高齢になってから始めるイメージもあるかもしれません。
こちらでは、終活の意味や必要性を解説します。
終活の意味
「終活」とは、人生の終わりに向けた準備を指します。具体的には、葬儀や墓、相続の手続きなど、死後に関する手続きをあらかじめ考えておく取り組みを指します。
終活は、高齢になってから始めるものではありません。また、若い頃から自分の死について考えるのは、決して後ろ向きなことではありません。
むしろ、残りの人生をどのように生きるかを考え、生活を豊かにするための取り組みでもあります。
たとえば、今までできなかったことややりたかったことにチャレンジしたり、趣味を新しく始める計画を立てたりするのも、終活の一環です。
そのため、早いうちから始めると、より充実した人生を送れるようになります。
メリット・デメリット
◾︎終活のメリット
- 残された家族の負担を軽減する
- 心の準備ができる
- 後悔のない人生を送れる
- 相続に関するトラブルを防ぐ
- 保険などを見直して経済的不安を軽減する
◾︎終活のデメリット
- 死を意識して、気分が落ち込む
- 家族との間に摩擦が生じる可能性
- 孤独感を感じる
終活を始める上では、無理のないペースで進めてください。全てを一気にやる必要はなく、興味のあることから少しずつ始めてみましょう。
終活はやって終わりというわけではなく、定期的に行なっていくものです。一人で抱え込まずに、家族と話し合い、意見の共有が大切です。
また、弁護士、司法書士、ファイナンシャルプランナーなど、専門家のアドバイスを受けながら進めてみてください。
終活でやることリスト8選!
- 財産整理
- 不動産問題の解決
- 相続の準備・遺言書の作成
- 断捨離やデジタル遺産の整理
- 治療・介護の意思表示
- 葬儀・お墓の詳細決定
- エンディングノートの作成
- 老後にやりたいことリストの作成
20代から60代の方に向けた終活に共通することは、人生をより豊かに過ごすための準備だということです。
結婚や出産、家族の介護など、人生には様々なイベントが予想されます。また、怪我や病気といった予期せぬイベントも起こることも。
この年代の方々が、終活に取り組む上で、特に意識すべきポイントは人生のイベントを押さえておきましょう。
断捨離のやり方について詳細を確認したい方はこちら!
デジタル終活のやり方について詳細を確認したい方はこちら!
終活を進める際のポイント
こちらでは、終活を進める際のポイントを解説します。
「やるべきこと」にこだわりすぎない
終活には、細かくいうと多くの「やるべきこと」が存在します。そのため、やるべきことを、ひとつひとつこなしていくイメージを持つ方も多いかもしれません。
しかし、終活はあくまでも自分の人生をより豊かにするための準備です。やるべきことを全て完璧にこなす必要はありません。
また、人それぞれ、健康状態、家族構成、財産状況、価値観が異なります。そのため、「やるべきことリスト」の優先順位をそのまま当てはめるのは難しいです。
病気や家族の状況の変化など、予期せぬ事態が起こることもあり、人生は常に変化します。柔軟に対応できるよう、計画はあくまでひとつの目安として捉えるようにしてください。
体力が必要なものから手を付ける
「終活」の中でも、体力が必要なものから取り組むのをおすすめします。たとえば、生前整理や、遺書の作成が挙げられます。
生前整理は、ものの移動や、処分に体力が必要です。
一方で、遺書の作成は、法的な効力を持つようにしっかり作成する必要があるため、専門家と連携して作成するとなると案外体力が必要です。
終活は、死を実感する年齢になってから始めるものではありません。体力のある若い頃から終活を考えておくと、むしろ自分の人生をより豊かにできます。
体力があるうちに不用品処分をする断捨離を進めるのもおすすめです。
断捨離後の不用品処分におすすめの不用品回収業者ランキングはこちら!
家族や親族にも希望を確認しておく
終活は、自分自身のためだけでなく、残された家族への思いやりが込められたものです。
特に、葬儀や相続といった、家族が主体となって行うべき手続きについては、事前に家族の意見を聞き、希望を共有しておくことが大切です。
以下の内容は、自分で決めるだけでなく、家族や親族との話し合いをおすすめします。
◾︎具体的に確認しておきたいこと
- 葬儀に関する希望:宗教観、形式、規模、場所など
- お墓に関する希望:墓の種類、場所、継承者など
- 遺品整理:残したいもの、処分したいもの、記念品など
- 相続に関する希望:財産分、相続人など
- 医療に関する希望:終末期医療、延命治療など
家族との話し合いが難しい場合は、第三者を介して話し合ったり、専門家に相談したりすることも手です。
周囲にも情報共有をしておく
終活は、自分自身だけでなく、周囲の人々にも影響が出るものです。そのため、家族や親しい友人には、自分の考えや希望をしっかりと伝わるようにしておくのが大切です。
普段なかなか話しづらいことでも、この機会に話し合い、お互いをより深く理解し合えるでしょう。
終活を行なっていることを知らないまま、亡くなってしまうと、遺族は困ってしまいます。特に、若くして亡くなった際には、終活を行なっていると思っていない可能性もあります。
「体力のあるうちには、終活をするなんて」と思うくらいから始めるのがちょうどいいくらいです。
短期間で一気に進めようとしない
終活は、人生の最終章に向けた準備であり、焦って進める必要はありません。むしろ、無理なく自分のペースで進めることが大切です。
全てを短期間で終わらせようとすると、やるべきことが多すぎるあまり、かえってストレスになる可能性があります。
慌てて決断してしまうと、後で後悔する可能性もあります。
まずは、エンディングノートの作成や、不要な物の整理など、小さなことから始めてみましょう。また、状況は常に変化します。定期的に見直し、必要な時に修正を加えてください。
親の終活は本人の意見を尊重する
親の価値観や希望を尊重することが、本人にとって最も良い形で人生を終えられます。
終活は、あくまでも本人が人生をどう送るかを決めるものです。親の意見を尊重すれば、家族間の信頼関係を築ける上に、より良いコミュニケーションを図れます。
親の体力や気力に合わせて、無理のないペースで進めてください。
抽象的な質問ではなく、「葬儀はどうして欲しいか?」など、具体的な質問を投げかけることで、話し合いが進みやすくなります。
もし、親が終活を拒否する場合は、その理由を聞いてみましょう。時には、親が心の準備ができるまで待つことも大切です。
終活という言葉を避け、他の話題から自然に話を切り出すのもひとつの方法です。
終活や生前整理のことなら不用品なんでも回収団へ!
「終活」とは、人生の終わりに向けた準備を指します。
終活は、高齢になってから始めるものではなく、体力のあるうちに早めに行うようにしてください。
残された人生を充実させるためにも、人生設計を見直したり、今後のやりたいことを明確にしたりしていきましょう。
断捨離や生前整理を行うなら、不用品整理業者の利用もおすすめします。
終活や生前整理のことなら、ぜひ「不用品なんでも回収団」にご相談ください。